こんにちは、ヒッチです。
今回は2021年のAmazon prime配信映画『ブラック・アズ・ナイト』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
ブラック・アズ・ナイト Black as Night
監督:マリット・リー・ゴー
脚本:シャーマン・ペイン
出演:ショーナ/アスジャ・クーパー
ペドロ/ファブリツィオ・ザカリー・グイド
クリス/メイソン・ボーチャンプ
グランヤ/アビー・ガイル
2021年/アメリカ映画/87分
概要
2021年のAmazon prime限定配信映画。
というか制作がAmazonのようで、映画のど頭に“Amazon”ってロゴが出てきてマジでビックリしました(笑)。
で、Amazonが制作してるだけあってそこそこお金がかけられていたりもします。
低予算のZ級映画では断じてない!のですが、めっちゃお金がかかってる訳でもなさそう。
そしてめっちゃシリアスで社会派!
アメリカに長らくはびこっている差別問題や、
大きな爪痕を残したハリケーン“カトリーナ”が起こしたその後の社会問題などが
ふんだんに盛り込まれており単純に勉強になります。
ただその社会派が前に出過ぎてる印象で、ちょっと作品の面白さを阻害してる気が……
せっかくアクションとかもいい感じなんですけどね〜っ。
まあまあ残酷描写もあったりで、過激なシーンが苦手な人にはおすすめできないかもしれません。
で、評価はすんごい低い訳ではないけど高くもなく、
アメリカのサイトIMDbでの評価は☆10点満点中4.4と、まあ微妙。
序盤のあらすじ
行方不明者が多発しているニューオリンズ。そこで暮らす16歳のショーナ。
黒人の肌のせいか自信がもてない。母はハリケーン“カトリーナ”の後に精神を病んでしまい、公共住宅で一人離れて暮らしている。
ショーナは友人のペドロの誘いでパーティーに参加するも、そこで憧れのクリスにアタックして玉砕、一人でパーティーを後にする。
その帰り、ショーナはヴァンパイアに襲われて……
キャストなど
ショーナ……アスジャ・クーパー
16歳のショーナを演じたのは撮影時28歳だったらしいアスジャ・クーパーさん。
デビューは2010年のTVドラマのゲスト。その後TVを中心に活躍されてますね。
2013年には初レギュラーを獲得し、2019年にはTVドラマ『シカゴ・メッド』にレギュラー出演されていますので、見覚えのある方もいらっしゃるんじゃないですかねえ。
ペドロ……ファブリツィオ・ザカリー・グイド
2004年の短編デビュー。その後もしばらくは短編やTVドラマのゲストでキャリアを積んでいますが2013年にTVドラマの初レギュラーを獲得、
2019年、23年にもTVドラマでレギュラー出演をされている、今いい感じに軌道に乗っている若手俳優さん♪
クリス……メイソン・ボーチャンプ
2016年TVドラマのゲストでデビュー。その後TVドラマ、映画とちょこちょこ出演されています。
まだこれからな感じの方ですね。
将来的には制作や脚本にも挑戦したいらしいですよ♪
監督……マリット・リー・ゴー
2009年、制作、脚本と監督をした短編でデビュー。これは自主制作でしょうね。
その後、短編を発表し続けながら、2012年から映画やTVドラマの助監督や制作としてキャリアを積んでいますね。
自身初も長編映画は2021年の『Phobias』。これは日本未公開。そして今作は2作目のようです。
その後2本の長編映画を監督されており、この方もこれからドカンと来るかもしれませんね♪
個人的な感想
え〜、まさかこんなに重い作品とは思いませんで……
とにかく黒人(だけじゃないけど)差別の話が序盤から終わりまで話に絡んできます。
これがちょっと単純に楽しむのを阻害してしまってる気がしましたね〜……
ホントに最初からヒロインのショーナの境遇がちょっと重いですし、
大型ハリケーン“カトリーナ”によって家を失った黒人たちの悲痛な話も勉強になります。
ある程度アメリカの歴史においての差別問題とか何となくは知っていますけど、
それでも当然でしょうが知らない事も多いので、社会派として勉強にはなるんです。
で、問題は吸血鬼映画(しかも10代がメインの作品)でそんなテーマがドッシリ来るとは思わないじゃないですかあ。
正直コメディだと思って見始めたんですよっっ。
まあ〜重い!!
最初からそういう作品だと思って観ていたらそんなには思わなかったかもしれませんが、
ちょっと重かったですねえ〜。
でもつまんない訳じゃなくて、作品自体はしっかりと作り込んでいる作品で、
見応えも当然あります♪♪
だから最初からシリアスな作品だと思って観てもらえればよいかと思います。
という訳で今回は『ブラック・アズ・ナイト』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、IMDb、映画データベース-allcinema