【吸血鬼映画】『極道大戦争』の解説&感想♪三池崇史監督のフィールドで吸血鬼映画を撮ったらこうなった！的な♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は２０１５年の映画『極道大戦争』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

極道大戦争

監督：三池崇史
脚本：山口義高

出演：影山亜喜良/市原隼人
　　　阿南杏子/成海璃子
　　　狂犬/ヤヤン・ルヒアン
　　　神浦玄洋/リリー・フランキー
　　　法眼/でんでん
　　　膳場壮介/高島礼子

２０１５年/日本/１２５分

配信状況

概要

２０１５年の日本映画。監督は過去にアホな量の映画を撮りまくっている三池崇史さん。

この人の作品は、作品数が多いだけあって、当たり外れが多いのもよく言われているんですけど、今作はそういう中では元気なバカ映画として好きな人は多そう。

そもそもＶシネマで腕を磨いた監督さんなので、ヤクザものやバイオレンスものが多いんですけど、原作つきの作品が多く、オリジナル作品が思ったより少ないみたいで、今作はその中でオリジナルの脚本によるオリジナル作品を作っていったら、好き勝手に暴走してって現場でさらに加速して、こんな意味不明な面白バカ作品になっちゃったみたいですね(笑)♪♪

そんな感じだったので作品の常識も取っ払っちゃった良いのか悪いのかとにかくすんごい作品になってます(笑)♪

噛みつかれた人間はただの吸血鬼ではなくヤクザ吸血鬼になるという意味不明な設定で、序盤こそ、そこそこ普通にお話が進みますが、映画が進むにつれムチャクチャ度合もひどくなっていきます♪

と言っても三池監督の普通なので、序盤から血まみれなシーンや過激なシーンも多くて、ちょっと陰惨な空気感もあったりしますので、この序盤で苦手な人は離脱してしまいそう(笑)♪

しかし途中からバイオレンスも通り越したバカ映画になっていきますので、好きな人は大好きなんじゃないかな〜…と思える一本。

ちなみに三池監督は、

「サヨナラ、軟弱で退屈な日本映画。誰も望んではいませんが、勝手に初心に戻って大暴れです」

と、意気込んでいたとウィキペディアに書いてありました(笑)♪初心に帰るとこうなるんですね♪

ちなみに英語タイトルは『Yakuza Apocalypse(ヤクザ黙示録)』だそうです♪日本公開は６月なんですが同年の５月にカンヌ映画祭の監督週間(という上映のがあるんですね)に正式に招待されて上映されています♪カンヌすげ～♪その後も世界のいろんな映画祭や国で上映されたみたいですね。

評価

IMDb	５.５/１０
Rotten Tomatoes	トマトメーター(批評家の評価)…６２％ 視聴者スコア…４０％
映画データベース-allcinema	４.０/１０
Filmarks	２.４/５
Amazon	３.3/５

こんな感じ♪高くも低くもなくですね。というのも日本でも海外でも褒めている人で満点の評価をつけている人はあまり見かけず(笑)、「こういうモノだから」と何気に冷静に点数をつけていました♪

ただコメントの内容は賛否がメッチャ分かれていた印象でして、当然「最高のエンターテインメントだ！」という人もいれば、「時間の無駄！ゴミ！」とボロッカスに言う人まで分かれていましたね。結局、三池監督をどこまで知っているかで評価が分かれていたんじゃないかな～って思いました♪

あらすじ

半端ヤクザ影山亜喜良は、最強伝説を持つの親分、神浦玄洋に憧れヤクザになった。ある日、毘沙門通りにやって来た謎の刺客たち。圧倒的な強さに神浦と影山は倒れる。最期の力を振り絞り、神浦は影山の首元に噛み付いて叫ぶ「わが血を受け継いで、ヤクザ・ヴァンパイアの道を行け！」

Amazonより引用

個人的な感想

ずいぶん前からＤＶＤを持っていたのでそれでいつか観ようと思ってたのに、Amazonプライムで観てしまった(笑)。

めっちゃ笑いました♪

ストーリーに難ありですが、まあマトモなのは序盤だけでその後のは全てがメチャクチャなのと、いかにも三池崇史！って感じがして楽しめました♪

ただ、ホントにストーリーに難がありまくりでして、悪い意味でも三池節炸裂って感じでしたね〜〜(笑)。

もう後半は呆れすぎて私は笑ってしまいましたが、この作品脱線しすぎてて、結局なんなん？ってなっちゃうんですよね～(笑)♪個人的にはお話が脱線してムチャクチャにならないでちゃんと着地してもらえてたらもっと好きになってたんですけどね～。ちょっとそこが残念でしたっっ。

ただ、演者さんたちはみんな楽しそうだったですねえ〜♪♪

徹底的にバカをやっていて、観ていて嫌味がないんですよね♪

変にメッセージ性を入れようとして痛い事になっている作品がチョイチョイある中で、これだけ何もメッセージを残さない三池監督のエンターテイメントに徹底している姿勢って、感服しますし尊敬すらしてしまいます♪

なんかこの人の作品を観ていると、

「中途半端なメッセージ入れるくらいなら、エンターテインメントに徹しとけ！バカ！」

って言われてる気分になります。エンターテインメントの大事さを思い出させてもらうにはこの人の作品はうってちけだと思っています♪♪

でも観終わった後、妙に楽しい気分にはなりますので、気分を晴らしたい方にはすすめていいのか(笑)分からないので、笑いたい人やヤクザ系バカ映画が観たい人にはおすすめします♪

という訳で今回は『極道大戦争』についてザックリ書いてみました♪♪

んじゃまた〜♪♪

そういや成海璃子さんがめっちゃ美人に見えました♪いや、美人なんですけど(笑)。

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks、映画ナタリー