こんにちは、ヒッチです。
今回は1983年の映画『ハンガー』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ハンガー The Hunger
監督:トニー・スコット
脚本:アイヴァン・デイヴィス/マイケル・トーマス/ジェームズ・コスティガン
原作:ホイットリー・ストリーバー『薔薇の渇き』
出演:ミリアム・ブレイロック/カトリーヌ・ドヌーヴ
ジョン・ブレイロック/デヴィッド・ボウイ
サラ・ロバーツ/スーザン・サランドン
1983年/イギリス映画/96分
配信状況
※2025年1月現在の配信状況です。今後変更する事もありますのでご了承ください。
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概要
1983年のイギリス映画。巨匠トニー・スコット監督の長編映画デビュー作。そしてデヴィッド・ボウイが吸血鬼を演じている事でも有名な作品です。
原作は日本でも販売されたホイットリー・ストリーバーさんの『薔薇の渇き』。
小説も同じ原題の『The Hunger』は飢えとか飢餓という意味。なんでもこの作品が出版される前の原稿を今作のプロデューサーのリチャード・シェパードさんが読んで早速映画化権を買い、脚本家さん達に脚本を書かせていたそうです。
そして最初はアラン・パーカーさんに監督を依頼するつもりだったそうですが、パーカーさんは当時、CMを数多く手掛けていたトニー・スコットさんを推薦し、彼の初長編映画となりました。
そんな経歴のトニーさんの監督作なので、映像がやたらスタイリッシュで、現在でもその映像の美しさは損なわれていません♪そして主演のお三方カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドンがまた映像にマッチしていて素晴らしい♪
この撮影の為にデヴィッド・ボウイはチェロを習ったとか、デヴィッド・ボウイの衣装に合うスカーフを買う為にスタッフさんがわざわざパリまで行ったとか、チョイ役でまだ若手俳優だったウィレム・デフォーが出演しているとか、小ネタが実は多いです♪♪
そして完成した映画を観て、血生臭いシーンも盛り込まれておりまして、デヴィッド・ボウイはその点を心配していたそう。それと続編を匂わすようにという会社側の要望により、ラストが変更(追加?)され、それに対してスーザン・サランドンは苦言を呈していたようです。分かるけど。
それと作品の舞台はニューヨークなんですが、ほぼロンドンで撮影されていまして、外観だけをニューヨークで1週間かけて撮影したそうです♪
そんな本作、公開されるとそのスタリッシュな映像が功をそうしたようで、現在でもカルト映画としての地位を築いています♪
また、1997年から2000年にかけて今作のTVシリーズ『ザ・ハンガー』が制作されたそうです。今作の監督のトニー・スコットと兄のリドリー・スコットが制作総指揮を務め2シーズン放送されたそう。内容としては1話完結でキャストも変わるアンソロジーホラーという形を取っていたそうでして、第2シーズンはデヴィッド・ボウイが進行役をしていたそうです。
2009年にはリメイクの話が持ち上がりましたがなかなか進展せず、消えかけたかと思われましたが、2021年にジェシカ・シャーザーという方が脚本を書き、新たにプロジェクトを進行させたとの事です。
評価
IMDb | 6.6/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…58% 視聴者スコア…66% |
映画データベース-allcinema | 5.2/10 |
Filmarks | 3.4/5 |
Amazon | 4.2/5 |
こんな感じ。正直思ったより高いです♪ただAmazonの点数はDVDのページから今回は引用しましたので、好きな方しか書いていないかと思われます(笑)。それでも平均より高いのはすごいですね♪意見としては「最高のゴシック浪漫!」とべた褒めする方もいれば「スタイリッシュな中身のない映画」と酷評する方もいたりするんですが、そういう方でもキャスティングがいいおかげかそこまで点数は低くありませんでした♪一流が揃っていますからねえ〜♪♪
原作小説 『薔薇の渇き』
著者:ホイットリー・ストリーバー 訳:山田順子
原題は『The Hunger』で映画と同じです。私は読んでいないので感想は書けませんが、どうやらラストはだいぶ映画とは違うみたいですね。そして分厚いらしいです(笑)♪
そして2作の続編がございまして、
だそうです。ただ3作目の『 Lilith’s Dream: A Tale of the Vampire Life』は日本語訳の本が出版されていないのか分からなかったんですけど、英語版しかAmazonでは出てきませんでした。
1作目が好きだった人が2作目を読んで「面白かった!」という人と「ガッカリだ!」という人が、まあ当然いますので、気になった方は一度手に取ってみても良いかと思います。
あらすじ
ミリアムは何千年もの昔から生き続ける、美しい女吸血鬼。彼女は不老不死でい続けるため、時代ごとに愛する者を見つけては、永遠の命を与え、自分の仲間にしてきた。そうして18世紀のイギリスで見つけた恋人が、ジョンだった。二人は現代のニューヨークで、若く美しい姿のまま愛し合っていた。その頃世間では、老化現象を研究する女医、サラが画期的な研究で注目を集めていた。彼女に興味を抱いたミリアムは、早速サラに接近する。同じ頃、不老のはずのジョンが老い始め……。
ワーナー・ブラザース公式サイトより引用
キャストなど
ミリアム・ブレイロック/カトリーヌ・ドヌーヴ
1943年フランス生まれ。両親、お姉さんも女優のフランソワーズ・ドルレアックという俳優一家の生まれだそうです。
1957年にお姉さんのフランソワーズ・ドルレアックと共演した映画『Les portes claquent』デビュー。当初はお姉さんの方が売れていたらしいのですが、1964年の『シェルブールの雨傘』で大ブレイクしたそうです。
1967年にお姉さんのフランソワーズ・ドルレアックと『ロシュフォールの恋人たち』で再び共演するも同年に、お姉さんが交通事故により死去という悲しい出来事がありましたがその後もずっと第一線で活躍をされています。
1968年『昼顔』で英国アカデミー賞主演女優賞にノミネート、1980年にはセザール賞で『終電車』と1992年で『インドシナ』でセザール賞主演女優賞受賞、その『インドシナ』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、その後も1998年『ヴァンドーム広場』でヴェネチア国際映画祭女優賞受賞、2002年『8人の女たち』でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞とヨーロッパ映画賞で女優賞受賞とすごい経歴をお持ちです。
さらにその功績を讃えて2013年ヨーロッパ映画祭にて生涯功労賞、2015年にはトルコ、アンタルヤ国際映画祭にて生涯功労賞ゴールデン・オレンジ賞を受賞されています。
また女優とは別に1986年には自身の香水を発表したり、メガネや靴、ジュエリーなどのデザインも手掛けています。
また私生活では恋多き女性だったようで、結婚は一度ですが、パートナーは過去に4人いらっしゃって、お子様はクリスチャン・ヴァディムとキアラ・マストロヤンニのお二方で、それぞれ俳優として活躍されています。
現在日本で観れる他の主な作品として、『パリジェンヌ』『反撥』『恋のマノン』『暗くなるまでこの恋を』『幸せはパリで』『ロバと王女』『リスボン特急』『モン・パリ』『ヘルバスター』『ハッスル』『うず潮』『外人部隊フォスター少佐の栄光』『最後の標的』『ポーラX』『夜風の匂い』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『イースト/ウェスト 遙かなる祖国』『ヤング・ブラッド』『家路』『逢いたくて』『輝ける女たち』『クリスマス・ストーリー』『隠された日記 母たち、娘たち』『しあわせの雨傘』『神様メール』『太陽のめざめ』『ルージュの手紙』『見えない太陽』『真実』『アンティークの祝祭』『愛する人に伝える言葉』『ベルナデット 最強のファーストレディ』など。めっちゃあったっっ。
ジョン・ブレイロック/デヴィッド・ボウイ
1947年イギリス生まれ。グラムロックの先駆者で数々のヒット曲を生み出して世界的なミュージシャンとして名を馳せていますね。
1964年“ディヴィー・ジョーンズ・アンド・ザ・キング・ビーズ”名義でシングル『リザ・ジェーン』でミュージシャンデビュー。数枚のシングル発表の後1966年『Do Anything You Say』でソロデビュー。
1969年シングル『スペイス・オディティ』が全英1位全米でも15位の大ヒットをしてスターの仲間入り。70年代に入ると『ジギー・スターダスト』で同名のキャラクターを演じたコンセプトアルバムでグラムロックの先駆者になりますが『ダイヤモンドの犬』『ヤング・アメリカン』では音楽性を変えてファンをビックリさせたり、やベルリン3部作『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』など話題作を次々発表。
80年代に『レッツ・ダンス』でコンセプトアルバムをやめたらこれが全世界で大ヒット。しかしここが頂点だった気がしますね。その後『トゥナイト』はヒットするもアメリカではヒットしなくなっていきました。
90年以降も“ティン・マシーン”を結成したりと色々話題はありましたけど以前の勢いはなかったよ思います(でもしっかり売れてた)。2003年『リアリティ』発表後のツアー中に動脈瘤で緊急入院、そのまま10年間新作は発表されなくなり、ほぼ引退状態だったらしいです。
しかし2013年『ザ・ネクスト・デイ』で久しぶりに世界的な大ヒットをして、続く『ブラックスター』も各国で1位となる大ヒットを飛ばしました。しかし『ブラックスター』発表の2日後に肝癌で亡くなり、最期まで話題の欠かさない方でしたね。
そんな偉大な功績残しているボウイさんですが、俳優業もよくこなしておりまして、1968年のTVドラマのゲストで俳優デビュー。その後も『地球に落ちて来た男』や『戦場のメリークリスマス』『ラビリンス/魔王の迷宮』『最後の誘惑』『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』などに出演されています。また『バスキア』ではアンディ・ウォーホルを演じてコスプレやん!と私の周りでは話題になってました♪♪
サラ・ロバーツ/スーザン・サランドン
1946年アメリカ生まれ。1970年映画『ジョー』でデビュー。その後すぐにスターの仲間入りを果たしていますね。その後もあまりに有名なカルト映画『ロッキー・ホラー・ショー』やアカデミー主演女優賞にノミネートされた『アトランティック・シティ』、アカデミー主演女優賞を受賞した『デッドマン・ウォーキング』など、話題作に常に出演され、現在でも活躍中です。
また1978年に一度制作の仕事をされ、しばらくはされていませんでしたが、1998年以降は制作にも力を入れて取り組んでいらっしゃるようです。
現在観れる主な作品として『フロント・ページ』『華麗なるヒコーキ野郎』『真夜中の向う側』『プリティ・ベビー』『イーストウィックの魔女たち』『さよならゲーム』『乙女座殺人事件』『テルマ&ルイーズ』『ロレンツォのオイル/命の詩』『依頼人』『トワイライト 葬られた過去』『グッドナイト・ムーン』『地上(ここ)より何処(どこ)かで』『クレイドル・ウィル・ロック』『ムーンライト・マイル』『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』『NOEL ノエル』『エリザベスタウン』『魔法にかけられて』『告発のとき』『ラブリーボーン』『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』『殺人の啓示 ~死を誘う男~』『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』『アバウト・レイ 16歳の決断』『ブラックバード 家族が家族であるうちに』『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』など。めっちゃあったっっ。
監督:トニー・スコット
1944年イギリス生まれ。お兄さんも巨匠リドリー・スコット。ロンドン王立美術大学とサンダー・アート・スクール芸術科で美術を専攻して5年間画家として暮らしていたそうですが、兄のリドリーさんのCM製作会社RSAに就職して、数々のCM制作をしたそうです。
1969年に短編映画で監督デビュー。その後、中編、短編、TVシリーズ1本と監督をした後今作『ハンガー』で長編映画監督デビュー。続く『トップガン』の大ヒットにより完全に売れっ子監督の仲間入りを果たしています。その後も『ビバリーヒルズ・コップ2』『デイズ・オブ・サンダー』など話題作を次々発表。
1998年からは制作にも参加していまして、その後は監督作品よりも制作でクレジットされている作品数の方が多いですね。
ただ2012年8月19日、カルフォルニア、サンペドロにあるヴィンセント・トーマス橋から飛び降りて自殺をしてしまいました。当時68歳、遺書もあったそうです。
現在観れる他の監督作品として『リベンジ』『ラスト・ボーイスカウト』『トゥルー・ロマンス』『クリムゾン・タイド』『ザ・ファン』『エネミー・オブ・アメリカ』『スパイ・ゲーム』『マイ・ボディガード』『ドミノ』『デジャヴ』『サブウェイ123 激突』『アンストッパブル』があります。監督したすべての作品がDVDやBlu-rayになっているというのはすごいですねっっ。
個人的な感想
ん〜…個人的にはあんまり〜なんですよね〜(笑)。
内容が嫌いという訳ではないんですが、今作のオープニングがめっちゃ嫌い(笑)♪ここは賛否が分かれるとは思っているんですけど、このオープニングで2回挫折してしまいました(笑)。
ただこのオープニングを超えてからは普通に楽しめました♪まああのスタイリッシュな映像はやはり入れ過ぎてる印象ですけど♪♪
それとラストも正直「?」なんですよねっっ。
ちょっと意味が分かりませんでした。他の方の意見やスーザン・サランドンのインタビューで理解……できてないですね(笑)。イマイチ辻褄が合ってない気がしたのは私だけですかねえ?あのラストはカッコいい絵作りをしてる分、ちょっと個人的には残念感が大きいです。
その2か所以外にも内容的に気になる事はとても多いですが、映像の美しさでカバーしてる感はありますね。
なにせ出演されている演者さん達がとにかく絵になるので、それだけで満足できちゃうんですよね。こんな吸血鬼映画見た事ないのですし、斬新ではありましたし、オシャレな吸血鬼映画を観てみたい方にはおすすめできるかと思います。
という訳で今回は『ハンガー』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks、ワーナー・ブラザース公式サイト
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