
こんにちは、ヒッチです。
今回は1994年の大ヒット映画、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみようと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※2025年9月に大幅に書き直しました~♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles
監督:ニール・ジョーダン
脚本/原作:アン・ライス
出演
レスタト/トム・クルーズ
ルイ/ブラッド・ピット
クローディア/キルスティン・ダンスト
アーマンド/アントニオ・バンデラス
ダニエル/クリスチャン・スレーター
1994年/アメリカ映画/123分
配信状況
※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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概要
1976年発表のアン・ライスの小説『夜明けのヴァンパイア』を1994年に『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督が映画化、原作のアン・ライス本人が脚本を書いた作品。
主人公のヴァンパイア、ルイ役に当時人気急上昇中だったブラッド・ピット、
彼のお師匠のヴァンパイア、レスタトにトム・クルーズ、インタヴュアーにクリスチャン・スレーター、
他にもアントニオ・バンデラス、まだ子役だったキルスティン・ダンストなど、今観ると豪華すぎるキャストを起用し、当時世界的にも大ヒットし、数々の賞も受賞している傑作です。
この作品、いろんなトコでやっている吸血鬼映画でランキングで大体上位に入っています!
たぶんですが、この作品に影響を受けた吸血鬼映画や作品はめっちゃ多いと思われます。

もともとは1976年にパラマウントが今作の映画化権を購入したところから始まるそうで、パラマウントは製作が上手くいかず時間だけが過ぎて権利をロマリー社に移り、さらにワーナーに移ったそうです。
そして『クライング・ゲーム』をヒットさせたニール・ジョーダンさんに話が行き、原作者のアン・ライスさんが書いた脚本を読み興味を持ち、さらに原作小説を読んで興味を持ったそう。
そして製作にレコード会社の経営者でもあるデヴィッド・ゲフィンさんが加わり製作費は吸血鬼映画では破格の7000万ドルが投じられたそうで、この環境にジョーダン監督は『風と共に去りぬ』のような壮大な作品を目指したそうです。
こうして製作がスタート、主人公のレスタトにアン・ライスさんは当初ジュリアン・サンズさんを推薦していたそうですが、まだ無名という理由で落っこちてトム・クルーズさんに決まり、アンさんだいぶ困惑したらしいです(笑)。しかし完成した今作を観てトムさんの力量に感服したみたいですね♪♪しかも本人に電話して謝罪したそうな。
またインタビュアーのダニエル役は当初リバー・フェニックスさんが決まっていたそうですが、撮影4週間前に死去、代役としてクリスチャン・スレーターさんが抜擢され、彼は今作のギャラを全てフェニックスさんのお気に入りの慈善団体に寄付したそうです。そして今作のエンドクレジットではフェニックスさんへの献辞が流れています。
撮影はニューオリンズ、ロンドン、サンフランシスコ、パリ、などで行われたそうです。ニューオリンズでの撮影の際にはブラッド・ピットさん、この街を気に入って撮影以外の時は自転車で街を走り回って地元の人たちと交流してたらしい(笑)。ただピットさんはこのルイという役にかなり苦労してたみたいで鬱気味にまでなったとも書いてありましたね〜。大変だっっ。
またその関係なのか撮影当時はトムさんとピットさん、仲がよろしくなかったそうで、最近雪解けしたみたいです。長っっ。

こんないろいろあった今作、1994年11月11日に公開されると大ヒットして公開3日間の興行収入が歴代4位という記録を叩き出し、全世界で2億2400万ドルにもなったそうです。
批評家、観客からの支持も上々で、当然続編の話は持ち上がっていたみたいで、ジョーダン監督もアン・ライスさんもやる気で『ヴァンパイア・レスタト』を原作に脚本が着手されたそうです。ただ、肝心のトム・クルーズさんが続投を望まず、それを理解したジョーダンさんは製作を打ち切ったというのが真相みたいですね。
そして2002年にぜんぜん違うスタッフ達によって『クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』が作られて、ファンは微妙な気分を味わうのでした〜♪
そしてさらに月日は流れて2021年にTVシリーズとして『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は帰ってきまして、今のところU-NEXTで独占見放題となっているのでした〜!!マジか〜〜っっ!!
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賞歴
こんな大ヒット作品ですので、当然映画祭で賞を獲ってます♪ザッと紹介しますね〜♪
- 1994年アカデミー賞
作曲賞ノミネート……エリオット・ゴールデンサール
美術賞ノミネート……ダンテ・フェレッティ - 1994年英国アカデミー賞
最優秀撮影賞受賞……フィリップ・ルセロ
賞最優秀美術受賞……ダンテ・フェレッティ
最優秀衣装デザイン賞ノミネート……サンディ・パウエル
ベストメイク&ヘア賞ノミネート……スタン・ウィンストン/ミシェル・バーク/ジャン・アーチボルド - 1994年ファンゴリア・チェーンソー・アワード
最優秀男優賞ノミネート……トム・クルーズ
助演男優賞受賞……アントニオ・バンデラス
助演女優賞受賞……キルスティン・ダンスト
ベストメイクアップFX受賞……スタン・ウィンストン
最優秀脚本賞ノミネート……アン・ライス
最優秀サウンドトラック賞ノミネート……エリオット・ゴールデンサール - 1995年MTVムービー&TVアワード
最優秀映画賞ノミネート……『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
最優秀男性パフォーマンス賞受賞……ブラッド・ピット
最優秀ブレイクスルーパフォーマンス賞受賞……キルスティン・ダンスト
最も魅力的な男性賞受賞……ブラッド・ピット
最も魅力的な男性賞ノミネート……トム・クルーズ/クリスチャン・スレーター
最優秀オンスクリーンデュオ賞ノミネート……トム・クルーズ/ブラッド・ピット
最優秀悪役賞ノミネート……トム・クルーズ - 1995年サターン賞
最優秀ホラー映画賞受賞……『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
最優秀監督賞ノミネート……ニール・ジョーダン
最優秀男優賞ノミネート……トム・クルーズ/ブラッド・ピット
若手俳優による最優秀演技賞受賞……キルスティン・ダンスト
ベストコスチューム賞受賞……サンディ・パウエル
ベストメイクアップ賞ノミネート……スタン・ウィンストン/ミシェル・バーク
最高の音楽賞ノミネート……エリオット・ゴールデンサール
こんな感じ♪とりあえず抜粋しました〜♪

評価
IMDb | 7.5/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…63% 視聴者スコア…86% |
映画データベース-allcinema | 7.1/10 |
Filmarks | 3.6/5 |
Amazon | 4.4/5 |
こんな感じ。やっぱり評価が高いですね。ただコメントを読むと「面白いけど完璧ではない」という感じが目につきました。たぶん、評価はみんなしてるけどイマイチどこか足りないんでしょうね。当然大絶賛してる方も多くいらっしゃいましたよ♪
それとキルスティン・ダンストの演技にみなさん驚愕されています。めっちゃ分かる!後、今観るとBLという意見も(笑)。
序盤のあらすじ
現代のサンフランシスコ。
Amazonより引用
街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。
18世紀末、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。
彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと共に世紀末の夜をさまよう。
人間の命を奪うことをなんとも思わないレスタトに対し、人間の心を捨てきれずに苦悩するルイ。
だがある夜、母の亡骸にすがりつく少女クローディアと出会ったルイは、衝動的にその命を奪ってしまう。
彼女をヴァンパイアの一族に招き入れるべく新しい命を吹き込むレスタト。
しかし、それは思わぬ悲劇の始まりだった!

キャストなど
ヴァンパイア、ルイ……ブラッド・ピット
1987年デビューで、この作品の前辺りから注目をされ始めたそうで、ウィキペディアを読むと、この作品がターニングポイントだったらしいです。知らんかったなあ。
この後は当然ヒット作に数々出演し、プロデューサーとしても活躍されて、少し前にはタランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー助演男優賞を受賞しましたね。
ものすごく演技が上手ば方でホントに別人のようになるんですけど、この作品のルイをナイーブに演じていました。この人だったからこの映画は面白かったと、私は思っています。
お師匠ヴァンパイア、レスタト……トム・クルーズ
当時すでに大大大スター。そのせいかもしれませんが、この作品のパッケージもキャストの1番目もトム・クルーズです。でも主役じゃないんですけどねえ。
1981年デビュー。その後は若手スターとして青春映画にいろいろ出演し、『トップガン』で大スターの仲間入りし、その後はヒット作に多数出演。
書かれた文字をちゃんと読めない障害(ディスレクシア)を持っている事もあってか、若い頃は演技派を目指してたように見えてんですが、
『ミッション・インポッシブル』シリーズ以降はジャッキー・チェンの後継者と言われるようになりました。
この作品のトムはまだ演技派の頃もあって、この作品を見た時は、こんな役もできるんだ〜!と、感動したのを覚えています。
カッコよくって憎たらしいレスタトと、優雅に演じていました。
ちなみにホラーですとこんなのにも出てましたね(笑)♪
クローディア……キルスティン・ダンスト
この方もこの作品で注目された方ですが、デビューは1989年、まだ7歳の頃だそうです。
この作品の時は12歳だったらしい。
18歳の頃の『チアーズ!』が当たり、その後は『スパイダーマン』3部作のヒロインを演じたので、知っている人も多いかと思います。
この作品のクローディア役を、監督の上手さもあるのでしょうが、とても切ない表情で演じてまして、
当時(老け顔の女の子だなあ)と思ってたら、大人になっても、まあまあ老け顔の女優さんになってて(ああ……)って思った記憶があります。ごめんなさいっっ。
ヴァンパイア、アーマンド……アントニオ・バンデラス
この方も大大大スターですね。1982年デビューで、いろんな作品に出演されていますが、この作品ではそれほどの注目は集めていません。
しかし、翌年の『デスペラード』で世界的に大ブレイクし、その後はヒット作連発でございます。
この作品のアーマンドという役、何気に難しいキャラだと思うんですけど、やっぱりナイーブに演じてたと思います。
インタヴュアーのダニエル……クリスチャン・スレーター
この方、1980年にTVドラマデビュー。その後、人気若手俳優の一角に成り上がり、『ヘザーズ』や『モブスターズ』『ヤング・ガン2』などに出演。
その後も『ブロークン・アロー』などに出演してますが、どうやら問題児だそうで(知らんかったなあ)よく逮捕されてるせいか、あんまりパっとしなくなっちゃいましたね。
個人的にはこの人のクセの強い狐顔は好きだったので、残念。
この作品のダニエルは、言わば観客と同じ立場のキャラなので、至ってまともな青年でした。それをサラっと演じておりますよ♪

監督……ニール・ジョーダン
アイルランドの監督さんなんですね。知らんかったです。
1982年に監督デビューして、先にも書いた『クライング・ゲーム』で有名になった印象でしたけど、
『狼の血族』や『俺たちは天使じゃない』など、めっちゃヒット作をすでに出してましたわっっ。
この作品後には『マイケル・コリンズ』や『ブッチャー・ボーイ』などで賞も獲ってるそうな。2010年以降はTVドラマの製作総指揮などもしてるらしいですね。
また吸血鬼映画で『ビザンチウム』という作品を発表しています。これも傑作!
原作:『夜明けのヴァンパイア』
私は原作を読んでいないので感想は書けないんですけど、ウィキペディアとかで調べるとどうやらこの作品、
著者のアン・ライスさんのデビュー作で、1969年に書いた短編小説を1973年に娘さんが亡くなった悲しみから長編小説に書き直したものなのだそうですよ。
しかし完成した作品を出版してくれる会社はなかなか見つからなくて、本人も強迫性障害を患ってしまったそうです。
幸い、1976年に出版され、その後見事に大ヒットし、続編の『ヴァンパイア・クロニクルズ』というシリーズに発展したそうです。
さらに映画化、コミック化、続編の映画化、2021年にはアメリカのTV局AMCがTVドラマの製作を発表したそうな。実現するといいですねえ~♪
個人的な感想

このブログのタイトルが示す通り、私はこの作品が大好きです。
1番というのは、人に勧められるという意味もこもっているので、正確に1番ではない(笑)ですが、かなり好きな作品です。
最初のしもぶくれ(失礼!)なブラッド・ピットが語る、人から吸血鬼になるくだりからもう引き込められちゃうんですが、
トム・クルーズ扮するレスタトや、それぞれのキャラの感情がとても丁寧にそして美しく描かれていると思います。
いわゆる耽美映画ってヤツですね。トム・クルーズもブラピも他の出演者も美しく、そしてカッコええんですわ!
なので淡々と進む映画で123分と、そこそこ長い作品なのですが、全く飽きませんでした。
ちゃんとしたドラマとして観れますからね♪
まあただ、文句を1つ書くとしたら、エンディングのガンズ・アンド・ローゼズは何か作品に合ってない気がしたんですけど……それは私だけですかねえ?
と、いう訳で今回は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた~♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks
※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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