
こんにちは、ヒッチです。
今回は、2002年公開の映画『クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』について、ザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※2025年9月、書き足しをしました♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ちなみに1994年の映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のザックリ説明はこちらです♪
クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア Queen of the Damned
監督:マイケル・ライマー
脚本:スコット・アボット/マイケル・ペトローニ
音楽:ジョナサン・H・デイヴィス/リチャード・ギブス
出演:レスタト/スチュアート・タウンゼント
アカーシャ/アリーヤ
マリウス/ヴァンサン・ペレーズ
ジェシー/マーガリート・モロー
2002年/アメリカ映画/101分
配信状況
※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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概要
1994年公開の作品『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の原作『夜明けのヴァンパイア』の続編にあたる『ヴァンパイア・レスタト』と『呪われし者の女王』の2本の小説をミックスして2002年に制作された作品。
前作のニール・ジョーダン監督が当初はとりかかっていたらしいのですが、思うようにはかどらなかった為、今回の制作スタッフになったそうです。
当初は『ヴァンパイア・レスタト』のみの映画化予定でしたが、シナリオ的に上手く行かなかったらしく、3作目の『呪われし者の女王』のアカーシャも登場させてます。
が、話もだいぶハショッてるらしく、しかも全然製作が進展しなかった今作にシビれを切らした原作者のアン・ライスが「私が脚本を書く!」と製作のワーナーに申し出たところ、興味を持たれず当時雇ったばかりの新人さんたちと今作の製作に夢中になってたそうで、アン・ライスさんは激怒したっぽいですよ~。
で、今回の監督はマイケル・ライマー。主演で前作、トム・クルーズ(出演を断ったみたい)が演じていたレスタトを演じたのはスチュアート・タウンゼント。
そしてまさに‘呪われし者の女王’ことアカーシャを演じたのは、今は亡きアリーヤ。アリーヤは残念ながらこの作品が遺作になってしまいました。

撮影はオーストラリアのメルボルンの各所で2000年10月2日から翌年2月27日まで行われて一部はロサンゼルスでも撮影されたそうです。ちなみにレスタトのコンサートにはインターネットで募集した3000人のゴス達(笑)が集まってエキストラ出演したそうな♪
そして無事に完成した今作、2002年2月22日に公開されたそうですが、前作が良すぎた事も影響してなのか批判的な評価が多かったみたいですね。結果として製作費3500万ドルにたいして興行収入4540万ドルと黒字に見えなくもないんですけど、失敗作扱いされちゃったみたいです。残念。
しかし製作中にはブチ切れていた原作のアン・ライスは完成した作品にはそこまで怒ってはなく、自身の名前をプロモーションに使ってもいいという許可も出したそうなので、まあよかったんじゃないですかね~♪
確かに内容を観ると『インタビュー……』と比べるとだいぶ変わっており、同じシリーズとは思わない方がよい気がします。全体的に前作と比べると安く見えてしまうのが難点かも。レスタトの過去が語られたり、いいところもありますが、もう少し内容を広げてもよかったんじゃないかと思います。あ、感想を書いてしまった。
吸血鬼映画なので、ホラーテイストも当然あるはありますし、まあまあ血の量もありますが、たぶんあまり気にならないと思うので、吸血鬼映画の中では観やすい作品かと思います。

評価
IMDb | 5.3/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…17% 視聴者スコア…66% |
映画データベース-allcinema | 4.9/10 |
Filmarks | 2.9/5 |
Amazon | 4.2/5 |
こんな感じ♪トマトメーター低っっ!!他のサイトも評価は微妙ですねっっ。コメントを読むと、特にアメリカのサイトの方は原作ファンも多いので、今作には不満を持っている人が多かったですねっっ。分かりやすいコメントで「原作を読んでいないと今作の内容をちゃんと理解できないし、原作を読んでいるとめっちゃムカつく(ちょっと誇張しちゃったっっ)」らしいです。原作あるあるかもっっ。
日本のサイトでも『インタビュー……』の続編と思ってみてこりゃダメだ的な意見が多かった気がしますね。やっぱり単純に内容に不満を持つ人が多かったです。でもイケメンを観るだけならイイんじゃない?という意見をチラホラ(笑)。
序盤のあらすじ
100年の眠りから目覚め、現代に甦ったヴァンパイア・レスタト。彼はヴァンパイアの種族の掟を破って、自らの正体を明かし、危険な美しさで人々を魅了していく。そして、あろうことか最も邪悪な魂をも呼び覚ましてしまうのだった。呪われし者の女王アカーシャを・・・。すべてのヴァンパイアの母にして、最強の力を持つ女王アカーシャ。彼女は、誤った方向に進化した人類を滅ぼすべく、殺戮を開始する。世界は絶望の闇に包まれようとしていた—。
Amazonより引用

キャストなど
レスタト……スチュアート・タウンゼント
トム・クルーズにレスタトの役をという話もあったらしいのですが、トム・クルーズはそれを断ったらしいですね。
それでレスタトの配役はかなり難航したそうですが、このスチュアート・タウンゼントさんでよかったですわあ。すんごくハマってましたよ。
1993年に映画デビューし、その後はずっと売れ続けてるし、主役級の配役の多い売れっ子さん。
シャーリーズ・セロンと、ほぼ結婚状態で暮らしていたそうですが、今は別れちゃってるらしいです。2008年には自ら脚本、監督した『バトル・イン・シアトル』なんて作品もあるそうな。
女王アカーシャ……アリーヤ
この方、私は2000年くらいの大ヒット曲、『Try Again』で知ったんですけど、wikiを読むと、6歳で『アニー』の脇役で舞台に上がり、11歳の頃にはラスベガスでショーを行ってたとか書いてありますねっっ。
94年に『Back & Forth』で歌手デビューすると、この曲がビルボードチャートの5位という大ヒットで、すぐにスターの仲間入りを果たしたようです。
映画デビューは『ロミオ・マスト・ダイ』で、私は未見なんですが、主役のジェット・リーの相手役だったみたいですね。そして、この作品ではトップクレジット扱いになっています。
そして、本来なら『マトリックス リローデッド』と、『マトリックス レボリューションズ』に出演が決まっていたのですが、飛行機事故により22歳の若さで亡くなってしまいました。
この時の衝撃はちょっと私も覚えていて、洋楽の番組やネットもアリーヤの訃報一色になりましたし、『マトリックス リローデッド』の完成が遅れたのも記憶に残っています。
そんなアリーヤが演じたアカーシャは、すんげ〜残忍な女王なんですが、アリーヤはそれを妖艶に演じていて、メイキングやNGシーンなど見ると、とても楽しんでいるように見えます。
そんな姿を見るとなかなか切ない気分になります。また、亡くなった後、未発表曲をまとめたアルバムからのシングル『Miss You』がこれまた切ない名曲なので、一度は聴いてみる事をお勧めします。

マリウス……ヴァンサン・ペレーズ
この方はスイス出身の俳優さんで、ヨーロッパの作品によく出演されてるみたいですね。でも『THE CROW/ザ・クロウ』なんて作品にも出てますけど(笑)。
さらに2002年には監督デビュー(脚本も書いてます)をしており、現在監督作は3本あるそうです。やり手!この作品のマリウスを静かに優雅に演じてらっしゃいました。
ジェシー……マーガリート・モロー
この方、91年にTVドラマデビューした後は、TVに映画にと、かなりお忙しいお方で、けっこう主役もこなしている売れっ子さんでした。
今回のジェシーを素朴な女性として、いい感じに演じてらっしゃいましたよ♪

サウンドトラック
レスタトが劇中で歌う曲などサントラ全般を担当したのが、リチャード・ギブスという方と、コーンのヴォーカルのジョナサン・デイヴィスという方。
劇中のレスタトの歌声はこのジョナサン・デイヴィスさんだそうですが、サントラ盤は、マリリン・マンソンや、リンキン・パークのチェスター・ベニントンなど、その手が好きな人にはたまらないサントラ盤らしいですよ♪
原作『ヴァンパイア・レスタト』『呪われし者の女王』
私は読んでいないので、何の解説もできないんですけど、
『ヴァンパイア・レスタト』は1994年の11月に、
『呪われし者の女王』1995年の10月に日本発売になっていますね。
紹介文を読むと、『ヴァンパイア・レスタト』は55年ぶりに目覚めたレスタトが、ロックスターになって、さらに自叙伝を書いて人間に秘密をあかそうとするお話。
『呪われし者の女王』はロックスターになってレスタトの影響で、女王アカシャが目覚める。譲り人だったマリウスが、危険を世界中の仲間にメッセージを送るが、アカシャによって、次々と滅ぼされて……的な内容のようです。
ちょっと読みたいかも♪
個人的な感想

この作品、10数年前にDVDで販売しているのを見て、「何これ?」と、調べたら『インタビュー……』の続編と分かり、でもお金がなかったので中古で安くなるのを待って、ようやく購入しました(笑)。
ただ、アリーヤの存在は知っていたので、彼女がどんな演技するんだろう?と、興味があったんですよね。
それとトム・クルーズだったレスタトがロック・スターってっっ。
で、いざ鑑賞し始めたら、最初こそ前作との違和感があったんですが、スチュアート・タウンゼントが演じるレスタトが思いのほか私的にはよくて、けっこう楽しく観ました。
ただ、このレスタトを観ながら、
トム・クルーズが演じていたら……どうだったんだろうか?
と、どうしても頭によぎってはしまいますが。でもゴス・ロックを歌うレスタトはとても耽美な雰囲気を持ちつつ、カッコええですわ♪
それにアリーヤの女王が登場してからも、かなり楽しく観れました。
アリーヤの妖しげな動きが独特で、とてもいいんですよねえ。それに美しかったです。なので余計に思ってしまったんですが、
女王が出て来てからの展開が早すぎる気が……
個人的にはもっと時間を伸ばしてもいいから女王の恐ろしさやレスタトとのやりとりとか、観たかったなあ。
思ったよりアッサリなんですよねえ。前半がかなり個人的に好みだったので、後半のアッサリ感がなあ〜って感じです。
それと全体のCGなどの特殊効果が、何か映画全体を安くしている気がしました。
ヴァンパイア達が早く動く効果とか、逆にのろく見えたのは私だけなんですかねえ。ちょっともったいなかった気がしますねえ。
でも音楽もとてもいいですし、全体的にはけっこう好きな作品でした。
と、いう訳で今回は『クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた~♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema
※2025年9月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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