『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』ってこんな作品!イタリアのコミックの映画化で面白要素がてんこ盛り!…なハズなのに……

adobeさんのちのFirefly(Bata)版で新しく作ってもらいました♪『吸血鬼たちが映画を楽しんでいる図』

こんにちは、ヒッチです。

今回は2011年の映画『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト DYLAN DOG: DEAD OF NIGHT

監督:ケヴィン・マンロー

脚本:ジョシュア・オッペンハイマー、トーマス・ディーン・ドネリー

原作:ティツィアーノ・スクラヴィ『Dylan Dog』

出演:ディラン・ドッグ/ブランドン・ラウス

   マーカス/サム・ハンティントン

   エリザベス/アニタ・ブリエム

   テイ・ディグス/ヴァーガス

   ピーター・ストーメア/ガブリエル

2011年/アメリカ映画/108分

概要

2011年公開のアメリカ映画で、原作は1986年スタートのイタリアのコミック『Dylan Dog』。ちなみに全世界で6000万部も発行されている超人気作らしいです。ただし日本では未発売。残念。

そんな人気コミックの映画化という事で、主演に『スーパーマン・リターンズ』でスーパーマンを演じたブランドン・ラウスを迎えて2000万ドルの製作費をかけて作られた事もあり、ファンからしたら待ちに待った映画化だったでしょう♪

それだけお金をかけただけあって、画面はキレイだし特殊撮影もすごいですし、かなりちゃんとした映画。ホラー映画というよりはアクションコメディですかね。かなりエンターテイメントしてます♪♪

しかしちょっとこの作品、問題がありまして、設定はいろいろ違うようです。

原作では超常現象捜査官という役職で、幽霊やモンスターなどの関わる事件を解決するお話にたいして、

この映画では過去にモンスター達のトラブルの調停役をしていた私立探偵……という、かなり違う設定ですねっっ。舞台も原作のロンドンから、アメリカのニュー・オリンズに変更されてたりします。

そんな訳で作品が公開されてからの評価はけっこう叩かれたらしいですねっっ。

興行収益も全世界で580万ドルと振るわず、普通コミックの映画化でしたら続編の話が持ち上がるところですが、当然それもありませんでした。

でも現在、アメリカのサイトIMDbでの評価はそこまで厳しくなく、☆10点満点中5.1と、まあ〜……こんな感じです(笑)。ちょっと残念。

序盤のあらすじ

立派な屋敷で夕食を軽快なロックを聴きながら作っているエリザベス。夕食の準備も終わるメドがつき、父を呼ぶが降りてこない。すると用意した皿に赤い液体が落ちた。

エリザベスはそれに気づき、天井を見上げると、そこには染み込んだ血らしき物が。慌てて父の部屋へ向かったエリザベスが見た物は、胸に傷を負い、絶命した父の姿だった。

そして何かの気配を感じたエリザベスは、ゆっくりと部屋を見るが……

キャストなど

ディラン・ドッグ……ブランドン・ラウス

デビューは1999年のTVドラマ。その後数年はTVドラマのゲストなどでキャリアを重ね、2006年『スーパーマン・リターンズ』でクラーク・ケント役に大抜擢されて一躍時の人に。

しかし残念な事にこの作品、興行的に悪くなかったハズなのに、製作と配給元のワーナーとレジェンダリー・ピクチャーズからは“イマイチ”の烙印を押され、その後のゴタゴタもあって続編の予定もなくなり、ちょっとかわいそうな事になりましたね。

しかし2014年スタートの同じDCコミックスのTVドラマ『ARROW/アロー』で今度はレイ・パーマー/アトムというアイアインマン的なキャラクターを演じていましたね。めっちゃハマってた(笑)。

知らなかったですけど、2020年のTVドラマの『バットガール』で別世界のクラーク・ケント/スーパーマンを演じたらしいですね。

ちょっと観たい……そんな訳で現在でもバリバリ元気なご様子でした♪♪

マーカス……サム・ハンティントン

この方デビューが『Microsoft Windows 95 ビデオ ガイド』という初めてWindows95を触る人用に作られたビデオでジョイスティックジョニーというよく分からない役。

ちなみに主演がジェニファー・アニストンマシュー・ペリー『フレンズ』のレイチェルとチャンドラーやん(笑)!すごい観たい!

で、その後はちゃんとTV、映画と出演されています。2006年の『スーパーマン・リターンズ』ではクラークの同僚のジミー・オルセンを演じてたそうで、今回、ブランドン・ラウスとは2度目の相棒的タッグだったらしいです。

『スーパーマン・リターンズ』観たんですけど、覚えてない……。他の出演作に『ファンボーイズ』『ビーイング・ヒューマン』などがあります。

エリザベス……アニタ・ブリエム

2004年のTVドラマでデビュー。翌年『サイコ・シスター ~呪われた修道女~』で主役を、2006年にはTVドラマのレギュラーに抜擢され、その後もTV、映画に活躍されています。

他の出演作に『センター・オブ・ジ・アース』『エレベーター』『DRONE/ドローン』など。現在も待機している仕事が山ほどあり、脚本家デビューの予定もあります♪

監督……ケヴィン・マンロー

1999年にストーリーボードアーティストとして初クレジット。

その後、数年はアニメ業界で活躍、2003年にビデオゲーム『Freaky Flyers』で初監督、翌2004年にはアニメ映画『ミュータント・タートルズ -TMNT-』で映像作品を初監督しました。

そして初の実写映画監督作品が今作。しかしこの作品に評価がかんばしくなかったからなのか、その後はまたアニメ作品に戻っちゃいましたねっっ。

他の代表作として『Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~ The Movie(製作総指揮)』『ラチェット&クランク THE MOVIE』などがあります。

個人的な感想

何ですかねえ。

面白い作品になる設定な気がしたんですけどねえ。

実際、お話はいろいろ入り組んでいて、面白いハズなんですけどねえ。

何か詰め込みすぎだったのかなあ……ナレーションばかりで説明だらけだった印象。

もっと時間的な余裕も持って内容を進めてほしかったですかねえ。

せめてもう30分上映時間が長ければ、もっといい感じなったのでは?

と、思う作品でした。

友達で事件に巻き込まれるマーカスのシーンは笑えるんですけど、

その他のシーンは特に笑いがある訳でもなく、変なバランスだった気がするんですよねえ〜っっ。

それとホントにファンの方には申し訳ないんですけど、

主役に魅力が全然っっ感じなかったですっっ。

あれ、役者さんの問題な気がする〜……

めっちゃ能面役者さんでしたっっ。でも『スーパーマン・リターンズ』の時はそんな事、全く思わなかったんですけどねえっっ。

監督さんの撮り方の問題だったのかなあ?

観終わった後も「あ〜終わった終わった」ぐらいのテンションで、

上でも下でもないという……

何とも困った作品でした。

これだけ文句書きましたが、実は好きなトコもあったりはして、

世界観はよくある感じですけど、まあ好きですし、

やはり友達のマーカスが絡むシーンは普通に面白く観れたり、

展開もそれなりに凝ってはいるので、飽きたりはしないですし、

ラストの展開はまあまあ好き♪ちょっと読めちゃったけど(笑)。

なので、この作品、全然嫌いじゃないんですよね(笑)♪♪

まあ、吸血鬼、狼男、ゾンビ、などのモンスターを一気に観たいって方にはおすすめしてもいいかもしれません♪

という訳で今回は、『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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