こんにちは、ヒッチです。
今回は2010年のビデオ作品『ロストボーイ サースト:欲望』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレナシの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ロストボーイ サースト:欲望 LOST BOYS: THE THIRST
監督:ダリオ・ピアーナ
脚本:エヴァン・チャーノフ/ハンス・ロディオノフ
出演:エドガー・フロッグ/コリー・フェルドマン
アラン・フロッグ/ジェイミソン・ニューランダー
ゾーイ/ケイシー・B・ドーラン
グウェン/タニット・フェニックス
2010年/アメリカ映画/82分
概要
前作『ロストボーイ:ニューブラッド』のDVD売上が好調だったので、販売元のワーナープレミアがすぐにゴーサインを出して製作された『ロストボーイ』の第3弾。
ただし、前作が販売枚数が好調だった割に作品の評価がイマイチという事もあって、前作での主人公兄妹は今回、全く登場しません(笑)。
そして今回、満を持して主人公となったのが“ヴァンパイア・ハンター”エドガー・フロッグその人です♪♪
そして1作目では大活躍してたのに前作には登場しなかった弟のアランも復活!と、これこそ『ロストボーイ』の続編!というキャスト。
しかし前作でカメオ出演したサム役のコリー・ハイムは今作には出演せず。
本人は第4作には出演する意欲を示していたんだそうですが、この作品が完成する前に他界されてしまい、何とも切ない結果に。
さらにコリー・ハイムが亡くなったからなのか、たまたまなのか分かりませんが、この作品中のサムの扱いもそうなっており、
さらに第1作『ロストボーイ』の映像もちょいちょい挟む構成になっていて、分かって観ていると切なさが倍増します。
内容も完全に完結に向かって動いており、前2作を観ておいた方がいいのは間違いありません。
ちなみに日本発売は多分していないんですが、前作『ロストボーイ:ニューブラッド』の1年前を描いた全4冊のコミック『Lost Boys: Reign of Frogs』というのが存在しているそうで、その中のシーンなんかも盛り込まれているそうな。
そして完成した作品はDVDとして発売されましたが前作のような成功はせず、さらにこの作品の続編としてTVシリーズも企画されていたらしいのですが、まさかの販売元ワーナープレミアが倒産という事態になり、オシャカになってしまったそうです。う〜む……
ちなみに前作同様、血の量がけっこうすごいので、スプラッタの苦手な方にはしんどいかも。
内容的にはそれなりに楽しめます。アメリカのサイトIMDbでの評価も⭐︎10点満点中5.0と、前作より高いですし、まあまあかと。
序盤の内容
カリフォルニアの海辺の街サン・カザドールでヴァンパイア・ハンターをしているエドガーだが、破産宣告により自分の住んでいるトレーラーハウスの立ち退きを言い渡されてしまう。
困ったエドガーはアメコミを古本屋に売りに行ったりと資金を作るハメに。そんな時、一人の美女がトレーラーハウスに現れて……
キャストなど
今回の主人公、エドガーを演じたコリー・フェルドマンは前作で紹介したので割愛しますね〜♪
アラン・フロッグ……ジェイミソン・ニューランダー
この方、コリー・フェルドマンよりの1歳年上なんですねっっ。絶対弟だと思ってたんですけどっっ。
そして子供の頃は離断性骨軟骨炎という病気の為に脚装具を着用していたそうです。
その医師の影響で、将来は医師になるつもりでいたそうですが、その医師になる為の学費稼ぎでCMに出たのをきっかけに演技に目覚めてしまったそう。
そして1986年のTVドラマでデビュー。翌年『ロストボーイ』でアラン役を演じて一躍時の人に。
その後も『ブロブ』などに出演していますが、どちらかというと舞台を中心に活躍されていたそうです。
そして脚本の執筆も始め、1996年には「Remember This」という舞台劇で賞も受賞されているそうです。そして短編映画も2本製作されており、現在でも活躍されています。
ゾーイ……ケイシー・B・ドーラン
1998年TVドラマのゲストでデビュー。その後、そんなに多くの仕事をされていないんですよね。
でもヒロイン役のラブコメとかもあったりするので……なんで仕事少ないんでしょね?現在でも女優さんを続けていると思います。
グウェン……タニット・フェニックス
この方南アフリカ出身のモデル出身の女優さんだそうで、メイクアップアーティストの顔も持っているそうです。というよりはモデルさんが本業っぽいですね。
女優としてのキャリアは2005年のTVドラマのゲストから。その後小さい役が多かったみたいですけど、
この作品と同じ2010年の作品『デス・レース2』のカトリーノ・バンクス役がハマったようで続編『デス・レース3 インフェルノ』でも同じ役で出演されています。2013年にどうやら引退されたみたいです。
監督……ダリオ・ピアーナ
この方、イタリアのミラノ生まれの芸術家肌の方だそうで1984年から脚本やら漫画を描くようになり、1985年に視覚効果の仕事で映画業界に入ったっぽいですね。
1989年『華麗なる殺人/死ぬには美しすぎて』で脚本、監督としてデビューし、その後も映画、TVドラマ、ミュージック・ビデオ、CMなど、多岐に渡り活躍されているそうです。
個人的な感想
まあ、期待しないで鑑賞を始めたんですけど、
何かめっちゃ楽しかったです(笑)。
私はエドガーというキャラクターが好き何ですね。
あの無駄に渋い感じ。
前作もエドガーで登場してから楽しくなったので、今回はそれが充分に堪能できてそれだけでも良かったです♪
そして第1作の登場人物の話がちょろっと出てきたり、
1作目のシーンが何回か出てきたりで、
これはファンからしたら嬉しい続編な気がしました。
内容も81分でビデオ作品なので低予算という事を踏まえて考えると、
すごくまとまりがいいと思いました。
前作があまり1作目との繋がりを感じなかった分、こっちは繋がりまくりで、
最初からこれを第2作として登場させればよかったのにな。ぐらいまで考えてしまいました。
この後にTVシリーズの企画があったそうですが、キレイに終わっているので、
ちょうど良かったと個人的には思っています。
『ロストボーイ』が好きな方にはおすすめですよ〜♪
という訳で今回は『ロストボーイ サースト:欲望』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema