
こんにちは、ヒッチです。
今回は2024年の映画『ノスフェラトゥ』についてザックリ書いていこうと思います。
と言っても現在公開中の作品ですので、ホントにネタバレはしないように心がけますね〜♪
という訳でオフィシャルサイトがございますので、リンクはっときます!!
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
ノスフェラトゥ Nosferatu
※↑海外版のBlu-rayです♪
監督/脚本:ロバート・エガース
原作:ヘンリック・ガレーン『吸血鬼ノスフェラトゥ』/ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』
出演:エレン・ハッター/リリー=ローズ・デップ
トーマス・ハッター/ニコラス・ホルト
アンナ・フリードリヒ/エマ・コリン
フリードリヒ・ハーディング/アーロン・テイラー=ジョンソン
アルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授/ウィレム・デフォー
オルロック伯爵/ビル・スカルスガルド
2024年/アメリカ映画/132分
概要
1922年の初“ドラキュラ”映画として有名な『吸血鬼ノスフェラトゥ』を102年目にして三度目のリメイクをした作品。日本では2025年5月16日から全国公開されましたね。
2024年12月2日にベルリンのツォー・パラスト劇場でワールドプレミアが行われ、同月25日(クリスマス♪)にアメリカで公開、初日に1155万ドル、公開週末には2170万ドルの興行収入を叩き出し、制作費5000万ドルにたいして世界で2025年5月現在で1億8120万ドルの興行収入を記録しています。
で今作、102年前の映画のリメイクという事で、監督/脚本のロバート・エガース監督(実は元映画の大ファンだったらしいです)は現代に『ノスフェラトゥ』を通用する作品にする為にかなり苦労をされたそうで、2015年に制作が決まったものの、その間に2本の別の監督をしちゃうくらい、今作の構想には時間をかけています♪

その間にキャスティングも難航しちゃったようでして、一度はアニャ・テイラー=ジョイさんがヒロイン役で出演が決まっていたけど降板になったり、
オルロック伯爵(ノスフェラトゥ)役のキャスティングには一時期には『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』でノスフェラトゥを演じたマックス・シュレッグを演じたウィレム・デフォーさんが本気で候補に上がっていたらしいですが、最終的には『IT/イット』の“ピエロ♪”ビル・スカルスガルドさんが演じていますね♪
こんな感じでいろいろと難航していた今作ですが、2023年2月にはキャスティングが固まり、チェコで撮影も無事にスタート。またルーマニアのコルヴィン城がオルロック伯爵の城として撮影されたとの事です。
また撮影にはネズミ5000匹が用意されたそうですよ〜(笑)♪
そしてオルロック伯爵役のスカルスガルドさん、メイクに6時間かかってたらしいっっ。こりゃ大変っっ。
こんな困難を乗り越えて完成した今作、リメイクというにはかなりな変貌を遂げておりまして、恐怖度、残酷度ともに大幅アップして、内容も思わず「こう来たかあ!」と唸るものになっており、傑作と言っても良い作品となっております。
ただ、やっぱり合わない人には合わないみたいですよ〜(笑)♪♪
元ネタ『吸血鬼ノスフェラトゥ』はこんな作品。
1922年にドイツのムルナウ監督が当時舞台で流行っていた『吸血鬼ドラキュラ』を著作権を取らずに映画化した作品。
その為なのか、登場人物の名前はすべて変更し、物語の後半は違います。また当時流行っていたドイツ表現主義の作品というコトなのか、妙な特殊撮影をしていたりもしますね。
ちなみに変更点はこんな感じ♪
変更点 | 原作の『吸血鬼ドラキュラ』 | 『吸血鬼ノスフェラトゥ』 |
---|---|---|
主な舞台 | イギリス・ロンドン | ドイツ・ヴィスボルク |
伯爵の名前 | ドラキュラ伯爵 | オルロック伯爵 |
トランシルバニアに行く人 | ジョナサン・ハーカー | トーマス・フッター |
その婚約者(奥さん) | ミナ | エレン・フッター |
発狂した不動産屋 | レンフィールド | ノック |
大学教授 | ヴァン・ヘルシング | ブラワー教授 (2024年版アルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授) |
ミナ(エレン)の友人 | ルーシー・ウェステンラ | ルース(2024年版アンナ・ハーディング) |
ルーシーの恋人(ルースの兄またはダンナ) | アーサー・ホルムウッド | ハーティング(2024年版フリードリヒ・ハーディング) |
また『吸血鬼ドラキュラ』にない要素として大量のネズミとともにペストの上陸というものがあります。
公開されるや大ヒットしたそうで、そのおかげで原作者の奥さんにしっかり見つかり、裁判を起こされ当然敗訴!フィルムを全部焼却処分というキッつい話になったのですが、現在でもしっかり観る事ができます♪ありがたや〜♪
そしてこの作品の影響は大きく、ネズミハゲの特殊な吸血鬼(笑)が登場する作品がいくつも登場し、
1979年にはヴェルナー・ヘルツォーク監督によるリメイク版『ノスフェラトゥ』、
2000年にはこの作品の噂話をホラーにしちゃった『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』が公開されています。
また日本未公開ですが2023年にデヴィッド・リー・フィッシャー監督によって二度目のリメイク作品『Nosferatu』が公開されていますが、この作品は低予算作品のようですね。日本に来て欲しいっっ!
賞歴
今作、数々の映画祭で上映されまして、それなりの結果を残していますが、あまりに多いので受賞した賞をザックリ抜粋して紹介しますね〜♪
- 第15回ハリウッド・ミュージック・イン・メディア賞
ホラー映画部門作曲賞……ロビン・キャロラン - 第96回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
撮影功績賞……ジェアリン・ブラシュケ - ワシントンD.C.映画批評家協会賞
撮影賞……ジェアリン・ブラシュケ - 第37回シカゴ映画批評家協会賞
美術賞……『ノスフェラトゥ』 - 第21回セントルイス映画批評家協会賞
ホラー映画賞……『ノスフェラトゥ』
撮影賞……ジェアリン・ブラシュケ
美術賞……クレイグ・ラスロップ、ベアトリス・ブレントネロヴァ - 第29回サテライト賞
アンサンブル賞……『ノスフェラトゥ』 - 第27回衣装デザイナー組合賞
歴史映画賞……リンダ・ミューア - 第29回美術監督組合賞
歴史映画美術賞……クレイグ・ラスロップ
またアカデミー賞に撮影賞、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞とノミネートされましたが、残念ながら受賞にはなりませんでした。残念っっ。

評価
※2025年5月18日現在。
IMDb | 7.2/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…84% 視聴者スコア…73% |
映画データベース-allcinema | 未評価 |
Filmarks | 3.7/5 |
Amazon | 4.5/5(アメリカのAmazon) |
思ったよりめっちゃ高い!実はもっと賛否両論で点数は伸びないと思っていました。でも賛否両論なのは間違いなくて、「傑作!」という方から「観る価値ナシ!」という方、「まあまあ」という方もいてバラバラでしたね♪でも合わない人には全く合わない作品というのはよく分かりました(笑)。
それとエガース監督のファンの方から「彼の良さがあまり出ていない」という意見もチラホラ見受けられましたね。そうなのかあ〜。私、他の作品未見だから分かんないのですっっ。
そういやチョイチョイ「吸血鬼ポルノ」って書いてる人いましたね。分からんではない(笑)。
原作『吸血鬼ドラキュラ』
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) 平井呈一訳
↑の本がたぶん一番ポピュラーな翻訳本。
1897年に発表されたブラム・ストーカーさんによる怪奇小説。登場人物達による日記や手紙などでお話が進行するのが特徴で、じわじわと恐怖が迫ってきます。字が小さいですが面白いのでおすすめです♪
あらすじ
不動産業者のトーマス・ハッターは仕事のため、トランシルヴァニアに住むクライアント・オルロック伯爵の元を訪れる。
ユナイテッド・シネマのノスフェラトゥのサイトより引用
トーマスの不在中、彼の新妻エレンは夫の友人宅で過ごすが、ある時から夜になると夢の中に現れる得体のしれない<彼>の幻覚に悩まされるようになる。
エレンは夫の帰りを待ちながら、日を追うごとに自身の意識を越え迫りくる<彼>への恐怖をつのらせていく。

キャストなど
エレン・ハッター……リリー=ローズ・デップ
1999年フランス生まれ。お父さんは超有名俳優ジョニー・デップ、お母さんは超有名歌手&俳優のヴァネッサ・パラディという超有名芸能人の娘さん。2014年に両親が離婚した後はロサンゼルスでほぼ生活していたそうです。ちなみに弟さんにジャックくんがいるんですけど、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』で共演しているそうです♪
そんなリリーさんは2014年『Mr.タスク』で俳優デビュー。2016年『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』では早くも主演されておりますね♪その後も同年公開『ザ・ダンサー』『プラネタリウム』など一気に主要キャラクターを演じて早くもスターの仲間入りを果たしています。
また2015年にはシャネルのモデルとして起用されたり、お母さんの影響なのか『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』では共演のハーリー・クィン・スミスとともに3曲披露していますし、2023年のTVドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』ではザ・ウィークエンドと共演し、曲を発表しています♪
現在日本で観れる主な出演作として『パリの恋人たち』『キング』『WOLF ウルフ』『ヴォイジャー』『サイレント・ナイト』など。
トーマス・ハッター……ニコラス・ホルト
1989年イギリス生まれ。1996年の映画で子役としてデビュー。その後TVドラマのゲストなどでキャリアを伸ばして2002年『アバウト・ア・ボーイ』で一躍有名になったそうです。
その後も『シングルマン』『X-MEN』シリーズ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』など話題作に出演し、TVドラマ『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』でも主要キャラクターを演じて着実にキャリアを伸ばしています。また2025年に公開『スーパーマン』ではレックス・ルーサーを演じています。
現在日本で観れる主な出演作として『ジャックと天空の巨人』『ウォーム・ボディーズ』『マッド・ガンズ』『マッド・ドライヴ』『アウトバーン』『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』『エジソンズ・ゲーム』『モンタナの目撃者』『陪審員2番』など。
吸血鬼映画で2023年の『レンフィールド』でレンフィールド役を演じてましたね!この人ドラキュラと縁がありますねえ(笑)♪♪

アンナ・フリードリヒ……エマ・コリン
1995年イギリス生まれ。2017年の映画でデビュー。その後、TV、映画と着実にキャリアを伸ばしています。2020年ネットフリックスのドラマ『ザ・クラウン (シーズン4)』でダイアナ妃を演じてゴールデングローブ賞を受賞したそうです。まだまだこれから売れていきそうな女優さんです♪♪
現在日本で観れる主な出演作として『チャタレイ夫人の恋人』『僕の巡査』『マーダー・イン・ザ・ワールドエンド』『デッドプール&ウルヴァリン』など。
フリードリヒ・ハーディング……アーロン・テイラー=ジョンソン
1990年イギリス生まれ。子役として活躍されていたそうで、デビューは2001年のTVドラマ。その後は現在までTV、映画、ビデオとずっと活躍されている売れっ子さんです。2016年の『ノクターナル・アニマルズ』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞されたそうです。なんか7代目“007”ジェームズ・ボンドの有力候補らしいですよ〜!!
現在日本で観れる主な出演作として『シャンハイ・ナイト』『幻影師アイゼンハイム』『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』『キック・アス』『野蛮なやつら/SAVAGES』『アンナ・カレーニナ』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』『GODZILLA ゴジラ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ザ・ウォール』『ブレット・トレイン』『クレイヴン・ザ・ハンター』『28年後…』など。
彼、キック・アスだったんですねっっ!!気づかなかったです〜〜っっ!!
アルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授……ウィレム・デフォー
1955年アメリカ生まれ。お父さんは外科医、お母さんは看護師という家庭で育ち、ウィスコンシン大学でドラマの研究(ってなんだ?)をしていたそうですが、前衛劇団シアターXに加わる為に中途退学しちゃったらしいですっっ。その後欧州を4年間回った後、エリザベス・レコンテさんの劇団などに入っていたそうです。
メディアのデビューは1981年の『天国の門』の予定でしたが出演シーンをカットされて苦い経験をされています。しかし同年の映画『ラブレス』でいきなり主演されており、この人なんかすごい!その後も『ストリート・オブ・ファイヤー』『プラトーン』『最後の誘惑』『ワイルド・アット・ハート』など話題作に次々出演。2025年現在までずっと超大作からおバカ映画まで出演して大活躍されています。
現在観れる主な出演作として『L.A.大捜査線/狼たちの街』『ミシシッピー・バーニング』『イントルーダー/怒りの翼』『BODY/ボディ』『今そこにある危機』『スピード2』『アメリカン・サイコ』『ぼくの神さま』『スパイダーマン』シリーズ『リプリー 暴かれた贋作』『トリプルX ネクスト・レベル』『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』『エレニの帰郷』『ハンター』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『アクアマン』『永遠の門 ゴッホの見た未来』『哀れなるものたち』『ビートルジュース ビートルジュース』など。多い!
また吸血鬼作品で『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』『ダレン・シャン』『デイブレイカー』に出演しています♪

オルロック伯爵……ビル・スカルスガルド
1990年スェーデン生まれ。お父さんは1982年にベルリン国際映画祭男優賞受賞のステラン・スカルスガルドさん、兄弟の長男アレキサンダー、次男グスタフ、弟ヴォルターなどみんなが俳優さんで妹のエイヤさんはモデルというめっちゃ芸能一家の家庭に育ったそうです。でもお母さんはお医者さん♪
そんなビルさん、2000年の映画で子役としてデビューして、ただその後2003年のTVドラマに出演した後、しばらくキャリアが止まっています。どうやらこの頃は俳優をするつもりがそこまでなかったらしいです。
しかし2007年から本格的に俳優として活躍を開始、2010年には『シンプル・シモン』で主役のシモン役を演じて注目されたようです。2013年スタートのTVドラマ『ヘムロック・グローヴ』で主役を演じていますが、
やはり世界的に有名になったのは2017年の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のペニーワイズ役でしょう。その後『デッドプール2』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』リブート版の現在日本未公開の『The Crow』やサム・ライミ総指揮『Boy Kills World(原題)』などキワモノスターの道を走っています♪
現在日本で観れる主な出演作として『キャッスルロック』『ヴィランズ』『バーバリアン』『クラーク・オロフソン』など。
監督/脚本……ロバート・エガース
1983年アメリカ生まれ。アメリカン・ミュージカル&ドラマ・アカデミーに入学、そこでデザイン、演劇、演出などに興味を持ったそうで、そこから短編映画などを作っていったらしいです。
たぶん最初の短編映画は2007年の『Hansel and Gretel』という作品。監督と脚本、衣装デザイナー、プロダクションデザイナーをされています。この作品、YouTubeにフルでありましたので、リンクはっておきますね〜♪
この後も数本の監督/脚本の短編映画を発表した後、2015年『ウィッチ』で長編映画監督デビューをされています。この作品がヒット、続く2019年『ライトハウス』もヒットしたそうです。
しかし2021年『ノースマン 導かれし復讐者』は興行収入はイマイチだったそうで、配信でようやく元が取れたそうですっっ。そして今作の監督をしてまたまた大成功を収めていますので、これからも注目すべき監督さんなのは間違いないでしょう♪
オリジナルサウンドトラック
映画賞も受賞したロビン・キャロランさんによるオリジナルサウンドトラック。ただ現在AmazonではCDは在庫切れっっ。
でもiTunesでダウンロード販売していましたので、リンクはっときますね〜♪
iTunes—NOSFERATU (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK)
関連商品
今作、関連商品を少なからず見つけましたので、ここで紹介しときますね〜♪
ポスター
【たぶんAmazon限定商品】公式ライセンス商品のTシャツやパーカーなどの衣類です。
香水
NOSE SHOPというサイトの独占販売なのかな?
アメリカの天然香料を主軸にしたフレグランスブランドHeretic Perfum(ヘレテック・パルファム)というところから
【ノスフェラトゥ|吸血鬼ノスフェラトゥ】
という香水を2025年1月から販売したそうです♪この香水の特徴を引用しますと、
今作は、「オード マカブレ(不気味な水)」とも言い、作中に特徴的な「オルロック伯爵の城の寒くて湿った洞窟での幻影との遭遇」を表現しています。
という事です♪
よかったらリンクはりましたので、見に行ってくださいませ♪
個人的な感想
ユナイテッドシネマ豊橋の平日15時の回で鑑賞。というか15時の回と20時の回しか今作は流れていませんでした(笑)。まあ地方だとこんなもんでしょうっっ。そして吸血鬼映画なんて全く観ない奥さんも同行しての鑑賞♪
で、ネタバレなしの感想です。
冒頭からまあビビる!もう冒頭から元の『吸血鬼ノスフェラトゥ』とは違いますよ〜!という宣言をされたような気分になりました。
実際だいぶイメージが違いまして、別物…とまでは言わないですけど、それくらい観た印象は違います。
なんと言ってもキモいし怖かったですっっ!!けっこう久しぶりに怖い映画を観た気がしましたっっ。
そして全編通して異様な緊張感が漂っていまして、ずっと体に力が入っていましたっっ。おかげで見終わった後、めっちゃ疲れてた……(笑)。
エガース監督はこの作品を現代にアップデートするためにかなりの時間を費やしたみたいですが、確かに元の『ノスフェラトゥ』のお話を上手に怖くアップデートしていると思いました。
よくこれを完成させれたな!と思ってしまうくらい自分はすごいと思います。
ただ過去2作の『ノスフェラトゥ』よりも全体的に観やすい気がしました。良くも悪くもなんですけどっっ。過去2作が“アク”が強すぎちゃうので、その“アク”がマイルドになっているというか…アメリカ映画だな〜…って思っちゃいました。
それとエレン役のリリー=ローズ・デップは凄かったですねっっ!!ホントにあの人を観るだけでも映画館で観れてよかったくらいに思えるすんごい怪演でしたっっ!!
あまり書くとネタバレしちゃいそうなのでサクっと感想は終わらせますけど、『ノスフェラトゥ』好きな方はもちろん、ホラー映画が好きな方や、メジャー映画が好きな方にもオススメできる作品かと思いますのでぜひ劇場でご覧くださいませ♪
あ、その前に書きたい事が。こんな102年前の『ドラキュラ』よりもカルト化した(私を含めてうるさ方多し!)映画をよくリメイクしたなあと、もうその挑戦だけでも拍手ものだと思っています。この挑戦って、めっちゃすごい事で、どんな作品を出したとしても普段の作品の倍以上の苦情が来るのは分かっているんですよねっっ。それをここまでの形にした事にすごい尊敬しています。というのが一番大きな感想です♪
ちなみに奥さんの感想は、
「あんな身体に悪いの見せんじゃないわよ!面白かったけど」
でした♪
という訳で今回は『ノスフェラトゥ』についてザックリ書いてみました♪♪
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes