【吸血鬼映画】『ヴァンパイア 呪力転生』をザックリ解説!まさかの『ヴァンパイア/最期の聖戦』シリーズ3作目!というか番外編?

こんにちは、ヒッチです。

今回は2004年のビデオ作品『ヴァンパイア 呪力転生』についてザックリ書いていこうと思います。

こんかいもなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

スポンサーリンク

ヴァンパイア 呪力転生 VAMPIRES: THE TURNING

監督:マーティ・ウェイス

脚本:D.B.ファーマー/アンディ・ハースト

出演:コナー:コリン・エッグレスフィールド
   サン:ステファニー・チャオ
   キコ:ロジャー・ユアン
   ニラン:ドム・ヘトラクル
   アマンダ:メレディス・モンロー
   レインズ:パトリック・ボーショウ

2004年/アメリカ映画/83分

配信状況

Amazon prime
初回は30日間無料 600円(税込)。
この安さで観れる作品数の多い事♪
なんですが、この作品は見放題ではなくて、
レンタル(HD)407円、購入(HD)1528円の2種類があります。
FODFODプレミアム
月額料金976円(税込)。しかしTV放送の見逃し配信は会員登録なしで観る事ができるそう。
フジテレビが好きな人にオススメですね。
Google Play ムービー&TV(YouTube)Google Play ムービー&TV(YouTube)
HDレンタル500円から~
Apple TVApple TV
無料トライアル期間1週間、その後に月額900円になるそうです。
実は独自コンテンツがあったり、音楽が聞けたり、ゲームができるらしいですっっ。

概要

2004年(2005年かも)発表のビデオ映画。ジョン・カーペンター監督『ヴァンパイア/最期の聖戦』シリーズ(だったのか!)で、

に続く3作目にあたります。

前2作が西部劇を意識した作りになっているのにたいして、今作は全編舞台がタイでカンフー映画のようなアジアンな仕上がり

そして今作、カーペンター監督は全く関与していないそうで、クレジットにも名前がありません!!(どうやら制作初期の段階ではクレジットされていたらしいっっ)。

そんな関係なのか劇場公開もされずにシリーズ3作目にしてビデオスルーとなってしまいました〜っっ。

さらに今作、前作までのつながりは、これっぽっちも感しません!!

そのせいなのかこの作品、日本で販売された際にシリーズの事に全然触れていないようで、おかげで最近まで今作が同じ世界観の作品とは知りませんでした(笑)。そしてよくある吸血鬼映画の1本として埋もれてしまっているのでしたっっ。

内容としては先にも書いた通りカンフーアクション寄りの作風……というかよくあるハリウッドのB級アクションで、ホラーという感じはありません。ただそこそこ血の量は多めかも。

そして前作までのつながりはほとんどないのですが、吸血鬼退治の方法は確かに同じでした♪そして原作小説『ヴァンパイア・バスターズ』とのつながりはどうやらあるらしいです。

なのであくまで番外編という位置付けでよろしいかと♪

画質も前2作と比べると低予算な気がしないでもないですが、それでも全編タイで撮影をしてエキストラが安かったのかけっこうな規模の撮影をしていたり、アクションもかなり本格的なので、そこは楽しめます♪

作品の評価

IMDb3.6/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…未評価
視聴者スコア…20%
映画データベース-allcinema2.7/10
Filmarks2.2/5
Amazon4.2/5

Amazonだけやたら高いですが、これDVDを購入した人達のレビューなので、まあ高いですよね。買うくらいですもん♪それ以外は、まあ低いですなっっ。仕方ないかな〜…。けっこうボロクソ書いてるレビューなんかも多かったですねっっ。

あらすじ

恋人をヴァンパイアに連れ去られたコナーは、レインズ率いるヴァンパイア・ハンター集団に加わり、救出を図る。驚異の身体能力を持つヴァンパイアとの死闘。そこには悲しい歴史が絡んでいた。封印が解き放たれ、善と悪を分ける「血戦」が今始まる!!

AmazonのDVD販売ページより引用

キャストなど

コナー:コリン・エッグレスフィールド

1973年アメリカ生まれ。イリノイ・ウェズリアン大学でフットボールをプレーしていたそうですが、アイオワ大学に転校して医学を学んだそうです。その学費のためにモデルの仕事を始めたそうなんですが、友人からの勧めでコンテストに出場したところ優勝し、モデルの仕事に専念する事にしたそうです。モデルになってからはヴェルサーチ、カルバン・クライン、アルマーニなどの仕事をしているらしいですよ〜♪

俳優としての活動は2000年のTVドラマのゲストが最初のようです。その後TV、映画と活躍されていますね。

中でもTVドラマのレギュラー出演がそこそこありまして、日本で放送された作品では『メルローズ・プレイス』のオージー・カークパトリック役『クライアント・リスト』のエヴァン・パークス役などがあります。

またシカゴで住宅を改装する会社を共同経営していたり、9.11の時にあの崩壊してしまったワールドトレードセンターの近くに住んでいたそうで、その時の映像を記録していたり、また2度の癌を克服したりなど、そういった経験をしっかり自叙伝として販売しているみたいです。ちょっと興味はありますね。

現在日本で観れる主な作品として『ジョーズ 恐怖の12日間』『ストレンジャー・プロジェクト』『デッド・シティ2055』『バックトレース』など。

サン:ステファニー・チャオ

1999年のTV映画でデビュー。その後もTV、映画、ビデオと出演されていますが、2005年のTVドラマを最後にキャリアが途絶えていますっっ。

ただ2012年に音楽プロデューサーの方とご結婚されて二人のお子さんがいらっしゃるようですので、現在はそちらを優先されているのかもしれませんね。

ただ日本で観れる主な作品が今作しかなさそうなのが少し残念です。

キコ:ロジャー・ユアン

1961年アメリカ生まれ。子供の頃にブルース・リー主演(助演?)の『グリーン・ホーネット』を観て、格闘技を始めたいと思ったらしいです♪ただ17歳で極真空手を始めるまでは独学で勉強してたらしい…どういう事?

その後チャック・ノリスが考案した【チュン・クック・ドー】の道場に入門、見事黒帯を取得したそうです。つーかチャック・ノリスってすごい人なのね……そしてキックボクシング、ムエタイ、テコンドーなどを習得し、ヨガや気功にも精通してるらしいです。もはや仙人……

そしてこの方、俳優というよりは格闘家、またはファイトコーディネーター、スタントマンというのが本業のようですね。過去にジェニファー・ローレンス、ジェイソン・フレミング、キアヌ・リーブスなどのトレーニングを担当したり、スタントマンとして『ラピッド・ファイアー』『エスケープ・フロム・L.A』『ジェイソン・ボーン』『ジョン・ウィック:パラベラム』『DUNE/デューン 砂の惑星』などで参加しています。またそういった作品に俳優として出演されている事も多いみたいですね。

俳優としてのデビューは1991年の『アメリカン・キックボクサー』。2000年の『シャンハイ・ヌーン』で俳優としても人気だ出たらしいです♪

そのおかげか2024年現在、スタントのキャリアが40本に対して、俳優のキャリアは55本と大きくリードしています。もっともチョイ役がとても多そうですけど。

現在日本で観れる主な作品として『リトルトウキョー殺人課』『ダブルドラゴン』『バレット モンク』『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』など。

ちなみに吸血鬼映画では『ブレイド』でスタントで参加されています。

ニラン:ドム・ヘトラクル

1976年タイ生まれでタイの俳優さんですね。タイの新聞“デイリーニュース”を経営してきた一族の出身だそうです。お金持ち♪しかも現在イギリスのバイクメーカー“トライアンフ”の正規代理店ブリットバイクの取締役なんだそうですよ〜♪♪

俳優としてのキャリアは1998年の映画が最初のようですね。その後も2011年までは映画をメインに活躍し、それ以降はTVドラマをメインに現在でも活躍しまくっています。特に2020年代は連ドラのレギュラーがひっきりなしに続いているようですので、まさに今、超売れっ子状態のようですよ〜♪

ただ日本で観れる出演作が少なくてですねえ『山猫は眠らない3 決別の照準』『バンコック・デンジャラス』『アイアン・フィスト2』くらいしか見つかりませんでしたっっ。残念。

アマンダ:メレディス・モンロー

1968年アメリカ生まれ。まずはモデルとして活動を開始して、1996年のTVCMがメディアでのデビューとなっているみたいです。

女優としてのデビューは1997年のTVドラマのゲスト。その後もどちらかというとTVドラマを中心に活躍されています。特に98年スタートのTVドラマ『ドーソンズ・クリーク』アンディ・マクフィー役で人気に火がついたらしいです♪

現在日本で観れる主な出演作として『ベスト・フレンド』『リミナル・マインド FBI行動分析課』『言葉なき隣人』『ツイスター2010』など。この方もTVドラマのゲストがすんごい多いので、どこかしらで観ている可能性あります♪

レインズ:パトリック・ボーショウ

1938年ベルギー生まれ。ベルギー、スイス、イギリスで育ち、その後オックスフォード大学を卒業しているそうで、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語が話せるそうで、ロシア語とオランダ語も少しなら理解できるそうです。賢い!

俳優デビューは1963年の映画のエキストラ。その後ヨーロッパの主軸に活動していましたが、80年代になるとハリウッドにも進出、1985年『007/美しき獲物たち』でのスカルピン役で注目されて、個性的な脇役俳優として活躍されたそうです。

また1967年自身主演の『コレクションする女』では共同脚本として参加しています。

現在日本で観れる主な出演作として『ことの次第』『エマニュエル』『フェノミナ』『おしゃれ泥棒2』『仮面の中のアリア』『新・刑事コロンボ/殺意のキャンバス』『今そこにある危機』『リスボン物語』『ツイン・フォールズ・アイダホ』『セクレタリー』『パーフェクト・エネミーズ』『MEGA SPIDER メガ・スパイダー』『誰のせいでもない』『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』など、大作からZ級映画まで、仕事を選ばず出演されていますね♪

監督:マーティ・ウェイス

1962年アメリカ生まれ。ニューヨーク大学で映画とTVの修士号、イリノイ大学ではジャーナリズムの学士号を取得、その後CMの仕事に携わっています。

いくつかのCMの仕事をしたそうですが、その中にはスーパーボールで流れたCMがあり、それがニューヨーク近代美術館の永久コレクションに収蔵されたんだそうです。なんかすごい。

映画監督としては今作がデビュー作だそうで、その後1本の短編、2本のTV映画とTVスペシャルの監督をされていますね。まだこれから発表する予定の作品も控えていますので、今後も日本に入ってくる作品があるかもしれません。

現在日本で観れる主な作品は今作と『NAKED サバイバル・ゲーム』の2本のみのようです。残念!

個人的な感想

え〜…始まってすぐのクレジットの出方を見て、「やばい!Z級映画のもろ雰囲気!」とビビりながら鑑賞したんですけど、その構え方が良かったのか思ったよりは見やすかったです。

ホントに序盤の格闘シーンがあまりにちゃんとしていましたし、カメラアングルもそれなりに凝っていましたし、お話も最初のナレーションがサッパリ理解出来なかった割には(笑)楽しめたと思います。

ただ、途中からなんとなくダレた気がしたんですよね。うまく書けないんですけど、なんかシーンの一つずつが長く感じまして…

それが気になり出してからはちょっと楽しくなくなっちゃいましたかねえ。

後、前作までのキーだったとある十字架も登場しませんし、今回出てきた吸血鬼の設定を聞いてると、前作までの世界観が壊れていないかな?と疑問を持ってしまいました。

ボン・ジョビの吸血鬼見直さないといけませんなこれはっっ(笑)。

そんな作品なので、やはり前2作の事は忘れて、よくある低予算吸血鬼モノが観たい!という人にはおすすめ出来るかもしれません。

格闘シーンはジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の『ストリートファイター』くらいの見応えはある気がしないでもないので、そこを期待して観て頂ければ幸いかと♪♪

という訳で今回は『ヴァンパイア 呪力転生』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪

タイトルとURLをコピーしました