イヌの5種混合ワクチンのそもそもの病気5つを調べてみました。

 前回、思いつきでネコの混合ワクチンを軽く扱ってみたので、今回はイヌの混合ワクチンを調べてみました。

 去年ウチのイヌが注射した混合ワクチンは9種の『キャニパック9』という薬だったんですけど、その製造が会社の都合により終了となってしまいました。なので、今年はちがうのかな?

 正直、イヌの混合ワクチンの種類がこれまた多いので、今回は終了しちゃったんですけど協立製薬さんのキャニパックのシリーズを土台にどんな感染症の注射をしているか書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

・犬ジステンパー

【5種混合ワクチン】

【病原体】犬ジステンパーウイルス

【感染経路】接触感染(唾液、鼻水、排泄物)

 症状としては、発熱、食欲減退からの、咳、粘性鼻水、嘔吐、下痢、血便などの症状になるそうです。また、ウイルスが脳に侵入すると、脳炎、けいれんの症状が現れ、ひどい場合は、2週間から数カ月で死に至るそうで、致死率の高い病気の1つだそうです。また、鼻や肉球が固くなる症状(ハードパッド)もあるそうです。

 回復してもてんかんやハードパッドなどの後遺症が残るらしいです。

・犬伝染性肝炎

【5種混合ワクチン】

【病原体】犬アデノウイルス1型

【感染経路】接触感染(唾液、排泄物)

 症状としては、発熱、嘔吐、下痢などだそうですが、軽い鼻水程度ですむイヌもいれば、半日から1日で吐血や血便をして急死する劇症型と言われる症状や、6~8日間かけて元気がなくなり、鼻水、涙を出しながら40~41度の高熱を出し、下痢、嘔吐、扁桃の腫れ、口の粘膜の充血と点状出血、まぶた・頭・体のむくみ、腹痛などの症状が4~7日間続いた後、急速に治癒にむかう重症型など、重度がバラバラらしいです。

 回復期に角膜が青白い濁りになるブルーアイという症状が出る場合があるそうです。

 離乳直後や1歳未満の若いイヌの致死率の高い病気だそうです。

・犬アデノウイルス(2型)感染症

【5種混合ワクチン】

【病原体】犬アデノウイルス(2型)

【感染経路】接触感染(唾液などの飛沫)

 症状としては、乾いた咳が主な症状で、微熱は出るけど食欲はあり、数日で回復する事が多いそうです。ただ、他のウイルスの混合感染の場合、重症化するケンネルコフという症状になり、粘性の鼻水、気管支炎や肺炎を起こし、体力のない若いイヌや老犬は死に至るケースも多いとのことです。

・犬パラインフルエンザ

【5種混合ワクチン】

【病原体】犬パラインフルエンザウイルス

【感染経路】接触感染(唾液などの飛沫)

 症状としては呼吸器病で、咳や鼻水、扁桃炎を起こすそうです。上で書いた犬アデノウイルス(2型)や犬パラミクソウイルスなどと混合感染をするケンネルコフという重症化した症状に見舞われ、若いイヌや老犬は死に至るケースもあるそうです。

・犬パルボウイルス感染症

【5種混合ワクチン】

【病原体】犬パルボウイルス

【感染経路】接触感染(感染犬の嘔吐物、排泄物に汚染されたものなど)

 心筋炎型と陽炎型の2種類があるそうです。

 心筋炎型は生後2か月くらいの子犬に多いそうで、さっきまで元気だった子犬がいきなり苦しみだし、急性心不全で死に至るそうです。

 陽炎型は発熱、激しい嘔吐、出血性の下痢、脱水、白血球減少など。発病すると1~2日で死亡することの多いとても恐ろしい病気です。

 とりあえず5種混合ワクチンで予防ができる5つの病気を書きましたが、長くなりそうなので、続きはあしたの持ち越しますね~。

ではまた~♪♪

タイトルとURLをコピーしました