
こんにちは、ヒッチです。
前回、前々回と『魔人ドラキュラ』を扱ったので、今回はその続編たちの事をザックリ書こうかな♪と、思います。
しっかりネタバレしますので、観たい方は読むのをやめて下さいませ〜♪
『女ドラキュラ』Dracula’s Daughter 1936年アメリカ映画70分
監督 ランバート・ヒルヤー
オットー・クルーガー
グローリア・ホールデン
『魔人ドラキュラ』のヒットを受けて作られた続編で、アンデッド(生ける死者)のはずのドラキュラの娘さんが出てきます。
話としてはドラキュラの娘さんが気に入った主人公を同じ吸血鬼にしたいけど拒絶されるって言う話で、どちらかと言うとメロドラマかな?
主人公を演じるオットー・クルーガーさんが結構なお年に見えるんですが、もう一人のヒロインとのコミカルなやり取りや、娘さんとのやり取りが様になっていて魅力的だとは思いました。
ドラキュラの娘さんを演じるグローリア・ホールデンさんも妖艶な演技をしており、映画としての雰囲気は中々良いかと私は思っています。
ただ、面白いか?と、言われると…
まあ、ねえ(笑)。
こんな感じです。
『夜の悪魔』Son of Dracula 1943年アメリカ映画80分
監督 ロバート・シオドマク
ロン・チェイニー・ジュニア
『女ドラキュラ』がヒットしたかどうかは知りませんが、この時期のユニバーサルはモンスターホラー路線を突っ走っている最中で、この映画もそんな中生まれた一本です。
前回がドラキュラの娘だったので、今回は息子にしてみました♪原題は“Son of Dracula”で、まんま「ドラキュラの息子」です。
何でわざわざ『夜の悪魔』というタイトルにしたのかはよく知りませんが、ぶっちゃけこの作品で恐いのは息子さんではなく、息子さんが夢中になっているヒロインの姉です。
その姉に息子さんはいいように利用されるだけされます♪
もう今回の息子さんのダメっぷりは中々目を見張る物があり(笑)、演者のロン・チェイニー・ジュニアのいつも困っているような顔とマッチし過ぎていて笑えます。
主演のロン・チェイニー・ジュニアはお父さんが「千の顔を持つ男」という異名を持っているロン・チェイニー。
そもそもこの人が『魔人ドラキュラ』でドラキュラ役をやるはずだったのに撮影前に亡くなってしまった事もあり、今回は息子のジュニアがリベンジを果たした格好にはなっています。
が、このお父さんが偉大過ぎてどうしてもその影に隠れる形をとってしまっています。
ジュニアは悩んでばかりの狼男がハマり役で、ようはそういう顔だし、そういう演技なんだと思います。
なので、この息子さん役は…ある意味ハマっちゃってますが、本来はあまり吸血鬼役は向いていないのでは〜…と、思いました。
また、この映画、原題で「ドラキュラの息子」と言い切っているクセに最初に出てくる棺桶に書いてある文字はアルファベットでドラキュラの逆さまの「アルカード」であり、見てる方としては「なぜ隠す?」と、なります。その後も特にドラキュラと名乗るシーンは確かないので、結果アルカード伯爵というオチな気もしなくもない(笑)。
ただこの映画でこのシリーズ初となる、
ドラキュラからコウモリへの変身シーン
がありまして、これが結構カッコいいです♪
そのシーンはホントにおすすめですので、この映画を見る際にはそこを楽しみにしましょう。
間違っても吸血鬼の恐さも求めてはいけません♪
ちなみに監督のロバート・シオドマクという方、この作品の後に『幻の女』という映画でしっかりヒットを飛ばしている素晴らしい監督さんです。えがったえがった♪
『フランケンシュタインの館』The House of Frankenstein 1944年アメリカ映画70分
監督 アール・C・ケントン
ボリス・カーロフ
ロン・チェイニー・ジュニア
前作の『夜の悪魔』がヒットしたかは知りませんが、同時期の『フランケンシュタインと狼男』がヒットしたので、この手法いけるんじゃね?とばかりに怪物同士をぶつける映画が作られ始めました。
これはその第二弾。この映画ではドラキュラ本人の復活シーンが拝めます。
ただし、お話自体はフランケンシュタイン博士を噛みと崇めるマッドサイエンティストがメインです。
ドラキュラは速攻で退場するので、ドラキュラ映画として見ては行けません。
今作からドラキュラ役が、ジョン・キャラダインになります。
この役者さんの風貌が、藤子不二雄の『怪物くん』の元ネタであるのは明白。ベラ・ルゴシより顔が細く、目もつり目、ちょび髭も生やしています。
ちょっと間違うとコメディになりそうな感じですが、ジョン・キャラダインのスマートさが功を奏してとてもカッコいいのです。たぶん出ている時間は15分ぐらいだと思うんですけど、もうちょっと活躍して欲しかったですね。
しかしこの映画も私的にはそんなに面白いとは思っていなくって、やっぱり何種類も怪物が出てくると何か話が訳わかんなくなっちゃいますね。
『夜の悪魔』でドラキュラの息子を演じたロン・チェイニー・ジュニアが今回はハマり役の狼男を演じていたり、元祖フランケンシュタインの怪物のボリス・カーロフが今回はマッドサイエンティストを演じていてカッコええです。
当時はこの映画もそれなりのヒットを飛ばした(らしい)。
『ドラキュラとせむし女』House of Dracula 1945年アメリカ映画67分
監督 アール・C・ケントン
ロン・チェイニー・ジュニア
マーサ・オドリスコール
怪物達の共演なら金が稼げると思い上がった当時のユニバーサルがやらかした映画。
この映画の失敗で、ユニバーサルホラーは一旦幕を下ろします。
内容はとある博士のところにドラキュラが「自分の体質を治したい」と訪ねて来るところから始まりますが、その後は狼男が来たりフランケンシュタインの怪物か発見されたりと何やってんだ?って展開に。
せむし女は博士の助手をやっています。
この映画のドラキュラもジョン・キャラダイン。
今回はメインで出ていますので、ジョン・キャラダインのスマートなドラキュラ像が堪能できます。映画の内容がホントにトホホなのが残念ですが、ドラキュラ役が2回目という事もあり、とてもハマっていていい感じです。
映画の見どころとしては、ドラキュラの血液を顕微鏡でのぞくと釣り針のような物が映ってそれが原因なんじゃないか?という展開…ぐらいかなあ(笑)。
そのシーンが終わると狼男が出てくるしドラキュラがオイタをしてしまうので何じゃコレ?ってなっちゃうんですよね〜。
フランケンシュタインの怪物は取ってつけたように出てくるし。脚本をもうちょっと変えればもっと面白くなったのでは?と、思える作品ではあります。
でもおすすめはしませんけど〜♪
この後、『凸凹フランケンシュタインの巻』というコメディ映画がありますが、これは私も未見なので語れません。ベラ・ルゴシが久々にドラキュラ役で復活しているというのは知ってるんですけどね。
現在DVD化もされてなさそうです。
『魔人ドラキュラ』から続いたドラキュラのシリーズはこれにて終了となります。
この後ユニバーサルは1979年にドラキュラをリメイク?しますが、まあそれはそのうちと言う事で♪
つー事で今回ここまで♪
ではまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema