ウチのネコのチロとクロの拾った時のはなし。その3。

 コクシジウムを何とか除去する事ができたチロとクロでしたが、まだ血尿が治ってはいませんでした。お医者さんも何か体に問題がないか調べるために何度も血尿を調べてくださいました。


 しかし、チロの結膜炎がまた再発し、お医者さんも抗生剤を与え過ぎても免疫が下がるのでどうしたいいか困っていました。

 本来ならば、生後3ヶ月ぐらいは過ぎていると思われていたので、混合ワクチンの1回目を注射するところなのですが、血尿が治らないのでそれも出来ない状態でした。チロとクロはとても元気でいいのですが、注射が出来ない事に不安を感じていました。

 そんな期間がしばらく続き、気が付けば注射の予定から1か月以上も遅れてしまっていました。その間にチロの結膜炎と血尿はなんとか収まってきましたが、クロの血尿はなかなか治りません。そこで、1度、腎臓や膀胱などを調べるためにエコーを取る事にしました。

 エコーを使ってお腹を見てもらっているクロ。最初は恐怖からか大人しかったですが、時間が経つにつれて動き始めました。でも、大暴れする前に検査は終わってよかったです♪

 ここでの結果は”特に問題なし”と、いうものでした。お医者さんも、

「よく分かりませんが、何も出なかったので、膀胱炎だとは思います。もう少し薬を飲んでようすをみましょう。」

と、言っていました。私たちもそうだよね、と思い、薬を与えてようすを見る事にしました。

 その甲斐があってか、その後、クロの血尿はグングンとよくなり、ようやく1回目の混合ワクチン注射をする事が出来ました。

 9月に入るころには買ったケージが2匹には狭くなってしまったので、スチールラック2つと100均で網を大量に買って結束バンドで固定してケージを手作りしました。

 そしてこの後は問題なく育ってくれて、2回目の混合ワクチン、11月には去勢、避妊手術と、順調に大人になってくれました。

避妊手術から帰ってきたチロ。オードリーヘップバーンのようだ(笑)。

 しかし、大人になるにつれて私たちは少しづつ考え始めました。

 「近所の人にバレていないのだろうか?」

 そうなんです。この時、私たちが住んでいたアパートはペット可でしたけど、多頭飼い禁止の物件だったのです。今だから言えますけどっっ。そんな訳で私たちは多頭飼いできる物件を探す事になったのでした。

 でもその話はチロとクロの話からずれてしまいますので、チロとクロの話はこれにて失礼いたします。

 ではまた♪♪

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