
こんにちは、ヒッチです。
今回は1986年の映画『リトルショップ・オブ・ホラーズ』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
リトルショップ・オブ・ホラーズ Little Shop of Horrors
監督:フランク・オズ
脚本:ハワード・アシュマン
オリジナル脚本:チャールズ・B・グリフィス
音楽:アラン・メンケン
出演:シーモア/リック・モラニス
オードリー/エレン・グリーン
マシュニク/ビンセント・ガーデニア
オリン・スクリヴェロ/スティーブ・マーチン
マゾの歯医者の患者/ビル・マーレイ
1986年/アメリカ映画/94分
配信状況
※2025年5月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。
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概要
1986年のアメリカ映画。1960年にロジャー・コーマン監督によって2日間で撮影されたと言われる低予算ホラー『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』がなぜか1982年にミュージカル化、それが大ヒットとなり今作が制作されたみたいです♪
そんな訳で今作はミュージカルで制作を担当したデヴィッド・ゲフィン、脚本と歌詞と担当したハワード・アシュマンと音楽を担当したアラン・メンケンがそのままスライド、映画用に改変されているそうで、今作は1960年版のリメイクというよりもミュージカルの映画化と言った方がいいといろんなトコで書かれています♪
また1960年版が3万ドルの制作費だったのに対し、今作は2500万ドルと爆上がり!イギリスにあるパインウッド・スタジオの007ステージ(いつも007のセットを組んでいる大型のスタジオです♪)内に舞台であるスキッド・ロウの街を丸々作っちゃって雨まで降らしちゃう♪
お話も1960年版とは大筋こそ同じですが、キャラクターの設定や絡み方はだいぶ変わってお笑い度合いもパワーアップ!コメディという事もあって人が死んでいても全然血生臭くないですし、ホラーが苦手な方でも観やすい作り♪さらに今作の植物モンスター“オードリーⅡ”がめっちゃパワーアップしています♪♪
その“オードリーⅡ”は『ダーククリスタル』などで有名なパペット制作者ライル・コンウェイが担当。そして声は60年代にヒット曲を連発していたフォー・トップスのリード・ヴォーカル、リーヴァイ・スタッブスが担当。その歌声に合わせて“オードリーⅡ”が動きまくりの歌いまくり♪
小型の時から細かく動き、現在のCGとは違う実態感が当然ありまして、とにかくカワイイですし魅力的。大型の“オードリーⅡ”は50人で操作していたそうです。これを観るだけでも今作を観る価値はあるかと♪
そしてキャスティングでも珍しい事があったそうで、ヒロインのオードリー役にシンディ・ローパーなどの話があったそうですが、なんだかんだでミュージカル版でオードリーを演じていたエレン・グリーンさんに決定したそうで、映画とミュージカルで同じ人が演じる事はなかなかないそうな。
また友情出演?的なちょい顔出し豪華出演陣としてジェームズ・ベルーシ、ジョン・キャンディ、クリストファー・ゲスト、ビル・マーレイが出演。中でもビル・マーレイは1960年版でジャック・ニコルソンが演じたマゾな歯医者の患者役をこれまたネジが外れた感じで演じていて、めっちゃ楽しいです♪♪
作中、ミュージカルらしく“古代ギリシャのコーラス隊”という進行役の3人の女性が花を添えています。この3人ティシャ・キャンベル=マーティン、ミシェル・ウィークス、ティチナ・アーノルドはオーディションで選ばれたそうです。

そんな今作、1986年12月9日に劇場公開されましたが興行収入は実はイマイチだったそうです。しかしその後のビデオ販売などで大ヒットしてしっかり黒字になったとのこと。
ちなみに今作、当初作られたエンディングとは変わっていまして、現在販売されているディレクターズカット版Blu-rayには劇場公開版とは別に、その幻のエンディングにして追加シーンも含めた103分ヴァージョンが観れるそうですよ〜。私は未見っっ。
そして2020年に今作のリメイクの話が持ち上がったそうですが実現せず、しかし2024年3月にまたリメイクの話が持ち上がって、こちらは現在進行形っぽいですね♪
サウンドトラック
今作、ミュージカルという事もあり、当然ながらオリジナル・サウンドトラックのCDが販売されているんですが、日本での販売は現在なのか見つかりませんでしたっっ。海外版をはっときます♪
賞歴
今作、その年の各映画祭で多くのノミネートをされたみたいですが、受賞したのは2つだったようです。ザックリ紹介します♪
- 1987年アカデミー賞
最優秀視覚効果賞ノミネート……ライル・コンウェイ/ブラン・フェレン/マーティン・ガッテリッジ
最優秀オリジナルソング賞ノミネート……ハワード・アシュマン/アラン・メンケン - 1986年サターン賞
最優秀ホラー賞ノミネート……ハワード・アシュマン
最優秀作品賞ノミネート……マリット・アレン
最優秀衣装デザイン賞ノミネート
最優秀音楽賞受賞……アラン・メンケン
最優秀特殊効果賞ノミネート……ライル・コンウェイ - 2012年サターン賞
最優秀DVDまたはBlu-rayスペシャルエディションリリース賞受賞 - 1987年アメリカン・コメディ・アワード
映画で最も面白い俳優(主演)部門ノミネート……スティーブ・マーチン
映画で最も面白い女優(主演)部門ノミネート……エレン・グリーン - 1987年ヒューゴー賞
最優秀ドラマティックプレゼンテーション賞ノミネート……フランク・オズ/ハワード・アシュマン/チャールズ・B・グリフィス
ざっとこんな感じ♪ほどんどが受賞ならずで残念!しかし2012年のサターン賞のDVDにたいしての受賞はビックリ(笑)。それにヒューゴー賞ってSF小説の賞だと思っていたのでこれにもビックリです。それだけやってる事がすごい作品という事でしょうね~♪♪
評価
IMDb | 7.1/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…91% 視聴者スコア…79% |
映画データベース-allcinema | 6.4/10 |
Filmarks | 3.7/5 |
Amazon | 4.4/5 |
総じて高いです♪「ミュージカルとして最高!」「何度でも観たくなる」とほめの意見が多数ですね。中には「すべての映画で1番好き!」という方もいまして、この作品、カルト的人気があるように感じました♪
あらすじ
ニューヨークの花屋の孤独な店員シーモア(リック・モラニス)は、チャイナタウンで買った不思議な植物に、ひそかにあこがれている女性オードリー(エレン・グリーン)の名をとって「オードリーII」と名づけて育てていた。しかしこのオードリーII、実は食肉植物だったのだ…。
Amazonより引用

キャストなど
シーモア……リック・モラニス
1953年カナダ生まれ。70年代半ばにラジオDJとして活躍、77年にアメリカに渡りコメディアンとして活動を開始したみたいです。
1980年カナダのバラエティ番組『Second City Television』にレギュラー出演し、ウディ・アレンのモノマネなどで人気者に。
またこの番組内で演じたキャラクター“ボブ・マッケンジー”が人気となり、1983年『The Adventures of Bob & Doug McKenzie: Strange Brew』という長編映画が作られて、この作品で脚本/監督/主演をこなしています。
その後『ゴーストバスターズ』シリーズ、『ミクロキッズ』シリーズなどで人気をはくしますが、1997年、俳優業を休業。1991年に奥さんを亡くしており、子供2人を育てる為でした。
その後は2001年に『ブラザー・ベア』で声優の仕事で復帰、以降声優の仕事に少しずつ復帰、2007年には『The Adventures of Bob & Doug McKenzie: Strange Brew』の24周年記念番組で新作シーンが追加され、久しぶりに顔出しをしています。
現在観れる他の作品として『ストリート・オブ・ファイヤー』『スペースボール』『バックマン家の人々』『フリントストーン/モダン石器時代』など。
オードリー……エレン・グリーン
1951年アメリカ生まれ。15歳の時に1966年にミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演したそうで、その後大人になってからはナイトクラブの歌手としてキャリアをスタートさせて徐々に歌唱力が認められて1973年からブロードウェイで舞台俳優として活躍され1977年『三文オペラ』ではトニー賞にノミネートされたそう。
1976年『グリニッチ・ビレッジの青春』でスクリーン・デビュー。その後も舞台、映画、TVドラマと活躍されていまして1994年『レオン』ではマチルダの母役、2007年スタートのTVドラマ『プッシング・デイジー ~恋するパイメーカー~』ではヴィヴィアン・チャールズを演じています。
現在日本で観れる主な作品として『トーク・レディオ』『裸の銃(ガン)を持つ男PART33 1/3/最後の侮辱』『ビッグ・ランニング』『KILLER/第一級殺人』『素晴らしき日』など。
マシュニク……ビンセント・ガーデニア
1920年イタリア生まれ。2歳の頃に家族がアメリカに移住、お父さんがイタリア後のメロドラマを上演する劇団を立ち上げたそうで、5歳の時に舞台デビューされています♪その後大人になると第二次世界大戦でアメリカ陸軍に所属していた時期もあったそうですが、1950年にはブロードウェイの舞台に上がるようになったそう。
映像としてのデビューは1945年の映画ですがこの時はクレジットされていません。その後はTVのゲストなどでかなり脇役として活躍されています。1973年『バング・ザ・ドラム』1987年『月の輝く夜に』の2作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。
1992年12月9日、フィラデルフィアで舞台『Breaking Legs』の公演を終えて翌朝にこの舞台の宣伝でラジオ出演するハズが現れす、不審に思ったスタッフ達がホテルの部屋へ入ったところ、電話を握りしめて亡くなっているのを発見されたそうです。死因は心臓発作との事で享年72歳だったそうです。
現在日本で観れる主な作品に『コーザ・ノストラ』『狼よさらば』『フロント・ページ』『天国から来たチャンピオン』など。
オリン・スクリヴェロ……スティーブ・マーチン
1945年アメリカ生まれ。子供の頃にディズニーランドの近くに引っ越した事でショービジネスの世界に興味を持ったそうで、カルフォルニア大学ロングビーチ校で哲学を学びますが、中退してカルフォルニア大学ロサンゼルス校に入学、専攻を演劇に変更、さらにこの頃にTVドラマに出演し、結果21歳で中退したそうです。
その頃にはスタンドアップコメディアンとしてナイトクラブに立っていたそうですが、脚本家として1968年にはコメディ番組にクレジットされて1969年にはトニー賞を受賞しているそう。その後も自身出演のTVや映画の脚本を数多く手がけています。
俳優としてのデビューは1967年『オズの魔法使い』のTVアニメのゲストで声の出演を除くと1971年のTV映画のようです。その後もコメディアンとしても『サタデー・ナイト・ライブ』に出演されて人気が上がり、映画へとシフトしていった感じみたいですね。
現在日本で観れる主な作品として『天国から落ちた男(原案/脚本/出演)』『サボテン・ブラザース(制作総指揮/脚本/出演)』『バックマン家の人々(出演)』『L.A.ストーリー/恋が降る街(制作総指揮/脚本/出演)』『花嫁のパパ』『ビッグムービー(脚本/出演)』『12人のパパ(出演)』『ピンクパンサー(脚本/出演)』『恋するベーカリー(出演)』『マーダーズ・イン・ビルディング(企画/制作総指揮/出演)』など。

監督……フランク・オズ
1944年イギリス生まれ。12歳の時に家族でアメリカに移住。10代の頃に遊園地の人形遣いの見習いとして働き始め1963年の子供向けTV番組でアシスタントとして初クレジットされているようです。
その後も人形遣いとして『セサミ・ストリート』『ザ・マペット・ショー』などの人形遣いと声優をこなし、1980年『ブルース・ブラザーズ』では顔出し出演もされて、以後ちょくちょく俳優としても活躍しています。有名なところでは『スター・ウォーズ』のヨーダの声と人形遣いを担当されていますね。
また1981年『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ!』では制作を担当、1982年『ダーククリスタル』では初監督、以降は声優/俳優だけでなく監督としての地位も築いています。
現在日本で観れる主な監督作として『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』『おつむて・ん・て・ん・クリニック』『ハウスシッター/結婚願望』『イン&アウト』『ビッグムービー』『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』など。
また吸血鬼映画として『イノセント・ブラッド』に出演されているそうです。
個人的な感想
ずいぶん前に購入していたDVDで鑑賞。
ミュージカルという事もあり、最初からめっちゃ歌っていますが、個人的には最初乗り遅れて、ちょっと戸惑いながらの序盤でした(笑)
特に序盤に流れるスキッド・ロウの歌がなんか今の日本人の事言ってるみたいでちょっと凹んでしまったですよっっ。
でもオードリーⅡが登場した辺りからお話的にも動き始めて、そうなると楽しくなりましたね♪
特に1960年版でジャック・ニコルソンが演じたマゾの患者のシーン、歯医者役のスティーブ・マーチンと患者ビル・マーレイのやり取りってコントっぽい映画じゃなくて、100%のコントでしたね(笑)!!めっちゃ笑いました♪♪
主人公のシーモアも1960年版と比べるとなじみやすく感じ、やっぱり感情移入しづらいシーンはありましたが、でも全然こちらの方が好きです♪
ただ、ヒロインのオードリーが普段の声と歌っている時の声、変わりすぎでしょ(笑)!!しかも異常に上手いしっっ!!実はちょっと引いてしまいました(笑)。
それとなんといってもオードリーⅡめっちゃ楽しかったです♪♪あんな植物、小さいままだったらぜひほしい♪♪まあ血をあげるのがめんどいですけど(笑)♪♪
1960年版が急ピッチで作った作品なので、いろんな箇所が気になる作品なのは正直仕方ないですが、今作はその気になる箇所をかなり改善して出してきた観があるし、これをミュージカルにした制作のスタッフはすごいとホントに思います。
そんな訳で私はこちらのヴァージョンの方が好きなのでした♪ミュージカル苦手な方でもホラーが苦手な方でもかなり観やすいと思います♪めっちゃオススメ♪♪
という訳で今回は『リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes
※2025年5月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。
リンク | Amazon prime 初回は30日間無料 600円(税込)。 この安さで観れる作品数の多い事♪ しかし今作は別途HD高画質レンタル440円(税込)購入1600円(税込)となっています。 |
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Apple TV | Apple TV 無料トライアル期間1週間、その後に月額900円になるそうです。 またレンタル440円、購入1600円と書いてありますね。 |