『ティーンバンパイア』ってこんな作品!80年代のマイナーだけど楽しいコメディ♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は、80年代のちょっとしたホラーコメディブームの頃に製作された作品の1つ、『ティーンバンパイア』についてザックリ書いてみようと思います。

今回もネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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ティーンバンパイヤ  I WAS A TEENAGE VAMPIRE またはMY BEST FRIEND IS A VAMPIRE

監督:ジミー・ヒューストン
脚本:タブ・マーフィ

出演:ジェレミー/ロバート・ショーン・レナード
   ラルフ/エヴァン・ミランド
   ダーラ/シェリル・ポラック
   モドック/ルネ・オーベルジョノワ
   ノーラ/セリシア・ペッグ
   マカーシー教授/デヴィッド・ワーナー

1986年/アメリカ映画/89分

※2025年9月現在、配信されているサービスもDVDレンタルも確認できませんでしたっっ。

概要

永らく人気があった吸血鬼映画のブームが70年代後半になると『スター・ウォーズ』などのSF映画に人気を奪われ、すっかり吸血鬼映画は廃れてしまいました。

が、ほそぼそと作られ続け80年代に入ると吸血鬼映画の作風そのものが変わり多様化していきます。

その中で『フライトナイト』『ロストボーイ』といったホラーコメディが誕生するのですが、今回の『ティーンバンパイア』もそういった作品の1本。

これっぽっちもホラー度0の恐くない楽しい吸血鬼コメディ映画でして、完全に客層を10代に絞って作られていますので、80年代当時の雰囲気も楽しめますし、さわやか青春ラブコメ映画としても楽しめます♪

ちなみにこの作品、まだ無名だった『ミザリー』で有名なキャシー・ベイツも出演しています。

序盤のあらすじ

高校生のジェレミーは4日続けて同じ夢を見ていた。その夢の中に出てくる女性にあまりにもソックリな女性を配達先で見かけ、さらに誘惑までされてしまう。

親友のラルフに相談すると、「そんなん行かなきゃ!」と後押しされてジェレミーはその女性の家へ向かうのだった~。

キャストなど

ジェレミー……ロバート・ショーン・レナード

1969年アメリカ出身。12歳の時から舞台に上がっていたそうで、1986年17歳の時にTV映画に初出演。その年からTV、映画に出演して翌1987年に今作に主役として出演しており、もう売れっ子さんです♪

今作では初々しい高校生を生き生きと演じてまして、この方ではなかったらここまで面白くないかも?と思わせてくれます。

そして今作のすぐ後に出演した『いまを生きる』で注目され、その後もいろんな作品に出演されている実力派な方のようです。2000年代中盤くらいまでは比較的に映画に出演されていますが、それ以降はTVにシフトされていますね。特に2004年スタートのTVドラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』ジェームス・ウィルソン役を2012年まで演じていたそうで、完全にこれが代表作でしょう♪その他のTVドラマにもよくゲスト出演されているみたいですね。

ラルフ……エヴァン・ミランド

この方、作品を見れば明らかに準主役の位置なのに、なぜかパッケージやネットのクレジットに名前が載ってない

ひどくない?

そんな理不尽な目にあっているエヴァン・ミランドさん、1980年の映画でデビューし、その後も映画、TVドラマと活躍されています。1986年の全6話TVドラマで全話出演されており、そこそこ売れています♪

今作以降もいろんな作品に出演されておりますが2013年のTV映画を最後にキャリアが途絶えていますっっ。ちなみに2002年のサメ映画『メガロドン』にメインに近い役どころで出演されているみたいですよ♪でも実は『セブン』『ファイトクラブ』なんて作品にもちょっと出てるみたい♪

この作品のラルフというキャラは、まあよくいるタイプの賑やかしキャラですが、この人の魅力なんでしょうけど、なんか憎めない可愛らしいキャラクターでした。

ダーラ……シェリル・ポラック

1967年アメリカ出身で、この方はこの作品でスクリーンデビューなんだそうです。その後1988年『リック』ブラッド・ピットと共演してたり『ナイトライフ』という映画ではゾンビと共演していたり(笑)、けっこう売れています。

その後も俳優業を続けていきますが、2002年の作品以降、演者ではなく、プロデューサーとか裏方の仕事の方が多くなっているみたいです。

この作品ではとても地味だけど何とも言えないフワっとした魅力をふりまいています。

モドック……ルネ・オーベルジョノワ

1940年アメリカ出身。1962年に舞台俳優として活動を開始されて1964年にはスクリーンデビュー。1970年には『M★A★S★H マッシュ』に出演して頭角を現してその後も舞台、映画、TVと幅広く活躍されたみたいです。特に舞台をメインにされているみたいでトニー賞なども受賞されているみたいですね。

日本では『スタートレック:ディープ・スペース・ナインオドー役で知ってる人は知っているみたいですよ~♪

2019年に癌により死去されたそうです。

マカーシー教授……デヴィッド・ワーナー

1941年イギリス出身。この方も舞台俳優としての地位が高い方のようで、1962年に舞台俳優としてデビュー。同年にはクレジットなしですがスクリーンデビューされています。その後も舞台に上がりながらTV、映画と出まくっていまして、めっちゃ働き者です♪ジャンル関係なく主役級のお仕事から悪役、または声のお仕事までかなりの仕事をされています。

2022年に癌で死去されているんですけど、なぜか23年と24年にポットキャストのお仕事で名前が載っています。ん~……使いまわしかな?よく分かりませんでした~(笑)♪♪

しかし今作のマカーシー教授のバカっぷりは、素晴らしかったですね~(笑)♪

監督……ジミー・ヒューストン

1974年『マン・ハンター/殺人選挙戦』で編集とADを担当して初クレジットしてるみたいですね。その後1976年には『怒りの十字架 』で監督デビュー。

その後も77年『 デス・ドライバー(監督)』『ファイナル・イグザム/惨殺の5日間(監督)』『シカゴ・コネクション/夢みて走れ(脚本のみ)』と関連作品がそこそこTV放送やビデオ販売などで日本に入ってきていました。

1987年の今作の後、日本には入ってきていませんが、95年にTV映画、97年にTVのミニシリースの監督をされています。でもそこでキャリアが止まっちゃっていますので、完全な裏方にでも回ったですかねえ~?

個人的な感想

この作品、30年近く前に1度だけ、友達に借りたのかな?ビデオで鑑賞して、

「こりゃ面白い~~~~~!!」

と、1人で興奮したのをよく覚えていまして、この作品に私、当時漫画家を目指していたのですが、

めっちゃ影響されたのは間違いないです(それがいいかどうかは別にして)。

なので今回、手に入ったのがホントに嬉しくて!

しかし今観たらどうなんだろう……という不安がものすごくありました。

前置きが長くなりましたが、そんな訳で今回鑑賞をあらためてしましたところ……

やっぱり面白い!前半は!

前半のテンポの良さや(まあ古いですけど)吸血鬼はこんな生活してる的な話とかやっぱり面白いですし、

主役のジェレミーとダーラの恋路とかも何か観ていて心地いいんですよね。

基本的にホラー度なんて全くなくて完全にコメディ、しかもホームコメディですので、

そういった作品が好きな方にはぜひ観てほしい!って思います。

ただ、中盤からクライマックスになるにつれて何かドタバタをやり過ぎていて、

その展開は雑じゃないかい?

って思いました。なので個人的には楽しかったけど、あんまりこれを教科書にするのはよくないんだな。

でもこんなに心地いい作品なんて滅多にないので大好きだ!!というのが感想です♪♪

と、いう訳で今回は『ティーンバンパイア』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

しかしあのカーアクション、ほんとにいらん。

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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