こんにちは、ヒッチです。
今回は2008年のビデオ映画『ザ・ウルフマン』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなし……にする必要はないかもしれませんね(笑)。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ザ・ウルフマン DEATH HUNTER WEREWOLVES VS. VAMPIRES
監督/脚本:ダスティン・リカート
出演:ジョン/サム・マッコンキー
吸血鬼のリーダー/ポーリーノ・ヘンメル
ヴァン・ネス/マイク・ロウラー
シーマス/リッチ・ウィリアムス
マリア/シェリ・ワイドマン
2008年/アメリカ映画/96分
概要
2008年のアメリカのビデオ映画……と書いたんですが、アメリカのサイトIMDbでは2010年となってますね。ん〜……よく分からん。
それ以外にも情報が少なくてどういう経緯で作られたのかもよく分かりませんでした。
しかし分かっているのは、これは紛れもないZ級映画!という事。
アメリカのサイトIMDbでの評価は☆10点満点中2.3。
主にTV映画のプロデューサーや監督/脚本を務めているダスティン・リカートの監督/脚本作品で、製作会社はトランスフォーマー。
この方が直々に脚本を持ち込んで、低予算で作らせてもらったのかな?
そうとしか思えない作品で、本当に低予算っぷりが凄まじく、
パッケージの狼男はCGでたま〜に登場しますが、そんなに活躍していないかったような……
そして原題が『DEATH HUNTER WEREWOLVES VS. VAMPIRES』と狼男と吸血鬼が戦うかのようなタイトルなんですが、
そうではなくて、狼男に噛まれた主人公が狼男には変身せず、
能力だけが残ったので、吸血鬼に捕まった奥さんを取り戻しに戦いに行くというお話。
そして先にも書いた通りかなりの低予算作品でして、
たびたび登場する狼男のメイクも安ければ、その後に登場する吸血鬼のメイクも、まあ安い。
そしてアクションも何だかなあ?って思えますし、極力お金のかかりそうなシーンはカメラが外れてる印象♪
クライマックスでの背景の合成にはかなりズッコケさせてもらいました♪
あれじゃ一生懸命演技している役者さん達もちょっとかわいそう……
そんな作品です♪♪
序盤のあらすじ
若いカップルがキャンプがてらエッチをしようとしたら狼男に襲われます。
一方、結婚記念日に夜の砂漠で迷子になりながらガス欠寸前で車を走らせている夫婦が、灯りのともっている建物を発見。
夫婦は給油をしてくれるかもと中に入ります。するとそこはよくホラー映画に登場するストリップバーでした。とりあえずマスターに事情を話し、食事を始めるのですが……
キャストなど
ジョン……サム・マッコンキー
この方、2001年の短編映画でデビュー……だと思います。
その後も短編映画、ビデオ作品と低予算作品にばかり出演、そして2012年の作品を最後にキャリアが終わっています。ん〜……。ねえ。
ヴァン・ネス役……マイク・ロウラー
この方、かなりお年を召しているんですけど、けっこう謎な方でして、デビューは2004年の短編映画。
その後TVドラマや低予算作品に出演されています。現在でも現役でして、昨年まで放映していたらしいTVドラマ『Zoom Shorts』にも4エピソードで出演されていたりこの作品のプロデューサーの1人だったりします。
役者以前は何してた方なんでしょね?というか、役者が副業かも知れませんね。
吸血鬼のリーダー……ポーリーノ・ヘンメル
1999年のTVドラマでデビュー。その後TVドラマ、低予算映画などに出演されてます。
2012年の作品以降1回キャリアが途絶えてしまってますが、TVの裏方などもしていたようで2018年と19年の音楽特番の制作責任者をされていたりします。
そして2022年には俳優としても復帰されています。
マリア……シェリ・ワイドマン
2007年にエキストラで映画に出演した翌年TVドラマのゲストでデビュー。
その後、低予算作品やTVドラマに多数出演されてますね。
2012年からはプロデューサー業、2015年には脚本業も始め、それぞれ新作が待機していて何気に忙しくされている方のようです。
監督/脚本……ダスティン・リカート
2002年の『異常犯罪捜査官 惨劇の館』でプロデューサー、監督、脚本とを担当したのがキャリアの最初になっていますね。
その後、低予算作品のTV映画やビデオ作品などのプロデューサー、監督、脚本、編集、たまに俳優ととにかく作品を作り続けている根っからの映画マン。
特に2018年から手がけているクリスマスやホリデイTVドラマが評価が高く、昔は低予算ホラーの人でしたが、現在ではホリデイコメディ物の方と認知されているっぽいです。
個人的な感想
この作品、ホント、久しぶりに鑑賞がしんどくなる作品でした。
とにかくテンポが悪いんでしょうね。
お話もイマイチ入り込めなかったです。
なので途中から2倍速で観るという過去にもあまりした事のない仕打ちをしてしまいました。
ごめんね。
でも2倍速でも面白くなる訳がなく(でも観やすくはなった♪)、
いろんな所に疑問を持ちながらも最後まで鑑賞出来ました。
でもラスト観て、
「あれ?これで終わりでいいの?」
とも思ってしまいました。
概要で書いたようにアクションが基本ショボいので、
せめてカメラアングルや音楽で誤魔化せてくれればよかったんですが、
それも致命的に欠落してまして、
個人的に特に気になったのは、
主人公が最後の戦いに挑む為に武器を身につけていくシーンを無音にするかあ?
そこは何か音楽つけましょうよ!!
というか音楽は全体的にひどかった印象です。
後、後半に若者4人が急に登場して主人公と合流するんですが、
いるかあ?この4人。
ヴァン・ヘルシング的位置のヴァン・ネスも何だか頼りないおじいちゃんだし、
もうホントにいろんな所が気になってしまう作品でした。
そんな訳でほとんどの方にはオススメしませんが、Z級映画を全て制覇するんだ!って人にはオススメします。
それ以外の人にはホントにオススメできません♪♪
という訳で今回は『ザ・ウルフマン』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema