こんにちは、ヒッチです。
今回は2011年の映画『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』についてザックリ書いていこうと思います。
今回は内容があまりにもないので、多少ネタバレすると思います。
ご了承くださいませ♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦 MONSTER BRAWL
監督/脚本:ジェシー・T・クック
出演:バズ・チャンバース/デイヴ・フォーリー
サスカッチ・シド・タッカー/アート・ヒンドル
フランケンシュタイン/ロバート・メイレット
本人役/ハーブ・ディーン
本人役/ジミー・ハート
クルックシャンクス大佐/ケヴィン・ナッシュ
神の声/ランス・ヘンリクセン
2011年/カナダ映画/90分
概要
2011年のカナダ産のホラーコメディ映画で、ちゃんと日本でも劇場公開されている立派な映画です。
ちなみに販売元は アルバトロス♪なんかやばそう(ごめんなさい)。
この年のカナダのモントリオールで行われるファンタジア国際映画祭でプレミア上映されて、
その後トロントで行われたトロントアフターダーク映画祭でもオープニング・ガラ・フィルム(ガラって何か分かりませんけど、映画祭のオープニングでかかる作品の事っぽいです)として上映されました。
内容は、予告編を下に置いたので見てもらえれば分かると思いますが、8人(匹?)のモンスターがプロレスのデスマッチをして、トーナメント方式で1位を決めるってだけ。
実況のアナウンサーと解説のオッさんがいるので、こちらは90分のプロレスショーを観てると思えばよいかと♪♪
そんなバカバカしすぎた内容のおかげなのか、コアなファンがちょいちょいいる模様。2011年の作品なのに、オフィシャルサイトが健在しています。
『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』のオフィシャルサイト(英語)はこちら♪
しかもOfficial Fan Hubってのもありました。すごいっっ。
しかし先にも書いた通り、内容はないのでアメリカのIMDbの評価は☆10点中3.5点と、当然低いのでございました♪すっごく納得できましたけど♪♪
キャストなど
実況アナウンサー、バズ・チャンバース……デイヴ・フォーリー
この方、カナダのコメディアンだそうでして、The Kids in the Hallというグループの1人だそう。
そのグループ名をそのまんまタイトルにしたTV番組『The Kids in the Hall』は1988~1995年まで放送され、
2022年に復活を果たした人気番組だそうで、モンティパイソンのカナダ版と思えばいいらしいです♪それは面白そうな♪♪
そんなコメディアンのバズさんですが、役者さんとしてのキャリアもしっかりしておりまして、デビューは1086年の自身主演のコメディ『High Stakes』。
その後もコメディアン、役者、ピクサー常連の声優(『バグズ・ライフ』フリック役、『モンスターズ・ユニバーシティ』テリー役など)と売れまくっている大物さんでした♪
あ、『ほぼトワイライト』に校長先生役で出演してるらしいです(笑)♪
解説のオッチャン、サスカッチ・シド・タッカー……アート・ヒンドル
1971年『イージー・ライダー』の亜流作品『The Proud Rider』でスクリーンデビュー。
その後も順調にキャリアを重ねていった売れっ子さんです。
1978年『SF/ボディ・スナッチャー』1979年『ザ・ブルード/怒りのメタファー』など、ホラー、サスペンスといった作品が比較的多いですが、
『キャノンボール/新しき挑戦者たち』といった珍品にも出演してたりします♪
TVドラマでも活躍されていまして『Paradise Falls』というドラマでは主役を演じているみたいです。
フランケンシュタイン(の怪物なんですけどね♪)……ロバート・マイエ
この方、プロレス出身で、WWF(現WWE)にも上がっていたそうです。
1989年にカナダでアケイディアン・ジャイアントとしてプロレスデビュー。その後1991年にはWWFに上がり活躍したそうです。
日本にもW★INGプロモーションのマットにゴリアス・エル・ヒガンテとして初来日して、ベルト戦にも絡んでいたそうな。
1999年にWWFから離脱したそうで、その後はインディの団体に上がりながら役者の道へ進んだみたいです。
で、役者としては2001年にTVドラマのゲスト出演でデビュー。
その後も『300 〈スリーハンドレッド〉』『シャーロック・ホームズ』『パシフィック・リム』など大作に多数出演されています。
2014年には元プロレス仲間の“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』にも出演されたそうです。
吸血鬼物ですと、『シャドウハンター』にも出演されていたらしいですよ〜♪プロレスは2011年に引退し、今は役者に専念されているようです。
ゾンビマン(笑)のコーチ?クルックシャンクス大佐……ケヴィン・ナッシュ
この方もプロレスラーですねえ♪1990年にWCWでデビュー。
93年から96年まではWWFに参戦していたそうです。その後WCWに戻りなんだかんだでハルク・ホーガン、スコット・ホールと共にnWoを結成。
日本でも蝶野選手が広めたあの黒軍団ですね。この人がオリジナルメンバーだったんですねえ。知らんかったなあ。
そしてTNAという団体にいたり日本のハッスルで試合したりと活躍し、2012年からはインディ団体を渡り歩いてるみたいです。そしてまだ現役の模様。
元気!そんなケヴィンですが、役者としては1991年に『ミュータント・ニンジャ・タートルズ2』でデビューされていまして、その後もTVドラマのゲスト出演をちょくちょくされていますね。
プロレスが忙しいのかあまり主演レベルの役などにはついていませんが、『パニッシャー』『ロンゲスト・ヤード』などメジャーな作品にも出演されていたりします。
テクモコーエーの売りがお姉ちゃんという格闘ゲームの映画化作品『DOA/デッド・オア・アライブ』なんて作品にも出てたりしますけど。
そして時折り聞こえて来る神の声という役でランス・ヘンリクセンを起用しています。ホントに謎な声でした(笑)。
監督/脚本……ジェシー・トーマス・クック
この方2006年に短編を製作/監督/脚本/出演というほぼ全部やってんじゃん的な分かりやすいインディ作品で発表、
2008年『パラノーマル・ヴィレッジ』で長編デビュー。ここでも脚本/製作/出演しています。
そのスタイルは今作も同じで、全部やらないと気が済まない人なんでしょうかねえ♪
その後もプロデューサーとして専念している作品もあるっぽいんですけど、やっぱり監督/脚本、ちょい出演など1作に何役もこなしている作品がほとんどです。
そしてホラー系低予算がほとんどのようです。これだけ書くとダメ監督っぽいんですけど、
2022年にカナダで公開された『Cult Hero』という作品、アメリカのサイトIMDbでの評価が☆10点満点中の8.4とかなり高いんですよね。
ひょっとすると大ブレイクするかもしれません♪♪
個人的な感想
まあ、何でしょうねえ~。
もう最初からおバカな作品だからこういうのが好きじゃなければ観てくれなくていいですよ~♪♪
っていう制作陣の姿勢を頭から感じれるある意味すごい映画でした(笑)。
それがいいのか悪いのか私には分かりませんが、
まあ、それなりに楽しめました。割り切って観たので♪♪
なので何でモンスター達が一堂に会してプロレスをするの?
という誰もが思う疑問を何だかよく分からない理由を聞かされ納得もしないまま話は進みます♪
しかも何故かモンスター達、何であんなにプロレスが上手いのか?
何故独自の特性を使わないでプロレス技を使うのか?
など、観ていくと疑問は増える一方ですが、
そのうちこういう物だ!と、気にならなくなりました♪
しかし、神の声ってのが時々入ってくるので、
きっとこれは何かの伏線に違いない!
と思っていましたが、全くな〜んにもありませんでした。あの声なんなん!?
それにラストに至っては、
「え?これで終わり?あの人達は?」
と、さらにテキトーな作りに気がつくので、
そんな伏線うんぬんで文句を言っててはいけません♪♪
まあ『死霊の盆踊り』レベルの内容の無さなので、
1人でじっくり観るのではなく、数人で突っ込みながら観るくらいが丁度いいと思います。
という訳で今回は『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema