こんにちは、ヒッチです。
今回は2014年の映画『ブラッド・デスティニー』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ブラッド・デスティニー The Unwanted
監督/脚本:ブレット・ウッド
出演:カーミラ/クリステン・オア
ローラ/ハンナ・フィアマン
トロイ/ウィリアム・カット
2014年/アメリカ映画/97分
配信状況
※2025年現在の配信状況です。今後変わる事ありますのでご了承くださいませ。
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概要
2014年のアメリカ映画で、その年のアトランタ映画祭でプレミア上映された後、アメリカでは翌2015年にDVD発売をされたそうです。ただし、日本では配信のみで劇場公開もDVD販売もされてなさそうですね。
今作の監督/脚本のブレット・ウッドさんが吸血鬼小説『カーミラ』のファンで、このアレンジを思いついたらしいです。
お話的には『カーミラ』の小説を土台にしたあくまでサスペンスで、吸血鬼は出てきません(笑)。
…と言ってもちょっとウヤムヤになっていますので、とらえ方によっては吸血鬼映画かもしれません♪♪
私はそうは思いませんでしたけど♪♪
なので日本の配信用のジャケット、かなり問題を感じますね(笑)♪♪と思ったら、アメリカのDVDも同じジャケットでした(笑)♪♪
ホラーだと思って観ないように気をつけましょう♪♪
と言っても、けっこうなショッキングシーンもあったりしますので、やっぱりホラーかも♪血の量もまあまあありますので、苦手な人にはおすすめできないかも(笑)。
そして明らかに低予算映画なんですけど、そこは監督さんの技術と演者さんたちの力によってそうは感じさせない作りになっています。何より雰囲気作りはとてもいいんじゃないですかねえ♪
ちなみに原題の『The Unwanted』は直訳すると“望まれざる者”という意味のようです。
原作『カーミラ』
吸血鬼カーミラ レ・ファニュ作 平井呈一訳 創元推理文庫
昔の本なのでちょっと字が小さくて読みにくいかもしれませんが、作者のレ・ファニュの短編集です。この本の最後に『カーミラ』は収録されていますが、どの作品も陰気だった印象(笑)。
この『カーミラ』の名前となんとなくの土台を今作はモチーフにしているだけなので、原作というよりは原案の方が近いと思いました。
評価
IMDb | 3.9/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…未評価 視聴者スコア…34% |
映画データベース-allcinema | 3/10 |
Filmarks | 2.1/5 |
Amazon | 3/5 |
こんな感じ。まあ…あまり評価はされていませんねっっ。しかし予想だにしない作品だったと褒める方もいまして、決してZ級映画ではないと思って頂いてよろしいかと♪
あらすじ
ある町にやって来たカーミラ。母の行方を捜しにとある家を訪ねるが、住人の男性トロイに知らないと一喝されてしまう。しかしその後、トロイの娘ローラから、過去にトロイが所有するトレーラーハウスに住んでいた女性が、カーミラの母かもしれないと告げられ現場へ向かうことに。
Amazon primeの紹介ページより引用
キャストなど
カーミラ……クリステン・オア
この方情報が少なくてですねえ。2012年のTVでのスタントが最初のお仕事のようです。
翌年2013年に女優として映画に出演。その後2020年のTVドラマまでに計7本の作品に出演されています。が、そこでキャリアが止まっていますねえ。舞台とかやってたらいいなあ〜……
ローラ……ハンナ・フィアマン
1987年イギリス生まれ。3歳でアメリカに移住し、その後はアメリカで育ったそうです。
2007年短編映画でデビュー。その後順調にキャリア伸ばしているんですけど、2009年になんと『The Legend of Zelda: The Hero of Time(ゼルダの伝説 時の勇者)』という任天堂非公式と思われるファン・ムービーでゼルダ姫を演じています(笑)♪
そんなお仕事もしつつ2012年『V/H/S シンドローム』のリリー役で名を挙げたらしいですよ。そのリリーを2016年の『サイレン』という作品で再演されているそうです。
そんな訳ですっかりホラー界の重鎮になっているようでして、その後のキャリアの大半がホラーですね(笑)♪そして2011年からは制作も始め、2022年からはMVの監督も始めてたりします。
ちなみにその監督デビュー作The Lucidの『Hair』という曲のMV、本人も出演されていて、しっかりホラーでした(笑)♪そしてこの作品はいろんな映画祭やミュージックアワードで賞を獲得しています♪こりゃすごい♪
トロイ……ウィリアム・カット
1951年アメリカ生まれ。お父さんはビル・ウィリアムズ、お母さんはバーバラ・ヘイルと俳優のご両親の間に生まれたそうです。しかし若い頃は音楽に夢中だったそうで、大学では作曲の勉強をしていたそうな。しかしアルバイトの舞台の照明の仕事をきっかけに俳優業へ入っていったみたいです。
1970年のTV映画でデビュー。その後1975年まではほぼTVでキャリアを重ねていますね。
そして1976年『キャリー』のトミー役で注目されたそうで、その後はスター街道を突っ走っています。特に1981年から83年の3シーズン放送された『アメリカン・ヒーロー』はこの方の代表作だそうです。
その後もTV、映画と幅広く活躍されていまして、1997年からは脚本家、2000年からは監督にも挑戦されています。
日本で現在観れる主な作品として『ビッグ ウェンズデー』『新・明日に向って撃て!』『ガバリン』『ザ・ピラニア/殺戮生命体』『エスケープ・フロム・タウン/どこか遠くへ(監督/脚本も)』『スネーク・アイランド』『キャサリン・ハイグルの 血まみれのドレス』『エイリアンVSエイリアン』『ハンティング・ゲーム』『ミラーズ2』『SPARKS スパークス』『デルタフォース』『レッドライン 奪還』など。2000年くらいから何か低予算なのが増えてる気がする〜…
監督/脚本……ブレット・ウッド
この方、本業はキノ・ローバーというニューヨークに拠点を置く国際映画配給会社のアーカイブ修復担当上級副社長兼プロデューサーのようです。なのでこの方のキャリアを見ると、バスター・キートンやロン・チェイニーといったサイレント時代の俳優さんの名前がやたら出てきます(笑)。なのにこんな作品も作ってる(笑)。
そんなウッドさんの監督/脚本デビュー作は1996年の『Lon Chaney: Behind the Mask(ロン・チェイニー:マスクの裏側)』。思いっきりドキュメンタリーですね(笑)。その後もクラシック映画のドキュメンタリーを数本監督されて2005年に初めて短編ですがドラマの映画を監督/脚本されています。
その後数本の短編映画の監督/脚本を担当したのち、2010年に初長編監督をされて、今作が長編映画2本目になります。その後2018年にポットキャストでのシリーズホラードラマ?と2019年にやはりホラー映画の監督/脚本をされています。
個人的な感想
なんの知識もなくAmazon primeで鑑賞。
完全にジャケットに騙されました(笑)。
しょっぱなから真っ昼間に現れた女性の名前が“カーミラ”だったので、そういう話なのは分かっていたんですけど、
ぜんっぜん吸血鬼になる雰囲気ないですし、もう1人の主人公の“ローラ(この名前も小説と同じ)”の方がよっぽど怪しくって、どんな展開になるんじゃ?と思ってなんだかんだで最後までちゃんと観れました♪
概要にも書きましたが吸血鬼映画を期待して観始めたので、
しっかりガッカリしてしまいましたが(笑)、
それでもヒロイン2人のキャラクターの対比がしっかり描かれていて、それを演じた女優さんは身体をはって素晴らしいと思います。
ただ、仲良くなるには無理を感じたかな?
それとあのラストでよかったの?って気にはなりますね笑うわ!とは思うんですけど、個人的にはしっくりきませんでした。
でもサスペンスとして観る分には…楽しめなくもないので、少々変わりものの作品が観たいという方にはオススメしてもいいのかもしれません。
という訳で今回は『ブラッド・デスティニー』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks