串刺し公ブラド・ツェペシュ公が現代に蘇って人襲いますけど吸血鬼じゃないです『VLAD ブラド』ってこんな映画でした。

こんにちは、ヒッチです。

今回は2003年、日本では未公開の映画『VLAD ブラド』について書いていこうと思います。

軽くネタバレしますので、気になっている方は読まないでくださいませ〜♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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VLAD ブラド VLAD

監督/脚本:マイケル・D・セラーズ

出演:エイドリアン/ビリー・ゼイン

   ジェフ/ポール・ポポウィッチ

   リンジー/モニカ・ダビデスク

   ヴラド・ツェペシュ/フランチェスコ・クイン

2003年/アメリカ映画/99分

概要

ドラキュラ伯爵のモデルとなったヴラド・ツェペシュ公が魔物になって現代に蘇るという作品。

わざわざカルパチア山脈のヴラド・ツェペスという場所で撮影し、

ドラキュラ城と呼ばれるブラン城を見る事もできます。

監督と脚本はマイケル・D・セラーズ主演ビリー・ゼインとなってますが、

実際の主人公は『レザボア・ヴァンパイア』のポール・ポポウィッチです。

ただ、この作品のヴラドさん吸血鬼ではないんだなあ〜。

変な魔物的な顔にはなるんですけど。

そして上のジャケットのようなウロコは生えてきません(笑)。

軽くジャケット詐欺してます♪

ちなみにこれはイタリア版のDVD。カッコいい〜っっ!

でもそこまでの作品でも……

序盤のあらすじ

吸血鬼ドラキュラを題材にしたレポートを提出した4人の大学生が、引率のエイドリアンと共に研究の為にカルパチアへ行きます。しかしエイドリアンの目的は、生徒の持っている不思議な首飾り。そしてその首飾りを持っているリンジーは、カルパチアに着いた頃から幻覚にしてはリアルすぎる物を見るようになります。

キャストなど

エイドリアン……ビリー・ゼイン

この方、俳優を志してすぐに『バック・トウ・ザ・フューチャー』でビフの仲間でデビューしたというラッキーボーイだそうで、その後もかなりの数の作品に出演されてますね。

ただ、B級作品がめっちゃ多い印象です。めっちゃ見覚えのある顔なので、多分どこかで見てるんだと思いますが、よく分かりません(笑)。

このエイドリアン役をクールに演じています。なんか存在感ありますわあ。

ジェフ……ポール・ポポウィッチ

先程も書きましたがこの方、この作品と同年公開の映画『レザボア・ヴァンパイア』という作品ではアホな吸血鬼の主人公を演じておりました。

1988年にデビューすると、TVを中心に活躍されてます。端正な顔立ちの2枚目さんです。

この作品も2003年の作品なので、吸血鬼に関する作品を同じ年に2本も主演するとは思ってなかってでしょうね(笑)。こちらのジェフは“ザ・主人公”な好青年でした。

正直あんまりクセのないキャラなので本人的にはどうだったのかなあって思います。

リンジー……モニカ・ダビデスク

この方、1997年にデビューされているんですけど、あんまりお仕事をされてないんですよね。と、思ったらご結婚されてお子様が2人いるらしいです。

そしてブカレストの国立劇場の舞台に立っているらしいです。めっちゃ実力派でした(笑)。

このリンジー役を賢い大学生らしく、大人しめな感じで演じています。

が、なぜかめっちゃ脱ぐ!こんな作品で脱いじゃダメだって!って言いたくなるくらい脱ぎます(笑)

これが女優魂なのかもしれないのですがっっ。

ヴラド公を……フランチェスコ・クイン

1985年にTVドラマデビュー。その後いろいろな映画、TVドラマに出演されてますね。有名な映画ですと『プラトーン』などに出ているそうですよ。

このヴラド公をかなり野性味たっぷりに演じております。

監督/脚本……マイケル・D・セラーズ

どうもこの方、監督が本業ではなく、プロデューサーがメインのよう。

よく分かんなかったんですが、制作会社の社長さんかなんかだったのかなあ?でもどれもB級作品っぽいので、そういう事でしょうねえ。

個人的な感想

この作品、人に勧めにくいなあっていうのが本音ですっっ。

ドラキュラ伝説についていろいろと語ってくれるし、

カルパチアの風景が観れるので、それはとても興味深くていいです。

それに15世紀当時の再現Vみたいなシーンもあって中々お金もかかってる感もあるし、

首飾りの幻覚がとんでも展開になったり、

ヴラド公を慕うドラゴン騎士団の末裔たちがエイドリアンを付け狙ったり

序盤はけっこう面白いのかもって思うんです。

でもそこまででえ〜……

その先のお話が……謎が謎を呼ぶんですけど、謎を呼びすぎて、

展開がついていけませんでした(笑)。

過剰にエロいシーンとか

幻覚からなぜか出てきたイローナという女性は終始現地の言葉を話しているのに、

復活したヴラド公はしっかり流暢な英語を話してるし(笑)、

そのヴラド公は顔がたまに怪物化するのに、

人の血を吸う訳ではなく普通に武器を使ったり妙な力で人を殺すし、

そのイローナと気がついたら学生の1人と運命の出会い的な感じになるし、

そもそも首飾りの存在を、何であの団体が知ってたのかよく分からんし、

テンポもイマイチだしなあ……

あ〜、文句だらけになってしまった。

なんか序盤があれだけいい感じだったし、わざわざカルパチア山脈まで行ったんだから

もっと後半面白くしてほしかったですっっ。

そんな訳で、ドラキュラに関する作品を網羅したい人にはおすすめしますが、

そうでなければあまりおすすめはできない作品なのでした。

と、いう訳で今回は『VLAD ヴラド』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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