『アンダーワールド』ジャケット詐欺作品『アンダーブラッド』。やってる事は近いっちゃあ近いんですけどねえ……

こんにちは、ヒッチです。

今回は2006年発売のV映画『アンダーブラッド』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

そして『アンダーワールド』とそのジャケット詐欺作品をまとめた記事を作りましたので、よかったら見てやってくださいませ♪

アンダーワールドシリーズとアンダーワールドジャケット詐欺作品、ザックリまとめました。

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アンダーブラッド Bram Stoker’s Dracula’s Curse

監督/脚本:リー・スコット

出演:ルーファス/トム・ダウニー

   グレイシー/エリザ・スウェンソン

   ジェイコブ・ヴァン・ヘルシング/レット・ガイルズ

   エリザベート・バートリー伯爵夫人/クリスティナ・ローゼンバーグ

2006年/アメリカ映画/107分

概要

2006年のDVDで販売された作品。製作がアサイラムという事もあって、だいたい想像のつく方も多いかと思いますが、その通りかと思います♪♪

とにかく低予算なのは見ていてすぐに分かりますし、全てにおいて「ひどい!」の一言です。

ですが、やっている事は過去に紹介したどの『アンダーワールド』ジャケット詐欺作品よりも近いモノがあったりするので、

日本で販売される時に『アンダーワールド』に寄せたのはよ〜く理解できます。

原題はBram Stoker’s Dracula’s Curse(ブラムストーカーのドラキュラの呪い)』

タイトルの通り、ドラキュラが絡んでいます。

さらに実在した血まみれの夫人として有名なエリザベート・バートリー夫人オーロックなんてキャラがちょろっと登場したり、

脚本にマニア心をくすぐる作りにはなっているんですよね。

でもアサイラムですから〜♪♪

そういう事です。

海外版のDVD。ジャケットかっこええ~♪

序盤のあらすじ

4月30日、ヴァルプルギスの祝日前夜、ヴァンパイアハンター集団“ナイン”は、ヴァンパイアの長老と協定を結んだ。

それはヴァンパイアは人を襲わない代わりに、ハンター達もヴァンパイアを殺さないという平和の協定だった。そして“ナイン”は解散し、5年が過ぎたが……

キャストなど

ルーファス……トム・ダウニー

現在はトーマス・ダウニーと名前を変えてらっしゃいますね。1992年に俳優としてスクリーンデビュー。

その後TVドラマ、映画、ビデオ作品とさまざまな作品に出演されていますが、2000年代に入ると裏方にも興味を持ったようで、スタント、美術、特殊効果、プロデューサー、プロダクションデザイナーなどにも作品として参加されています。

でも脚本や監督はしてないんですねえ。いつかやりそう♪

しかし参加している作品が、『パラノーマル・インシデント』とか『トランスモーファー -人類最終戦争-』とか、どっかで見た事あるようなないようなタイトルの作品にばかり出ているので、

そっち系が好きな人には常連の俳優さんなんだと思います♪

グレイシー……エリザ・スウェンソン

この方もそっち系の作品の常連さんのようで、トーマス・ダウニーさんとは何作かご一緒してますな♪

2005年にスクリーンデビュー。その後も俳優として活躍するんですが、同年からThe Divine Madnessというバンドも始めていまして、どちらかというと音楽が主体になってったようです。

というのも、この作品も主題歌を担当しているんですが、作品の音楽によく作曲だったり音楽全体だったりと担当していまして、俳優としては2014年の作品が最後の出演となってますね。

その後は作品の音楽を担当います。バンドとしてもアルバムを2枚はリリースされています(2022年現在、日本のiTunesで購入可能です)。

ヴァン・ヘルシングの子孫のジェイコブ……レット・ガイルズ

1997年にクレジットなしでデビュー。ちゃんと名前が載ったのは1999年の作品のようです。

その後もいろんな作品に出演されていますね。ちょっと面白かったのが、この作品の前年2005年に日本では『リターン・オブ ヴァン・ヘルシング ネクスト・モンスターズ』というボロカスに書かれている作品があるんですが、その作品でもヴァン・ヘルシングを演じています(もちろんZ級!でも嫌いじゃない♪♪)。

そんなレットさん、2008年からプロデューサーの仕事もし始めるんですが、そちらの方が性に合っていたのか、2013年の作品を最後に俳優としての仕事はしておらず、プロデューサーとして映画界で頑張っています。

けっこういい味出してる俳優さんなんですけどねえ。ちょっと残念。

エリザベート・バートリー夫人……クリスティナ・ローゼンバーグ

2000年に1作出演してますが、本格的な活動を始めたのは2005年からのようです。

その後、低予算の作品に何作か出演し、ヒロインの作品もあったりするんですが、2009年の作品を最後にキャリアが途絶えています。

可愛らしい方で、華もあるので活動されていないのは残念ですねえ。

監督/脚本……リー・スコット

学生の頃にロジャー・コーマンの会社、コンコルド・ピクチャーズにインターンとして働いていたそうで、その遺伝子をある意味めっちゃ引き継いでいる方です。

1996年に監督デビューし、その後、役者、脚本、プロデューサーと仕事の幅を広げています。

で、出したタイトルは『フランケン・ライジング』『キング・オブ・ロストワールド』『パイレーツ・オブ・トレジャーアイランド』『ヒッチャー08』『トランスモーファー -人類最終戦争-』『オズの魔法使い』『ピラニアシャーク』など、なかなかのラインナップです♪♪

最近ではアニメーションの監督をされていたり、サブスクなどの作品の監督もされています♪♪

で、もう一つ特徴的な事がありまして、この監督さん、同じ俳優を使いがちです。

なので、上に紹介した皆さんも何回も監督と仕事をされていて、この作品のメイキングを観ると、ものすごく和気あいあいと楽しそうに撮影をしてます。

なので、とても人望はあつくて、きっと人間的には素晴らしい方なんだと思われます♪♪

個人的な感想

先に書いておきたい事がありまして、

私、10数年前にこのDVDを秋葉原の書泉ブックタワー(だと思った)で500円で購入したんです。

そして鑑賞を始めて……10分でギブアップしたんです。その時は。その後、吹き替えにしてみたり、途中休憩を挟んでみたりといろいろ策を講じながら3回ほど挑戦してみたんです。

でも長くて30分でギブアップ。それ以降挑戦を諦めていました。

なので今回、こんなブログを始めなければ観る事は絶対になかった作品なのですよ♪

で、観た感想は……

観れた!!

このブログを始めてZ級映画をたんまり観たおかげで免疫ができてる!!

これをレベルアップというのかはよく分かんないけど、そんなに「苦」じゃなく観る事が出来ました♪

で、感想は、え〜……ネタ自体は面白いはずなんですけどねえ〜……

盛り上がらないですわ〜っっ。

なんですかね、この作品、本来は映画の長さで収まるようなモノではないと思うんですよね。

キャラクターも実はめっちゃ多いんですけど、

みんな出てるだけみたいになってるし、

あっという間に退場しちゃいますし、

色々もったいないのかなあ〜。

そしてアクション映画なのに役者さん達のアクションがなかなかショボくてですねえ、

この手のZ級映画を見慣れてくるとあまり気にならなくなってくるんですが、

『アンダーワールド』のようなアクションを期待して見始めると、

大やけど負うこと間違いなしです♪♪

そしてクリーチャーをちゃんと作ったり、メイキングを見るとセットを組んだりして、

それなりにお金はありそうな作品なんですが、

めっちゃ低予算に見える!!

これは監督さんのなせる技なのか?

とにかく全てが素人さんのビデオ作品にしかみえない(笑)!!

俳優さん達の演技もなんか素人っぽく見えてしまうし、

カメラとかもなんかやぼったいし、

まあ、ひどい!!

それがホントにひどいのか、監督さんの腕前でヘタクソに見えてるだけなのかはよく分かりません♪♪

そんな訳で、Z級映画に挑戦したい方にはもってこいの作品だと思いますよ♪♪

という訳で今回は、『アンダーブラッド』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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