『フライトナイト』ってこんな作品!80年代にホラーコメディという分野を広めたヒット作!

こんにちは、ヒッチです。

今回は私の好きな吸血鬼映画、『フライトナイト』について書いていこうと思います。

※2025年9月に大幅に書き直しました~♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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フライトナイト Fright night

監督/脚本:トム・ホランド

出演:ジェリー・ダンドリッジ/クリス・サランドン
   チャーリー・ブリュースター/ウイリアム・ラグズデール
   エイミー・ピーターソン/アマンダ・ビアーズ
   ピーター・ヴィンセント/ロディ・マクドウォール
   エド・トンプソン/スティーヴン・ジェフリーズ

1985年/アメリカ映画/106分

配信状況

※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がありますのでご了承ください。

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初回は30日間無料 600円(税込)。
この安さで観れる作品数の多い事♪
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月額料金976円(税込)。しかしTV放送の見逃し配信は会員登録なしで観る事ができるそう。
フジテレビが好きな人にオススメですね。

【またこちらのサイトでDVD宅配レンタルをされています】

概要

1985年に公開されたホラー・コメディで、笑えるシーンも多いんですが、しっかり吸血鬼の恐い部分も描いているのが特徴で、恐面白いとして当時大ヒットしました。

この映画以降、ホラー・コメディのジャンルが根付いていった印象が私はありますが、実際はどうだったかな?

事の発端は今作の監督(でも当時は脚本家)のトム・ホランドさんが前作『ビデオゲームを探せ!』の脚本を書いている時にホラーオタクの隣人が吸血鬼だと確信するというアイデアを思い付いたトコから。しかしそのアイデアを上手く活かせるネタを思い付かず1年寝かせたらしいですっっ。

そしてコロンビアの脚本の責任者だったジョン・バイヤーズさんとこの話になった時に「そりゃヴィンセント・プライスの所にいくだろう!」というお話が出ていきたそうで、そこからようやく今作の全体像が浮かんできたそうですよ~♪そしてホランドさん自身で脚本を書き上げたそう♪

そんな感じなので当然ヴィンセント・プライス的なキャラクターの名前はヴィンセント・プライスピーター・カッシングを合せたピーター・ヴィンセントとなり、ロディ・マクドウォールさんはすぐにこの作品とキャラクターを理解してこの役を引き受けたそう。

そして今作の吸血鬼ジェリー・ダンドリッジクリス・サランドンさんが演じる事に。しかしクリスさんはそれまでホラーに出る気は一切なかったらしいです。でも今作の脚本の出来の良さに引き受けたそう。

ちなみに吸血鬼ジェリーがリンゴを食べる設定ヒロインのエイミーがジェリーの昔の恋人にそっくりという設定はクリスさんのアイデアだそう♪吸血鬼ジェリーのDNAにはフルーツバットのDNAが混じっているとの事です♪なんだそりゃ♪

ちょっとかわいそうだったのがエド役スティーヴン・ジェフリーズさんで、今作の脚本を読み、「主人公のチャーリー役のオーディションを受けたい!」とエージェントに話したら「いや、君にはエド役が求められている」と言われちゃったらしいですっっ。本人も困惑しちょっと悲しかったらしいっっ。

そんな中でチャーリー役のオーディションに合格したのはウイリアム・ラグズデールさんですが、この方は別の映画のオーディションで落っこちた時にその時のキャスティングをしていたジャッキー・バーチさんが(チャーリー役にピッタリ♪)と話を持ってったらしいですよ~♪

ちなみにエイミー役アマンダ・ビアーズさんに決まるまでかなり難航したらしいですよ~♪

こうして撮影は1984年12月から翌年2月中旬に終了。実は当時のコロンビア映画の中では低予算でなんの期待もされていなかったので、1度も重役たちがスタジオに来ることはなかったそうです♪

こんな今作ですが1985年8月2日に全米公開されるとこれがこの年のホラー映画の年間興行収益2位の大ヒット(1位は『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』)だったそうで、批評家からも絶賛、観客からも絶賛されて、続編やリメイク作品が誕生するくらい現在でも愛されているのでした~♪

今見ると面白さが時代を越えられていない気もしますが、ストーリーはよく作られているなあ。と、今見ても思えますよ♪

賞歴

当然大ヒットした作品ですのでそれなりに賞歴もございます♪という訳でサラッと並べてみました♪

  • 1986年サターン賞
    最優秀ホラー映画賞受賞……『フライトナイト』
    最優秀監督賞ノミネート……トム・ホランド
    最優秀脚本賞受賞……トム・ホランド
    最優秀男優賞ノミネート……クリス・サランドン
    助演男優賞受賞……ウイリアム・ラグズデール
    最優秀特殊効果賞ノミネート……リチャード・エドランド
  • 1986年アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭
    ダリオ・アルジェント賞受賞……トム・ホランド
    グランプリノミネート……トム・ホランド
  • 1986年ポルト国際映画祭
    批評家賞特別賞受賞……トム・ホランド
    国際ファンタジー映画賞ノミネート……トム・ホランド

こんな感じ♪やっぱりホラー系の映画祭での受賞でしたね♪

評価

IMDb7.0/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…83%
視聴者スコア…76%
映画データベース-allcinema6.4/10
Filmarks3.4/5
Amazon4.2/5

こんな感じ♪比較的評価は高いですね♪当時の衝撃を覚えている方のコメントにはやっぱり熱量があります♪でもやっぱり時代を越えれていないのも現実でして、最近観た方などの意見だと「ゆるい」とか「そんなに面白くない」と言った意見も当然ありました。まあ、公開当時も「面白くない」と言っていた人はいましたので、そりゃそうだわなって感じですっっ。

ストーリー

TVのホラー番組”フライトナイト”に目がない高校生チャーリーは、ある日、隣家に住む男たちの不審な行動を目撃する。なんと、男たちは美女の生血を吸い尽くすヴァンパイアだったのだ。誰からも本気にされず狼狽するチャーリーに、正体を知られた男たちの魔の手が迫る!恋人エイミー、親友エドに助けを求めたチャーリーは、なぜか”フライトナイト”の役者=ヴァンパイア・キラーのピーターを引き連れ、壮絶な闘いに挑む!

Amazonより引用

吸血鬼は隣に引っ越して来るものです

だいたい大ヒットした吸血鬼映画の鉄則として、

・主人公の隣に引っ越してくる

と、いうパターンがあるんですが、まさにこの映画もそのパターンに当てはまります。そりゃお隣さんが吸血鬼だって知ったら、だいたい恐いですわな。

更にこの映画の面白いところは、吸血鬼をみんなちゃんとテレビや映画でよく知っている。と、いう点ではないでしょうか。

この作品も、毎週放送しているテレビホラー番組『フライトナイト』で、その知識は主人公はじめ、友達もよく分かった上での行動をしていきます。

この『フライトナイト』という番組も、元々アメリカのテレビ番組ではよくあるホラー映画紹介番組のパロディで、実際にそういう番組からヴァンパイラやエルヴァイラなどの人気ホストが誕生しています

そのホストがピーター・ヴィンセントです。

先にも書きましたが、名前の由来はイギリスのハマー制作の『フランケンシュタインの逆襲』『吸血鬼ドラキュラ』で有名などで人気になったピーター・カッシングと、『地球最後の男』『蠅男の恐怖』などで有名なヴィンセント・プライスの怪奇俳優2名の名前をくっつけた物です。

キャストなど

ピーター・ヴィンセント……ロディ・マクドウォール

『猿の惑星』シリーズや、『ヘルハウス』など、ホラー系にもよく出ている役者さんで、あの気弱なピーター訳を熱演されてました。

1938年の映画で子役エキストラとしてデビュー。その後も子役エキストラとしてかなりの数の映画に出演。

翌年にはちゃんと役をもらえて、売れっ子子役として活躍、しかし成長とともにあまり売れなくなり18歳でニューヨークに拠点を移してブロードウェイで活躍ってウィキペディアに書いてあったんですけど、

でもTVドラマとかめっちゃ出演されていて、しかも『クレオパトラ』とかにも出演されていて、売れていない印象ないんですけど(笑)。

その後もTV、映画とかなりの数出演されており、また晩年は声優としての仕事も多く1998年に亡くなっていますが、最後のキャリアが2001年と訳の分からない状態になってますね(笑)。

ちなみに演技の仕事の数は生涯で269本だそうです。すごっっ。

俳優以外にも、写真家、プロデューサーなどの顔もあり、またクラシック映画の8ミリフィルムもコレクターとして有名だそう。

吸血鬼ジェリー……クリス・サランドン

垂れ目のかっちょいい俳優さんで、この後、同じトム・ホランド監督の『チャイルド・プレイ』で、ヒロインを助ける刑事を演じてましたね。

1975年に出演した『狼たちの午後』でアル・パチーノの恋人を演じてアカデミー賞にノミネートされたらしいです。あれは面白かった!

それ以外にも、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のジャックの声をされていたり、結構売れっ子です。この映画の吸血鬼もこのひとだったからヒットした気がしてならないほど、怖さと優雅さを兼ね備えた大人の素晴らしい演技をされています。

リメイク版の『フライトナイト/恐怖の夜』カメオ出演されてます。速攻退場しますけど♪

チャーリー……ウィリアム・ラグズデール

この『フライトナイト』の後、続編の『フライトナイト2』と、『マネキン2』で主役を演じていましたが、その後パッタリと姿を見なくなりました。

なので今回チョロっと検索して見たところ、アメリカのTVではいろいろ出演されているみたいですね。ちょっとホっとしましたわ。

なかなかチャーリー役がハマっていたのでこの役者さん、気になっていたんですよね。

最近では『レンフィールド』に出演されていましたね。速攻退場しましたけど♪

エイミー……アマンダ・ビアーズ

この女優さん、これ以外知らない。

つーか『2』で全く出てこなかったのが個人的にはかなりガッカリしました。

でもアマンダさん、1987年から10年間続いたTVドラマにレギュラー出演されていたり、日本に入ってきていない映画やTVドラマによく出演されていたみたいです♪

しかもTVドラマの監督とかもけっこうしておりまして、何気に大活躍してたみたいです♪

監督/脚本……トム・ホランド

1943年アメリカ出身で、この方、もともとは俳優さんとして1958年にTVドラマのゲストとして活動スタートされています♪その後も俳優で十分売れている感じのキャリアを重ねていますが、1978年に脚本家としてTV映画『のろわれた美人学生寮』に初クレジットされています。

その後『処刑教室』『サイコ2』などの脚本を書いて1985年の今作で監督デビューし、一気に成功を手にします。その後1988年に監督/脚本の『チャイルド・プレイ』が大ヒットして、これまた大ブームに♪

ただその後は『スティーブン・キング/ランゴリアーズ』『スティーヴン・キング/痩せゆく男』キングの作品を2作監督したりしていますが、そこまでに話題にはなっていないのが残念ですね〜。ちなみに俳優としてもチョイチョイ活動を続けていらっしゃいます♪スパイダーマンじゃないのでご注意を(笑)。

J・ガイルズ・バンドの主題歌もなかなか素敵なのです

この頃(1980年代)といえばMTVが始まってPVが数多く作られ、映画の本編にも主題歌や挿入歌がガンガン入るようになった時代です。

この『フライトナイト』もそういった時代の波にしっかり乗りまして、サントラは当時のアーティストが担当したアルバムが発売となっておりました。

そしてその中でも日本ではちょくちょく流れていたのがJ・ガイルズ・バンドの担当した主題歌『フライトナイト』です。

私はこの主題歌が当時大好きで、TVで流れるたびに小躍りして喜んでいたのを覚えています。

しかし、この主題歌を担当したJ・ガイルズ・バンド、自分の知っている大ヒット曲『堕ちた天使』とヴォーカルが違うなあ、と思っていたら、

その頃のヴォーカルが脱退した後のシングルでしかもこの『フライトナイト』を最後に解散してました。

なんか悲しい・・・日本ではちょくちょく聴いた曲も本国アメリカではそうでもなかったらしいです。残念。

続編もあります

※このDVDは海外版。日本販売してないんです……

この映画の大ヒットで当然のように続編の『フライトナイト2』が公開になりました。が、当時観た私の感想は、

「面白くない気がする~・・・」

でした。内容として、1作目の吸血鬼の妹が今回の適役として登場するんですけど、

先程も書きましたが、ヒロインが全然知らんお姉ちゃんになってるし、なんか展開もそれほど面白くなかったと記憶しています。

ただ、これも30年前に記憶なので、今観たら・・・あんまり変わんないかな(笑)。

リメイクもあるんです

この作品、2011年に『フライトナイト/恐怖の夜』として、リメイクもされました。

こちらの吸血鬼役はコリン・ファレル

観ましたけど……ねえって感じです。しかもその続編?もありますっっ。

と、いう事で私のザックリ説明にリンクはりますね~♪

『フライトナイト/恐怖の夜』のザックリ説明はこちらです♪

『フライトナイト2』のザックリ説明はこちらです♪

個人的な感想

最初にも書きましたが、私、今作が大好きなんです♪

今作が日本で公開された頃、TVの紹介や洋楽番組で、今作の紹介や主題歌のPVが流れてすぐにハマりました♪まだ本編観てないのに(笑)♪

しかし中学生の私は劇場には行かなかったので(当時アニメばっか観てた)、初めて観たのはビデオレンタルなんですけど、

怖かったし面白かったですねえ〜〜〜〜♪♪

今までこういった作品を観たことのなかった中学生(高校かも)には、充分すぎるくらいガツンとやられた気がします。

もうエドの変わりっぷりが当時メチャクチャ怖かったです(笑)。

でもそんな怖い中にお笑い要素があって、とても楽しめました♪

そんな感じでメチャクチャ面白かった記憶のまま、DVDが販売された時に10数年ぶりに当然買って鑑賞。

正直、こんなモンだっけ?

って思っちゃいました(笑)。

やっぱり思い出補正ってのが働いちゃって、ちょっと脳みそ中で良い作品になり過ぎていましたね(笑)。

でも基本的には面白いですし、今観てもあの特撮はよく出来ていると思っています。

まあ、ただいろんなトコが(テンポとか)80年代で止まっちゃてて、時代を越えれていないのがホントに残念っっ。

だから今の人におすすめしづらいんですよね〜。まあでも私はやっぱり好きなんですけど♪

でも現在でも十分に通じるプロットですし、やっぱり観るべきカ所はいっぱいありますので、80年代の空気感とかを感じたい方や、吸血鬼映画の歴史を知りたい方には欠かせない1本ですので、ぜひおススメします♪

と、いう訳で今回は『フライトナイト』についてネタバレしないように書いたつもりです。

また他の吸血鬼映画につても書いていこうと思っていますので、よかったらまた見に来てもらえると嬉しいです♪

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks

※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がありますのでご了承ください。

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