こんにちは、ヒッチです。
今回は2012年のCGアニメ映画『モンスター・ホテル』についてザックリ書いていこうと思います。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪
それと……
モンスター・ホテル Hotel Transylvania
監督:ゲンディ・タルタコフスキー
脚本:ピーター・ベイナム/ロバート・スミゲル
キャラクターデザイン:カルロス・グランゲル/カーター・グッドリッチ
声の出演
ドラキュラ伯爵/アダム・サンドラー(山寺宏一)
メイヴィス・ドラキュラ/セレーナ・ゴメス(川島海荷)
ジョナサン・ロホラン/アンディ・サムバーグ(藤森慎吾)
フランケンシュタイン:ケヴィン・ジェームズ(チョー)
ウェイン(オオカミ男):スティーヴ・ブシェミ(我修院達也)
マーレイ(ミイラ):シーロー・グリーン(三ツ矢雄二)
グリフィン(透明人間):デヴィッド・スペード(若本規夫)
2012年/アメリカ映画/91分
概要
2012年のアメリカの劇場用CGアニメで、製作はソニー・ピクチャーズ アニメーション、配給はコロンビア・ピクチャーズという超大作。
ドラキュラ伯爵はじめ、フランケンシュタインの怪物、狼男、ミイラ男、透明人間と、ユニバーサルモンスター総出演のコメディ作品です。でもコロンビアなのね(笑)。
ちなみに原題の『Hotel Transylvania(ホテル・トランシルヴァニア)』は小説のドラキュラ城がトランシルヴァニアにあるからという事ですね。
そもそもコメディ作家のトッド・ダーラムという方が作り始めたんだそう。
その後ある程度固まった企画をコロンビア・ピクチャーズに持ち込み(2006年くらい)、ソニーが製作という形になっていったようですね。
その後複数人の脚本家や監督さん(監督さんは6人も関わっているらしい)が関わり、最終的にゲンディ・タルタコフスキーが初めて総監督を務める事になったんだそう。
その際にこの監督さんが脚本も書き直し、今の形になったんだそうです。
ここまででも完成までに紆余曲折あった作品ですがメインキャラクターのメイヴィスの声を当初担当する予定だったマイリー・サイラスがちょ〜っとやらかしてしまい降板、セリーナ・ゴメスが後任と発表されるという事もあったようです。
とはいえ、キャストもアダム・サンドラーはじめけっこう豪華!そして日本語版の声優陣も山寺宏一、藤森慎吾、川島海荷とマジで豪華です!
こうして満を持して完成された作品でしたが、批評家達からはあまり評判がよくなく当初配給側は心配していたそうです。
が、いざ公開が始まると全米1位の大ヒット。さらにゴールデングローブ賞のアニメ映画賞ノミネートされるまでになったそうです。
そこで気をよくしたコロンビアは続編の製作を発表、現在までに続編が3作、計4作品製作されています。
子供向けという事で批評家達から好意的には言われなかった本作ですが、アメリカのサイトIMDbでの評価は☆10点中7.0とかなり高く、人気の高さがうかがえます。
序盤のあらすじ
ドラキュラ伯爵は愛娘のメイヴィスを育てる際に、人間がいかに怖い存在かを教育し、そして彼女が一生安全に暮らせる為に人間が絶対入り込めない場所にホテル・トランシルヴァニアという怪物専用のホテルを建設、オープンさせたのだった。
そして時は経ち、メイヴィスの118歳の誕生日パーティを開催するのだった。
製作陣など
監督……ゲンディ・タルタコフスキー
1990年からアニメの製作に携わって、93年のTVアニメ『トゥーストゥーピッドドッグス』では絵コンテ、演出などにすでに関わっていたそうです。
95年のTVアニメ『デクスターズラボ』では原作、総監督をされていたそうで、もうこの頃には立派な監督さんですね。
その後もTVアニメの方で頑張っていたみたいですが、2012年のこの作品で映画監督デビューも果たし、さらなる成功をしたという何気にすんごい方。他の代表作として『サムライジャック(原作、監督)』『スター・ウォーズ クローン大戦(監督)』など。
『アイアンマン2』ではストーリーボードで参加したみたいですね。
キャラクターデザイン……カルロス・グランゲル/カーター・グッドリッチ
カルロス・グランゲルは1993年のアニメ映画でキャラクターデザインとして初めてクレジットされたみたいですね。
その後も『アンツ』『マダガスカル』『ティム・バートンのコープスブライド』などけっこうメジャー作品にキャラクターデザインとしてクレジットされているすごい方。
22年現在の最新作は『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』。
カーター・グッドリッチは1996年の短編作品(テストだったみたいです)の『シュレック』で初めてキャラクターデザインとしてクレジットされたみたいです。
その後『シンドバッド 7つの海の伝説』『レミーのおいしいレストラン』『リメンバー・ミー』などこの方も大作に名を連ねていますね。22年現在の最新作は『Helt super』。
エンディングテーマ担当……ベッキーG
この曲が発表された頃はまだ駆け出しの時期だったみたいですが、2014年の『Shower』という曲が全米16位のヒットになり、その後もポップスとラテンミュージックと曲を発表して成功されているみたいですね。
また女優という顔も持っており、2017年の『パワー・レンジャー』のイエロー役らしいですよ♪
そしてこの曲にはブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムが参加しているので、そりゃカッコええわ!となったのでした♪
個人的な感想
この作品、日本語吹き替えで観たんですけど、
藤森慎吾と山寺宏一が藤森慎吾と山寺宏一すぎて正直映画に集中できなかったんですよねっっ。
それとやはり子供向けすぎて、それもあってトータル的にあまり面白く観れませんでした。
その後に本来の声で見直したら、吹き替えよりもすんなり観れたので、
これは人によるとは思いますが、英語で字幕で観た方が良いかと思います。
それでもかなり子供向けですので、
そこを理解していないとちょっと大人には厳しい内容です。
ドラキュラ伯爵の心情や娘メイヴィスや藤森慎吾の心情など、
分かりやすいんですけど、
ちょっと感情移入がしづらかったです。
なんかドラキュラがあれだけ藤森慎吾を嫌ってたのに、
コロっと受け入れて仲良くなるくだりも唐突に感じちゃったし、
特に後半クライマックスのくだりはちょっとどお?と思ってしまう展開でしたねえ。
こう書くとボロカスに書いていますけど、
最初キャラクターデザイン的に入れなかった娘のメイヴィスも話が進むにつれてかわいく見えますし、
藤森慎吾もけっこういいヤツになっていくし、
かなり王道なお話で、親子愛をテーマにしたその辺りはちゃんと描いているとは思いますので、
刺さる人にはしっかり刺さると思います。
ガヤのモンスター達もいい味出してますしね。
そういう訳で小学生くらいのお子様がいるご家庭にはおすすめできる1本かと思いますよ♪
という訳で今回は『モンスター・ホテル』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema