こんにちは、ヒッチです。
今回は2008年にアメリカで公開された作品『UNDERWORLD ライジング』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定で書こうと思います。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
そして『アンダーワールド』とそのジャケット詐欺作品をまとめた記事を作りましたので、よかったら見てやってくださいませ♪
アンダーワールドシリーズとアンダーワールドジャケット詐欺作品、ザックリまとめました。
UNDERWORLD ライジング Shadowland Twilight Hunters
監督/脚本 : ワイアット・ウィード
出演:ローラ/ケイトリン・マキントッシュ
ジュリアン/ジェーソン・コンティーニ
ラザロ/カルロス・アントニオ・レオン
牧師/デイル・D・ムーア
2008年/アメリカ映画/99分
概要
2008年のアメリカ映画。ちゃんと公開されていまして、インディペンデントの映画祭などでは賞もいくつか受賞しているらしいです。
ただ調べたんですけど情報が出てこなくって、よく分かりませんでした。
当初のタイトルは『Shadowland』でしたが、
イマイチどういう経緯かは分からないんですけどある時期からタイトルが『Twilight Hunters』となり、
2013年に日本で発売になった時には『UNDERWORLD ライジング』となりました。
まあ原題の『Shadowland』が本編を観た後では(合ってない気がする〜……)となるので、
まだ『Twilight Hunters』の方がマシな気もしますが、なぜ『トワイライト』に寄った後、『アンダーワールド』に寄るかなあ(笑)。
ちなみにジャケットは海外版の方がまだいいかなあ~……『トワイライト』にもっと寄せちゃえばよかったんじゃ……。ロゴは寄せてるんだからさあ〜……。
しかし内容的には『トワイライト』にも『アンダーワールド』にも寄っていなくてですねえ(笑)、
あまりにも不幸な生き様をしたヒロインをさらに追い詰めていくヒデ〜お話だったりします。
この手のジャケット詐欺作品にありがちな安い作りではなく、かなりちゃんと作り込まれていたりします。
が、序盤のCG処理とかがめっちゃ安く見えてしまうし、やっぱり序盤のコロコロ時代が変わる展開の“変さ”や、知っている役者さんとか出ていないところなど、やっぱり低予算な作品なのかな?って思うんです。
しかしよく考えたら後半にけっこうな数の人が登場してるし、そんなに低予算ではなかった気もするなあ〜……。
ホラー度もないですし、セクシーシーンもなく大人しめな作品ですが、Z級映画ではないと思います。
序盤のあらすじ
1897年、村の男達に捕まったローラは牧師に木の杭を刺されて殺されてしまう。
そして現代、教会の修復をしていた作業員が、土の下から大きな石の十字架と、木の杭を見つける。
その作業員は地面に刺さっているように突き立っている木の杭を何じゃこりゃとばかりに抜くが……
キャストなど
ローラ……ケイトリン・マキントッシュ
この方、ちょっと間違っていたらごめんなさいなんですがっっ、俳優さんというよりボディビルに似たスポーツの「figure competitor」という競技の選手だったみたいです。
でもそんな人にも見えなかったから間違っているかもっっ。で、俳優としてはこの作品と、7分の短編作品の2本しかクレジットがないようです。
ただ、その後“オンセットティーチャー”という、どうやら役者さんに競技の指導をする仕事をTVドラマなどでされているみたいですね。
役者さんとして充分に魅力のある方でしたので、個人的にはちょっと残念。
ヴァンパイアハンター、ジュリアン……ジェーソン・コンティーニ
お父さんも俳優さんだそうで、3歳の時には役者の仕事をされていたそうです。映画デビューは2001年。
その後、しばらくはパッとしていなかったようですが、この作品で準主役を演じた後は主役級の仕事ばかりですね。
2015年と16年には脚本や監督にも挑戦されているんですが、その年を最後にキャリアが途絶えています。どうしちゃったんでしょうねえっっ。
この方にはちょっと悲しいお話がありまして、この作品には弟のショーンも出演されているんですが、彼はこの作品の出演後、ハイキングで事故にあって原因で亡くなったそうです。
この作品のクレジットの終わりの方で、“ショーン・コンティーニに捧ぐ”という文字が上がってきます。
ラザロ……カルロス・アントニオ・レオン
1988年にTVドラマでデビュー。その後もTVドラマに出演をされていましたが、98年にクレジットが一回途絶え、2008年から今度は映画作品を中心に活躍されています。
その10年に何があった?そして出る作品の主役の多い事!その10年に何があった?
22年以降も主役級の作品が公開を待たれている状態の売れっ子さんでした。まあ、普通にカッコいい方でしたからね。
監督/脚本……ワイアット・ウィード
この方、多分エキストラ(1989年)でこの業界に入った方っぽいんですけど、
その後、役者、視覚効果、編集、撮影監督などけっこういろんな事に手を出しながら脚本も書き、そのうち監督も始めちゃった強者さんでした。
ちなみに初監督は2006年。現在までTVドラマを含む8本の作品を監督し、10本の脚本を手がけていますが、この人も2016年でキャリアが止まっています。何?2016年。
個人的な感想
この作品、概要にも書いたとおり、作りが丁寧なんですよね。
ただ序盤の展開がちょっと要らんと思ったりはしました。
とにかくヒロインのローラの描写がしっかりとしていて(最初は傷だらけだったのが日にちが経つにつれて治っていく過程とか)、演じている女優さんもとても上手なんだと思います。かなり後半にならないと会話もしないキャラクターを見事に演じてらっしゃったと思いました。
ただその丁寧な展開が丁寧すぎまして、展開が遅い!
そしてそんなに長い作品じゃないよな?と思う私の嫌な予感はしっかり当たってしまいました。
なんか、観終わった後の「これで終わり?」感がねえ〜……
日本で販売されているDVDは『Twilight Hunters』ヴァージョンなので、最初にタイトルを見た時に、
(ああ、ヴァンパイアハンターのお話なのね)
と、当然思うんです。
で、それは間違っていないんですけど、
にしてはヴァンパイアハンターのジュリアンのバックボーンはあまり見えてこないし、
やっぱり時間がなくて無理矢理終わらせた感が否めない〜……
非常に残念〜……っっ!
だって前半の展開観てるときっとこれは伏線で、後半にそれが効いてくるとか思うじゃないですか〜!
全部ブッとびでした(笑)。
という訳でこの作品は、不幸なお姉さんを観たい人にはオススメできます♪♪
本当に後30分くらい長かったらもっといいラストになってた気がするんですけどねえ〜っっ。
という訳で今回は『UNDERWORLD ライジング』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema