【吸血鬼映画】『ブラッド・シップ』をザックリ解説!漂流したボートの目の前に現れたナチスの軍艦は…

こんにちは、ヒッチです。

今回は2019年の映画『ブラッド・シップ』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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ブラッド・シップ Blood Vessel

監督/脚本:ジャスティン・ディックス

脚本:ジョーダン・プロッサー

出演:ネイサン・シンクレア/ネイサン・フィリップス

   ジェーン・プレスコット/アリッサ・サザーランド

   アレクサンダー・テプロフ/アレックス・クック

   ジミー・ビゲロー/マーク・ディアコ

   ライデル・ジャクソン/クリストファー・カービー

   マローン大尉/ロバート・テイラー

2019年/オーストラリア映画/93分

配信状況

※2024年8月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。

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概要

2019年のオーストラリア映画。

タイトルにも書きましたが、漂流している7人を載せたボートの目の前にナチスの軍艦が現れ、乗ってみたらトンデモな事になっていたって内容。

というかこのブログで扱っているので吸血鬼ですね(笑)♪

この作品に登場する吸血鬼ですが“ストリゴイ”と呼ばれていまして、ザックリ調べてみたところ、ルーマニアの吸血鬼伝説での呼び名のようですね。

ちょっと面白い資料があったのではっときますね〜♪

ROMANIA AND DRACULA – 愛知県国際交流協会

なのでほとんどがその軍艦の中でのお話です。

この閉ざされた逃げ場のない空間での恐怖映画って、昔からよくありまして『遊星からの物体X』『エイリアン』など傑作もあります。

そんな訳で何が出てきてどうなるか?という緊張感が常にある上に、この漂流していた7人の中が悪すぎて、

「よくあのボートにいっしょに乗れてたな(笑)」

と、思いますが、そこはよしとしましょう♪

制作が『スター・ウォーズ』の新三部作を手がけたVFXチームなんだそうで、画質から小道具からセットからかなりちゃんとしています

ちなみに舞台となった船はメルボルンにある HMAS キャッスルメインという本物の当時の軍艦を使用したそうです♪♪

当然特殊撮影もちゃんとしてまして、世間では低予算作品かもですが、吸血鬼映画の中ではお金がかかっている印象(笑)。

そしてストーリーもオーソドックスではあるかもですが、最後まで飽きる事のないちゃんとした作品。

2019年9月にアメリカのフィルムクエストという映画祭で公開された後、いくつかのえいかさで上映され、翌2020年から配信やDVD販売がスタートしていまして、日本でも配信とDVD販売がされています。

その映画祭で賞やノミネートもされていまして、

フィルムクエスト クトゥルフ(部門?)

受賞

  • 最優秀助演女優賞
  • 長編映画/最優秀美術賞 / 美術監督賞
  • ベストコスチューム

ノミネート

  • 長編映画/最優秀視覚効果賞
  • 最優秀監督賞
  • 最優秀男優賞
  • 最優秀助演男優賞
  • 最優秀アンサンブルキャスト賞
  • 最優秀サウンド賞
  • ベストメイクアップ賞
  • 最優秀長編映画賞

グリムフェスト 2019年特別審査員賞

  • 最優秀SFX賞 受賞
  • 最高の恐怖 受賞

と、けっこう受けがよかったみたいです♪

評価

IMDb5.4/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…73%
視聴者スコア…34%
映画データベース-allcinema5/10
Filmarks2.4/5
Amazon2.9/5

こんな感じです。傑作とまではいかないけど、平均的なホラー映画という意見が多かったですかね♪でも思いっきり退屈!って書いてる人もいました(笑)♪

でもそういう事だと思います♪♪

あらすじ

無人の戦艦が血に染まる!!この地獄から脱出することができるのか―
第二次世界大戦末期。ドイツ軍ナチスに撃沈され、病院船から何とか生き延びた7人は、小さな救命ボートで北大西洋のど真ん中を漂流していた。
ある夜、そんな彼らの前にナチスの戦艦が現れた。しかし、船内は無人状態で…。

Amazonより引用

キャストなど

ネイサン・シンクレア…ネイサン・フィリップス

1999年のTVドラマでデビュー。その後も数年はTVドラマで活躍して、2002年から映画に出演し始めて、そこからはどちらかというと映画をメインに活躍されていますね。

2005年にはプロデューサー業を、2006年にはカメラマンを、2009年には監督と仕事の幅を広げています。

日本で観れる主な作品として『ウォリアーズ 異空の戦士』『ウルフクリーク 猟奇殺人谷』『スネーク・フライト』『レッドライン』などがあります。

ジェーン・プレスコット…アリッサ・サザーランド

1997年にモデルとしてデビュー。2001年には女優として映画デビューしています。その後、映画、TVドラマと活躍されています。

日本で観れる主な出演作として『ヴァイキング ~海の覇者たち~』『ザ・ミスト(TV)』『死霊のはらわた ライジング』があります。

アレクサンダー・テプロフ…アレックス・クック

2014年の短編で俳優デビュー。その後TVドラマや映画に出演されていまして、1018年には短編ですが脚本/監督デビューもされています。

で、この方の日本で観れる作品が、ザッと調べたところ今作以外見つかりませんでしたっっ。残念!きっとこれからの人!

ジミー・ビゲロー…マーク・ディアコ

2003年TV映画でデビュー。その後しばらく時間を置いて2008年から本格的に俳優としてお仕事をされています。

2013年に短編ですが脚本家デビューし、同年2作目の短編の脚本作品で監督としてもデビューされています。現在までに2全て短編ですが本の監督作品と4本の脚本作品があります。

で、この方も日本で観れる作品が今作以外見つけれませんでしたっっ。残念!

ライデル・ジャクソン…クリストファー・カービー

1990年のTVドラマのゲストでデビュー。その後TVドラマで活躍していますね。1997年にはスクリーンデビューもされていまして、その後はTV、映画とかなりの作品に出演されています。

ただ、大作などにも出演されてはいるみたいなんですけど、チョイ役が多いようで『マトリックス リローデッド/レボリューションズ』の2本、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』や、このブログでも紹介している『死霊伝説 セーラムズ・ロット』『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』『デイブレイカー』などにも出演してるみたいです♪

2020年からはプロデューサー業も開始されています。

日本で観れる主な作品としては『アイアン・スカイ』『プリデスティネーション』『インタープラネット』『アップグレード』などがあります。

マローン大尉…ロバート・テイラー

1988年のTV映画でデビュー。ただこの方、俳優デビューする前に炭鉱労働者やボディガードなどで働いていて、インド洋の石油プラットフォームで働いていた時に乗っていた船が他の船と衝突して沈没、救命ボートで脱出するという目にあっているそうな。この映画の冒頭シーンはちょっと嫌だったでしょうねっっ。

で、その後翌年1989年にはTVドラマのレギュラー出演を果たしていて、もう売れっ子の仲間入りをしています。1993年のTVドラマで初主役もしていまして、1999年『マトリックス』エージェント・ジョーンズを演じてハリウッドでも認められたそうです。その後もずっと売れている売れっ子さんです。

日本で観れる主な作品として『バーティカル・リミット』『トエンティマン・ブラザーズ』『ストライク・バック』『ジェノサイド・ゲーム』『The Newsreader』などがあります。

監督/脚本…ジャスティン・ディックス

この方、特殊効果会社Wicked of Oz Studiosの創設者兼オーナーなんだそうでして、少なくとも特殊効果で『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』には携わっています。

ジャスティンさん本人名義では1999年の短編で脚本/監督デビューをされていまして、その後も計5本の脚本と3本の監督作を発表していますが、基本的には会社の代表としての特殊効果などで活躍されている方を思った方がよさそうですね♪

ジャスティンさんの会社Wicked of Oz Studiosのサイトはこちら♪

で、日本で観れる他の監督作品として『エリア52』があります。ちなみに制作/原案/脚本/監督と4クレジットされているそうです♪

個人的な感想

Amazonprimeにて鑑賞。

この作品も先日初めて知りました(笑)♪

なので何の期待もせずに観たおかげでとても楽しめました〜♪

やっぱり期待値が低い…というか気持ちをフラットにして鑑賞するって大事ですね♪♪

何せ最近、Z級やホントの低予算作品を観てばかりいたおかげか、めっちゃ豪華な作品に観えました(笑)♪

しかし最初、主人公だと思ってみてたキャラクターが速攻で退場してしまったので、

「ええ⁉︎主人公誰?」

という戸惑いもあり、しかもみんな汚く絵面が悪くて顔が覚えられないのにはちょっと困りましたね(笑)。

それでも小道具1つの凝り方がしっかりしてたり、やっぱり見せ方が上手だったので、ホントに楽しめました♪

どうしても近年ですと『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』と比べてしまうんですけど、

個人的にはこっちの方が好きかな♪サッパリしてて♪♪

ただ、後半に出てきた親玉たちを元々乗っていた船員が倒せなかったのはなぜ?とはちょっと思いましたけど。

殺しちゃいけなかったのかなあ……?

そういうちょっとした疑問はどうしてもわきますねっっ。

概要にも書きましたが、内容がオーソドックスなので、ある程度先の予測が付くのが良いのか悪いのか…。でも個人的には良い意味で予想を裏切らなかったので、コレはアリです♪♪

で、そのオーソドックスな作品を作るのは案外難しいと思いますので、それをこうやって作って面白い作品にしたというのは、このスタッフさんたちはスゴいと思います。

最近これといった吸血鬼映画を観てないという方には普通におすすめしても良い作品かと思いました♪

という訳で今回は『ブラッド・シップ』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks

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