【吸血鬼映画】『吸血刑事ナ・ドヨル』の解説&感想♪たぶん『バットマン』とか『スパイダーマン』をやりたかったヒーローコメディ♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は2006年の映画『吸血刑事ナ・ドヨル』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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吸血刑事ナ・ドヨル 흡혈 형사 나도열

監督:イ・シミョン
脚本:キム・セギョム、カン・ソンニョン、チョン・スヌク、キム・ヒョンギ 、ナム・グンギュン、キム・スヨン

出演:ナ・ヨドル/キム・スロ
   ヨニ/チョ・ヨジョン
   カン刑事/チョン・ホジン
   タク・ムンス/ソン・ビョンホ
   ピオ神父/オ・グァンノク

2006年/韓国/110分

※2025年7月現在、今作の配信はAmazonプライムのみのようです。

概要

2006年の韓国映画で、韓国での公開1週目の興行収益1位を記録、年間でも16位につけた充分なヒット作。でも日本には入ってきていませんでしたね〜〜、たぶん。

キム・スロさんの初主演作だそうで、劇中ではチョーノリノリで演技されています。でも実はコンタクトの問題で、失明の危機にまで目を痛めちゃったらしいっっ(ホントか?)。さらに牙は接着剤で付けていたそうで、食事の時もめっちゃ困ったらしいというエピソードを見つけました。

ホントは今作、ヒットしたら3部作として製作するつもりだったそうですが、製作費が高くつき過ぎるのと、キム・スロさんが難色を示したという話がありますねえ。確かに撮影大変だったっぽいですからっっ。

作品自体はジャケットの感じでも分かるかと思いますが、コメディです。ただ100%コメディという感じでもなく、『バットマン』や『スパイダーマン』を意識したヒーロー映画の作りにもなっていて、それなりにアクションもありますし、シリアスな展開もしっかりあります。

逆に言うと全くホラー要素はなく、ファミリーでも…と言いたいトコですが、お下品なギャグや展開も多いので、ファミリー層には不向きですかねえ〜(笑)。

とりあえず気楽に観れる作品だと思います♪♪

アメリカやヨーロッパではDVDが販売されていたようで、今でもフランス版のBlu-rayは販売されているみたい。ちなみにタイトルは『Vampire Cop Ricky』です。

評価

IMDb5.0/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…未評価
視聴者スコア…未評価
映画データベース-allcinemaページが存在せず
Filmarksページが存在せず
Amazon4.6/5(フランス版DVD)

こんな感じ。ホントに最近Amazonプライムで配信スタートしたばかり(たぶん)なので、日本のサイトは今作のページがまだありませんでした。近日中に出来てそうな気もするんですけどね。

ただロッテントマトも未評価で、IMDbもコメントは2人だけ。ちなみに見事に賛否分かれていまして、1つは「楽しかった」1つはボロカスでした(笑)。フランス版のDVDのコメントは、当然買っている人達のコメントなので褒めてます♪

あらすじ

2006年、ルーマニア・トランシルバニアの古城。虚空を切り裂く稲妻、滝水のごとく降り注ぐ雨。鬼気迫る古城に音もなく侵入した招かれざる客は、深い眠りについたドラキュラの首筋を恐れることもなく攻撃する。 ドラキュラの首に鋭い針を刺したのはなんと飢えた1匹の蚊!込み上げてくる苦痛と怒りに身悶えするドラキュラの反撃を軽くかわした蚊は漆黒の空に消えていく。 航空機に乗って夜のソウルに侵入した吸血蚊は餌を探すハイエナのようにあちこちと飛び回っていた。そして、衝突事故現場で青筋を立てていた熱血刑事ナ・ドヨルの浮き立った血管を狙い、情け容赦もなく彼の首に噛み付く吸血蚊。ドヨルの血管はたちまち緑に染まっていくが、一体どうなってしまうのか…

Amazonより引用

キャストなど

ナ・ヨドル……キム・スロ

ソウル芸術大学校と東国大学校で演技を学び、卒業後はMokhwa Repertory Company(モクファ・レパートリー・カンパニー)に入団、1993年の映画でデビュー。その後は映画、舞台、TVドラマ、バラエティ番組などでも活躍していまして、今作以降は主演作がかなり多く作られています。

現在日本で観れる主な出演作として『火山高』『Sダイアリー』『風の伝説』『僕の彼女を紹介します』『大胆な家族』『残酷な出勤』『うちの学校のET』『ドラゴン桜<韓国版>』『怪盗ホン・ギルドン一族』『ロマンティックヘブン』『Mr.アイドル』『漁村の幽霊 パクさん、出張す』『紳士の品格』など。

ヨニ……チョ・ヨジョン

1997年に雑誌でモデルデビュー。1999年のTVドラマで俳優としてデビュー。その後TVドラマ、映画、またバラエティ番組などにもよく出演されています。2010年の映画『春香秘伝 The Servant』で過激なシーンを演じたそうで、この作品が転機になっているそうです。その後は主演作品がグッと増えていまして2019年『パラサイト 半地下の家族』に出演して国際的な知名度も上がったそうです。

現在日本で観れる主な出演作として『銭の戦争 オリジナル』『家に帰る道』『ロマンスが必要』『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』『後宮の秘密』『情愛中毒』『ワーキング・ガール』『最期の食事を作る女』『99億の女』『凍てついた愛』『ハイクラス ~偽りの楽園~』『タロット 呪札の暗示』『秘顔-ひがん-』など。

カン刑事……チョン・ホジン

1978年に高校在学中にモデルとしてデビュー。その後テコンドーの全国大会で準々決勝まで行ったそう。ちなみにお父さんはプロレスラーだそうです♪

1984年にデビューされたそうですが、俳優デビューは1986年の映画。しかも同年TVドラマと映画で主演の作品が作られていますっっ!その後もずっとTV、映画で活躍されている売れっ子さんですね。

現在日本で観れる主な出演作として『二重スパイ』『クライング・フィスト』『デイジー』『GP506』『炎のように、蝶のように』『ダブル・キラー』『生き残るための3つの取引』『あなたの初恋探します』『アンニョン!コ・ボンシルさん』『ドクター異邦人』『必ず捕まえる』『約束の地 ~SAVE ME~』『ザ・ロード:1の悲劇』など。

タク・ムンス……ソン・ビョンホ

1994年の映画でデビュー。ただ本格的に俳優活動を始めたのは1999年からのようですね。TVドラマ、映画とこの方も多数出演れていまして、脇役もメインも張れるめっちゃ売れっ子さんです。

現在日本で観れる主な出演作として『パイラン』『TUBE チューブ』『R-POINT 』『美しき野獣』『正しく生きよう』『ファム・ファタール』『飛べ、ペンギン』『お兄ちゃんが帰って来た』『大韓民国1%』『俺はパパだ 終わりなき復讐』『レッド・ファミリー』『不滅の恋人』『幽霊の香り』『ハッシュ~沈黙注意報~』『バラマンション』など。

ピオ神父……オ・グァンノク

1982年に舞台俳優デビューされているそうで、1993年にはTVドラマに出演さてれいるみたいです。その後もTVドラマ、映画と現在も活躍されていまして、この方も脇役が多いですが近年はメインの役柄も多いみたいですね。

現在日本で観れる主な出演作として『天国までの60日』『青い自転車』『赤ちゃんと僕』『ハートに一発!』『あやつり人形 ~嬲られる女~』『不屈の婿』『ビューティフルデイズ』『ファイター、北からの挑戦者』『ソウルに帰る』など。

監督……イ・シミョン

ええ~……この方の略歴がほぼ見つかりませんで、2002年に監督/脚本をつとめた『ロスト・メモリーズ』がたぶん長編監督デビュー作で、今作が2作目のようですが、ここでキャリアが止まっているくさいんですよね。

今作の続編を作る気マンマンだったのが、まさかの頓挫のショックでおかしくなってないといいんですけどねえっっ。

個人的な感想

なんとなくAmazonプライムで“吸血”と検索してたら急に出てきた作品で、たぶん最近までプライムにもなかった気がするんですよねえ〜っっ。

とりあえず全く知識もなく鑑賞。

ん〜〜〜〜〜……正直、微妙でしたねえ〜〜っっ。

これはマニアな私にも問題があるんですけど、

冒頭にドラキュラの血を蚊が吸うんですが……

吸血鬼って死んでるから体温低いし、蚊が刺す訳がないじゃん……

なーーーーーーんて思っちゃってえ〜〜〜〜っっ。

もう最初からこれがノイズになって一度挫折しました(笑)。

なのでこの少し時間を空けて、自分に(コメディだからいいの!コメディだからっっ!)と言い聞かせて鑑賞をまた始めました(笑)。

でも、正直主人公に全然魅力を感じなくてっっ。

ちょいちょいあるんですけど、悪い方に自分勝手な主人公に、私全く肩入れできなくて、ホントに序盤は映画に入れなかったですねえっっ。

ただ、中盤くらいになってくると話も動くし、主人公にも多少慣れて観やすくなって、そこからはそれなりに楽しめました♪

ただ、2006年とは思えない古くささでして、正直1980年から90年代くらいの古さを感じちゃったのは私だけ?

ギャグのセンスもお話の展開的にもちょっとベタ過ぎないかなあ〜〜〜……って。

こう言ったもろもろの事情で、今作は2006年当時、日本に来なかったのかな〜……って思いました。だってその頃はもう韓国映画はドンドン日本で公開されていた時期ですからね♪

まああまり良く書かなかったですけど、クスっと笑えるシーンはありますし、それなりには楽しめますので、韓国映画を極めたい方か、変わりダネのヒーローものが観たい方にはおすすめしてもいいかもしれません♪

という訳で今回は『吸血刑事ナ・ドヨル』についてザックリ書いてみました♪♪

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks、NamuWiki、輝国山人の韓国映画

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