
こんにちは、ヒッチです。
今回は2009年の映画『ブラッド ムーン ライジング』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ブラッド ムーン ライジング Blood Moon Rising
監督:ブライアン・スキーバ
脚本:ブライアン・スキーパ/ローリー・ラヴ
出演:セイディ、ルーシー2役/ローリー・ラヴ
ダリル/アーロン・ネイル・トラスト
ラディ/リック・ダイアー
サム/ケイト・ウェルボーン
トリスタン/アーロン・ジン・フォシュベリ
レイチェル/ブリトニー・ヘンドリックス
2009年/アメリカ/82分
概要
2009年のアメリカ映画で、2007年にクエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスがタッグを組んだバカ映画『グラインドハウス』で復活?した安いジャンル映画で2番館3番館などで複数上映されていた映画、または映画館を指す“グラインドハウス”を最初から目指して作られた作品。
今作、もともとは2007年に14分の同名短編映画。この時もブライアン・スキーパとローニー・ラブが脚本、2人で監督をされていたようですね。キャストも何人か同じでして、この短編を長編映画として引き伸ばしたようです。
ちなみにブライアン・スキーパとローリー・ラヴのお二方、この短編映画でキャリアをスタートさせていまして、2012年の2月に結婚されたそうです♪ラブラブ映画だった(笑)♪
で、先にも書いたとおり、“グラインドハウス”を狙って作っていますので、わざと画質を悪くしていたり、やたら安い特撮で人体破壊描写をしたりしています♪なので血の量も半端ないんですけど、何せ作り物感がすごいので、全然気持ち悪くはないでしょう♪

お話はゾンビ、吸血鬼、狼人間、悪魔がドカドカ出てくるスプラッタなコメディ♪笑えるかどうかは別として、アホな展開はそれなりにあります♪
また今作、悪ふざけが過ぎた吹替をDVDには収録されていまして、賛否が分かれていますね〜(笑)♪また、日本版のDVDにはメイキングが収録されているんですが、日本語字幕がついていないので、まーーーーったく何を言ってるのか分かりませんでした〜〜♪♪
今作、日本で販売されているのは劇場版だと思われるんですけど、現在アメリカ本国では『BLOOD MOON RISING: LUCYS REVENGE』というタイトルのディレクターズ・カット版(94分)が販売されています♪ちょっと観てみたい♪
評価
IMDb | 3.3/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…未評価 視聴者スコア…17% |
映画データベース-allcinema | 未評価 |
Filmarks | 3.1/5 |
Amazon | 4.0/5 |
こんな感じ♪賛否がけっこう分かれてる印象です。「楽しい!」という肯定的な意見「見るな!」と警告しちゃう否定的な意見とありましたね〜。やっぱり低予算のグチャグチャな感じを気に入れるかどうかな気はしますね〜。
その賛否ですが、日本においては作品の内容もですが、先に書いたデタラメな吹替にも賛否ありまして、やっぱり「絶対吹替版がおすすめ!」という人もいれば「最悪」と全否定してる人と分かれてましたね〜。分かる(笑)。
あらすじ
宇宙船に乗ってきたゾンビの集団が地球を襲っていた。この事態を招いたのは1人の男 サムだった。サムは地獄の入口に埋められた,ヨブの心臓を手にいれた。すると悪魔の娘ルーシーが軍団を連れてやってきた。ルーシーはサムに惚れていたが、サムにはレイチェルという恋人がいた。怒りくるったルーシーはゾンビや狼男、悪魔を引き連れてきた。
JVDのオフィシャルサイトより引用
そんな話だったか?ウソつけ(笑)!!

キャストなど
セイディ、ルーシー2役……ローリー・ラヴ
1978年アメリカ生まれ。アリゾナ州立大学卒業後2007年の短編映画『Blood Moon Rising』で後に旦那さんになるブライアン・スキーバと共同で製作/脚本/監督、そして主演をしてデビュー。その後も俳優、製作、脚本、スタント、音響など多岐にわたって活躍されています。
ただ、日本とはあまり縁がないようで、現在日本で観れる作品は今作と『オーディション・テープ』くらいみたいですっっ。
ダリル……アーロン・ネイル・トラスト
1983年アメリカ生まれ。この人も2007年の短編映画版『Blood Moon Rising』で俳優デビュー。その後もインディ映画で俳優、撮影、製作、美術、脚本などいろんなお仕事をされていますね。
ただこの人も日本とは縁がないようで、現在日本で観れる作品は今作しかなさそうです。残念っっ!

ラディ……リック・ダイアー
今作でダリルに車を奪われて自転車で追っかけてきたダリルの友達のおじいちゃん吸血鬼、ラディ役をされたのはこの方。日本版のDVDにも海外のサイトでも情報がほぼなかったんですけど、たぶん間違いないと思われます。
あまり情報がないんですけど、2006年のビデオゲームで声の出演をして俳優デビューみたいです。翌年には短編映画でちゃんとカメラの前に立っています(笑)♪その後もインディ映画や短編映画での出演をしながら、製作、美術、カメラなどやっぱりインディらしくいろんなお仕事をされています♪
ただ、やっぱり日本に入ってきている作品は今作だけだと思われます。つーか情報が……

サム……ケイト・ウェルボーン
1991年の映画に1度出演されていますが(子役な気がする〜…)、本格的にお仕事を再開したにはやっぱり2007年の短編映画版の『Blood Moon Rising』。でもその後も短編映画ばかりに出演して2009年の今作に出演後、またキャリアが止まり、2017年の短編映画に1度出演してまたキャリアが止まっています。
たぶん別のお仕事をされてますね(笑)♪
トリスタン……アーロン・ジン・フォシュベリ
2007年の映画にエキストラで参加したのがキャリアの最初みたいです。その後インディ映画やTVなどに出演しながらたまに製作などされています。
が、情報がこの方も少なくて、たぶん今作以外に日本に入ってきている作品はなさそうですっっ。残念!

レイチェル……ブリトニー・ヘンドリックス
2008年の短編映画でデビューしていますが、この後も今作含めて6作品に2010年までに出演して、キャリアが止まっています。この方もほぼ情報が……っっ。
ただ、同姓同名で旅行会社のCEOの方がいらっしゃいまして〜…、元ダンサーという経歴もあったので、ひょっとしたらこの人かもしれません(笑)。

監督……ブライアン・スキーバ
アリゾナ州立大学卒業後、2007年に後に奥さんになるローリー・ラブさんと共同で短編映画『Blood Moon Rising』を製作/監督/脚本をしてデビュー。その後も監督、脚本、製作、編集、作曲、俳優など多岐にわたって活躍されていますね。
2025年現在までに長編映画、TV映画など39本を監督し、新作の企画も4本待機している状態みたいです。
現在日本で観れる作品として『オーディション・テープ』『ワイルド・クラッシュ』『カオス・キラー』『トラウマ 25年の悲痛』『ザ・ターゲット 狙われたティーンエイジャー』『デルタフォース』『フラワー・アンド・ハニー』『レッドライン 奪還』『スチューデント 女子学生襲撃事件』があります。
個人的な感想
あ〜…なんというか〜…楽しめたですかね〜〜(笑)。
この作品、何気に設定がゴチャついていまして、何かよく理解できていない気がします(笑)。
でもそんな設定はどうでもよくて(笑)、目の前で行われているしょうもないやり取りを楽しめるかどうかが今作の評価を分ける気がしますね〜♪
なのであまりちゃんと観ない方が楽しめる気がしました(笑)♪
正直、Z級映画と言われてもいいようなクオリティなんですけど、なんか今作は元気で(笑)、そのバカバカしさで最後まで一気に観てしまいました(笑)♪
イマイチどういう基準で噛まれた人がゾンビになるのか吸血鬼になるのか狼人間になるのか、サッパリ分からなかったり、クライマックスのアレの設定とかもよく分かんなかったですし(笑)、作品のテンポもいいのか悪いのかよく分かんなかったですけど、妙な味があったんでしょうねえ(笑)♪
つーかあれは吸血鬼だったのか?って今でも思ってます(笑)♪
それと主役のローリー・ラブさんの魅力は爆発してました(笑)。彼女の魅力がなかったら、たぶん観るに耐えない(笑)。後、ダリル役のアーロン・ネイル・トラストも最初こそ意味不明でしたが、だんだん味が出てよかったですねえ〜。
それ以外のキャラクターもそれぞれ味があって、とてもよかったです♪ただ、お話が分かりづらいので、このキャラクターたちの関係性がイマイチ分かんなかったのは私だけですかねえ〜。
ラストもバカバカしくて個人的には好きです♪
ただ、ちょっとグラインドハウスを意識し過ぎてる気がしましたね。「こういうのがグラインドハウスだよね〜」というのをやり過ぎてると思いました。ワザとチープにしてたり、低予算がホントなのかウソなのか安くわざと見せている気がしました。まあ、やり過ぎってヤツですね(笑)。
で、賛否の別れているおふざけ吹替版ですが、私はイマイチでしたかねえ〜。最初に字幕で観たので、吹替で観るとおふざけが過ぎてる関係でただでさえ分かりにくい内容が、さらに分かりにくくなってた気がしたんですよね〜。
こんな感じなので、低予算のバカ映画が観たい人やグラインドハウスに興味がある人にはおすすめしてもいいかと思います♪
という訳で今回は『ブラッド ムーン ライジング』についてザックリ書いてみました♪♪
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks、facebook、apocalypselater film