吸血鬼 吾作

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吸血鬼 吾作

吸血鬼 吾作 三の一

吸血鬼 吾作 吾作は無我夢中で走り、走って走って走りまくり、吾作でもよく分からない田んぼの真ん中へやってきた。「わし、わしは何をやっとるんだ?わし、どーした?」と、自分に問いかけてみた。何だか自分がよく分からなくなっていた。そして昨日の出来...
吸血鬼 吾作

吸血鬼 吾作 二の三

吸血鬼 吾作 夜になり、おサエが畑仕事から帰ってきた。吾作は目を覚まし、「おサエちゃん!おかえり!」と、大声で言った。自分でもびっくりするくらい大きな声だったので、当然おサエもびっくりした。そして吾作は体調が戻りつつあるのを感じていた。しか...
吸血鬼 吾作

吸血鬼 吾作 二の二

吸血鬼 吾作 吾作は次の日もずっと寝ていた。意識はあるのだが、とにかく体に力が入らず、痛みはなかったが動くことが出来なかった。そんな訳で嫁っ子のおサエ一人で畑仕事に行ってもらった。悪いなあ…と思いつつ、本当に体が動かなかった。 横になってい...
吸血鬼 吾作

吸血鬼 吾作 二の一

吸血鬼 吾作 吾作が目を覚ますとそこは自分の家で、自分の布団で仰向けになって寝ていた。(あれ?なんでわしここで寝とる?)と、吾作は思った。まだ起き上がる事は出来なかったが、目の前で涙ぐんでいるおサエの顔がまずは目に入った。そして、家の中に近...
吸血鬼 吾作

たぶんむかしばなし 吸血鬼 吾作 一の二

吸血鬼 吾作 吾作とおサエがその顔を見てビクビクしていると、そんな事はお構いなしにその大きな木箱のフタを注意深く開けながら上半身を起こした。そして壁の一面のない小屋を見渡し、目を細めた。『なるほど…これは厄介な場所に連れてこられたな…夜まで...
吸血鬼 吾作

たぶんむかしばなし 吸血鬼 吾作 一の一

吸血鬼 吾作 こんにちは、ヒッチです。何だか急にむかしばなし的なモノを思いついて、書かずにはいられなかったので、小出しにしていきますね。たぶん、短編小説ぐらいに長くなりますので、ホントに興味のある人だけでぜ~んぜんかまいません。つーことでよ...
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