こんにちは、ヒッチです。
今回は2022年の作品『シャーキュラ 吸血鮫』についてザックリ書いていこうと思います。
まあ、ネタバレはするかもしれません(笑)。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
シャーキュラ 吸血鮫 Sharkula
監督/脚本:マーク・ポロニア
出演:ドラキュラ伯爵/ジェフ・カーケンドール
ランフィールド/カイル・ラパポート
ジョン/ジェームズ・ケリー
アーサー/ティム・ハッチ
ミナ/ジェイミー・モルガン
2022年/アメリカ作品/71分
ちなみにAmazonのprime videoなど、動画配信もされています。
概要
2022年発売のアメリカの低予算作品。映画…なんですかねえ?
とりあえずアメリカ本国でもいきなりのDVD販売で上映された感じがしないですね。
とにかく予告編を観て貰えば分かるんですけど、めっちゃZ級が漂ってまして、本編はホントにある意味すごい作品だったかもしれません。
まず、この予告編で冒頭に登場するファイヤーダンスしてる素敵な女性、この踊っているシーン以外には全く絡みがなく、ちょいちょい出てきますが何者か分かりません♪
で、なぜか全編カメラがブレてるんですよねっっ。人の残像が気になってしょうがないです。
で、さっきのファイヤーダンスのお姉さんと風景のシーンはやたら画面がキレイなので、その落差がひどいです♪
で、主要人物がなぜか全員小太り♪
で、シャーキュラと途中夜空を飛んでいるコウモリらしき生物の造形の素晴らしさ♪本気か?
で、夜の展開なはずなのに太陽光がさしまくってたり、
道迷ったと車を停めたカップルがいざ車から降りると明らかに人の家の庭だったり…
と、書き始めたらキリがないです♪♪
監督/脚本を手がけたマーク・ポロニアという方、どうやらZ級映画を愛する方々には知ってて当然な方なのかな?この方の作る作品のZ級ぷりは毎度の事のようです♪
で、製作会社は「With Polonia Brothers Entertainment(ポロニア・ブラザーズ・エンターテイメント)」だそうで…自前ですね(笑)。
で、主演のドラキュラ伯爵を演じたジェフ・カーケンドールをはじめ、主要キャストはみなさんこのポロニア作品の常連さんのようです♪
そんな『シャーキュラ』、アメリカのサイトIMDbの評価も当然低くてですねえ、⭐︎10点満点中2.0です♪まあ、そうだよね♪♪
ちなみに『シャーキュラ』のテーマソング、配信してないか軽く探してみたんですけど、なさそうですね。ちょっと残念(笑)。
序盤のあらすじ
草原の中を村人達に追われて逃げるドラキュラ伯爵。追い詰められたドラキュラはトドメを刺されて海へ落ちる。
そこに傷だらけの大きなサメが現れ、ドラキュラの腕を噛み始めたが、そこでドラキュラとサメが契約を交わしたらしいです。
そして現代……海辺の田舎町に仕事があるという事でやってきたジョンとアーサー。しかしきて早々、この町が普通ではない事に気づきます。
キャストなど
ドラキュラ伯爵……ジェフ・カーケンドー
この方、独立系映画制作者兼俳優ってIMDbのバイオグラフィーには書かれていますね。
なので、プロデューサー、監督、脚本、編集、特技監督、メイクアップなど、ほぼ映画を作るのに必要なお仕事を全てされてたりしており、しかも自身で映画祭の企画なども手がけたりと、ある意味かなりすごい方。
1994年にエキストラとして映画に参加した後、96年から本格的に映画制作に携わるようになったみたいです。
1998年に『Terror of the Master』というスリラー映画で裏方ほぼ全部と役者としても出演され、その後も低予算映画を大量に作ったり出演されてたりします。
2023年現在までに俳優として68本、監督作品14本、プロデュース作品18本など(全部作品被ってます)低予算映画には欠かせない人物なのかもしれません。
ランフィールド……カイル・ラパポート
この方も低予算作品によく出演されている方のようですが、2009年に『Splatter House』という短編で監督、脚本、プロデューサー、作曲などほぼ裏方をされてこの世界に入ったようです。
その後も俳優業を中心に、監督、プロデューサー、脚本など、低予算映画に携わっています。
ジョン(ロン毛のメガネ)……ジェームズ・ケリー
この方、2017年にアソシエイトプロデューサー(ってなんでしょ?)で初クレジット。
翌18年に俳優として初クレジットされ、低予算作品に数作出演されています。
22年にはちゃんとしたプロデューサーとしてもクレジットされています。ほぼど素人な気が〜…。
アーサー(ヒゲの単発)……ティム・ハッチ
この方、1998年に俳優としてデビューし、翌年にはプロデューサーと撮影監督としても活躍されていまして、関わっている作品全部が低予算作品ですね♪
ミーナ……ジェイミー・モルガン
この方も2012年から女優として2023年現在までに65本、今後の予定として10本待機している売れっ子さん!でも全部低予算な気がする〜……
監督/脚本……マーク・ポロニア
この方、弟のジョン・ポロニアと共に1985年『Church of the Damned』というビデオ作品を発表。
この作品は兄弟で監督、脚本、主演など、ほぼ自分達だけで作られたさくひんおようで、それがビデオ作品として販売されたというのがまずすごいですね。
その後87年に『Splatter Farm』というビデオ作品を発表し、その後もポロニア・ブラザーズ・エンターテインメントとシネグラフィック・プロダクションズを設立して兄弟で低予算作品を次々発表していったみたいです。
ただ、残念な事に2008年に弟のジョンが38歳という若さで亡くなったそう。
その後は兄のマークがその意志を引き継いだかどうかは分かりませんが、現在でも現役バリバリで低予算作品を量産し続けており、現在、低予算作品のカルトアイコンと化しているってWikipediaに書いてありました。
ちなみに現在日本で観れるマーク・ポロニアの作品として、『ダ・ヴィンチ・ウォー』『ナイトメア・ビーストと迷宮のダンジョン』『猿の帝国 女囚戦記』『ビッグフット vs ゾンビ』『ジュラシック・ビースト』『シャーケンシュタイン』『ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲』『エイリアンVSジョーズ』『KANIZAME シャークラブ』があり、
日本でもカルト的な人気があるかと思います。ん〜……何かスゲ〜タイトルばっかりですねっっ。そして今回紹介した俳優さん達、ちょいちょい顔を出してます♪
個人的な感想
Amazonのprime videoで視聴。
いやあ〜っっ。
何か凄かったですっっ。
冒頭の自信たっぷりナレーションにまず「?」となり、
オープニングの軽快なシャーキュラのテーマでほっこりし、
本編が始まってからの全員の、英語でも分かる大根演技!!
概要にも書いた様に、観ているコッチが「?」となるシーンが多くてですねえ、
でもあまりにひどいので逆に観てしまいました♪♪
後、シャーキュラの出番…少なくない?
もうちょっとシャーキュラで何かしてほしかったかなあ〜……って思いました。
けっこうボロカスな作品ではあるんですけど、
ちょっとラストの意外性(とあえて書きますが)には笑かせてもらいました♪♪
まあ、しかしこれを真剣におすすめは出来ませんので、
Z級映画の世界に足を踏み入れたいっっ!!人にだけオススメしますね♪♪
という訳で今回は、『シャーキュラ 吸血鮫』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema