こんにちは、ヒッチです。
今回は2013年の映画『ドラキュラNEO』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ドラキュラNEO The Impaler
監督/脚本:デリク・ホークンブラウン
脚本:スティーブ・スナイダー/ダイアナ・ブッスヤーク/ダニエル・アニヒューセズ
出演:ヴェロニカ/ダイアナ・ブッスヤーク
ドミニク/テオ・サリゴ
アダム/クリスチャン・ゲーリング
チェルシー/マルシエンヌ・ドワイヤー
アシュリー/クリスティーナ・コラード
2013年/アメリカ映画/86分
概要
2013年のアメリカ映画……ですがこの作品、まずはネット公開(配信ですよねっっ)で先行公開された後、DVD販売になったみたいです。
で、この年のサンスクリーン映画祭で最優秀監督賞を受賞しております。
そんな“ハク”のついた作品ですが日本では『ドラキュラNEO』というちょっとダサいタイトルで2015年にDVD販売されました。
ちなみに原題の『The Impaler』を直訳すると『突き刺す者』みたいです。
内容的にはドラキュラ城に泊まる事になった若者7人がトンデモな目にあうというホラーです。
邦題だけ見ると超低予算のZ級映画を予想してしまいますが、そこまで低予算ではないですし、
けっこう血の量もすごくて、スプラッタが苦手な方はちょっと辛いかも。
そう言えば『ホラーアクション』って分類されてたりしますが、アクションではない気が〜……
ちゃんとしたカメラを使っての撮影をしているようで、城内の雰囲気などはけっこう楽しめます♪
が、そこまで作品の評価はされなかったみたいで、アメリカのサイトIMDbでの評価は☆10点満点中3.1。
まあねえ〜……。
序盤のあらすじ
高校卒業パーティーで、仲良し7人組が飲み明かしていると、仲間の1人アダムが「卒業旅行へ行かないか?」と切り出す。
なんでも夢の中でトランシルヴァニアのドラキュラ城へ行ったようで、どうしても行きたくなり、旅行代7人分もそう支払ったと言う。
ええ〜!とみんなは言ったものの、せっかくなのでとトランシルヴァニアのドラキュラ城へ向かうが……
キャストなど
共同脚本/ヴェロニカ……ダイアナ・ブッスヤーク
現在はダイアナ・エンジェルソンと言う名前になっていますね。
この方、なんかすごくてですねえ。ルーマニア出身なんですがルーマニア語以外にフランス語、英語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語が話せるらしいっっ。
しかも10代の頃にルーマニアのエイズ協会に入ってそこらじゅうの高校などでエイズの授業を行なっていたらしいっっ。
大学も国立演劇映画大学と正統神学大学を同時に通って、その後カリフォルニア州ロサンゼルスのステラ・アドラー演技アカデミーという学校を卒業したらしいです。
で、女優としてのデビューは2002年のエキストラ経験してからの2007年のTVドラマのゲスト。その後TV、映画、ゲームなどで活躍されています。
そして今作で初めて制作、脚本に挑戦、2016年には監督デビューをお果たしていまして、今後も7本の新作の予定があるチョー忙しい人です♪
でも日本で観れる出演作はこの作品以外なさそう……
ドミニク……テオ・サリゴ
2011年短編でデビュー。その後、TV、映画と活躍されていますが、妙に短編が多いのはなぜ?
そしてこの作品しか彼の出演作はなさそう……
アダム……クリスチャン・ゲーリング
2011年、自身で制作、監督、撮影を担当した『3 Days』で俳優としてもデビュー。
その後は俳優の仕事のみキャリアを伸ばしていますね。その仕事の8割はTVドラマでして、日本でも『エージェント・オブ・シールド』のゲストとかで顔を見ることができます♪
チェルシー……マルシエンヌ・ドワイヤー
2006年の短編でデビュー。その後どちらかというと映画を中心にキャリアを伸ばしており、2009年の『バッドガール ・キラー』では主役に抜擢されていますね。
その後もキャリアを伸ばしていましたが、2018年の短編でストップしています。引退されちゃったかな?
アシュリー……クリスティーナ・コラード
2001年のTVドラマのゲストでデビュー。翌2002年にはTVドラマでレギュラー出演を果たしています。
その後も映画、TVドラマなどで活躍されているんですけど、この方もなぜか日本に入ってきている作品がなくてですねえ〜……この作品のみっぽいです。けっこう売れっ子さんみたいんなんですけどねっっ。
監督/脚本……デリク・ホークンブラウン
この方もちょっと不思議な経歴を持っていまして、
2006年の短編で俳優として初クレジット、しかし俳優の仕事はせずに2009年に短編を初監督と撮影を担当、
2011年には俳優業お3本こなしつつプロデューサー業を始めたり監督業や脚本も書いたりと忙しく過ごすんですけど、
2013年の今作を持ってカメラマンの仕事以外、全てキャリアをストップさせていますっっ。
何があった?
個人的な感想
え〜……、もっと低予算のダメ映画だと思って鑑賞を始めたので、思ったよりは楽しめました。
内容もそれなりに凝っていましたし、
けっこうエグいシーンもあったし、
7人の若者たちもそれぞれキャラクターが分かりやすいですし。
主人公のドミニクの通称が“ドム”っていうのもちょっと面白かったです(笑)♪
ただな〜……
あそこまでやってくれたんならラストをなあ〜……って感じなんですよお〜っっ!!
書きたいけど書きませんけど(笑)、
なんか嫌な終わり方したな〜って感じですっっ。
好みに分かれそうな気もするんでしけどねっっ。
ヒロインのチェルシーがかかわいいようなそうでもないような……とかは置いといて、けっこう好きでしたね♪♪
でもZ級というほどひどい作品ではないので、こんなのもあるのねくらいで吸血鬼マニアの方が観るにはいいんじゃないかと思いました。
という訳で今回は『ドラキュラNEO』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema