
こんにちは、ヒッチです。
今回は2005年のビデオ映画『ドラキュリアIII 鮮血の十字架』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
2作目『ドラキュリアII 鮮血の狩人』のザックリ説明はこちら♪
ドラキュリアIII 鮮血の十字架 Dracula III: Legacy
監督/脚本:パトリック・ルシエ
制作/脚本:ジョエル・ソワソン
出演:ユフィジ神父/ジェイソン・スコット・リー
ルーク/ジェイソン・ロンドン
エリザベス/ダイアン・ニール
ジュリア/アレクサンドラ・ウェスコート
ドラキュラ/ルトガー・ハウアー
2005年/アメリカ映画/91分

概要
2005年のアメリカのビデオ映画。前作と同時に制作されたので、これでもかというくらい続き物ですので、前作を観ていないと分からない箇所が多いのは……まあ仕方ない事なのかも。そして『ドラキュリア』シリーズもこれで完結でございます。まあ1作目の雰囲気と2、3作目の雰囲気はだいぶ違いますが、ちゃんとシリーズを通してちゃんと伝えたいテーマは貫いており、それはスゴい事な気がします。
そしてあまり言われていない事なんですが、たぶんハマープロ、クリストファー・リー主演のシリーズ以来のドラキュラメインのシリーズだったんですよね(ちなみにそれ以外ではCGアニメとかのシリーズはあったりします)。
そしてこのシリーズの特徴として3作ともドラキュラ役が違う!という謎の展開がありまして、今作は名優ルトガー・ハウアーがドラキュラを堂々と演じております。監督も3作全てパトリック・ルシエが担当されており、それなりに統一感もあったりなかったりします。でもこの手のシリーズ物の中では水準が高い方なんじゃないですかねえ。
序盤のあらすじ
前作から5年後、ユフィジ神父はルークとコンビを組み、ドラキュラを追っていた。そしてドラキュラがルーマニアにいる事を突き止める。その支援を頼みにユフィジはシクエロス司教に会いに行くが……
キャストなど
前作に登場したキャラクターは割愛しますね〜。
今回ドラキュラを演じたのはルトガー・ハウアー。デビューは1968年の映画だそう。その後もTV、映画と活躍されていましたが、世界的に有名になったのは『ブレードランナー』でしょうねえ。その後も『ヒッチャー』などに出演してすっかり悪役キャラが板についていましたね♪吸血鬼役も多く、この作品以外に『バッフィ/ザ・バンパイア・キラー』『死霊伝説 セーラムズ・ロット』で親玉を演じています。しかし『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』ではヴァン・ヘルシングを演じており、ドラキュラとヴァン・ヘルシングの両方を演じた珍しい俳優さんとしてホラーファンの間では有名ですね。2019年に亡くなっています。
ルーマニアで出会う人気キャスター、ジュリア役にアレクサンドラ・ウェスコート。この方あまり役者の仕事をしていないんですよね。デビューは1999年の短編映画。同年TVドラマのレギュラーを始めますが、18話で降板。その後、5本のTVドラマや映画に出演するも2007年でキャリアが途絶えています。でも2015年に短編映画とはいえプロデューサーをされており、業界から完全に去った訳ではないっぽいですね。

個人的な感想
ん〜……面白かったんですけどねえ〜。
個人的には最後があまり好きではないかなあ〜。
それは置いといて、全体的にはかなり好きです。
まあ完全に前作に続編なんで、これ単体で語るのは難しい気もするんですけど、
舞台も変えて、より危険な地域に入ってのという展開は、
やはり低予算な感じがいっさいなくて、
なんでこの作品、劇場にかかんなかったの?
と、ちょっと思ってしまいます。
相変わらずアクションはすごいですしね。
キャラクターそれぞれの想いも観ていて分かりますし。
それくらいお金がかかっているふうです(笑)。
ルトガー・ハウアーのドラキュラ役に関しては、
他の方のレビューを見ても「なぜおじいちゃん?」など違和感を感じた方もいれば、
「待ってました!」とばかりに喜んでいる方もいたので、
けっこう賛否が分かれている印象ですが、
個人的には前作の方でよかったんじゃね?派です。
別にルトガー・ハウアーが嫌いとかではなく、前作のまんま続きですからね。
設定でドラキュラはいろんな姿に変わっていくというのがサラっと語られているので
そうなんでしょうけど、これに関してはどう?と思ってしまいました。
まあでも面白かったからいっか♪って感じです。
新しいドラキュラ像を観たい方などにはおすすめしても……いいのかな(笑)。
アクション好きな方にはおすすめにしときます♪
という訳で今回は『ドラキュリアIII 鮮血の十字架』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema
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