『ザ・ハンター バトル・ウィズ・ヴァンパイア』ってこんな作品!ジャケット詐欺とかいうレベルじゃなく、素材を間違えてる気がする……

こんにちは、ヒッチです。

今回は2007年の映画『ザ・ハンター バトル・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いていこうと思います。

なるべくネタバレなしで書こうと思います。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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ザ・ハンター バトル・ウィズ・ヴァンパイア Southern Gothic

監督/脚本:マーク・ヤング

出演:ヘーゼル・フォーチュン/ユル・ヴァスケス

   ピット牧師ウィリアム・フォーサイス

   スターラ/ニコール・デュポート

   ダニエル/ジョナサン・サカー

2007年/アメリカ映画/92分

概要か?

2007年公開のアメリカ映画で、監督、脚本はマーク・ヤング。主演は ユル・ヴァスケス

日本では2013年にDVD販売されました。

これ、作品どうこうの前に、ジャケット詐欺とかのレベルではなく、本気で表紙の素材を間違えたとしか思えない別物です。ジャケットに写っている背広に帽子のオッサン何かいません!

それどころかワシントンの議事堂も自由の女神も関係ありません!ただの田舎町のストリップ・クラブの用心棒のお話です(笑)

何であのジャケットになったのか、日本でDVD販売したメーカーにすんごい聞きたいですわ〜。

ちなみにこれが英語圏のDVD。

原題の『SOUTHERN GOTHIC』を日本語訳すると、『南部ゴシック』って出てました。

南部のお話だったんですね。それは分かんね〜ですわ♪

ワシントンも自由の女神も北部だし(笑)。

序盤のあらすじ

ストリップ・クラブで働くフォーチュンは、その日に新しく入った踊り子のスターラが、ピット牧師に襲われたのを助ける。

その後車が動かなくなったスターラをフォーチュンは送ってあげると、家には10歳の娘が1人で寝ていた。

その頃フォーチュンから追い出されたピット牧師は自分の教会で吸血鬼に襲われてしまうが……

キャストとか

フォーチュン……ユル・ヴァスケス

この方、UrgentDiving for Pearlsリードギターをしていましたが、バンドの解散後に俳優に転じて成功された方のようです。この作品ではひげ面ですが、ヒゲを剃った顔はけっこう2枚目でした。

90年代はあまりメインのキャストを演じていない感じですが、2000年代以降は主役こそあまりないものの、映画やTVドラマのメインキャストを演じてらっしゃっているようです。

この作品では、心に傷を持つ用心棒のキャラををぶっきらぼうに、しかし実は心の優しい男としてかっこよく演じてらっしゃいました。

ピット牧師……ウィリアム・フォーサイス

この方、どっかで見た事ある〜……と思ったら、『ディック・トレイシー』の頭の平べったいギャングでした♪ 他にも『赤ちゃん泥棒』のジョン・グッドマンの相方でした(笑)。

この方、子供の頃から舞台に立っているそうですが、1978年から映画には出ているみたいですね。その後はずとTVや映画に出続けている売れっ子さんでした。

プロデューサーも何作かしてたりしますね。今回のピット牧師を超変態のヤバい感じに演じてました。いわゆる怪演ってヤツですよね♪♪

スターラ……ニコール・デュポート

2004年にビデオ作品でデビュー。いきなり主役ですが、低予算ホラーですね。

しかしその後はTVに映画に出続けてます。少しですが、脚本や監督、プロデューサー業にも挑戦されていました。

この作品のスターラという女性、なんだかストリップ・クラブの踊り子なのに、その世界に染まりきらないように生きている様を健気に演じてらっしゃいました。美人さんです♪

監督/脚本……マーク・ヤング

1998年にショートフィルムを制作した後、2004年に長編監督デビュー。と同時に自身の監督作品はすべて自分で脚本を書いています。

ついでにプロデューサーもこなしていて、大体1本の作品で3役やってます。すべて自分でやらないと気が済まない方なんですかねえ。

でもこのブログで紹介する、“1本で終わっちゃった監督さん”ではなくコンスタントに作品を発表し続ける姿勢は、素晴らしいと思います。ただ、そんなに評価の高い作品がないのが気にはなりますが……

個人的な感想

この作品、ライティングってヤツですか?それがめちゃめちゃ素晴らしくて、絵を描く時のお手本にしたいくらい、私の好みでした♪

喫茶店のシーンなんか、エドワード・ホッパーの絵みたいでしたわ(言い過ぎました)!影の黒が黒!って感じなんですよね♪

それと音楽がほとんど使われていない気がしました。なので作中の緊張感がずっと保たれていて、とてもこれも好み♪

そして肝心なお話も、落ち着いたトーンで淡々と進んで行くので、好き嫌いは分かれるでしょうが、私はこういうのが大好きなので、めっちゃワクワクしながら観ました。

でも、このお話、途中から「アレ?」って感じで小粒になっていくんですよねえ。

どうみても前半の流れを見ると、後半は町中が大パニックになるような展開だと思うんですけど、

制作側にお金がなかったのかな〜?

と、勝手に勘ぐってしまう展開。それだけにものすごい残念!

その小粒な展開になったせいなのか、何かご都合的な展開もちょっと見え隠れしてきてしまい、それも残念!

各キャラクターもいい味出してて、正直ラストのバトルもアレはアレで好きなんですよね。アンニュイで(笑)ただ、そのらすの前に大パニック展開入れてほしかったかなあ〜って思っています。

そんな訳で私は大好きなのに、何かもったいない映画だったなあって感じでした。

なのでこの作品、おススメしていいのかどうか……

つー事で今回は『ザ・ハンター バトル・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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