こんにちは、ヒッチです。
今回は1999年の映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン3』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定で書く予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ちなみにシリーズ3作のザックリ説明はこちら♪
- フロム・ダスク・ティル・ドーン
- フロム・ダスク・ティル・ドーン2
- フロム・ダスク・ティル・ドーン3
フロム・ダスク・ティル・ドーン3 From Dusk Till Dawn 3: The Hangman’s Daughter
監督:P・J・ピース
脚本:アルヴァロ・ロドリゲス
出演:ジョニー・マドリッド/マルコ・レオナルディ
アンブローズ・ビアス/マイケル・パークス
エスメラルダ:アラ・セリ
メアリー・ニューリー/レベッカ・ゲイハート
ジョン・ニューリー/レニー・ロフティン
クイクスラ/ソニア・ブラガ
キャサリン・リース/ジョーダナ・スパイロ
1999年/アメリカ映画/94年
概要
1996年の大ヒット作『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のシリーズ3作目。
今回は何と時代をさかのぼって西部開拓時代のお話です。考えましたねえ〜♪♪
監督はP・J・ピース。脚本はアルヴァロ・ロドリゲス。主演の悪党にマルコ・レオナルディ。
制作総指揮にはシリーズの立役者、ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノの2人の名前はしっかりあります。
本国米国では1999年10月から11月にかけて開催されたフォートローダーデール国際映画祭で上映されたってウィキペディアに書いてあります♪♪
でもちゃんとした劇場公開はされてなく、いきなりビデオ販売だそうですが、日本では劇場公開されたみたいですよ〜♪♪
ちなみに主役の爺さんの方、アンブロス・ビアスという方は実在の人物で、『悪魔の辞典』が有名なジャーナリストだそうです。そして本編の最初に、
パンチョ・ヴィラの革命軍に参加するためにメキシコに出向き、消息を絶った。
と(だいぶ省略)、文字で出るんですけど、これは実際にアンブロス・ビアスが取材のために軍と行動を共にしたそうですが、途中、手紙を残して失踪したという実際の出来事なんだそうですよ。
アメリカでは有名な出来事だそうですが、日本人の私は全く知りませんでした〜。つーか知ってる日本人ってどのくらいいるのかな?
序盤のあらすじ
『悪魔の辞典』という本を執筆したアンブロス・ビアスはパンチョ・ヴィラの革命軍に参加するため、メキシコのティエネグラへ向かう馬車へ乗る話をしていた。
そんな時、町では絞首刑が行われるところで、首に縄をかけられたジョニーが、今まさに吊るされようとしていた。しかし謎の助けのおかげで町は銃撃戦へ。
馬車に乗ったアンブロスと聖書を広めるためにメキシコへ向かう夫婦はさっさと出発したのだった。
キャストなど
ジョニー……マルコ・レオナルディ
1987年スクリーンデビュー。その後もけっこうメインどころの役を演じている事が多い方のようですね。
ちょっとビックリしたのは『ニュー・シネマ・パラダイス』の主役の“トト”の青年パートは彼なんだそうです。めっちゃ観た作品なのに、全然分からんかった〜!!
その他にも『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』に顔を出したりしているらしいです。現在もTVや映画に出まくっている売れっ子さん。
アンブロス・ビアス……マイケル・パークス
1960年TVドラマでデビュー。主にTVドラマで活躍されてたようであうね。
1969〜70年に放映された『さすらいのライダー』というドラマで主演し、主題歌も歌ってその曲が大ヒットしたんだそうですよ。
その後もTVをメインに活躍されていますが、90年代ぐらいから、映画の出演の方が多いですね。この作品もそんな1本。
ですが、この方、タランティーノとロドリゲスのお気に入り俳優の様でして、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『キル・ビル』2作品、『グラインドハウス』の2作品で全てアール・マクグローという保安官を演じています。気づかんかった〜。
これ、みんな知ってるんですかねえ?そんな繋がりがあっての今回の主役という事なんじゃないでしょうかね。その後も作品に出続けましたが、2017年にガンで亡くなったそうです。
エスメラルダ……アラ・セリ
1993年にTVドラマでデビュー。その後もTVドラマのゲストなどで出演。あまり売れてはいないみたいですねえ。
97年のコメディ映画『Looking for Lola』でヒロインのローラを演じたあたりで少し芽が出てきたようで、その後TVドラマの半レギュラー出演したり、この作品でまたヒロインを務めたりしてますが、2000年の『Go Fish』という作品を最後にまたあまり仕事をしていませんね。
というのもこの年に結婚をされたそうで、それも関係しているんじゃないですかねえ。お子さんが二人いるそうなので、私生活が幸せなのでしょう♪
でもちょっとずつは仕事をされており、2016年には脚本家デビューもされているので、これからはそういった道でも頑張っていくんだと思いますよ。
キャサリン・リース……ジョーダナ・スパイロ
1995年にTVドラマでデビュー。しばらくはTVドラマのゲストがメインでしたが、98年くらいから注目され始め、99年にこの作品に出演後、TVドラマのレギュラーが増えて更にドラマで主演作も何作かあったりします。
主にTVで活躍されている女優さんですが、かなりな売れっ子さんです。
監督……P・J・ピース
1989年に短編を撮影した後、TVドラマの1話を監督、その後ビデオ映画で長編デビューし、その後ちゃんと劇場公開作で監督をしています。
しかしこの方、基本的にはTVドラマがメインの方のようですね。いわゆる職業監督と言われる方なんですかね。
でも今でも仕事が続いているっぽいので信用の高い方なんでしょう。そして出たがりのようで、ちょくちょく俳優としても出演されているようです。
この作品でもMan in Barという役柄で出てたらしい。どの人だ?ついでに脚本も何作は書いているようで、ずいぶんと才能を持った方のようですよ。
脚本……アルヴァロ・ロドリゲス
この方、監督のロバート・ロドリゲスのいとこなんだそうです。脚本家デビューがこの作品だそうです。
その後、やっぱりいとこのダニー・トレホ主演の『マチェーテ』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のTVシリーズの脚本も手がけているそうですよ。
なんかこの作品って身内が多いなあ♪♪
個人的な感想
3作目ともなると、マンネリ感が拭えなくなるのはどの作品も同じだと思うんですけど、
今回は1作目の前の話にしたのは個人的にはとてもよかったです♪♪
だって西部劇はいっとき好きだったから♪♪
ただ、爺さんの方の主人公が何でメキシコの何とかって街に行きたがってたのか、
正直よく分かりませんでした(まあ今回調べて分かったんですけどね♪♪)。
何かそれっぽい事を言ってはいるんですけど、
どこまで本当の事なの?
って感じで、観てるこっちが探っちゃうようなキャラなんですよね。
それが残念だったかなあ(これも実在の人ってのが分かっていたら、見方が変わってくるんでしょうねえ)。
もう1人の主役の悪党も残酷なんだか優しいんだかよく分からんかったしなあ。
なんか、ラストも正直よく理解しきれず、グダグダな気が〜……
そんな感じでなんか面白かったんですけど、
若干お話が全体的に雑〜……な印象がしましたねえ。
それとこのシリーズだからか、1作目と同じように、
前半と後半のジャンルがいきなり変わるようになってるんですが、
それ、やんないといけないのかなあ?
同じ事をしちゃうとどうしても1作目と比べてしまうので、
当然、分が悪いと思うんですよね。
だから別にそれしなくても……と思っちゃうんですけど。
でもガンアクションや後半の吸血鬼退治のアクションもけっこう楽しめましたので、
アクション好きな方におすすめできるかと思いました。
あ、後またダニー・トレホが出演してました。この人だけがシリーズ3作目とも出てるっぽいですよ。
そんな訳で今回は『フロム・ダスク・ティル・ドーン3』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema