
こんにちは、ヒッチです。
今回は吸血鬼が原因で文明が崩壊したディストピア的な作品をまとめてみました。
たぶん漏れがあるとは思いますが、
その辺はご了承頂けるとありがたいです〜〜っっ。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
崩壊の始まり作品
ナイトウォッチメン The Night Watchmen
監督:ミッチェル・アルティエリ
脚本:ケン・アーノルド/ダン・デ・ルカ/ジェイミー・ナッシュ
2017年/アメリカ映画/80分
ゾンビコメディ『バタリアン』を思い出すおばかホラーコメディ作品です。
展開もほぼビルの中で行われるので、一発で低予算と分かるのですが、随所に笑いどころがあり、またお下品でサイコーです♪♪
ちゃんと人も死にまくるので、ホントに『バタリアン』テイストだと思って頂ければと思います。
でもちゃんと吸血鬼の定義も守ってくれていますので、観ていて「?」が沸くこともなく楽しめるのは何気に素晴らしい♪
あまり知られていないのが残念な作品。
崩壊してる最中作品
エッジ・オブ・ダークネス Edges of Darkness
監督/脚本:ジェイソン・ホートン/ブレイン・ケージ
2008年/アメリカ映画/86分
2008年の低予算ビデオ映画で、ゾンビのパンデミックにより世界が崩壊した後のお話です。これ、ゾンビが日中ウロウロしてるんですけど、まさかの吸血鬼も登場していまして、しかもゾンビ側でも人間側でもないというよく分からない設定でした(笑)♪
お話的にはゾンビと戦っている女性戦士の話と、部屋の中でなぜかパソコンに向かって小説を書く男とその彼女の話、そして吸血鬼カップルのお話という3つの話が同時進行していくというもの。
低予算でも内臓だしたり、ざらついた画質で雰囲気を一生懸命に演出していますが、まあ肝心のお話がね~……という感じです♪
スティーヴン・セガール 斬撃 -ZANGEKI- Against the Dark
監督:リチャード・クルード
脚本:マシュー・クリックスタイン
2009年/アメリカ映画/94分
あのかつての大スター(失礼!)スティーヴン・セガール先生が刀を持って吸血鬼を殺しまくる……ってほどは殺してないけど戦う低予算アクション。
この作品、よくゾンビ発生後のパンデミックと説明されていますが、セガール先生がゾンビ嫌いという事で吸血鬼に変更になったので、吸血鬼によるパンデミックの作品です。
で、肝心のセガール先生は作中にそれほど登場せず、セガール先生とは別行動の人たちのお話が半分以上占めてた気がしますね~……
お話し的にもん~……なので、ねえ……
『スティーヴン・セガール 斬撃 -ZANGEKI-』のザックリ説明はこちら♪
ステイク・ランド 戦いの旅路 Stake Land
監督:ジム・ミックル
脚本:ジム・ミックル/ニック・ダミチ
2010年/アメリカ映画/98分
超シリアスに吸血鬼によるパンデミックによって文明が崩れ、ヴァンパイアを殺しながら逃げていく主人公たちを描いた作品。
ヴァンパイア・ハンター物のウェブシリーズから映画として製作に漕ぎつけた作品という事で、実は低予算♪
低予算ながらも残酷描写もあり、また人間同士の争いも起こってたりして世界観的には救いを全く感じませんっ。
また作風もシリアスをつらぬいていまして、なかなか見ごたえはあるかと思います♪
ちょっと息つまりますけど……
そんな作品の続編がこちら。
ステイク・ランド 戦いの果て THE STAKELANDER
監督:ダン・バーク, ロバート・オルセン
脚本:ニック・ダミチ
2016年/アメリカ映画/85分
前作から数年後が舞台。
スタッフもメインキャストも前作と同じなので、
前作の超シリアスな世界観が好きな方にはオススメ出来るかと♪
相変わらず超シリアス!
デイライツ・エンド Daylight’s End
監督:ウィリアム・カウフマン
脚本:チャド・ロー
2016年/アメリカ/105分
これも吸血鬼のパンデミックで世界が崩壊してしまっており、まだ人間たちがどうにか団結して生きていこうとしている様子が描かれています。
作風はとてもシリアスで、人がいなくなったダラスの街を上手く撮影されておりますが、実は低予算作品でダラス市全面協力で作られました♪スタッフさんたちは感謝でいっぱいなハズ(笑)。
ただ今作も紹介の時に吸血鬼ではなくゾンビのパンデミックとよく書かれていましてっっ、しかも公式もそう書いてます(笑)。勘弁して〜〜って、個人的にはめっちゃ思ってます(笑)。
クワイエット・フィールド RED SPRING
監督/脚本:ジェフ・シナサック
2017年/カナダ映画/104分
今作も吸血鬼によるパンデミックが起きた後、人間の数が圧倒的に少なくなった後の世界を生き抜く主人公たちを描いた作品。
この作品も低予算で制作されているそうですが、その中で荒廃した町の様子や序盤のカーアクションなど、けっこうガンバっている気がします♪
けど、やっぱり低予算あるあるの脇のゆるいお話がちょっともったいなかった気もする〜……
崩壊しちゃったし、オラしかおらんやん作品
地球最後の男 The Last Man on Earth
監督:シドニー・サルコウ/ウバルド・ラゴナ
脚本:フリオ・M・メノッティ/ウィリアム・レイセスター/ウバルド・ラゴナ/ローガン・スワンソン(リチャード・マシスン)
1964年/イタリア、アメリカ合作映画/86分
まさに主人公1人で吸血鬼と戦いながら生きる様を描いた作品。
主演のヴィンセント・プライスは当時クリストファー・リー、ピーター・カッシングと並び、
三大怪奇スターと言われた人♪
毎夜毎夜家に攻めてくる吸血鬼は話す事はできても、イマイチ頭が悪くなってるっぽいので、
吸血鬼よりもゾンビに近い気がします。
正直、かなり渋い作品な印象です♪
そして同じ原作小説から後2作映画が作られました。
地球最後の男オメガマン The Omega Man
監督:ボリス・シガール
脚本:ジョン・ウィリアム/ジョイス・H・コリントン
1971年/アメリカ映画/98分
同じ原作でも相手は吸血鬼というよりは、
白塗りカルト集団にしか見えないという公開当時から賛否が分かれた作品らしいです。
主演のチャールトン・ヘストンは『黒い絨毯』『十戒』『ベン・ハー』『猿の惑星』などの名画に出演していた大スター。
アクション映画になってて、まるで別物でした♪
しかもあんまり孤独の時間多くないしっっ。
アイ・アム・レジェンド I Am Legend
監督:フランシス・ローレンス
脚本:マーク・プロトセヴィッチ/アキヴァ・ゴールズマン
2007年/アメリカ映画/100分
何回も地球を救ってるウィル・スミスが1人でガンバる超メジャー大作。
前2作と比べても明らかにお金がかかっているので、荒廃した街などの描写は単純にすごいです。
ここで登場する吸血鬼もゾンビの方が近い気がする〜……
ラストが公開前に変えられた事でも有名で、
変えられる前のヴァージョンの続きが作られる話が持ち上がってたりします(笑)♪
まあ、そのヴァージョンの方が全然面白かったですからね♪♪
その他の人間社会崩壊後いろいろ作品
デイブレイカー Daybreakers
監督/脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
2008年/アメリカ、オーストラリア合作映画/98分
世界の大半が吸血鬼になり、吸血鬼が文明を築いているけど、食料の人間がどんどんいなくなっちゃったから食糧難っていう、こんなお話をよく考えたなあと感心してしまった作品。
ホラーというよりはSF映画です。
これも低予算らしいのですが、世界観はけっこういい感じですし、アクションもあり、意外な展開が待ち構えてたりとアイデアてんこ盛りですので、けっこうオススメ出来る作品。
ちょっとエグいシーンあったかも♪
マンボーグ Manborg
監督:スティーヴン・コンスタンスキ
脚本:スティーヴン・コンスタンスキ/ジェレミー・ギレスピー
2011年/カナダ/70分
カナダの80年代B級ジャンル映画を常に目指している映像集団“アストロン6”の記念すべき長編映画作品第1作。
この作品、制作費が約8万円というウソみたいな金額で完成しているそうで、確かに映像のいろんなトコに安さを感じます。
ただ、妙なパワーもあり、コアなファンがついている作品でもあるみたいですよ~(笑)♪
内容的には吸血鬼軍団に負けた人類が奴隷のように扱われている世界(で、合ってたと思う)で、主人公のマンボーグが仲間とともに戦いを挑むって感じ(で、合ってたと思う)。
低予算でもいろいろガンバっていますので、一回ぐらいこういう作品を観るのも良いかと♪
セクター5[第5地区] True BloodthirstまたはVampyre Nation
監督:トドール・チャプカノフ
製作/脚本:ジェフリー・グリーン
共同脚本:ラファエル・ジョーダン
2012年/アメリカTV映画/86分
こちらは吸血鬼のパンデミックをなんとなく抑えて人間と吸血鬼が共生しているという世界観の作品。でもそのルーマニアにあるセクター5という吸血鬼の居住区で新種の吸血鬼が出てきちゃったからさあ大変!
ってお話で、これだけ書くといかにもSFチックな作風になりそうですが、低予算のTV映画ですので、全然!SFチックにはならないのでした〜♪
というか観れば分かると思いますが、まず設定が破綻してる気がめっちゃします♪
でもまあそれなりに楽しめましたよ(笑)♪
ちょっと変わり種作品
ウルトラヴァイオレット Ultraviolet
監督/脚本:カート・ウィマー
2006年/アメリカ映画/劇場公開版87分、エクステンデッド版94分
大アクションスターのミラ・ジョヴォヴィッチを念頭に置いて書いた脚本をミラ・ジョヴォヴィッチがそのまま主演としてアクションしまくった近未来SFアクション映画。
ただ、ウイルスによって紫外線が苦手になって口から牙が生えて吸血鬼っぽくなった人達を、
無理矢理駆逐してウイルスを駆逐したという世界観でして、
これ吸血鬼か?
と思わないでもないですが、ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションが楽しいのでまあいいか。って感じです。
それ以外も独特な世界観やガシェット、これまたCGバリバリの画面など、
アクは強いですけどなかなか楽しめる1本かと。
プリースト Priest
監督:スコット・スチュワート
脚本:コリー・グッドマン
2011年/アメリカ映画/87分
人類はヴァンパイアとの戦いの歴史だった……的な始まりの作品で、
もう最初からSF的な異世界じゃんとちょっと言いたくなる作品。
とてもクールなヴァンパイアハンターのプリーストの活躍を描いた作品。
出てくるヴァンパイアが日光の苦手なモンスターなんですよね完全に(笑)。
世界観もしっかりしてたのかなあ……私にはよく分からない箇所があったっス。
でもアクション映画としてはそれなりに楽しめる一本かと思います。
まとめ
はい、以上で今回のまとめを終わらせていただきます♪
ディストピアものって最初は思ったよりなかったかもなんて思ってましたが、
探せば出てくる出てくる!
私の認識はとても甘かったですっっ。たぶんまだある(笑)♪
しかしこの手の作品はSF的な世界観が面白かったり設定が独特だったりと、
この手の作品は見どころが多いのは確かだと思います。
という訳で今回は吸血鬼がらみのディストピア作品を紹介してみました〜。
んじゃまた〜♪♪