こんにちは、ヒッチです。
今回は1996年公開の映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
フロム・ダスク・ティル・ドーン From Dusk Till Dawn
監督:ロバート・ロドリゲス
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:セス・ゲッコー/ジョージ・クルーニー
リチャード・“リッチー”・ゲッコー/クエンティン・タランティーノ
ジェイコブ・フラー/ハーヴェイ・カイテル
ケイト・フラー/ジュリエット・ルイス
スコット・フラー/アーネスト・リュー
国境警備員、チェット・プッシー、カルロス/チーチ・マリン
1996年/アメリカ映画/108分
概要
『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』と立て続けにヒットを飛ばして時の人になっていたクエンティン・タランティーノが脚本、
「僕はタランティーノの舎弟」と当時語っていたロバート・ロドリゲスが監督を務めたぶっ飛びヴァンパイアアクション映画です。
前半と後半がまるで違う映画として有名で、前半ではタランティーノお得意のクライム物、後半になると突如としてヴァンパイア物に早変わりします。
基本的にタランティーノが絡んでいるのでジャンル映画として成立していまして、B級感がハンパないです。
けっこうグロいシーンがなくもない…というか人体破壊シーンがけっこうありますので苦手な人がいるかも。でもめっちゃ観やすいですけど(笑)。
そんな作品の主役を務めたのが、これまた当時ブレイクしかけていたジョージ・クルーニー。
共演として脚本を書いたクエンティン・タランティーノ、ハーヴェイ・カイテル、ジュリエット・ルイスと、何気にめっちゃ豪華です。
公開当時も大ヒットしましたが、現在ではカルト化しているらしいですよ。
ちなみにこの作品がヒットしたので、当然の流れとして、続編2本と、TVドラマが制作されました。
ちなみに続編2作のザックリ説明はこちら♪
序盤のあらすじ
凶悪犯のセスとリッチーのゲッコー兄弟は、銀行強盗後に人質をとりながらメキシコを目指す。途中で元牧師のジェイコブ親子を人質にとったゲッコー兄弟は、国境を越えてメキシコへ行けるのか⁉︎
キャストなど
セス……ジョージ・クルーニー
1978年にTVドラマでデビュー。その後、売れない時期が長らく続きますが、TVドラマ『ER緊急救命室』に出演するとたちまちブレイクしたのでした。
その後この作品を筆頭に『アウト・オブ・サイト』『オーシャンズ11』など、ヒット作に多数出演しています。
2002年には監督デビューも果たし、2005年にはアカデミー助演男優賞、2012年にはアカデミー主演男優賞を受賞している、まさにスーパースター。
この作品でのセス役を、とにかくワイルドに演じています。アホみたいにカッコいいです。
リッチー/脚本……クエンティン・タランティーノ
ビデオレンタル屋で働きながら映画を見まくって勉強したのはよく聞く話ですね
。自身の監督作品は全て自身の脚本で、よく本人も出演もされていますし、タランティーノが書いた脚本を他の監督さんが監督してたり、俳優としていろんな作品に出演されてもいます。
アカデミー賞も2度脚本賞を受賞してたり、『パルプ・フィクション』ではパルムドールも受賞してたり、すんごい人です。
が、まあまあお下品な作風……というか『ジャンル映画』と言われてますが、いかにもB級な作りなのにそこら辺の大作の100倍面白いですよ。
そんなタランティーノが演じたリッチーは超イカれポンチなキャラでして、との作品の緊張感をめっちゃ高めてくれます。
ジェイコブ……ハーヴェイ・カイテル
1966年TVドラマでデビュー。その後いろんな作品に出演されてますが、『タクシードライバー』のポンビキ役で注目を集めたんだそうです。観たのに覚えてないや♪
しかし80年代はちょっと干され気味だったらしいのですが、90年代になるとヒット作に恵まれるようになったみたいですね。
タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』や『ピアノ・レッスン』『バグジー』などに出演されてます。
個人的には『スモーク』のたばこ屋の主人は最高です。このジェイコブ役を渋く演じてましたよ。まあ、いつも渋いんですけど♪
ケイト……ジュリエット・ルイス
当時売れっ子でしたねえ。1980年にクリジットなしで子役として出演されてるみたいですが、本格的な女優デビューは1987年TV映画だそうです。
1991年の『ケープ・フィアー』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたそうで、この頃ぐらいから話題作に出演しまくってました。
その後もTVドラマや映画に引っ張りだこの売れっ子さんですね。このケイト役を清楚な女性として演じていました。途中から清楚とか言ってらんなくなりましたけど♪
スコット……アーネスト・リュー
この方の情報がなかなか出てこなくてですねえ。とりあえずアメリカのIMDbですと、この作品がデビューになってます。
でもその後もそんなに活躍されてないようで、2005年までに俳優として主にTVドラマで7本くらいのクレジットしか書いていないんですよね〜。
2013年にカメラの裏方さんの仕事でクレジットがされているので、俳優業よりそちらを優先されたのかな?って感じです。
国境警備員/チェット・プッシー/カルロスの脇3役……チーチ・マリン
独特な濃い〜顔の俳優さん。1973年に短編アニメの制作に携わっていますが、俳優さんとしてのスタートは1978年の映画で、その時は脚本も書いています。
その後もいろんな作品に出演したり脚本を書いたり、音楽にも携わってたり、1985年と87年には長編映画の監督もされているので、本来は裏方志望だったんじゃないですかねえ。
その後もいろんな作品に出まくっていますが、この作品の監督のロバート・ロドリゲスの作品にはよ〜く登場していて、個人的には『マチェーテ』の神父さんが印象的。
今回調べてて「あ〜」と思ったのがTVドラマ『刑事ナッシュ・ブリッジス』のドン・ジョンソンの相方でしたね。全然結びついていなかったですわ。
監督……ロバート・ロドリゲス
先にも書いたとおり、タランティーノの舎弟です♪
そして常に帽子をかぶっていて「帽子を取ると、アイデアが溺れ落ちる気がするんだ」と、インタビューで答えてました♪おもろい人です。
1991年に短編を作っているみたいですが、翌年92年の長編映画『エル・マリアッチ』が実質的なデビュー作品ですね。
予算7000ドルという低予算で完成度がめっちゃ高くて当時話題になったらしいですよ。私、未見なのでよく分からない……その後も『デスペラード』『スパイキッズ』など話題作を作り続けています。
ちなみに今作でバーテンダー役として出演しているダニー・トレホとはいとこなんだそうですよ。知らんかったなあ。
個人的な感想
この作品、当時ビデオレンタルで初めて鑑賞したんですけど、めっちゃ笑った記憶があって、大好きな映画の一本です。
しかししばらく観てなかったので、今回久しぶりに鑑賞しました。
みんな若い!
細い!
タランティーノ、細い!若い!
ジョージ・クルーニーはやっぱりアホみたいにカッコいい!
そして何気に『マチェーテ』ことダニー・トレホがまためっちゃ若い!細い!
この作品、脇も豪華なんで、観るトコ多いっス(笑)!
特殊メイクで超有名なトム・サヴィーニ(ゾンビや死霊のえじきなど担当)が、
セックス・マシーンという超お下品なキャラで登場していたり、
『デスペラード』でヒロインを演じていたサルマ・ハエックが、
これまたとんでもキャラで登場していたりします。
脚本がタランティーノなのでとくに前半のドキドキハラハラはすんごいです。
なので後半のあの展開が余計に笑っちゃうんですけど♪
しかしそれ以上の事がない!!
あ、全体通してお下品です(笑)♪♪
頭を空っぽにして、ただただ笑いながら観ればいい作品だと思います♪♪
メチャクチャだけどやっぱり大好きな作品なのでした。
と、いう訳で今回は『フロム・ダスク・ティル・ドーン』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema