こんにちは、ヒッチです。
今回は2013年の映画『ブラッドショット:ヴァンパイア・エージェント』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ブラッドショット:ヴァンパイア・エージェント BLOOD SHOT
監督/脚本:ディートリッヒ・ジョンストン
出演:リップ/ブレナン・エリオット
ヴァンパイア/マイケル・ベイリー・スミス
ボブ/ブラッド・ドゥーリフ
サム/ランス・ヘンリクセン
大統領/クリストファー・ランバート
2013年/アメリカ映画/96分
概要
2002年に制作され、4つの映画祭で7つの賞を獲得してホラーファンの話題になった28分の短編映画『Blood Shot』を2013年に長編としてリメイク?続編?として作られた作品。
監督、脚本は当然短編映画と同じくディートリッヒ・ジョンストン。主役のヴァンパイアも短編と同じくマイケル・ベイリー・スミス。
脇役も何人かは短編と同じ俳優さんを起用しているみたいで、短編が好きだった人には待ってました!的な作品だったっぽいです。
でも日本では短編は未公開のままですし、この長編映画もDVD販売のみらしいです。
なので結果、ただのマイナーな吸血鬼映画……。
そして悲しいかなアメリカの映像サイトIMDbの評価は短編映画の方が10満点中7.1なのに対し、今回の長編は3.6という結果。なんでこうなった?って感じの作品。
序盤のあらすじ
刑事のリップはパソコンに向かいながら何やら思い詰めた感じでヴァンパイアについて調べている。
そして夜空を見ていると、とってつけたかのように巨大な影が通り過ぎ、リップは慌てて車でその影を追うのだった。
一方その頃、イスラム過激派のテロリスト集団が聖戦の名の下にテロの準備を始めていた。
キャストなど
リップ……ブレナン・エリオット
1991年にミュージック・ビデオの出演をし、その後1996年にスクリーンデビュー。
その後はどちらかと言うとTVドラマを主体に活躍してますね。
ヴァンパイア……マイケル・ベイリー・スミス
1989年公開の『エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルド』のスーパーフレディ役でスクリーンデビュー。
その後もホラー映画がアクション映画を中心に体を張った役をよく演じているっぽいです。
で、この作品の元の『Blood Shot』でアメリカの為に裏稼業的な仕事を請け負うヴァンパイアを演じて、この作品にも続投となったみたいですよ。
イスラム過激派のテロリストのボブ……ブラッド・ドゥーリフ
この方『チャイルドプレイ』のチャッキーの人間の頃&声を担当している事で有名ですね。
強面の顔で1度見たら忘れられない方なので、映画好きなら知っている方も多いんじゃないでしょうか?1975年スクリーンデビュー。
同年の『カッコウの巣の上で』でアカデミー助演男優賞にノミネートされてすぐに有名になったそう。
その後『デューン/砂の惑星』『ミシシッピー・バーニング』『デスマシーン』リメイク版の『ハロウィン』など出演作品多数。
でも個人的にはTOTOの『ストレンジャー・イン・タウン』のPVのおじさんの印象が1番強いです。
サム……ランス・ヘンリクセン
『エイリアン2』のビショップ役と言えば、あ〜となる役者さん♪1972年に本格的に役者デビュー。
しばらくは脇役が多かったそうですが、ジェームス・キャメロンの監督デビュー作『殺人魚フライングキラー』で初主役だそうです。
その後もキャメロン監督の作品には呼ばれ続け、ビショップ役を演じたんですね。
その後も『ニア・ダーク/月夜の出来事』『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』『ハードターゲット』『クイック&デッド』『デッドマン』など出演作多数ですが、TVドラマ『ミレニアム』では主役を演じてたりします。
アメリカ大統領……クリストファー・ランバート
1979年スクリーンデビュー。その後すぐに売れっ子になり、『グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説』『サブウェイ』『ハイランダー 悪魔の戦士』など主演作も多い方。
80年代がピークなイメージが個人的にはあったんですが、調べてみるとずっとTVや映画に出演し続けてました。なんかごめんなさい。
有名な話として、あの独特の目つきはただの近眼♪
監督/脚本/制作……ディートリッヒ・ジョンストン
この方、短編の『Blood Shot』で注目されて業界入りして監督業をしたのかと思ったら、何作か編集をしただけで、長編のこの作品を最後にキャリアが途絶えています。
なんで??つーか業界にそもそも入っておらず、別のお仕事をされている方なのかもしれませんね。ん〜っっ。
個人的な感想
この作品の予告編を観ると、同じ事件を吸血鬼と組んで事件を解決する話に見えるんですけど、そんな展開になるのは後半に入ってからで、
なんか前半の刑事の行動が個人的には「は?」って感じでして……
というか、主役の刑事はなんで吸血鬼を追っかけてるのか、正直私にはよく分かりませんでした。
なんかそれっぽい説明あったのかなあ?
と、言いながら観てる最中は一気に観れちゃうくらいは面白かったりします。
でも観終わった後、
ん〜〜〜〜?
と、考えちゃうんですよ(笑)。
なんかテロリストが奥の手を持っているんですが、
それも明らかに不発弾で、なんだったん?ってほんとに言いたくなる展開。
ラストはそれっぽくまとまってるんですが、
まあ、そんなに面白いとは面白いとは言いがたい作品でした。
でも良いところもあって、ネットでは不評な意見も多かったですけど、
あのヴァンパイアのキャラクターはタフガイで嫌いではないです♪
これは確実に短編でも主演を務めたマイケル・ベイリー・スミスの魅力だと思います。
リップ役のブレナン・エリオットも常に顔ボロボロメイクで熱演されています。
そんな感じでキャストのみなさんはみんないい味出しているんですよね。
あ、大統領はちょっと変だった(笑)。クリストファー・ランバート好きなんだけどな。
銃撃戦も迫力ありますし、観終わった後に、とりあえず楽しかった印象はちゃんと残ります。
ただそこから先に「ん?」ってなるだけです♪♪
そんな訳で両手に銃を持って人を撃ちまくるヴァンパイアなんてなかなか観れないので、
そういうアイデアとかは面白いので、アクション物が好きな方にはおすすめしてもいいかもしれません。
んでもって、短編はどんな作品だったのかが気になってしょうがなくなりました。
と、いう訳で今回は『ブラッドショット:ヴァンパイア・エージェント』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema