こんにちは、ヒッチです。
今回は2005年のたぶんDVD販売のみの映画『リターン・オブ ヴァン・ヘルシング -ネクスト・モンスターズ-』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレ……しても誰も困らないと思いますのでちょっとするかもです♪♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
ちなみにユニバーサル映画の大作『ヴァン・ヘルシング』のザックリ説明はこちらです♪
リターン・オブ ヴァン・ヘルシング -ネクスト・モンスターズ- Way of the Vampire
監督:サラ=ニーン・ブルース、エドゥアルド・ドゥラオ
脚本:キャリー・メレンドレス、シェリー・ストレイン
出演:アブラハム・ヴァン・ヘルシング/レット・ガイルズ
セバスチャン/アンドレアス・ベケット
エミリー/ブレント・ファルコ
イヴォンヌ/アリックス・ヘニング
アリアナ/デニス・ブッテ
ドラキュラ/ポール・ローガン
2005年/アメリカ映画/82分
概要
2005年のアメリカ映画なんですが、たぶん本国でも劇場にはかかっていないと思われます。
製作はアサイラム。そんな訳で当然Z級の臭いがプンプンするんですが、その通り!
Z級でございます♪
ちなみにかの有名なユニバーサル映画『ヴァン・ヘルシング』とはな〜んにも関係ございません♪♪
あ、もう一個ちなみに邦題に「ネクスト・モンスターズ」って付いてますけど、吸血鬼以外出てきませんよ〜♪♪
なので先に書きますが、普通に映画を楽しみたい方にはおすすめしませんよ〜♪♪
でも原題は『Way of the Vampire(ヴァンパイアへの道)』という事で、別にそこまで『ヴァン・ヘルシング』を意識した作品ではないと思われるんですよね。
というのも日本のパッケージは写真のとおりなんですけど、アメリカ本国のパッケージは全然違うんです。
こんなです♪
作品中でヴァン・ヘルシングがウエスタンハットを被ってた記憶もないですし。
まあでもアサイラムが「『ヴァン・ヘルシング』に便乗しようぜえ〜!」って作ったらこんなになっちゃった的なオチかもしれませんが。
作品自体ははホラーというよりはアクション強め、でも低予算なんでアクションはショボいし、たまに出る特撮もショボいです♪
そして展開も序盤から中々なツッコミどころ満載という素晴らしい仕様♪
でもこの作品、それなりに考えて作ってありますし、非常に分かりやすかったですが伏線なんてのも張ってみたりと低予算ながらも頑張っている印象です。
まあ、とても良い印象に書いていますけど、基本Z級映画ですからね♪
序盤のあらすじ
100年以上前、ドラキュラ討伐の為に家を後にする事になったヴァン・ヘルシング。教会からのモンクを数人従え、妻のイヴォンヌを1番吸血鬼に詳しいセバスチャンに預け、ドラキュラ城へ出発するが……
キャストなど
ヴァン・ヘルシング……レット・ガイルズ
この方、以前にも『アンダーブラッド』という作品で紹介してますね。
驚くのはこの作品でもヴァン・ヘルシングを演じており、さらに『Wolvesbayne』という2009年のTV映画(これも低予算吸血鬼&狼男映画)でもヴァン・ヘルシングを演じている点です。
これは大変珍しく、シリーズでない作品に複数回ヴァン・ヘルシングを演じているのは、ピーター・カッシングと彼だけ!と、アメリカのサイトIMDbで書かれています。
マジか!
残念ながら2013年の作品を最後に俳優としての活動は終わっていますが、落ち着いた佇まいのいい感じの役者さんなので、また演じてほしいものですね。ヴァン・ヘルシングを♪
つーか『Wolvesbayne』を日本でもDVD販売して♪定価では買いたくないけど♪♪
セバスチャン……アンドレアス・ベケット
この方、1990年の『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』でエキストラ出演がデビューらしいです♪何かいいな♪
その後もTVドラマや映画で大きな役はないんですが数をこなしてるって感じの役者さん(笑)。残念な事にこれだ!って作品がない気がしますっっ。
舞台もされているようで、1997年の『ドラキュラ』ではドラキュラ役をやっているっぽいです。おお〜♪その他ゲームの声優などもされており、現在も活躍中です♪
エミリー……ブレント・ファルコ
2005年のTVドラマのちょい役でデビュー。この作品が彼女にとって3本目の作品。
ただ残念な事にこの後もあまり売れなかったようで、2012年のTVドラマを最後にキャリアが終わっています。ちょっと残念。
アリアナ……デニス・ブッテ
1995年のTVドラマでデビューになってますが、実質のデビューは2004年の映画のようです。
その後もTVドラマ、映画とちょい役を数多くこなし、2009年〜11年の放送されたTVドラマ『Meet the Browns』では主役を演じています。
その頃には主役級の映画などにも出演されていたり、現在でも活躍中です。
監督……サラ=ニーン・ブルース/エドゥアルド・ドゥラオ
サラ=ニーン・ブルースは監督さんというよりもプロデューサーや製作顧問と言った完全な裏方さんのようで、監督をした作品は3本しかありません。そして現在までに75本以上のTV、映画、ネットなどの作品に携わっているのだそうです。
共同監督のエドゥアルド・ドゥラオという方も監督さんというより制作コーディネーターやセット制作アシスタントといった裏方さんがメイン。監督作品も3本しかありません。
正直2人ともちょっと分かりにくい(笑)。この作品、会社始動で作られた感じなんですかねえ?よく分かりませんでした♪
個人的な感想
アサイラムなどの低予算映画をよく観るようになって気がついたんですが、
オープニングのCG、ショボ過ぎません?
何か、それまではまだ観れなくもない作品かな〜…って思って観るんですけど、
オープニングで「絶対これZ級!!」って思うんですよね。
そしてそれは大概当たるんです(笑)。
ただ今回の作品は、その中でも観やすい部類に入る作品かと思いました。
当然序盤の展開からヴァン・ヘルシング間抜けなのか?とか、
舞台が現代に移ってすぐのヴァンパイアの行動、バカなの?とか、
ヴァンパイアの王子のなんともネガティブな発言の連発(笑)とか、
本当に観てて「なんてバカな映画なんだ」と呆れるんですが、
主演のレット・ガイルズさんの落ち着いた雰囲気が個人的に好きなので、
こんなヴァン・ヘルシングもあり♪として観れちゃうんですよね。
その後も夜の教会の外観が映った後に明らかに太陽光で明るくなった部屋のシーンがあったり、
集団で戦うシーンもアクション指導がたぶんいないのか、
双方ショボい戦いに顔や木の杭のドアップとかが入って何やってるのかほぼ分からなかったりとか、
ラストバトルのヴァン・ヘルシングの意味不明な武器の持ち方とか、
終わり方のショボさとか、
もうZ級映画ならではのダメダメなシーンの連続ですが、
何か最近観たZ級映画の中では好きな方かも(笑)。
でもよほどのマニアかチャレンジャー以外にはおすすめしませんよ〜♪♪
という訳で今回は『リターン・オブ ヴァン・ヘルシング -ネクスト・モンスターズ-』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema