こんにちは、ヒッチです。
今回は2006年のTV映画『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト リアル・フレンド』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
スパニッシュ・ホラー・プロジェクト リアル・フレンド Películas para no dormir: Adivina quién soy
監督:エンリケ・ウルビス
脚本:ホルヘ・アレニヤス
出演:アンヘラ/ゴヤ・トレード
エストレジャ/ネレア・インチャウスティ
吸血鬼さん/エドゥアルド・ファレロ
大男/ホセ・マリア・ポウ
2006年スペインTV映画72分
概要
2006年のスペインのTV映画で全6話から成り立っている“スパニッシュ・ホラー・プロジェクト”の1編。
そもそもこの“スパニッシュ・ホラー・プロジェクト”、1966年にスタートしたスペインのオムニパス番組『Historias para no dormir』(眠れなくなるような物語)のスペシャル版のようで、
テレシンコっていうTV局で放送されたそうです。
ちなみにこの『Historias para no dormir』。
第1期が1966年に17話、第2期が1967年に8話、第三期が1982年に4話、そして2006年のこの作品を含むスペシャル版6話の後に2021年、22年と4話ずつ放送と息の長い人気シリーズとウィキペディアに書いてありました♪
で、“スパニッシュ・ホラー・プロジェクト”の6本はこちら。
- 『ベビー・ルーム』
- 『リアル・フレンド』(今作)
- 『悪魔の管理人』
- 『エル・タロット』
- 『クリスマス・テイル』
- 『産婦人科』
日本ではWOWOWで放送されたみたいです。ただ放送準には記載してないと思いますのでその辺はご了承くださいませっっ。
全てDVD化されていると思われるので、興味のある方はぜひお手に取ってくださいませ♪
これ、見てもらえれば分かるんですけど、けっこう血なまぐさいというか、スプラッタシーンが多そうな感じ。
それとエロいシーンもありますので、親子では絶対に見ちゃダメなヤツですね(笑)♪♪
で、今作『リアル・フレンド』もちょっとだけ痛い&エロいシーンあります。
母と2人暮らしのエストレジャは友達も作らず(作れず?)ホラー映画にハマってレザーフェイスを心の友に、昼間は吸血鬼さんとおしゃべりするってお話なんですけど、
これがそれ以上にお話が短編としてもよくできていまして、
けっこうビックリ展開だったりしますので普通にホラー好きな方ならおすすめできる作品なんじゃないですかねえ?
ただラストは……どう?って感じですけどっっ。
作品の評価もそこそこよくて、アメリカのサイトIMDbでは☆10点満点中5.2と73分の作品と考えるとかなりいいんじゃないんでしょうかねえ♪
序盤のあらすじ
1人の男性が軍の収容所のような場所で、人々が泣いている中、祈りをするようにブツブツと呟いている。そこに軍人が1人やってきて、彼を別の部屋へ案内する。
そこは死体置き場。その一つの死体袋を開け、誰かも分からない状態の死体の右手を確認する。そこには青い☆の刺青があったのだった。
キャストなど
アンヘラ……ゴヤ・トレード
エロいお母さんを演じていたゴヤさん、1993年のTVドラマでデビュー。同年TV番組に4回だけですけどレギュラー出演。
その後TVドラマ、映画に多数出演しすぐに売れっ子になったようですね。
ただ日本に入ってきている作品が今作を含めて4本しかなくて『アモーレス・ペロス』『天使VS悪魔』『暴走車 ランナウェイ・カー』だけです。でもどの作品も評価が良さげ♪
エストレジャ……ネレア・インチャウスティ
え〜この子、実質の主役なんですけど、この作品以外のキャリアが見つかりませんっっ。
なのでもう一般人かと思われますっっ。
吸血鬼さん……エドゥアルド・ファレロ
1991年の映画でデビュー。93年から94年にかけて放送されたTV番組にレギュラー出演。その後、映画やTVドラマ、または声優としても活躍されている売れっ子さんですね。
が、この方も日本に入ってきている出演作が今作しかないみたいっっ。スペインって遠いのね〜っっ。
監督……エンリケ・ウルビス
1988年長編監督デビュー。続く監督作2作目『Todo por la pasta』が評判を呼び、ゴヤ賞(スペインのアカデミー賞的なものみたいです)で4部門ノミネート、うち助演女優賞をKiti Mánverさんが受賞します。
その後も映画、TV映画、またはゲームの監督などもこなし、1996年からは脚本も書かれていますね。
2011年の『悪人に平穏なし』ではゴヤ賞をはじめ10の賞レースに21受賞14ノミネートというすんごい記録をスペインで叩き出しており、不動の地位を築いていますね。
ただ、やっぱり日本には全然ご縁がないみたいで、『ナインスゲート(脚本)』今作『砂の上の恋人たち(脚本)』と先程の『悪人に平穏なし(監督/脚本)』の4本しかお目にかかれません。
個人的な感想
全く予備知識なく鑑賞。しかも期待値0で鑑賞。
序盤のあらすじで書いた展開から全然違う女の子の話になるので、しばらく意味不明でしたが、けっこう面白かったです♪♪
特にレザーフェイスが終始かわいいです♪♪
とにかく彼女のボディガードというかホントにどこにでもいて、あの気色悪いマスクを被ったままなのに、めっちゃかわいい♪♪
そしてお母さんエロい(笑)。
しかも途中からの意外な展開に目がホントに離せなくなってけっこう上位の面白さでした。
ラスト以外(笑)♪♪
ここまでクオリティが高いと他の作品にも手を出したくなる人も当時はけっこういたんじゃないですかねえ?
ただこの作品、吸血鬼映画ではないのですよね(笑)。
という訳で今回は『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト リアル・フレンド』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema