
こんにちは、ヒッチです。
今回は粗悪はDVDしか発売していないのでちょっと私的に困っている映画『吸血のデアボリカ』をザックリ書きたいと思います。
今回もネタバレしますので、見たい‼︎と、いう方は読まないで下さいませ♪♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
吸血のデアボリカ Count Dracula
※このDVDは海外版です。日本版のDVDが怪しすぎるんでっっ。
監督:ジェス・フランコ
脚本:ピーター・ウェルベック
音楽:ブルーノ・ニコライ
出演
ドラキュラ伯爵:クリストファー・リー
ヴァン・ヘルシング博士:ハーバート・ロム
レンフェールド:クラウス・キンスキー
ジョナサン・ハーカー:フレデリック・ウイリアムズ
ミナ:マリア・ローム
ルーシー:ソルダード・ミランダ
セワード先生:ポール・ミュラー
クインシー・モリス:ジャック・テイラー
1970年スペイン/イタリア/西ドイツ/イギリス合作映画/98分
※2025年現在、今作を配信しているサイトはなさそうでした。また宅配レンタルもなさそうですっっ。
概要

いろんなジャンルを「エッチイ」な作品にして世に出してきた(と思われる)ジェス・フランコ監督が、たぶん大真面目に本気で小説の『吸血鬼ドラキュラ』を映像化させた作品。
ドラキュラ役に当時すでにドラキュラと言えば…という位置にいたクリストファー・リーを迎え、ハマープロのドラキュラとは違った魅力を出しています。
ヘルシング役のハーバート・ロムもピンクパンサーシリーズなどにに出ていた個性派俳優さんだそう。
そしてレンフィールド役には変人、クラウス・キンスキーが扮しています。
そんな豪華なドラキュラ映画ですが…あ、ちなみにデアボリカとは、スペイン語で「悪魔」という意味だそうですよ〜♪
ちょっとDVD&配信のヴァージョンに問題が……

この作品に関してはちゃんと書けません。
と、言うのも、以前販売されていたDVDに問題がありまして、
- 画面はTVサイズで画質は赤く変色している(まるでビデオの録画画面見てるみたい)
- 日本語吹き替えが主で英語にした場合、日本語字幕がない
- 作品タイムが20分くらい短い
なので、途中でヘルシング博士が車椅子になっていたりして意味が分からない箇所があるんです。
※Amazon primeでこの作品は以前配信されていたんですが、現在は終わっているようです。
分かっている限りで原作と違うところ(しっかりネタバレ)

| 違う箇所 | 原作 | 今作 |
|---|---|---|
| ヴァン・ヘルシング博士の立ち位置 | アムステルダム大学名誉教授 セワードに頼られてロンドンへ | ロンドンの精神科医病院の経営者 |
| ジャック・セワード | ルーシーの彼氏のひとりで主治医で精神科医 | ヘルシング博士の病院の精神科医 |
| ルーシーの彼氏 | ジャック・セワード クインシー・モリス アーサー・ホルムウッド の3人 | クインシー・モリス1人 アーサー・ホルムウッドは今作未登場 |
| レンフィールド | セワードの病院で壊れてる | ヘルシング博士の病院で壊れてる |
| 序盤のハーカー | 自力でドラキュラ城から脱出 その後なんとかロンドンへ | 自力でドラキュラ城から脱出 気が付くとヘルシング博士の病院で手当てを受けている |
| 後半のヘルシングと後半の展開 | ドラキュラを追い詰めハーカー、ミナ、セワード、モリス、アーサーの6人でドラキュラ城へ♪ | なぜか車いすに座り指示薬に。 ドラキュラ城へはハーカーとモリスの2人だけが向かう |
こんな感じです。原作通り、後半は失速します(笑)♪
つーか後半は原作もまあまあ突っ込みたくなる展開なのであれでいい~♪と思います(笑)。
でもルーシーの彼氏を1人にしたのは正解だと思うし、ちゃんとルーシーに輸血するシーンはあるし、3人の妻も出るし、ジョナサンはしっかり閉じ込められるし、ポイントは押さえてると思うんです。
なぜルーシーはわざわざミナといっしょにヘルシングの施設に来たのかな~?
とかちょっと後で思わないでもないです♪
評価
| IMDb | 5.6/10 |
| Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…未評価 視聴者スコア…44% |
| 映画データベース-allcinema | 5.8/10 |
| Filmarks | 3.3/5 |
| Amazon | 3.5/5 |
こんな感じ♪正直、思ったより高かったです(笑)。でもトマトメーターの未評価にはちょっと驚きました。
コメントも日本、海外とけっこう高評価な方が多く、やはりクリストファー・リーが原作どおりに若返っていく事や、作品のゴシックホラー的な雰囲気など、みなさん褒めてましたね。また、ジェス・フランコ監督作の中では1番面白いという意見もチラホラ。
ダメだった意見もチョイチョイはありまして、同じ演出で途中で飽きちゃった人や、後半の失速を突っ込んでいる方もいましたねえ~。
キャストが何気に豪華

概要にも書きましたが、ドラキュラ役にクリストファー・リーを起用しています。リーはどうやら当時、ハマープロで制作されるドラキュラの続編にヘキヘキしてたっぽく、また原作のドラキュラをやれると意気込んでいたんじゃなかろうか?と思うような厳格なドラキュラを熱演しております。
ハマープロとの最大の違いはドラキュラが原作通り、髭を蓄えていて最初は老人、ロンドンに来てからは若返っているところではないでしょうかねえ。たぶんその設定を生かしたのはこの映画が初。なハズ。
後半にも少しだけ話すシーンがありますが、クリストファー・リーのドラキュラはかっこいいんですよね~。そしてハマープロの『吸血鬼ドラキュラ』から12年経っているので、渋みが増してていい感じです。
ヴァン・ヘルシング博士役のハーバート・ロムは私はよく知らない方なんですが、けっこうこれはこれで渋くていいと思います。ただ、現存のDVDを見る限りではドラキュラとのシーンは全くないので何か刑事ドラマの石原裕次郎的な感じにしか見えんのが残念。
あんまり出番のないレンフィールド役に変人、クラウス・キンスキー。後に『ノスフェラトゥ』でドラキュラ伯爵を演じる事になるのがちょっと面白いですね。
この人はクセしかない役者さんってイメージですが、なぜかこのレンフィールドにはそんなにクセを感じないです(笑)。監督の指示でこんな感じにしちゃったのかもしれませんがせっかくこの人が演じるんならもっとイっちゃったレンフィールドが見たかったですねえ。
ほぼ主役のジョナサン・ハーカーを演じたのがドイツの役者さんのフレデリック・ウイリアムズという方。この方それなりに売れている方なのかなあ?でも主役級になるとエッチい映画が多いなあ(笑)。かっこいいんですけどちょっと濃いめです。
ミナ役のマリア・ロームさんも美人で落ち着いた演技をされてていい感じです。この方は監督のジェス・フランコの作品によく出てたようで、ようは「エッチイ」作品によく出てたみたい♪
ルーシー役のソルダード・ミランダはめっちゃ可愛いです♪自分の知る限り、歴代のルーシー役で1番の美人さんだと思います。ただ今回調べて知ったんですが、この方、この映画の公開された1970年に自動車事故で亡くなったんだそうです。歌手としてデビューした後、60年代には西部劇やコメディ、エッチイ映画に多数出演されていた売れっ子さんだったようです。

監督のジェス・フランコは「エッチイ」な作品を大量に、それ以外にもホラー的な作品を何本か撮っている方。しかしどの映画もその内容は・・・と言われてしまう監督さんのようです。
私はこの映画しか見ていないのですが~・・・たぶん「雑」なんじゃないですかねえ。でもこの映画に関しては雑だし爪がメッチャ甘い気がしますけど、映像から本気の意気込みを感じなくもない・・・気かする。
ちょっとだけ。この映画を代表作にしたかったんじゃないのかなあ~ってホンキで思います。
だってエッチイシーンは全くないし、全体から厳格な雰囲気は伝わるんで。でもあの音楽の使い方は時代を感じすぎてちょっと・・・ってなりました。
で、この映画、面白いのか?
私的にはあんまり~・・・・です。
役者さん達がとてもいいのに、何か変なところで顔のドアップがあったり、セットも豪華なんだかショボいんだかなんだか微妙。そしてDVDの画質のせいもあるんですがなんか単純に見づらいです。
暗いシーンは暗すぎてよく分からんし。ホントにねえ~・・・ちゃんとしたDVDをどこか販売してくれ~~~~!!!!と切に願っている作品です。
アメリカとかですとリマスターしたのかな?
監督のジェス・フランコのインタビュー、クリストファー・リーによる『ドラキュラ』の朗読、ソルラード・ミランダの生涯の何か(笑)、それと公開当時カットされたシーンの追加とかが収録されているらしい。
ちょっと見たい。誰かこれの日本語版DVDかブルーレイを出してくれ~~~~!!!!
でもこれを見ても面白くない気がしなくもない・・・・。
つー事で今回は『吸血のデアボリカ』でした~♪
ではまた~♪♪
※参考文献
ウィキペディア……Count Dracula
IMDb……Nachts, wenn Dracula erwacht
Rotten Tomatoes……Count Dracula
映画データベース-allcinema……吸血のデアボリカ
Filmarks……吸血のデアボリカ