『ドラキュラ(1992)』ってこんな作品!コッポラ監督による原作に沿ってお話は進みますがキモが真反対という不思議な映画♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は、世間では一番有名であろうドラキュラ映画、

『ドラキュラ(1992)』について、ザックリ書いていこうと思います。

今回もしっかりネタバレしますので、この作品を観たい!と、思っている方は、読まないでくださいませー♪♪

※2025年9月、大幅にリライトしました♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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ドラキュラ Bram Stoker’s Dracula


監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:ジェイムズ・V・ハート
原作:ブラム・ストーカー『ドラキュラ』

出演
ドラキュラ伯爵:ゲイリー・オールドマン
ミナ・マーレイ/エリザベータ2役:ウィノナ・ライダー
ジョナサン・ハーカー:キアヌ・リーブス
エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授:アンソニー・ホプキンス

1992年/アメリカ映画/128分

配信状況

※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。

Amazonプライム
プライム会員:初回は30日間無料 600円(税込)。
ですが今作は別途レンタル440円(税込)か高画質購入2750円(税込)になります。
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初回は31日間無料 2,189円(税込)で、毎月1日に1200円分のU-NEXTポイントがもらえるので、実質毎月989円(税込)で利用できます。
見放題動画の本数が320,000本と、めっちゃあって電子書籍もあり。
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基本料が無料でログイン不要で観る事が出来るそうですが、有料動画もあります。
定額プランなどいろいろあります。
今作はレンタル3日間330円(税込)だそうです。
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月額料金976円(税込)。しかしTV放送の見逃し配信は会員登録なしで観る事ができるそう。
フジテレビが好きな人にオススメですね。
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概要

1992年のアメリカ映画。日本でもあのコッポラが監督した!という感じで話題になりヒットした記憶があります♪

ことの始まりは『ゴッドファーザー PART III』に出演予定だったウィノナ・ライダーさんが降板し製作が遅れた事で「コッポラ監督に嫌われた」と思い込んでしまったウィノナさんの誤解を解くためコッポラ監督ウィノナさんと面会したそうで、その別れ際にウィノナさんから渡された脚本ジェイムズ・V・ハートさんが書いた今作の脚本だったそうです。

ウィノナさん「コッポラ監督が興味を持つ訳ない」と思っていたそうですが、コッポラ監督はこの脚本を見て目の色が変わったらしい(笑)♪よくよく考えてみれば分かるんですけど、コッポラ監督ってあのロジャー・コーマン先生の元で働いていてジョージ・ルーカスとお友達って時点でこの手の作品絶対好きじゃん(偏見です♪)!!

ちなみにこの時点で今作の脚本はドラキュラとミナの恋模様とエロティックな内容だったそうで、コッポラ監督は気に入って『ゴッドファーザー PART III』の後に今作の製作に取り掛かったそうな♪

そんな訳で今作『Bram Stoker’s Dracula(ブラム・ストーカーのドラキュラ)』となっていますが、原作のミナにそんな感情はなく、原作どおりとは言いづらいですねえ〜(笑)。

ちなみに『ドラキュラ』をメロドラマ路線に変えた作品は今作以前もありまして、それがこの2本。

1973年の『狂血鬼ドラキュラ』の監督さんがメロドラマから来た人で、その影響でこの路線ができたんじゃないかな~……って思っています。

ちなみにこのメロドラマ路線へのアンサー的な終わり方をして個人的に好きなのが2012年の『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』でして、でもこの作品はいろんなトコに問題もあってめっちゃ評判が悪い(笑)。まあ仕方ないですな♪

ドラキュラ役にはまだ売れ始めのゲイリー・オールドマンさん、ハーカー役クリスチャン・スレーターにオファーしたものの断られ(後に後悔したそうな)キアヌ・リーヴスさんに、ヘルシング教授にはリーアム・ニーソンが候補に挙がっていたらしいのですが、『羊たちの沈黙』で注目されていたアンソニー・ホプキンスさんに決まったそう。

衣装は日本の石岡瑛子さんが担当、今作の仕事が来るまで吸血鬼映画を見た事がなかったらしいです。そんな石岡さんの衣装はめっちゃ独特で豪華で、スタジオに組まれたセットもめっちゃ豪華だったので、お互いの相乗効果でなんかすごい絵が出来上がってます(笑)。

またコッポラ監督はCG技術などの当時の最先端の特殊効果を使いたがらず、昔ながらの特殊効果を使ったそうです。ミニチュア撮影とか(笑)♪

キャストには撮影の前にコッポラ監督の指示で原作小説を音読させたそうで全部読むのに丸2日かかったとか、ゲイリー・オールドマンさんに声のトーンを1オクターブ下げる訓練をさせたとか、ゲイリー・オールドマンさんとウィノナさんの仲が当時よろしくなかった(今は和解)などいろいろありますね〜。

こんな感じで最終的に製作費4000万ドルという巨額を投じて完成した今作、1992年11月13日金曜日にアメリカで初公開されると大ヒットを記録、批評家からは好評で、ゲイリー・オールドマンさんのドラキュラの演技が大絶賛されたそうです♪

また主題歌つーかエンドクレジット曲の『Love Song for a Vampire』元ユーリズミックスアニー・レノックスさんが今作の為に書き下ろされた曲だそうでして、ソロになって間もない頃の代表曲みたいですよ~♪この曲のYouTubeにリンクはっときますね~♪

Annie Lennox/Love Song For A Vampire

しかしハーカー役のキアヌ・リーヴスさんの演技は大不評でボロクソに叩かれて本人も気に入っていないようですね。さらにキアヌさんとウィノナさんのイギリス英語のアクセントがけっこう叩かれているみたいですよ〜。

ちなみに今作、初公開前の試写でショッキングシーンで観客の数人が失神した(ホントか?)そうで、実はグロいシーンをけっこう抑えたらしいです♪

てな感じなんですが全体的にはおおむね好評でして、映画祭の賞にも絡んでいくのでした~。

受賞歴

こんな大成功した今作、各映画祭でもいろんな賞を受賞したそうで、IMDbさん調べで今までの記録は25受賞25ノミネートなんだそう。
という訳で主な受賞歴をザックリ並べていきますね~。

  • 1993年アカデミー賞
    衣裳デザイン賞受賞……石岡瑛子
    メイクアップ賞受賞……グレッグ・キャノン/ミシェル・バーク/マシュー・W・マングル
    音響効果編集賞受賞受賞……トム・C・マッカーシー/デヴィッド・E・ストーン
    美術賞ノミネート……トーマス・E・サンダース/ギャレット・ルイス
  • 1993年シカゴ映画批評家協会賞
    最優秀撮影賞受賞……マイケル・バルハウス
  • 1993年サターン賞
    最優秀ホラー映画賞受賞……『ドラキュラ』
    最優秀監督賞受賞……フランシス・フォード・コッポラ
    最優秀男優賞受賞……ゲイリー・オールドマン
    最優秀女優賞ノミネート……ウィノナ・ライダー
    助演男優賞ノミネート……アンソニー・ホプキンス
    最優秀作文賞受賞……ジェームズ・V・ハート
    最優秀衣装デザイン賞受賞……石岡瑛子
  • 1993年ファンゴリアチェーンソーアワード
    最優秀スタジオ/大型予算映画賞受賞……『ドラキュラ』
    最優秀男優賞受賞……ゲイリー・オールドマン
    最優秀女優賞ノミネート……ウィノナ・ライダー
    助演男優賞受賞……アンソニー・ホプキンス
    助演女優賞ノミネート……サディ・フロスト
    最高のメイクアップ効果賞受賞……グレッグ・キャノム
    最優秀サウンドトラック賞受賞……ヴォイチェフ・キラール

こんな感じ♪英国アカデミー賞やヒューゴー賞などにもノミネートされましたが受賞にはいたらなかったようです。

評価

IMDb6.6/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…69%
視聴者スコア…70%
映画データベース-allcinema7.0/10
Filmarks3.5/5
Amazon4.2/5

こんな感じ♪総じて高評価ですね。コメントも熱量が高くって、今作への愛をめっちゃ感じるものが多いです。ただ、全体的に見ると評価はバラバラに分かれていました。

「これが『ドラキュラ』映画のナンバー1」や豪華な美術全般をほめている方がいれば、「豪華だけど話は退屈」という人、「“ブラム・ストーカー”ってつけなくて良くね?」というタイトルに疑問を呈する人もチラホラ。でも最低評価を下している人はかなり少なかったです。

原作との違い(ネタバレします)

基本的に大まかな展開は原作どおりだと思います。と、言いながら原作を読んだのがもう20年くらい前なのであんまり覚えていないんですけど。

ただ先にも書きましたが決定的に違う事がありまして、

ジョナサン・ハーカーの婚約者のミナが、ドラキュラを愛してしまうというところでしょう。

つーかドラキュラがミナに接近してデートした記憶は一切ありません♪なのでそんなに2人に面識がないと思ったんですけどねえ。あ、ドラキュラはミナの写真は見てたかもしれんっっ。

というかそもそも“ドラキュラ伯爵=ヴラド公”という設定は今作独自のものでして、そんな訳でミナもドラキュラ伯爵の奥さんの生まれ変わりなんて設定も当然今作独自のものですね♪

どちらにしろ原作のドラキュラは愛に飢えたキャラクターとかではなくもっと邪悪なイメージしかなかったですし、ロンドンに入ってからはあんまり言葉を発した記憶がないんですよね~っっ。

原作ではミナが血を吸われた後にそれを思い出し、メッチャ嫌悪するくだりがあるんですけど、この映画では当然ありません。

それどころか最後は明らかにドラキュラの味方……というか恋人になっています。でも最後のとどめを刺すのもミナなんですけど。

ちなみにその大事なミナがドラキュラのとどめを刺すラスト、試写を観たお友達のジョージ・ルーカスさん「こうしたら?」と助言して、コッポラ監督「確かに!」と納得して撮り直したらしいですよ~♪

ルーカスナイス♪♪

キャストなど

ドラキュラ……ゲイリー・オールドマン

1958年イギリス出身。お父さんがアルコール依存症で7歳で家を出て行っちゃったらしいですっっ。その後ヤングピープルズシアターで演劇を学びながらいろんなお仕事をされていたそうで、ローズ・ブルフォード・カレッジには奨学金で入り演劇芸術の学士号を取得。けっこう苦労人っっ。学校卒業後グリニッジ・ヤング・ピープルズ・シアターでまた演劇を学び、1979年から舞台俳優としてデビューしているみたいですね。

1982年にスクリーンデビュー。その後TV映画などに出演し1986年『シド・アンド・ナンシー』で主人公で実在の人物シド・ビシャスを演じて注目されたそうです。その後は映画の仕事が増えて90年代にはアメリカ映画に進出『JFK』『トゥルー・ロマンス』などに出演し、1994年『レオン』イカレ刑事ノーマン役で大ブレイク。その後しばらく同じような悪役ばかりのオファーが来て困っているってインタビューで見た記憶があります(笑)。

2004年『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』2005年『バットマン ビギンズ』で幅広い役をやって再注目されたそうで、その後2011年『裏切りのサーカス』ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、2017年『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』アカデミー賞主演男優賞受賞されるなど、めっちゃ活躍されておりまして近年ではTVドラマ『窓際のスパイ』で主演されています。

また1997年『ニル・バイ・マウス』では製作/脚本/監督を務めていまして、製作や監督のお仕事はチョイチョイされています。

現在日本で観れる他の主な作品として『不滅の恋/ベートーヴェン』『告発』『フィフス・エレメント』『エアフォース・ワン』『ロスト・イン・スペース』『ザ・コンテンダー』『ハンニバル』『アメージング・ハイウェイ60』『タイニー・ラブ』『Disney’s クリスマス・キャロル』『ザ・ウォーカー』『赤ずきん』『欲望のバージニア』『ロボコップ』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『チャイルド44 森に消えた子供たち』『ヒットマンズ・ボディガード』『ハンターキラー 潜航せよ』『Mank/マンク』『パルテノペ ナポリの宝石』など。多い!

ミナ……ウィノナ・ライダー

1971年アメリカ出身。両親がユダヤ系のヒッピーだったそうで、けっこう過酷な幼少期を過ごしているっぽいですねっ。12歳の時に舞台に上がるようになったそうで、1986年の『ルーカスの初恋メモリー』でスクリーンデビュー。その後1987年『ビートルジュース』でブレイク。其の後『ヘザース/ベロニカの熱い日』『シザーハンズ』など主役級のお仕事に恵まれますね。

92年の『ドラキュラ』以降も『リアリティ・バイツ』『若草物語』などの作品に主演しますが少しずつ人気も落ち着いてきた1999年、製作も務めた主演作『17歳のカルテ』アンジェリーナ・ジョリーと共演し、ちょっと割を食った形になったのは気の毒だったかもっっ。其の後も作品には出演され続けていますが以前ほどの話題性はなくなってしまいました。

しかし2016年から放送のTVドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は息の長いヒットになっておりますし、最近ですと『ビートルジュース ビートルジュース』ではリディア役を再び演じてファンを喜ばせておりまして、何気にずっと売れっ子です♪

現在日本で観れる他の主な作品として『恋する人魚たち』『ナイト・オン・ザ・プラネット』『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』『キルトに綴る愛』『BOYS』『エイリアン4』『オータム・イン・ニューヨーク』『シモーヌ』『ダーウィン・アワード』『スター・トレック』『僕が結婚を決めたワケ』『ブラック・スワン』『THE ICEMAN 氷の処刑人』『バトルフロント』『おとなの恋は、まわり道』『プロット・アゲンスト・アメリカ』など。

ジョナサン・ハーカー……キアヌ・リーヴス

1964年レバノン生まれでカナダで育ったそうです。9歳の時に初舞台を踏んでいるそうで、1984年のカナダのTVドラマでデビュー。1986年にアメリカのNBCのTV映画に出演し同年にはスクリーンデビューも果たしていますね。

1989年『ビルとテッドの大冒険』が大ヒット、コレで一気に認知度が上がり人気も上がり『マイ・プライベート・アイダホ』『ハートブルー』など話題作に出演、1994年『スピード』で完全に大スターの仲間入りを果たします。その後も1999年『マトリックス』シリーズ、『コンスタンティン』『地球が静止する日』などSFやホラーのジャンル映画から『恋愛適齢期』『イルマーレ』のような恋愛ものや『ギフト』では暴力夫まで幅広い役柄を演じていまして、最近では2014年『ジョン・ウィック』はシリーズ化しています。

2010年からは製作も始め、2014年には『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』で監督デビューもされています。

また1991年にグランジバンド“ドッグスター”を結成、ベースを担当し、一度解散しましたが、現在は再結成されて現在までに3枚のアルバム発表しています。

現在日本で観れる他の主な作品として『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』『リトル・ブッダ』『JM』『雲の中で散歩』『ディアボロス/悪魔の扉』『リプレイスメント』『陽だまりのグラウンド』『47RONIN』『ノック・ノック』『砂上の法廷』『ネオン・デーモン』など。

ヴァン・ヘルシング教授……アンソニー・ホプキンス

1937年イギリス出身。幼少期から勉強より芸術面に興味を持っていたそうでロイヤル・ウェールズ音楽演劇大学で演劇を学び、その後イギリス陸軍に2年入隊、その後王立演劇アカデミーで演劇を学び1963年に卒業したそうです。

ただデビューはちょっと早くて1960年には初舞台を踏んでいるみたいです。同年にはTVドラマに初出演されていますね。1965年に舞台とTVドラマ、短編映画に出演し始め、1968年の映画『冬のライオン』でブレイクを果たし英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、1972年のTV映画『戦争と平和』英国アカデミー賞TV部門最優秀男優賞を受賞。これで人気俳優の地位を完全に確立し、その後もTV、映画、舞台と活躍していましたが、さらに1991年『羊たちの沈黙』ハンニバル・レクターを演じて世界的に有名になり、その後も活躍しっぱなしのスゴい方です。ちなみに『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』レクター博士を再演しています。

1990年からは映画音楽や作曲、TV映画で初監督、2006年には製作にも参加されています。

現在日本で観れる他の主な作品として『ジャガーノート』『オードリー・ローズ』『マジック』『エレファント・マン』『チャーリング・クロス街84番地』『逃亡者』『フリージャック』『ハワーズ・エンド』『日の名残り』『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』『ニクソン』『8月の誘惑』『アミスタッド』『マスク・オブ・ゾロ』『ジョー・ブラックをよろしく』『アトランティスのこころ』『白いカラス』『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』『世界最速のインディアン』『ボビー』『スリップストリーム』『ウルフマン』『ザ・ライト -エクソシストの真実-』『マイティ・ソー』シリーズ『ブレイン・ゲーム』『ウエストワールド』『2人のローマ教皇』『ファーザー』『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』など。

監督:フランシス・フォード・コッポラ

1939年アメリカ生まれ。お父さんは作曲家だったり、奥さんも監督だったり娘はソフィア・コッポラで監督さんですし、甥にはニコラス・ケイジがいたりとすごい家だ!

幼少期にニューヨーク郊外で育ったコッポラさんですが、少年時代にポリオという病気にかかっており、幼少期の大半を寝たきりで過ごし、その間に手作りの人形劇を作っていたらしいです。その後15歳の時に『欲望という名の電車』を読んで演劇に興味を抱いたそうです。その後ホフストラ大学で演劇を学びながら、セルゲイ・エイゼンシュテイン(ソ連の名監督さん)の作品を研究してたそう。その後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に進学し映画制作を学び、在学中からピンク映画やホラー映画のなど低予算映画の演出を手掛けていたそうです。

ちなみにロジャー・コーマンの元で働く前に『グラマー西部を荒らす』というソフトポルノ作品の監督もしています。でも認知度が低くて闇に葬り去られてる気がする……

そしてロジャー・コーマンの会社で働くようになってからは、ソ連SF映画『Nebo zovyot』2体の怪獣のシーンや再編集をした『燃える惑星 大宇宙基地』や、『恐怖のロンドン塔』のセリフ監督(そんあのあるの?)、『ヤングレーサー』の音響担当などを手掛けています。

そんな感じのコッポラさんなのでどれを最初の監督作としてあげるか迷いそうですが、『ヤングレーサー』の余った予算でコーマン監督から「ホラーの監督作って」と言われて脚本、監督を務めた1963年の『ディメンシャ13』が最初の作品として認知されていますね。

その後もしばらくはコーマンさんの元で働いておりまして、監督業以外にも、制作や脚本などいろいろ多岐にわたってお仕事をされています。その後セヴン・アーツ・プロダクションズで働く事になったコッポラさんは『雨のニューオリンズ』『パリは燃えているか』など大作の脚本も手掛けています。この時期にコッポラさん、ジョージ・ルーカスと出会って、それ以来親友の仲なんだそうですよ〜。ちなみにルーカスさんの商業監督デビュー作『THX-1138』も制作はコッポラさんです。

そして『パットン大戦車軍団』で脚本を担当してアカデミー賞を初受賞。そして脚本、監督あの『ゴッドファーザー』で完全に大物の監督さんになります。その後も『カンバセーション…盗聴…』『ゴッドファーザーPART II』『地獄の黙示録』などヒット作を連発する一方で、『アメリカン・グラフィティ』『華麗なるギャツビー』などの制作も担当していまして、めっちゃ働いてますねこの人。

その後も勢いは止まっている感じはなくて『アウトサイダー』『コットンクラブ』などを監督されていたり、面白いところではマイケル・ジャクソンの『キャプテンEO』や若きニコラス・ケイジが出演している『ペギー・スーの結婚』などのSF作品も手掛けています。

1992年の今作『ドラキュラ』を発表した後ぐらいから、監督作が減り始め、もっぱら制作総指揮の作品が増えていきます。そして2011年の今作以降、新作の話は出ていなかったのですが2024年に久しぶりの新作『メガロポリス』を発表、まあボロカス言われてた印象ですが、まだまだコッポラさんは健在というところでしょう♪♪

ちなみにコッポラ監督2011年に『Virginia/ヴァージニア』という妙な吸血鬼映画も発表しています♪

個人的な感想

大嫌い(笑)♪♪

ここから文句しか出ないので、この作品が好きな人、ごめんなさい。先に謝ります。

あくまで個人的感想ですから(笑)。

当時は「ドラキュラ」に何の知識もなく、ウィノナ・ライダーが好きだったからビデオを借りて見たんですが、この作品以降、彼女の作品を見なくなるくらい個人的の面白くなかったです。

それはたぶん、期待をし過ぎたから・・・だけでもなく、やはりドラキュラに心を奪われるミナに全く共感が出来なかったからじゃないですかねえ?

後、その豪華な衣装やセットがストーリーから浮いている印象があります。何か違和感しかないんですよ(笑)。それと特撮がわざとか?って思うほどチャチに見えて、セットが豪華なのにB級映画を見てるような錯覚を覚えます。

これが本当に『ゴッド・ファーザー』を撮ったコッポラ監督の作品か?と今でも思うくらい何か好きになれません。

レンフィールドの扱いもあんなだっけ?って今になると思うし。でもたぶん一番嫌いな点は、こんな根本を変えちゃってるのに原題が、

BRAM STOKER’S DRACULA(グラム・ストーカーのドラキュラ)

ってトコじゃないですかねえ。何か図々しい!って思ってます。

でもグラム・ストーカーは

「こんな改変もあるんだ~。面白♪♪」

って天国で言ってそうな気がするんですけどね~(笑)。

そんな訳で最後にもう一度、好きだった方ごめんなさい!と、謝って〆ます。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks

※2025年9月追記:

今回このページをリニューアルしたいと思い、もう1度今作を視聴しました♪

以前は観ながらイライラしていたんですけど、今回は不思議とイライラはせず、むしろちょっと笑いながら鑑賞できました(笑)♪

どこで笑ったかというと、やっぱり序盤からの特撮ですかねえ~。確かに昔ながらの特撮を大事にするのは分かるんですけど、やっぱり今作に限っては特撮が作品の雰囲気と合ってない気がしてしまいまして。

だって事あるごとに眼のアップの合成とか、顔のアップの合成とか、変じゃん(笑)!てな感じで笑ってしまったのです(笑)。後序盤の汽車のミニチュアがミニチュアすぎてっっ。あれがティム・バートンのメルヘンの世界観なら気になんないんですけど、どうしても真面目な『ドラキュラ』でやられちゃうとねえ~(笑)。

それと、やっぱり豪華すぎて変(笑)!ってやっぱり思ってしまいました(笑)。実は特撮についてはだんだん見慣れてきて気にならなくなったんですけど、ルーシーのお墓とか衣装とか、豪華すぎてちょっと笑っちゃいました。

その豪華とつながる話なんですけど、いちいち仰々しいのもたぶん昔、この作品が好きになれなかった理由かも。『ゴッドファーザー』のイメージで観るとなんか仰々しすぎるし、画面に落ち着きがイマイチなく感じ、特に所見の時は期待しすぎていたんだと思いました。

で、私が1番イライラしていたウィノナ・ライダーですが、今回はあまりイライラはしなかったですねえ。なんでかは正直よく分かりませんが、まあ強いて書くとゲイリー・オールドマンのあの過剰演技に一緒になってやっちゃってるように見えたからかもしれません。

以前の感想では書きそびれているんですけど、ゲイリー・オールドマンの今作での演技が個人的に苦手でして(笑)、ウィノナ・ライダーよりもコッチが今回は特に気になりましたねえ。やりすぎにしか見えん(笑)。ドラキュラがどうこうという訳ではなく、ホントに演技がうるさく私には見えました。ちなみに今はめっちゃいい役者さんと思っていますよ♪

アンソニー・ホプキンスもやりすぎなのかもですが、ヘルシング教授の私のイメージがまさにあの狂った感じなので、それは気になってないんですよね(笑)。そこがゲイリーさんとの違いですかねえ~。

まあ後は妙な間というかテンポで映画が進んでいくのがちょっと気になったくらいですかねえ~。ドラキュラがハーカーにワインを飲んで自分は飲まないという『魔人ドラキュラ』からの伝統をここでもやっていて、ちょっとほくそえんでしまいました(笑)。

そんな感じで今回は楽しめました!というご報告でした♪

またいろいろ書いちゃいましたがこの作品を愛している方々、ごめんなさいっっ!

という訳で今回は『ドラキュラ』1992年版についてザックリ書いてみました。

ではまた~♪♪

あ、でもミナにゾッコンラブなのにまずルーシーを牙にかけるという展開が解せん(笑)!原作の流れがそうだから仕方ないんだけど(笑)!

※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。

Amazonプライム
プライム会員:初回は30日間無料 600円(税込)。
ですが今作は別途レンタル440円(税込)か高画質購入2750円(税込)になります。
U-NEXTU-NEXT
初回は31日間無料 2,189円(税込)で、毎月1日に1200円分のU-NEXTポイントがもらえるので、実質毎月989円(税込)で利用できます。
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