【吸血鬼映画】『ヴァンパイア ナイト』の解説&感想♪グラビアアイドル柳ゆり菜主演で低予算だけど、たぶんちゃんとガンバろうと作った作品♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は２０１７年の映画『ヴァンパイア ナイト』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

ヴァンパイア ナイト

監督：山嵜晋平
脚本：赤間つよし

出演：雪村早紀/柳ゆり菜
　　　雪村美和/上野優華
　　　桜井裕吾/勇翔
　　　神楽坂浩仁/前野朋哉
　　　典子/山村美智

２０１７年/日本/７７分

配信状況

概要

２０１７年の日本映画。どう見ても低予算作品ですが、ちゃんと２０１７年５月６日にシネマート新宿で劇場公開されました。

主演に当時グラビアアイドルとして活躍していた女優の柳ゆり菜さんを迎えて製作されていますが、全然グラビアアイドルっぽいシーンはなく(笑)、ちょっとファンにはガッカリな作りかもしれません(笑)。逆に書くと女優“柳ゆり菜”として製作陣も挑んでいると思われます。

その柳さんの妹役に若手俳優で歌手の上野優華さん、吸血鬼ハンターに“BOYS AND MEN”メンバーの勇翔さん、冴えない男と認知症のお母さんの親子に前野朋哉さん山村美智さんと何気に実力派が脇を固めてたりする本作。

そして監督はそれまでＢＳ時代劇を撮ってきた山嵜晋平さん。たぶん今作が初の現代劇っぽいですね。

ＤＶＤのメイキングを見たんですけど、撮影期間はわずか５日間だったみたいです。そんなタイトなスケジュールですが、みなさん楽しそうに、そして真剣に撮影されているのが分かります。撮影場所もたぶん旅館を借り切ったんじゃないかな〜…って感じでして、その中でセットも作ってたみたいですね。違ったらごめんなさいっっ。

吸血鬼の特殊メイクや特殊効果は『コープスパーティー』『ドクムシ』を担当した特殊効果チームが担当したそうで、よくこの低予算&短期間撮影でガンバったな！スゲ〜！とは思います♪あの吸血鬼のデザインもありそうでちょっと変えている感じとか、最近のＺ級映画の被り物と比べたら全然ガンバってますよ〜♪

基本的にはアクションホラーでして、前半こそアクションシーンがめっちゃ少ないですが、後半はアクションてんこ盛りです。

ただ、超低予算で製作されているのが作品を見始めればすぐに分かっちゃう感じでして、日本のＶシネ的な安い感が全面に出ちゃってるのがちょっと残念。

ただこの手の作品らしく、まあまあ血の量はありまして…あんまり血っぽくない気もしますけど…苦手な人はいるかもしれませんね。

評価

IMDb	５.２/１０
Rotten Tomatoes	トマトメーター(批評家の評価)…未評価 視聴者スコア…未評価
映画データベース-allcinema	未評価
Filmarks	２.０/５
Amazon	２.５/５

こんな感じ♪アメリカのサイトにページはあってIMDbの方は評価こそついていましたがコメントはなし。ロッテントマトは申し訳程度にページがあるだけでした(笑)。日本のサイトでもコメント数は少なめで、allcinemaはコメントも点数もなしでしたっっ。

そして他のサイトでのコメントも誉めている方は少数でして、「つまらん」「イマイチ」「アクションがショボい」など、けっこうボロカスに書かれていましたっっ。そして一定数柳ゆり菜さん目当てで鑑賞された方がいらっしゃいまして、そういった方々は思ったより点数を低くしてなかったですね。やっぱりファンはそうしますよね♪

あらすじ

泉質が万病に効くと言われる山奥の温泉旅館「三春屋」。
占い師に導かれ、警察官、雪村早紀(柳ゆり菜)とその妹で心に傷を負ったアーチェリーオリンピック候補選手の美和(上野優華)が保養に訪れる。
更にその宿には介護疲れの会社員、神楽坂浩仁(前野朋哉)と、
認知症を患った母、典子(山村美智)、そして謎の客、桜井裕吾(勇翔)がいた。
その夜、酔った桜井が突然発砲した銃によって憩いの時は崩壊した。その弾丸は仲居に当たり、
脳を撒き散らして死んだが、死んだ仲居の正体は吸血鬼だった。
目の前の状況に呆然とする雪村姉妹に神楽坂親子。
その宿「三春屋」はかつて中世ヨーロッパから脈々と繁栄を続け、
いつしか日本に上陸した吸血鬼の巣窟であり、謎の客“桜井”はヴァンパイアハンターだったのだ。

Amazonより引用

個人的な感想

ＤＶＤ持ってるのになぜかＤＭＭで鑑賞(笑)。

ん〜〜……正直しんどかったですねえ〜〜っっ。

特に前半。ちょっとダラダラし過ぎちゃってるんでしょうねえっっ。本当に序盤の逃走劇はいらんかったと思いますわ〜っっ。だって後半にほぼ絡んでこないんですもん、そのシーン。

主演の女子２人の話だけで行けばまだよかったんですけど、途中から別の親子のお話が入ってきて、これがまたダラダラしちゃってっっ……

その前半のダラダラの後にようやく舞台になる旅館に入ると作品的にも動きが出て楽しくはなります。ただ、正直あの親子が活躍してるようなしてないような…そして７７分という短さの作品なのに旅館に入るのが遅すぎて、後半がおざなりに気が〜……

個人的には後半をもうちょっとお話をちゃんとして欲しかったです〜〜っっ。脚本がダメなのか、大事なトコがカットされているのかよく分かりませんが、あの親子、描くならもう少しちゃんと描いて欲しかったですねえ〜。じゃなかったら出さない方がよかった気がしますねえ〜。

それくらいあの親子の描き方に疑問を持っています。

まあこれだけ文句書いているとダメ映画になっちゃうんですけど、演者さんたちはみなさん素晴らしくて、特にお母さん役の山村美智さんは個人的にすんごく久しぶりに観たのでそれだけで嬉しかったですね。

そして主演の柳ゆり菜さんってあんまり女優さんとして観ていない(と思う)んですけど、やっぱりグラビアアイドルをされていただけあって華がありますね♪演技がどうこうはよく分かりませんが、チョイチョイ見せるキョトン顔が面白かわいかったです(笑)♪

こんな感じで正直個人的にはあまり～……な作品ですが、低予算ホラーに見慣れてる人からするとそこまでヒドい作品ではないと思いますので、そういう作品が観たい人にはおすすめできます♪

ちょっとだけネタバレすると『注文の多い料理店』でした(笑)♪まあ観てればすぐに分かるんですけど(笑)。

という訳で今回は『ヴァンパイア ナイト』についてザックリ書いてみました♪♪

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks、映画.com