『ヴァンパイアX』ってこんな作品!こりゃ〜Z級ですな♪でも私、嫌いじゃない(笑)。

こんにちは、ヒッチです。

今回は近くのディスカウントショップで300円で安売りしてたんでつい買った映画、

『ヴァンパイアX』についてザックリ書いてみようと思います。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

え~結論から書きますが、間違いなくZ級映画ですので、軽い気持ちでこの作品には手を伸ばさない事をお勧めします♪

今回はネタバレありで書こうと思っていますので、

ネタバレされたくない!と、いう方はこの先読まないよう、お願いいたします!

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ヴァンパイアX VAMPIRE ASSASSIN

監督/脚本:ロン・ホール

出演:デレク・ワシントン/ロン・ホール

   スロバク/メル・ノヴァク

   カオ師匠/ジェラルド・オカムラ

   サマンサ・モリス/メリー・バーチフィールド

2005年/アメリカ作品/90分

概要

武道家で俳優、スタントマンをこなすロン・ホール監督、脚本、主演を勤めた作品

たぶん、このロンさん、シルベスタ・スタローンの『ロッキー』のように、人生の1発逆転的な事を思い描いてこの映画を作ったんじゃないかと想像できます。

しかし完成されたこの『ヴァンパイアX』

脚本もひどければ、

カメラワークもひどければ、

演技もひどければ、

アクションもCG?もひどい

というなんともZ級の作品でありました。

しかしこの作品、劇場公開こそされなかったものの、

ちゃんとDVD販売されてさらに日本でも日本語吹き替えもされてリリースされて、

ある意味“持っている”映画だと思います。

これ、アメリカ本国のDVD。カッコええんですけど、表紙の君はだれ?

ザックリなあらすじです

昔、スロバクというヴァンパイア・ハンターがヴァンパイアを退治するうちに殺戮しすぎて、何故か自らヴァンパイアになってしまう。

現在、ある事件で現場にはっていた刑事のデレクは、スロバクと現場で遭遇し、彼がヴァンパイアと知る。

その事実を理解しない上司に「俺はスロバクを追う!」と、

警察署を出てスロバクを追う(たぶん、デレクのお父さんはヴァンパイアに殺されてる……のかなあ?)。

その後はデレクはなぜかヴァンパイア・ハンター達のアジトを知ってて、行くと逆に殺されかけたり

デレクがカンフーの師匠と知り合うんですが、なぜかヴァンパイアに詳しかったり、

警察署内でスロバクが正体を現すと、すぐによく分からない倉庫っぽい場所で撃ち合いをしてたり、

スロバクに咬まれて殺された人達ヴァンパイア化して、その倉庫でデレク達を追いかけるんですが、

荷物を全然崩さないでゆっくり、のんびりと迫るだけで何もしなかったり

しっかりスロバクに咬まれたデレクは修行のおかげなのか人間を保っていたり

ヒロインを誘拐されたデレクがスロバクと最後の戦いをしに行くと、

さっきのヴァンパイア・ハンター達が、

「デレク、おまえは信用できねえ」

と言ってヴァンパイアそっちのけで殺し合いをし始めたり、

更にその戦いの方がヴァンパイアとの戦いより盛り上がってたり、

カンフーの師匠がスロバクに咬まれた後、「わしはもうヴァンパイアだあ。殺してくれえ~」と言って、

師匠よりも先に咬まれているハズのデレクが師匠に泣く泣くとどめをさしたり

最後にスロバクに「おまえもヴァンパイアになれ!」と、

スター・ウォーズの皇帝がルークに「暗黒面に落ちろ~!」的な事を言ってみたり、

まあ、なんだかんだでスロバクをやっつけて完

キャストとか

監督/脚本/デレク……ロン・ホール

この方、90年俳優デビューし、93年にはスタントの仕事もするようになります。

また、カンフーの専門家として活動されているようです。

そしてこの作品の前に未完成の作品が1作あり、その経験を今回の作品に活かす事ができたとの事です。

しかし残念ながら、監督、脚本家としてのキャリアは、この『ヴァンパイアX』のみ。

しかしロンさん、野望は止まっていないようで、現在でも脚本を書き続けているようで、ガンバっています。

ちなみにこの作品でのデレクという役を、ロンさんはシリアスに、アクションも華麗に演じております。

吸血鬼スロバク……メル・ノヴァク

この方、ブルース・リーの『死亡遊戯』の悪役で有名な方らしいです。

その後もいろんな仇役を演じているそうで、出演作は多数。

主役も何作かあるそうで、パっと調べたところ『アース・トゥルーパーズ 地球防衛軍vs巨大蟻軍団』『サメデター』などがあります。何かアホっぽい(笑)。

そしてこの方、キリスト教の牧師さんもされているそうで、ティム・バートンのお父さんの葬儀とかも執り行っているそうです。

この作品のスロバクという役を、とても楽しそうに演じてらっしゃいます。まさにプロ!

サマンサ……メリー・バーチフィールド

たぶん中国系カナダ人だと思うんですが、この方4歳で俳優デビューをしているそうで、いろんなTVや映画、舞台などで活躍されているみたい……

ですが、フィルモグラフィーだとあんまり出てこないんですよね~。現在、ヨガの先生をしているみたいです。

この作品のサマンサ役をかわいく演じています。なんか、美人とは思わないんですけど、愛嬌があってとてもかわいい方でした♪

カオ師匠……ジェラルド・オカムラ

まあ、日系の方ですね♪ハワイ生まれの俳優さんだそうですが、かなり武術もたしなんでいるそうで、

その関係で映画で使われるいろんな武器の設計とかもしているらしいです。そんな方なので、出ている作品もキワモノばかり演じているみたいです。

有名な作品としては『モータル・コンバット』『G.I.ジョー』など。

変だな~って思ったところとか

先に書いたザックリなあらすじでも、変なトコとか、よく分からない点をあげてますけど、

この作品、みんなのセリフが思わせぶりで、肝心な事を言わなかったり遠回しすぎてよく分からなかったりします。なので観ているコッチには何が行われているのか分からないトコがチョイチョイ出てきます。

それだけでも困るのですが、肝心な見せ場のアクションカメラワークがひどすぎて、せっかくロン・ホールや他のスタントさん達がいいアクションをしていても、ビックリするくらい迫力がありません

さらにアクション未経験者としか思えない方が多すぎるのか、単純に迫力のないアクションも多いし、

カンフー映画のようなアクションを目指しているのは分かるんですけど、殺陣師がいなかったのか、そのアクションもひどいです♪

先に腕でガードしたところに攻撃をするシーン多数ですし♪

さらにそこに変な編集がしてあって、アクションもですが、全体的に間がメッチャ悪いです(笑)。

効果音もショボいですし、CG?も白の1色ですべてを表現しているので迫力はないですよねえ。

ヴァンパイアのメイクもあまり出来ていないですし、血もほとんど出ませんっっ。

そのせいか、素人じゃないハズの俳優さん達の演技も、下手くそに観えるという効果を生んでしまっています。

なので映画全体的にお遊戯感がぬぐえないんですよねえ~。

後、アメリカ本国のDVDのジャケット、男性が刀を持って首を下に傾けてる写真なんですげど、

それ誰?

本編中にそんな人、出てないでしょっっ!!

日本版のジャケットの顔アップのヴァンパイアも誰?って感じですけど、そこはちゃんと主役のロン・ホールさんをド~ンと写しましょうよ~っっ!!

ちなみに日本語吹き替え版でもう1度視聴したところ、こちらの方が話は分かりやすかったです♪

検索するとボロカス書かれてますが……

この『ヴァンパイアX』、アメリカ本国でも検索すればすぐに評価が低いどころか、最低映画の1本に数えられている事に気づくと思います。

私の読んだ記事でも、ひどい!悪い!『ブレイド』のパクリ!

と、叩かれまくっています。

実際、叩かれて当然な出来だと思うんですけど、

私、嫌いじゃないんですよねえ~(笑)。

何か、これをやりたい!っていうのが読み取れちゃうからかもですが、

監督のロン・ホールさんは至って真剣に作ったんだと思うんです

それを勝手に勝手に感じてるんですよね。

ただ、出来た作品がZ級と言われるぐらいの作品だったという(笑)。

なので私は、このロン・ホールさんが他のスタッフやキャストさんを、

どうやって口説いて作ってもらったのか?とか、

本当はこの作品を、どういう作品にしたかったのか?とか、

考えてしまうのです。

そして出来た作品をみなさんにお披露目した時、

大丈夫だったかな?

とも思ってしまいます。

先にも書きましたが、現在でもロン・ホールさんは脚本を書いて出来たらまた作品を発表したいと思っているみたいなので、個人的には、

「頑張って~!!」

と、応援したいと思っています♪

ただ、カメラワークとか、基本の事は習った方がいいかなあ~……

と、いう訳で、今回はZ級映画『ヴァンパイアX』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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