こんにちは、ヒッチです。
今回は2007年の映画『ブラッドレインII』についてザックリ書いていこうと思います。
なるべくネタバレなしの予定です♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ブラッドレインII BloodRayne II: Deliverance
監督:ウーヴェ・ボル
脚本:クリストファー・ドナルドソン、ネイル・エヴリー
出演:レイン/ナターシャ・マルテ
パット・ギャレット/マイケル・パレ
ビリー・ザ・キッド/ザック・ウォード
ニュートン・パイレス/クリス・コッポラ
バーテンダー・ボブ/クリス・スペンサー
2007年/カナダ、ドイツ映画/99分
概要
大人気ゲームの映画化作品『ブラッドレイン』の続編。と、言いながら全然原作のゲームと違うらしく、完成した映画は、興行的にも評価も散々な評価だったりしています♪
なのに!続編を作っちゃったんですね(アメリカ、日本、ドイツではビデオ映画、アラヴ、フランスなどでは劇場公開作品)。そかももう1本あるから裏事情がめっちゃ知りたい♪♪
そんな続編、1作目と監督は同じでもレイン役が変わりまして、今回はナターシャ・マルテという方が演じていらっしゃいます。
何でも前作のレイン役、クリスタナ・ローケンはTVドラマ『特殊能力捜査官 ペインキラー・ジェーン』と『Lの世界』の出演を理由にレイン役を断ったらしいです。ホントか?
それに前作ではやたら豪華だった役者陣もいなくなりまして、予算もだいぶ削られたのがうかがえます。
さらに前作の18世紀のルーマニアからなぜかアメリカの西部時代と舞台が変わりまして、まあほぼ別物♪♪
そして今回は西部劇という事もあってガンアクションなんかもあったりして、スプラッター度が前作より低かった印象です。
そんなこの作品、評判はやっぱりよろしくなくてアメリカのIMDbでの評価は⭐︎10点満点中2.7。残念。
そしてこの作品、なぜかさらに続編も製作されまして、シリーズ3作になってしまったのでした〜♪♪
序盤のあらすじ
憧れの西部の荒くれ者の記事が書けると、意気揚々と西部の町、デリバランスへやってきた記者のパイルス。
しかし町長はこの町でそんな記事になる事は起こらないと言う。一方、町から離れた一軒家では、人ではない者に襲われていた。
キャストなど
レイン……ナターシャ・マルテ
この方、ノルウェーの父とマレーシアの母の間に産まれたハーフだそうです。学生の頃はバレエやオペラの勉強をして育ち、その後ロサンゼルスへ引っ越して俳優の道に入っていったみたいです。
デビューは1997年、日本でも放送されたTVドラマ『ミレニアム』のゲスト。その後も比較的TVを中心に活躍されていますね。
23年現在までに58本もの作品に出演されており、今後の予定も複数ある売れっ子女優さんなんですが、ゲームの映画化作品によく出演する事でも知られているそうで、
このシリーズ以外にも『DOA/デッド・オア・アライブ』『アローン・イン・ザ・ダークII』『デス・リベンジ2』と出演されています。
ちなみに『エイリアン・シューター』というおバカ吸血鬼SF映画にも出演されてたりします♪
パット・ギャレット……マイケル・パレ
5歳で父親を亡くしたせいなのか、俳優になる気など全くなく料理専門学校卒業後ニューヨークの有名レストランで副料理長を務めていたんだそうです。
しかしモデル業にも手を出していて、その薦めで演劇学校に通い始めたんだそう。そしてその演劇学校でTVのスカウトマンの目に止まって1981年にデビューとなったらしいです。もう出来る男やん!
そして1984年『ストリート・オブ・ファイヤー』でスターの仲間入り。その後もアクションを中心に活躍されているそうですが、ここ20年くらいはB級映画が主体になってる様子です。
主な出演作として『フィラデルフィア・エクスペリメント』『光る眼』『バニシング・ヒーロー』『微笑みをもう一度』『ヴァージン・スーサイズ』『エアポート’05』など。今後も出演作が多数待機されているめっちゃ売れっ子さんです。
ビリー・ザ・キッド……ザック・ウォード
1983年スクリーンデビュー。その後、ピンからキリまで、TV、映画問わずかなりの作品に出演されています。
また2007年からは脚本にも挑戦、翌年08年にはプロデューサーもこなすようになり、かなり凄い方でした♪
主な出演作として『ブラザーフッド 殺人結社』『バイオハザードII アポカリプス』『オーディション』『スターブレード』『ミッシング 少女の叫び』『サバイバル・シティ』など。この方も今後の出演作が多数待機されていました。
監督……ウーヴェ・ボル
前作でも紹介したんですけどあらためて。西ドイツの監督さんで、1992年に監督、脚本、プロデューサーも兼ねて『German Fried Movie』を発表。
そしてこの作品の評価がまた低いっっ!以後、数々の低評価映画を発表し続けます。
ただ、裏事情はよく分かりませんが、なぜか有名ゲーム作品を手がける為か(それを映画会社がOKを出すのも分かりませんが)、一流の俳優陣を起用したり、ちゃんとお金のかかっている作品だったりするんですが、内容がどれもこれものようです。
最低映画の祭典ゴールデンラズベリー賞も過去3回受賞し、2008年には最低監督賞に加え最低功績賞という特別賞も頂いたらしいです。
それでも映画製作を続けていましたが、2016年「これからは製作に回って監督はしない」と言ったそうで、それが実際の引退宣言……かと思いきや、また監督業に戻る計画があるらしいです♪
ある意味すごいです♪♪
主な作品として『ハウス・オブ・ザ・デッド』『アローン・イン・ザ・ダーク』『デス・リベンジ』『SHOCKER ショッカー』『G.I.フォース』など。
個人的な感想
え〜…実と書くと、前作があまりに酷かったので、
そのせいか、それなりに楽しく観れました。
西部劇嫌いじゃないですし♪
ヒロインのレイン役のナターシャ・マルテさんもそんなに嫌いじゃないですし、
何せ、前作よりは、まだお話がすんなり入ってきました。
というかですねえ、前作のヒロインの行動が私には意味不明にしか写りませんでっっ!!
ホントに頭を抱えながら観た記憶がめっちゃあったんですよ。
なので今回はヒロインの行動が全然分かっただけで、ストレスなく観れたんですね〜♪♪
ただ、肝心のガンアクションやクライマックスの展開の鈍臭さってっっ。
そこスローモーションにしちゃう〜〜?とか、
え、このキャラこれで死んじゃうの〜?とか、
くどい町の人間達の描写とか、
前半が思ったより観れた分、後半がしんどかったですかねえ〜。
なので前作よりはマシ……くらいの気持ちで観ないとやっぱりダメかもしれないです。
とりあえず、Z級映画とか、吸血鬼映画を極めたい!と思っている私みたいなちょっと頭のネジが外れている人ぐらいにしかオススメはできないですかね(笑)♪♪
という訳で今回は、『ブラッドレインII』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema