【吸血鬼映画】『女ドラキュラ』の解説&感想♪『魔人ドラキュラ』の続編は娘が主役のロマンスホラー♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は1936年の映画『女ドラキュラ』についてザックリ書いていこうと思います。

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女ドラキュラ Dracula’s Daughter

※↑の『魔人ドラキュラ レガシーBOX』に収録。

監督:ランバート・ヒルヤー
脚本:ギャレット・フォート
原作:ブラム・ストーカー 『ドラキュラの客』

出演:ジェフリー・ガース博士 /オットー・クルーガー
   マリヤ・ザレスカ伯爵夫人/グローリア・ホールデン
   ジャネット・ブレイク/マルゲリーテ・チャーチル
   サンドール/アーヴィング・ピシェル
   バジル・ハンフリー警視総監/ギルバート・エメリー
   リリ/ナン・グレイ
   フォン・ヘルシング博士/エドワード・ヴァン・スローン

1936年/アメリカ/70分

配信もDVD販売も現在されておりませんっっ。

※2025年10月現在、今作は配信もDVDレンタルもされていないようです。DVDレンタルに関しては今作の単体のDVD販売がされていないので仕方ないかな~……って。

ちなみに↑の『魔人ドラキュラ レガシーBOX』に収録されている『魔人ドラキュラ』以外の作品は日本語吹き替えが収録されていて、「あ~、この数年の間に吹き替え技術が確立したのね~♪」なんて感慨深くなります♪

過去にはこんなDVDも販売されていました。

こちらは『魔人ドラキュラ』スペイン語版とのセット。Amazonでは現在品切れ中っっ。

こちらはユニバーサルホラードラキュラシリーズミイラシリーズをまとめた廉価DVD。これも生産中止なのかお高くなってます。何気にユニバーサルじゃない『吸血鬼蘇る』が入ってて、ちょっとお得な気分になれます♪

ユニバーサルのドラキュラシリーズ一覧

1931年に『魔人ドラキュラ』でスタートしたユニバーサルホラーのドラキュラが出演している作品を並べてみました♪厳密にはシリーズではないですねっっ。

  1. 『魔人ドラキュラ』(1931) 伯爵です♪
  2. 『魔人ドラキュラ』スペイン語版(1931) スペイン語版です♪
  3. 『女ドラキュラ』(1936) 娘です♪今作です♪
  4. 『夜の悪魔』(1943) 息子です♪
  5. 『フランケンシュタインの館』(1944) フランケンシュタインの怪物、狼男がメインでドラキュラはオマケ♪
  6. 『ドラキュラとせむし女』(1945) ドラキュラがメインのモンスター総登場♪
  7. 『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948) モンスター総登場のコメディです♪

『魔人ドラキュラ』と最終作の『凸凹フランケンシュタインの巻』ベラ・ルゴシドラキュラ伯爵を演じ、『夜の悪魔』ではロン・チェイニー・ジュニア息子を演じ(笑)、『フランケンシュタインの館』『ドラキュラとせむし女』の2作ではジョン・キャラダインがドラキュラ伯爵を演じていて、けっこう役者が安定しないシリーズだな(笑)とあらためて思ってしまいました♪

概要

1936年のアメリカ映画。1931年の大ヒット作『魔人ドラキュラ』の続編。

これ、ちょっと製作が大変だったようでして、原作にブラム・ストーカー短編『ドラキュラの客』となっているんですけど、1933年に映画会社MGMの超やり手プロデューサーデヴィッド・O・セルズニックさん(『スタア誕生』『風と共に去りぬ』『レベッカ』など)さんが『ドラキュラの客』の権利を買っていたそうで、

1934年にユニバーサルMGMから1935年10月までの期限付きで購入(だと思う)して脚本の製作を開始、しかし完成した脚本がこれがどれも英国映画審査委員会製作コード管理局という検閲ってヤツからOKサインが出ず、権利の期限を1936年2月まで延長したそうです。

ちなみに↓の本に『ドラキュラの客』は収録されているそうです。私も読んでないっっ。

ウィキペディアにチラっと書かれていたボツ脚本を読むと……

  • ハーカー達を分かれたヘルシング教授はドラキュラ城へ行き、3人の妻を倒したが4つ目の棺桶を見逃していて……
  • ドラキュラ城の廃墟を訪れた2組のカップルが1組は発狂、1組は行方不明になり、ヘルシング教授が呼び出さされて……

てな感じ♪
実際にすんごい量の脚本のプロットや本がボツになっていたそうで、その多くが14世紀を舞台にしたドラキュラ伝説を書いていたみたいですね。
またこの段階でのドラキュラの娘の名前セケルスキー伯爵夫人とかシェリンスキー伯爵夫人だったみたいです♪

こんな感じで検閲を通らない状態が続いた事で、「もう1から脚本作り直そう!」となり、脚本執筆ギャレット・フォートさんにゆだねられ、1936年1月に草稿を提出2月に第2稿を提出、検閲に引っかかりそうなシーンを3月にチャールズ・ベルデンさんが手を加えて4月に審査、無事に検閲を通りようやく脚本が完成したそうです♪

こんないきさつで完成した今作の脚本『ドラキュラの客』とはぜ~んぜん違うお話だそうでして、共通点はドラキュラの名前だ出てくるくらいらしいです♪♪

また監督の当初は1931年『フランケンシュタイン』1933年『透明人間』ですでに成功を収めて1935年『フランケンシュタインの花嫁』を撮り終えたばかりのジェイムズ・ホエール監督に依頼したそうです。

しかし2作連続でホラーの監督を行うのを懸念した事次作『ショウボート』の事で頭がいっぱいだったっぽいですね(笑)。

そんな訳でホエール監督はあきらめ、喜劇監督のA・エドワード・サザーランド監督に依頼、しかしこの方は興味も持たず断られ、ランバート・ヒルヤー監督に落ち着いたそうです。

主役の“ドラキュラの娘”マリヤ・ザレスカ伯爵夫人にはグローリア・ホールデンさんが起用されましたが、実はホールデンさんホラーをお気に召しておらず、それが演技中の態度に出てたそうです。しかしこれが役にピッタリだったらしく、ホールデンさんの演技はめっちゃ褒められています(笑)♪

実は製作当初、ドラキュラ伯爵役でベラ・ルゴシが再登板し、ボリス・カーロフも出演する予定があったそうです。しかしこれは立ち消えちゃったみたいで、作品の冒頭でベラさんの蝋人形だけが登場し燃やされていますっっ。

でもヴァン・ヘルシング役のエドワード・ヴァン・スローンさんは再登場、今作でも大活躍されています。なぜかフォン・ヘルシングって名前に変わってますけどっっ。何故だ!?

今作の撮影は作品の権利の問題もあってめっちゃ焦ってたようで1936年2月4日に始まり、3月10日に終了したそうです。あれ?脚本の審査前じゃん(笑)

また製作費も予定よりも多くなって最終的に27万8380ドルだったそうで、この金額は当時のユニバーサルの作品の中でもかなり高額みたいだったみたいです。

そしてこの作品の製作終了から4日後ユニバーサルスタジオの設立者カーム・レムリさんと家族作品制作の予算過多が続いたのが原因でスタンダード・キャピタル社スタジオの経営権を掌握レムリ家はスタジオから追放となり、ここからしばらくホラー映画が作られなくなったそうです。

そして今作が1936年5月11日にアメリカで公開されると、評論家の評判はよかったものの、やはりというか『魔人ドラキュラ』のようなヒットにはならなかったそうです。

また今作はレズビアン要素がある初めての吸血鬼映画とされているみたいですね。『吸血鬼カーミラ』の影響もあるんじゃないかという話もあるみたいですが、当時は検閲も厳しくてそれっぽいシーンはザレスカ伯爵夫人とリリのシーンにちょっとあるくらいです♪

また、ザレスカ伯爵夫人(ドラキュラの娘)「私はワインを飲まない」と言っていたり、前作『魔人ドラキュラ』再現シーンを数か所見られるのもちょっと楽しいです♪

ホラー的要素はそれほど感じないのは検閲とか時代的な関係ですかねえ?当然グロいシーンなんてありませんし、全部雰囲気で乗り切っています♪どちらかというと吸血鬼の娘としての悲哀が全面に出ていまして、そこにメロドラマっぽいものやサスペンス要素も混じった感じです♪

何気にあるようでないタイプの作品で、そこそこ完成度も高い方じゃないですかねえ♪あ、でも後半雑な気もする~……

2023年4月ユニバーサル向けにラジオ・サイレンス・プロダクションズという会社が『ドラキュラの娘』のタイトルで作品を制作することを発表したそうです。でも紆余曲折あってできた作品は『アビゲイル』だったそう♪

まあ……娘だけどさあ~……(笑)

評価

IMDb6.3/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…64%
視聴者スコア…44%
映画データベース-allcinema4.0/10
Filmarks3.2/5
Amazon4.3/5(アメリカ)

こんな感じ♪そこそこ高いですね♪どこのサイトも多い意見として「続編としては良い方」ですね♪ごくたまに否定的な意見もありましたが、だいたいは好意的なコメントが多かったと思います。でも海外だと「陰鬱な……」って言葉がチョイチョイ出てましたねっっ。褒めてないかもっっ。

あらすじ

渡英したマリヤ・ザレスカ伯爵夫人は、警察に保管されていたドラキュラの遺体を盗み出し、呪われた血から解放されることを期待して焼き払う。しかし、そんなことで吸血鬼の宿命から逃れられるはずもなく、ロンドンのチェルシーに居を構えて、夜な夜な獲物を物色することになる。ある日、社交界のパーティーで精神科のガース博士と出会ったマリアは、彼の治療に一縷の望みを託して接近する。

魔人ドラキュラ レガシーBOX オマケの冊子より引用

キャストなど

ジェフリー・ガース博士……オットー・クルーガー

1885年アメリカ出身。おじさん元南アフリカ共和国大統領ポール・クルーガーさんだそうで、たぶんお金持ちの家庭に育ってます♪子供の頃から音楽家になるための教育を受けていたそうですが、ミシガン大学で工学を、ワシントン大学では演技を学んだようで、1915年にブロードウェイ俳優としてデビュー、同年にはクスリーンデビューもされたみたいですね。

1930年代になり、サイレント映画からトーキー映画に変わるとオットーさんは都会的なスマートさがウケてここからめっちゃ売れたみたいですね♪ヒーローも演じてはいましたが、どちらかというと悪役が多かったそうで、1942年ヒッチコック監督作『逃走迷路』1954年『心のともしび』などがそうらしいです。

また50年代くらいからTVドラマの出演もけっこうありまして、60年代はTVドラマがメインのお仕事になってったみたいですね。ただ、1960年に脳卒中を患い、そのためにセリフが覚えられなくなったそうで、それでも65年まではお仕事をされていましたが、その後引退されたそうです。

1974年にご自身の誕生日、89歳で亡くなったとのことです。

マリヤ・ザレスカ伯爵夫人……グローリア・ホールデン

1903年イギリス出身。幼少期に家族でアメリカに移住、ニューヨークのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演劇をまなんだそうで、でもしばらくはモデルとか美容院とかで生計を立てていたみたいですね。

その後舞台女優としてデビューし、1931年にはブロードウェイ俳優として活躍されていたようです。そして1934年にスクリーンデビュー。1936年の今作で注目されて、翌1937年『ゾラの生涯』でゾラ夫人を演じ、この2作が代表作だそうです。

その後も夫人役を多く演じ1958年の映画出演を最後にキャリアはストップしていますね。1991年に87歳で死去されたそうです。

ちなみに今作のホールデンさんの演技が『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の作者アン・ライスさんに影響を与えたそうで、それはシリーズ第3作『呪われし者の女王』に現れていると本人が言っているそうな。

ちなみに『呪われし者の女王』は2002年に『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』として映画化されていますね♪

ジャネット・ブレイク……マルゲリーテ・チャーチル

1910年アメリカ出身。映画プロデューサーの家庭に育ったそうで、1922年の12歳の自分の誕生日の前日にブロードウェイ俳優としてデビューしたそうです。16歳の時には主演もされていたそうで、20世紀FOXの前身会社フォックス映画の関係者がマルゲリーテさんの演技を観て契約、1929年にスクリーンデビューされたそうです。

1930年『ビッグ・トレイル』で初主演映画となったジョン・ウェインの相手役を務めた事でも有名だそうで、その後もスペンサー・トレイシー、チャールズ・ファレル、ボリス・カーロフ、将来の旦那さんとなるジョージ・オブライエンなど、そうそうたる俳優さんたちと共演しておられますね♪

1936年にキャリアが一度ストップ、どうやら家庭に入ったっぽいんですけど、48年に離婚されたそうで、その後、1950年と1952年にTVドラマでちょっとだけ復帰されていますが、ここでキャリアは途絶えています。

2000年に89歳で亡くなったとのことです。

サンドール……アーヴィング・ピシェル

1891年アメリカ出身。1914年ハーバード大学を卒業後(賢い!)、演劇界に入ったそうえすが、その前から舞台に立っているそうで、デビューはいつなのかよく分かりませんでした~♪そしてミュージカルに参加したり、1923年にはバークレー・プレイハウスを設立、1926年までここで監督を務めています。

その後ロサンゼルスに拠点を移し演技を学び直しで舞台俳優として活躍、パラマウントトーキー映画に出演する俳優募集パラマウントと契約、1930年にスクリーンデビューを果たします。しかもその2年後1932年には日本でも公開された『猟奇島』で映画監督デビューも果たしています。

その後も俳優/監督と2足のわらじで活躍されまして、本人はユダヤの血を継いでいる関係もあり、反ナチス的な映画を初期はよく監督されていたそうです。1942年『The Pied Piper』では作品が評価されてアカデミー賞作品賞モンティ・ウーリーさんが主演男優賞エドワード・クロンイェーガーさんが撮影賞にノミネートされています。

また1943年『The Moon Is Down』ではまだ無名の子役だったナタリー・ウッドをクレジットなしですが起用、ピシェルさんはナタリー・ウッドを発掘した人としても知られていたり、1950年『月世界征服』ではリアリティのあるSF映画として話題になり、SFXを担当したジョージ・パルアカデミー特殊効果賞を受賞したりしています♪

1947年にアメリカ合衆国における赤狩りの際に共産主義者のスパイを疑われてブラックリストに載ってしまったらしいです。それが原因かは分かりませんがピシェルさんは慢性心臓病を発症、1954年『Day of Triumph』の完成の1週間後、心臓発作で亡くなってしまったそうです。しかも亡くなった後に共産党員と判明したとの記述がありましたねえっっ。

リリ……ナン・グレイ

1918年アメリカ出身。友人に言われてスクリーンテストをしてそれがきっかけで映画界に入ったそうです。1934年『火の鳥』でデビュー。その後も脇役で映画に出演し続け1936年の今作の後、同年のジョン・ウェイン主演の『沿岸警備隊』でヒロイン役を務めてスターの仲間入り、1939年『Three Smart Girls』と続編『Three Smart Girls Grow Up』で主演されています。でも同年に『恐怖のロンドン塔』とか翌年には『透明人間の逆襲』といったホラー映画にも出演してますから……好きだったかな?

1941年の映画出演を最後に映画のキャリアはストップしていますが、1945年からラジオドラマに出演したり舞台出演もされていたそうです。1950年に歌手のフランキー・レインさんと結婚して引退、でも1回だけレインさんが主題歌を歌うTV西部劇『ローハイド』に夫婦で出演されているそうです♪

1960年代に近視の女性に特化した化粧鏡を発明、販売したそうで、なんでもモナコのグエース王女も愛用していたそうな♪

1993年に心不全で75歳で亡くなったそうです。

バジル・ハンフリー警視総監……ギルバート・エメリー

1875年アメリカ出身。1899年にアマースト大学卒業後、短編小説家として執筆を開始したり、学校で英語のスピーチなどを教えていたそうです。その後記者としても活躍し、コロンビア大学でも英語の講師を務め、作家も続けていたそうです。天才じゃんっっ。

第一次世界大戦ではアメリカ海外派遣部隊として活動、戦争後パリ講和会議のメンバーになってたそうっっ。

その後1921年から劇作家としてのキャリアをスタートさせ、1930年までにブロードウェイで戯曲が上演されたり、俳優としても舞台に立っていたそうです♪

また1921年に映画俳優としてのデビューもされていまして、脚本家としても7本の作品にクレジットされています。貴族や役職のついた偉い人をよく演じていたそうで1940年ヴィヴィアン・リー主演『美女ありき』でクレジットなしですが昼食中の大佐役で出演してるそうな♪そりゃ分からん(笑)。でもエメリーさんの出演作、今作とこれしか日本にはないみたいっっ。

1945年に70歳で亡くなっているんですけど、その年まで映画出演をされていまして、お仕事が好きだったんだなあ~。と思ってしまいました。

監督……ランバート・ヒルヤー

1893年アメリカ出身。ドレイク大学卒業後、新聞記者、短編小説家としてキャリアをスタート、第一次世界大戦中にチャップリン映画などを手掛けていたミューチュアル・フィルムで映画の仕事を始めて、1917年には監督としてデビュー。主に西部劇を手掛けていてウィリアム・S・ハートとのタッグでヒットを連発、ウィリアムさんは元祖カウボーイとしてめっちゃスターになったみたいです。

1920年代からは犯罪ドラマやメロドラマなども監督されたそうで、大作から低予算映画まで幅広く監督されていたみたいですね♪今作もそんな1本もようで1935年には『透明光線』なんてSFホラーも撮ってます♪でもキャリアを見るとやっぱり西部劇が多いですね♪

1943年スタートの連続活劇映画『バットマン』(全15章もあります)の監督としても有名でして、この『バットマン』はめっちゃ人気で1954年、1962年、1965年と再上映されたそうで、その時は基本的には一挙上映とかしてたらしいです(笑)♪この時の商業的な成功が後のTVドラマ『バットマン』につながったみたいですよ~♪

1950年代になるとTVドラマの監督になってやっぱり西部劇の監督をされています♪1957年に引退されていますが、生涯に168作の監督作品を残し、かなり多作な監督としても知られています。1969年に死去されたそうです。

個人的な感想

今回数年ぶりに観なおしたんですけど、面白かったですね~♪

この作品過去2回は間違いなく鑑賞してるんですけど、内容をまったく覚えていませんで(笑)、でも面白く観たという記憶だけがあり、今回もまったく同じくめっちゃ楽しめました♪

ただ初見の時も思ったのが、主人公のガース演じるオットー・クルーガーさんがめっちゃ魅力的で、彼の力がかなり大きい気がしましたね。このガース役がめっちゃハマってたんじゃないですかねえ~♪

もちろんドラキュラの娘さんのグローリア・ホールデンさんの常に不安にさせるあの感じもよかったんですけど、個人的にはガースと秘書のジャネットとのやり取りがとても好きで、楽しく観れちゃいました♪ちょっとマンガチックですけど(笑)♪

それとお話がよくよく考えてみると、「ドラキュラの娘が精神科医の力を借りてドラキュラの呪い(吸血鬼の能力でしょうな)から解放されよう」という今の時代には観ないタイプの内容で、もっと掘り下げれていたらもっと面白かっただろうにと思ってしまいます。

ほかの方のコメントを読んでいて(あ~確かに~)……と思ったんですけど、1942年の傑作『キャット・ピープル』の元ネタのようなお話だったです♪

予算の関係か70分に収めないといけなかったのか、そういう意味ではラストホントに残念な展開でっっ。

また『魔人ドラキュラ』から再登板のヘルシング教授が観なおすと思ったより出番があり、正直前作よりも生き生きしてた気もしますし、全体的に作品のバランスがいい気がします♪

個人的には『魔人ドラキュラ』より面白いかもと思える作品でした♪♪

あ、でも褒めまくっちゃいましたけど、傑作とかでもないです(笑)♪全体的にちょっと足りない感もあります(笑)♪

単純に今作は音楽もついていて前作よりも観やすいですしね♪あ、でも序盤の警官コントは~……どうかな?

こんな感じなので、ホントはいろんな方に観てもらいたい作品ですが、いかんせん現在は観る手段がねえ~……でもおすすめの1本ですよ♪

という事で今回は『女ドラキュラ』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献
ウィキペディア……女ドラキュラ
IMDb……Dracula’s Daughter
Rotten Tomatoes……Dracula’s Daughter
映画データベース-allcinema……女ドラキュラ
Filmarks……女ドラキュラ

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