【吸血鬼ってなんぞや?】現代吸血鬼の成り立ちや特徴、ザックリな歴史など♪

 こんにちは、ヒッチです。

そんな訳でそもそも吸血鬼の事をあんまり知らない人も何気にいますので、

今回は【吸血鬼のなんぞや】についてめっちゃザックリ書こうと思います♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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そもそも吸血鬼とは?

吸血鬼と言われてまず思い浮かぶのはたぶんこんな感じじゃないですかねえ?

  • 夜な夜な人の生き血を求めてさまよう死者♪
  • 昼間は自身の棺桶で寝ているが日が落ちると同時に活動を開始♪
  • コウモリやオオカミになってみたり♪
  • 太陽の日を浴びると消滅♪
  • 神々とか十字架が苦手♪
  • 鏡に写りません♪

現在描かれている吸血鬼ってだいたいこうですよかね〜♪

ただこれ、小説や映画産業が生み出した特徴でして、それ以前の吸血鬼はまだそういった特徴は定まっていませんでした♪

そもそも吸血鬼というモンスターとは…

だ〜いぶ昔から世界中になぜかある吸血の妖怪や怪物などの民間伝承ってヤツが徐々に大衆向けにアレンジされていったモンスター

だと思われます♪また、亡くなったと思って埋葬したら死んだと思ってた人が生きてて墓から出てきちゃったなんてコトもチョイあったみたいで、当時の人には恐怖でしかなく、そういった事件が吸血鬼などの伝説に拍車をかけていったとも思われます。

で、そういった恐怖を小説に起こす人たちが表れて、その大衆向けの決定打となったのがコイツ!

『吸血鬼ドラキュラ』

この作品の登場により吸血鬼の特徴や弱点がほぼ決まったみたいです。つまりそれまでは明確な特徴は決まっておらず…

例えば吸血鬼になるにも、

吸血鬼に血を吸われた人間が死ぬとその人も吸血鬼になるパターン

吸血鬼の血を飲んで吸血鬼になるパターンと2つあったり、

招かれないとその家に入れなかったり普通に入っていたり、

人を操ることが出来たり出来なかったり、

棺桶が必要だったり入らなかったり、

太陽に当たると煙になったり、燃えたり、爆発したり、なぜかキラキラ光るだけ(トワイライト)?だったり、そもそも大丈夫だったり……

など、作品によってバラバラです。

つまり吸血鬼に定義は全くないのです(笑)♪♪

吸血鬼の能力のだいたいな一覧はこんな♪

そんな訳で現在の吸血鬼の特徴とそのでどころ(発端?)を一覧にまとめてみました♪

【特徴】【でどころ】
狼やコウモリに変身したり霧になったり…『吸血鬼ドラキュラ』(1897)
首すじに牙『吸血鬼ヴァーニー』(1845)
十字架、ニンニク、聖水東ヨーロッパなどの民間伝承
心臓に杭、首チョンパおもに東ヨーロッパ、バルカン半島などの民間伝承
鏡に写らない『吸血鬼ドラキュラ』
流水を渡れないセルビア、ルーマニア、バルカン半島などの民間伝承の他、中国のキョンシーもらしい
家に招待されないと入れないスラブ系やバルカン半島などの民間伝承
催眠能力『吸血鬼ドラキュラ』
太陽で消滅『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)
銀の弾丸『狼男』(1941)吸血鬼じゃないです♪♪
※ちゃんと調べたつもりですけど、間違ってたらごめんなさいっっ。

ちなみに映像で口に牙を生やした最初の吸血鬼は『Drakula İstanbul’da(イスタンブールのドラキュラ)』だそうです♪

また銀の弾丸は気がつけば吸血鬼にも使われていますが、そもそもキリスト教やヨーロッパでは神聖なものとか魔除けとか、殺菌効果が強いという事で食器などによく使われていたという背景があるみたいですね。

そんな訳で、ここまでは年々特徴と弱点が増えていく吸血鬼の概要でした〜♪

吸血鬼人気を推し進めた小説たち

上記のように最初は世界中の民間伝承から伝わって恐怖の対象だった吸血鬼ですが、さらに推し進めた媒体として小説

そんな訳でここではザっと世間を恐怖におとしめた(大げさ♪)小説を紹介しますね〜♪

この4作が主に現代吸血鬼の礎を作ったと言われている小説です。『吸血鬼ヴァーニー』はあまりの長編のため日本では第1巻が2023年にようやく発売されました♪

それ以外は完全翻訳が日本でも手に入りますので、よかったら一度手に取ってみてください♪どれも面白いのでおすすめです♪♪

もちろんこれら以外にも

  • 『吸血鬼(ヴルダラク)の家族』A.K.トルストイ(1839)
  • 『吸血鬼(ウプイリ)』A.K.トルストイ(1841)
  • 『ヴィイ』ニコライ・ゴーゴリ(1835)
  • 『死霊の恋(クラリモンド)』テオフィル・ゴーティエ(1836)

など、19世紀にポリドリの『吸血鬼』から始まった吸血鬼ブームにいろんな方が書かれています。

ただ、20世紀に入っても『ドラキュラ』の舞台と映画の成功が凄かったみたいで、吸血鬼はドラキュラ以外ほとんど売れなかったみたいですね。

そんなほとぼりが冷めてからの吸血鬼小説の代表作といえば…

  • 地球最後の男』リチャード・マシスン(1954)
  • 『呪われた町』スティーブン・キング(1975)
  • 『夜明けのヴァンパイア』アン・ライス(1976)
  • 『吸血鬼ハンターD』菊地秀行(1983〜)
  • 『ダレン・シャン』ダレン・シャン(2000〜)
  • 『トワイライト』ステファニー・メイヤー(2005〜)

など、『地球最後の男』以降は様々なジャンルだったり定義だったり各作品でオリジナリティを出しており、吸血鬼はどのジャンルでも行ける存在になっちゃいました♪♪

映画でも大活躍な吸血鬼たち

当ブログは吸血鬼映画をメインに扱っていますので、ここでも年表にリンクをはっておきますね〜♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

ただ、映画創成期の話をしますと、1896年ジョルジュ・メリエス監督『 Le Manoir du diable(悪魔の家)』が一部の人の間では初めての吸血鬼映画だと言われているそう。ただなあ〜…それ、Youtubeでも観れるんですけど、何が何やら私にはサッパリで〜…(笑)

それを抜きにすると初めての吸血鬼映画と言われてる作品は…

『The Vampire』(1913)

でしょう。だって『バンパイア』ですもん♪38分の作品(当時は2時間などの映画の基準の時間がなかったです)で、評判も良かったみたいですね。

内容的には吸血鬼というかファム・ファタール(魔性の女)ってヤツを描いた作品みたいです♪

ただ、この作品、フィルムが長らく無くなっていたと考えられていたそうですが、現在はジョージ・イーストマン博物館という場所で保管されているそう。でも一般公開されてないのかフィルムを見たことないんですよね〜っっ。探し方が悪いのかもですけどっっ。

その後1931年『魔人ドラキュラ』の公開とともにモンスターブームがきて、ドラキュラさんはいろんなところで大暴れして、B級映画も大量に発生、さらにSFブームが発生し、結果、ドラキュラさんの人気は微妙になったようですね。

しかも映画に関しては1978年ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』の登場、これが後々大衆の支持を吸血鬼から奪っていった印象が強いですね~(笑)♪

それでも80年代以降はドラキュラを離れて様々なジャンルで吸血鬼映画が製作されるようになり、『フライトナイト』『ロストボーイ』といったヒット作も誕生、90年代には『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』といった傑作も輩出しています。ただそのあたりからゾンビに人気を食われちゃって~……あまりパッとした作品はなくなってきちゃったかも~……

そのゾンビも2010年代はサメに奪われてた気がしないでもない(笑)。

また、2022年には『吸血鬼ノスフェラトゥ』が、2031年にはユニバーサル映画『吸血鬼ドラキュラ』が公開100周年という事もあって、ユニバーサルをはじめとするホラー映画界隈は何かと盛り上げようとしていますね♪

2024年には『ノスフェラトゥ』が欧米で大ヒットしていますし、ドラキュラの友達フランケンシュタインもネットフリックスで復活しますし♪

こんな感じで吸血鬼映画はなんだかんだ廃れる事もなく、また日本においてはTVアニメでしょっちゅう新作が発表されてたりゲームでも大活躍していますので、これからも吸血鬼の作品がなくなる事はないでしょう♪

という訳で今回は、吸血鬼の特徴とかなんだかんだをザックリ書いてみました♪

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア原書房『ヴァンパイアの教科書 神話と伝説と物語』、創元社『吸血鬼伝説』

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