『ヴァン・ヘルシング』ってこんな作品!本家ユニバーサルがクラシックモンスター達を新しく蘇らせて大ヒットはしたのです!

こんにちは、ヒッチです。

今回は2004年の映画『ヴァン・ヘルシング』について、ザックリ書いていこうと思います。

なるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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ヴァン・ヘルシング Van Helsing

監督/脚本:スティーヴン・ソマーズ

出演:ヴァン・ヘルシング/ヒュー・ジャックマン

   アナ・ヴァレリアス/ケイト・ベッキンセイル

   ドラキュラ伯爵/リチャード・ロクスバーグ

   カール/デビッド・ウェナム

   フランケンシュタインの怪物/シュラー・ヘンズリー

   ヴェルカン・ヴァレリアス/ウィル・ケンプ

   アリーラ/エレナ・アナヤ

   ヴェローナ/シルヴィア・コロカ

   マリーシュカ/ジョジー・マラン

2004年/アメリカ映画/132分

概要

1931年に『魔人ドラキュラ』を公開して、当時ホラーブームを作ったユニバーサルが、久しぶりにクラシックモンスターのドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男の三大モンスターを登場させた作品。

主役のヴァン・ヘルシングとは、『吸血鬼ドラキュラ』の原作小説に登場するドラキュラを追いつめてやっつけた人ですね。

ただし、原作は元気なおじいちゃんの博士でしたが、この作品では記憶をなくしてバチカンの下でバケモノ退治している兄ちゃんになってます。

そしてドラキュラも原作にはないとんでもな計画を立てていたりと、原作とはかなり離れた展開です。

なんか、2次創作の小説を大金叩いて作ったような映画ですね。

公開する前は続編を作る予定もあったらしいんですが、批評家や評判の悪さを聞いたユニバーサルはさっさとその計画を白紙戻したという話です。

真実は分かりませんけど。しかし2020年にリブートの話が持ち上がったたりもしているので、また新作が観れる日が来るかもしれませんね。

序盤のあらすじ

嵐の夜、フランケンシュタイン博士は自分の城で死体をつなぎ合わせた怪物を蘇らせる事に成功する。

しかしその死体を掘り起こした事で村の住民が城に押しかけて来る。

博士はどうしようとなるが、その実験に協力してきたドラキュラ伯爵は、「怪物が生まれたからお前はもういらん」とばかりに博士を殺してしまう。

それを観た怪物はドラキュラを吹っ飛ばし、博士の亡骸を抱えて風車台へ逃げ込むと、住民はそこに火を放ち、風車台は炎に包まれるのであった。

その頃パリでは、ヴァン・ヘルシングがジギル博士を捕まえようと追いつめていた。

キャストなど

ヴァン・ヘルシング……ヒュー・ジャックマン

誰もが知ってるナイスガイな大スターですね。1968年オーストラリア生まれ。

94年にTVドラマデビュー。そして2000年の『X-メン』のウルヴァリン役で大スターの仲間入り。

その後はスター街道まっしぐらですね。このヴァン・ヘルシングはロン毛のかっちょええ兄ちゃんなんですが、めっちゃ似合ってます。

アナ・ヴァレリアス……ケイト・ベッキンセイル

この方、前年に吸血鬼映画『アンダーワールド』で吸血鬼の始末人という役をやっていたんですが、今度は吸血鬼と戦う役をやっるんですね。

本人的にはどうだったんでしょう?

このアナは使命感をとても重んじているクールビューティーですが、そのあたりは『アンダーワールド』のセリーンと似たキャラですね。でもこちらのほうが全体的に鈍臭いです♪

アンダーワールドシリーズとアンダーワールドジャケット詐欺作品のまとめ記事はこちら♪

ドラキュラ伯爵……リチャード・ロクスバーグ

この方もオーストラリアの俳優さんだそうで、1987年TVドラマでデビュー。

最初はTVを中心に活躍されてましたが、90年代後半ぐらいから映画の仕事にも力を入れているようで、TVと映画とお仕事をたくさんされています。

この方、他の作品ですと短髪にしてまして、今回のドラキュラよりそっちの方が全然カッコいいですわ。と、いうのも今回のドラキュラ役、単純に似合っていなかったように思います。

キャラ作りの問題かもですけど、もっと静かでよかったんじゃないかな〜って。ちなみにラジー賞の助演男優賞にノミネートされる直前まで行っちゃったらしいですっっ

でもこのリチャードさん、この作品でドラキュラの妻の1人を演じたシルヴィア・コロカ(黒髪のお姉さん)と共演後にホントにご結婚なされて、現在3人のお子さんのお父さんだそうですよ〜。

カール……デビッド・ウェナム

この方もオーストラリアの俳優さん。1987年TVドラマデビュー。

その後も順調にキャリアを重ねていきますが、有名な作品としては『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのファラミア役だそうです。

その後も『300』や『オーストラリア』など、TVや映画に大活躍されています。

このカールというショボくなった007のQのようなキャラを見事にショボく演じています。

フランケンシュタインの怪物……シュラー・ヘンズリー

1999年TV映画でデビュー。その後はTVに映画に活躍されています。

が、この方舞台がメインの方のようで、90年初頭から舞台に上がっているようで、舞台の賞なんかも受賞してるらしいですよ。

そしてフランケンシュタインの怪物にも縁があるようで、この作品の後、ブロードウェイにて『ヤングフランケンシュタイン』で主役のモンスターを演じて大好評だったようです。

この作品の怪物は最初ギャーギャーうるさいキャラでしたが、途中から理性をちゃんと感じさせるキャラとしてすんごいメイクながら好演されていたと思います。

監督/脚本……スティーブン・ソマーズ

1989年Catch Me If You Canで長編監督デビュー。

「食欲の秋」という面白キャッチフレーズで豪華客船3000人が食べられる『ザ・グリード』というホラー映画が当たり、『ハムナプトラ』で大当たりさせました。

この作品以降ぐらいから製作総指揮仕事が増えていまして、監督業よりもそちらが忙しそうです。

個人的な感想

この作品、公開当時にすっごい期待しながら10歳下の後輩と一緒に映画館で鑑賞したんですね。

でも私は全く楽しめなくて、後輩に「つまんなかったね」と話したら、

「え?面白かったですよ」と、マジ顔で返されたので、えええええええ〜っ!と驚いた記憶があります。

そして10年後くらいにやっすい中古DVDを購入。見直しても楽しく観れず今回また久しぶりに鑑賞。

やっぱり私はこの作品を楽しめないですわ〜っっ。

ヒュー・ジャックマンはカッコいいし、ヒロインのケイト・ベッキンセイルも美人で二人ともアクションを頑張っているのは分かるんです。

ここから悪口が始まりますので好きな方、本当にごめんなさいっっ!!

でもなんか、作品全体が下品な気がするんですよね〜。

ちょっとネタバレさせてますが、ジギル博士が変身したハイド氏はまるで下品の塊になったハイド氏ではなくハルクだし!

みんな怪物達は終始ギャーギャー叫んでるし。

デザインも現代風なのかもしれないですが、それも下品に見えるし、

ドラキュラはなぜかロン毛を後ろで束ねてて顔はなんか貧相だし(役者さんごめんなさい)。

それにアクションがすぐに始まるけど、ロジャー・ムーア時代の007の後半のような無意味なアクションがやたら多いし。

ラストの展開には今回も画面の前でズッコケたし。

狼男の変身シーンもかなり嫌い。

あ〜、めっちゃ悪口書いてしまった。

まあ、私には合わない作品なのでした。

でもこの作品で評価しているところもありまして、

原作の『ドラキュラ』でもたいして出番のなかったドラキュラの3人の嫁さんが、この作品ではけっこう活躍してるんですよね。

名前も原作には付いてなかった気がするんですけど、この作品ではみんな名前もついて大暴れしています。そこは気に入ってます。

ただデザインは嫌い(笑)。

でもこの作品を好きな方は普通に多いので、よかったら観てみても良いかと思います。

私は偏見の塊ですので♪

と、いう訳で今回は『ヴァン・ヘルシング』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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