『血の唇』ってこんな作品!ジョニー・デップ主演の『ダーク・シャドウ』の元ネタで、まさかの昼メロの映画化!

こんにちは、ヒッチです。

今回は、1970年公開の映画、『血の唇』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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血の唇 HOUSE OF DARK SHADOWS

監督:ダン・カーティス

脚本:サム・ホール/ゴードン・ラッセル

出演:バーナバス・コリンズ/ジョナサン・フリッド

   Dr.ジュリア・ホフマン/グレイソン・ホール

   ジェフ・クラーク/ロジャー・デイヴィス

   エリザベス・コリンズ・ストッダード/ジョーン・ベネット

   マギー・エヴァンス/キャスリン・リー・スコット

   キャロリン・ストッダード/ナンシー・バレット

   ウィリー・ルーミス/ジョン・カーレン

   T・エリオット・ストークス教授/セイヤー・デヴィッド

1970年/アメリカ映画/101分

概要

アメリカのABCテレビ1966年から1971年の5年間放送された昼メロ『ダーク・シャドウ』を映画化した作品。

昼メロでなんでこんな作品を?と思いましたが時間差の関係かもですが、

月曜から金曜日の毎日お昼の3時と4時に放送していたそう(スゲ~時間帯だ)。

そしてターゲットのはずの奥さん達よりも学校から帰ってきたお子様達から絶大な支持を受けたんだそうです。

監督や俳優陣もテレビとだいぶ同じなようで、テレビシリーズの前半を映画用に作り直した感じらしいですよ。

アメリカ本国では大ヒットして続編の『血の唇2』も公開されましたが、どうやらそちらは吸血鬼ものではないらしいです。

しかし、こんな作品をお昼に流すアメリカって……ちょっと羨ましい(笑)。

ただ、日本では全く放送されていないので、この作品が劇場で公開された時も、アメリカとの温度差が半端なかったらしいです。まあ、仕方ないですわな。

序盤のあらすじ

コリンズ家のお子様デビッドが隠れてしまい家庭教師のマギーデビッドを探しに行きます。すると突然、使用人のウィリーが現れ、「宝の地図を手に入れた」と、言ってきます。一緒に宝を探さないか?と誘われたマギーですが、そこにコリンズ氏が現れて、「ウチの子供を探さないで宝とは!おまえなんざクビだ!」と、その場でクビになったウィリーは、「お宝だけはもらって行くぜえ」と、捨て台詞と共に去ってしまいます。そして墓場に入ったウィリーは、お宝を見つける代わりに、吸血鬼を蘇らせてしまうのでした〜♪

キャストとか

バーナバス・コリンズ……ジョナサン・フリッド

1924年カナダ生まれの俳優さんで、第二次世界大戦中には、海軍にいたんだそうです。テレビドラマ『ダーク・シャドウ』以前はブロードウェイなどで活躍されていたみたいですね。

そしてこのバーナバス・コリンズでお茶の間の人気者になった後も、ブロードウェイで舞台に立ったり、ドラマや映画に出演されていたようです。

012年のリメイク版『ダーク・シャドウ』にカメオ出演されているそうですが、それが最後の映画出演となり、その年に亡くなったとのことです。

バーナバス・コリンズという役を優雅ですが、危険な雰囲気たっぷりに演じていらっしゃいました。

マギー……キャスリン・リー・スコット

この方、1966年にデビューあいてからは今でも現役で女優業をしながら、出版社を立ち上げてガイドブックやら教科書やらエンタメ系の本やら出版して成功されているすごい方。

更に『ダーク・シャドウ』の小説を3冊書いてたりと、マルチですごい方でした。この作品のマギーを元気に明るく演じてらっしゃいました。

ジュリア・ホフマン……グレイソン・ホール

1922年生まれで1941年には舞台デビューされていますね。さまざまな舞台や映画などに出演されています。

それでも代表作はテレビ版の『ダーク・シャドウ』になるようですね。

しかし1964年の映画『イグアナの夜』でゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされていたりと、素晴らしい女優さんに間違いはないでしょう。肺ガンのため、1985年の亡くなっています。

この作品のジュリアを、最初は医師の立場で近づくが、どんどんバーナバスに轢かれていくという役を、ツンケンキャラで演じてらっしゃいました。

ジェフ……ロジャー・デイヴィス

1962年にテレビドラマデビューし、その後もコンスタントにほぼドラマ(たまに映画)に出演されています。

が、2000年以降、パッタリとキャリアが止まっています。何でかよく分かりませんでしたが、1961年にスタートした不動産業が好調なのかなあ〜……なんて事にしておきます。

と、いうかこの方、明らかに不動産業の方が上手くいっているみたいです(笑)。

この作品のジェフなんですが……前半見直して、「あ、出てた」っていうくらい印象がない(登場人物の多すぎ問題ですね)……でも後半がんばります♪ まあ、よく見ると2枚目でしたね(笑)♪

監督……ダン・カーチィス

1967年のテレビ映画『The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde(残酷・魔性!ジキルとハイド)』でプロデューサーとして参加した後、テレビドラマ『ダーク・シャドウ』で監督デビュー。

何かこんなケース初めて見ましたね(笑)。そして今回の作品の後も、続編の『血の唇2』『家』など、超常現象的な作品が多いですが、その後は戦争物が増えていきますね。

しかしこの方、以前このブログで書いた73年の作品『狂血鬼ドラキュラ』の監督さんでした。

つまりドラキュラにメロドラマの要素を最初に入れた張本人な訳で、その後のドラキュラ映画の発端がこの『血の唇』かと思うとちょっと面白いですねえ♪

ちなみに『狂血鬼ドラキュラ』のザックリ説明はこちらです♪

テレビシリーズ『ダーク・シャドウ』

アメリカのABCテレビが1966年当時、お昼の時間、アメリカ東部が午後3時中央部が午後4時の視聴率が取れない時間に放送が始まったそうです。

開始当初、このドラマに吸血鬼とかは出ておらず、殺人事件などの現実的な出来事と取扱っていたらしいです。しかし視聴率が取れないまま10ヶ月過ぎたところで、

「いいや〜! こんなの出しちゃえ〜!」

と、プロデューサーが言ったかどうかは分かりませんが、今回の映画の主役で吸血鬼のバーナバス・コリンズを登場させる一気に人気が上がったそうです。

そうしてお昼の時間にもかかわらず、吸血鬼や幽霊、魔女、狼男など、はたまたタイムトラベル的なものまで、ゴシックホラーものとしての人気を決定づけます。

そしてテレビ以外でも小説やコミックになったり関連グッズも発売されてけっこうな売れ行きだったらしいです。

しかしお昼の奥様目当ての時間帯に主な視聴者は、学校帰りのお子様たちで、でもその時間帯の提供会社は当然奥様目当ての企業ばかりというジレンマにハマったそう。

そのおかげでこのドラマの人気が低迷し始めた時期アメリカの景気の落ち込みなどが重なった事もあり、

この作品は終了したそうですが、最終的には5年間、1225回もの大長編となったそうですよ♪♪

その後、2004年以降オーディオドラマとして続編が再スタート現在まで続いているらしいです。すごい!

個人的な感想

面白く見ました♪

ただ、テレビの映画化という情報が頭に入っていたせいか、作品冒頭から、

何か安っぽい……

と、思ってしました。画面の雰囲気も豪華なセットで落ち着いた雰囲気なのに、何か安い映画を観てる感が拭えませんでしたねえっっ

でも内容的には、最初こそ登場人物が多くて少し分かりずらかったですが、分かってしまえば作品にちゃんとのめり込んで観る事ができました。

明らかにドラキュラにメロドラマの雰囲気を足したような内容ですが、

非常にそれがわたし的には面白く、

またパッケージのジジイはどこで出てくるんだ?

と思ったら意外な登場の仕方で、ちょっと笑ってしまいました。

それにきっとドラマではこのくだりとかはもっと時間をかけて放送してたんだろうなあ……、と思えるシーンもあったりで、

101分の時間にこのキャラクターの多さは合ってないなあ。

とも思いました。逆に言うと、もっと時間を伸ばしてじっくり描いてほしかったかなあ~って。

ドラキュラよりもバーナバス・コリンズはキャラクター達を追いつめていくのもよかったですね。

ちょっと全体的に安っぽさは拭えないものの、昔の吸血鬼映画としてはおすすめしてもいいかと思います。

私は好きです♪

と、いう訳で今回は『血の唇』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Grayson Hall official website

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