『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』ってこんな作品!3Dで公開された初のドラキュラは評判悪し!

こんにちは、ヒッチです。

今回は、YouTubeで予告編が公開された途端、

「何だかヤバい気がする〜」

と、思わせてくれた珍作『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』について書いて行こうと思います。

今回もしっかりネタバレしますので、本編を楽しみにしている方はここから読まないでくださいませ〜♪♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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ダリオ・アルジェントのドラキュラ Dracula 3D

監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント/エンリケ・セレッソ/ステファノ・ピアニ/アントニオ・テントリー

出演
ドラキュラ伯爵:トーマス・クレッチマン
ミナ・ハーカー:マルタ・ガスティーニ
ルーシー・キスリンガー:アーシア・アルジェント
ヴァン・ヘルシング:ルトガー・ハウアー
タニア:ミリアム・ジョヴァネッリ
ジョナサン・ハーカー:ウナクス・ウガルデ

2012年/イタリア、フランス、スペイン合作映画/110分

【お知らせ】
※2026年2月現在、配信されているサービスはありませんでしたが、こちらのサイトでDVD宅配レンタルをされている事を確認しました。

概要

『サスペリア』『フェノミナ』などで有名なホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェントが2012年に監督した意欲作(たぶん)。

ちなみに『ドラキュラ』の原作者ブラム・ストーカー没後100年(1912年没)に併せて製作されたそうです。

原作の『ドラキュラ』をベースにか〜な〜り〜大幅アレンジをし、ドラキュラ伯爵の恐怖と哀愁を描いています(きっと)。

ヴァン・ヘルシング役に原作どおり、オランダ出身の俳優ルトガー・ハウアーを起用したのも少し話題になった(と思う)。

実は『ドラキュラ』初めての3D映画だったりもします。

そのせいか、真正面からのショットが妙に多い(笑)♪

世間での評価も評論家の評価も最低な1作ですが、でもやっぱりご自身の眼で確かめてもらいたいと思っている今日この頃♪♪

ちなみに↓は海外版(イタリア語/英語)のDVD。ジャケットはこっちの方がかっこいいですな♪

いつ製作が始まったとかは分からなかったんですけど、ダリオ・アルジェント監督は『ドラキュラ』を映画化したい気持ちはあったけど、二の足を踏んでいたようで、2000年代に入って少しブームになった3D撮影を観て、これだ!と思ったみたいですね♪

脚本はかなり苦心してダリオ・アルジェントを含めた4人で書いたみたいです。その段階で、コウモリと狼以外でも変身できるクリーチャーとしてのドラキュラ案が浮上して、今回のような独特な妙な変身がされるようになったみたいです。

撮影2011年6月~8月にかけてハンガリーのブタペストイタリアのトリノビエッラにあるリチェット・ディ・カンデーロという中世の街並みが残っている名所と、モンタルト・ドーラ城などで行われたそうです。

今作、世界配給を考えてなのか全編英語で撮影されていますが、イタリア語の吹き替えが今作のメイキングで確認できますね♪

また撮影はダリオ・アルジェント監督作品では『サスペリア』『シャドー』で組んだルチアーノ・トヴォリさんを起用。色彩豊かな独特な映像美が楽しめます♪

何気にセットも凝ってたりする今作、製作費は560万ユーロ(770万ドル)だったそうです。

2012年5月19日、カンヌ映画祭で初公開その後世界各国で上映されましたが、これが見事な大コケをしまして、IMDbさん調べですが世界収入は67万3112ドルだそうですっっ。

そして評判もすこぶる悪いですっっ。

あらすじ

ジョナサン・ハーカーは、妻ミナの友人であるルーシーにドラキュラ伯爵の家で図書館の司書の仕事を紹介してもらうため、
パスブルクという小さな村を訪れる。数日遅れてミナもパスブルグに到着し、
ルーシーの家に行くのだが夫は数日間戻ってこないことを知る。
実はそれはドラキュラ伯爵がミナを手に入れる為の罠であり、さらにルーシーとタニアを仲間にしミナを伯爵邸へと誘い込む。
一方、村で不思議なことが相次いでいたことから噂を聞きつけ、
ドラキュラ伯爵の宿敵でもある吸血鬼専門研究者ヴァン・ヘルシングが現れる。
ミナをドラキュラ伯爵から守るため、村の平和を守るためヴァン・ヘルシングはドラキュラ伯爵に戦いを挑む―。

Amazonより引用

原作との違い(以降ネタバレ!!)

先にも書いたようにこの作品、内容はかなり原作からは離れています

と、言っても主軸がズレている訳ではなく基本ラインは同じ〜…だと思いますが、

だ~いぶ違いますのでザッと並べてみました。

  • 原作ではロンドンにドラキュラが引っ越して来るのだが、登場人物達がドラキュラの住むトランシルバニアのパスブルグに来る
  • いきなりタニアというお姉ちゃんが餌食になり、ドラキュラの手下に。
  • レンフィールドはタニアが大好きなイっちゃったオッサン
  • ジョナサンは城から帰ってこない
  • 最初からルーシーはドラキュラの手下でミナを呼びよせる為にジョナサンに城の紹介をする
  • ルーシーは町長の娘で3人の彼氏はいるらしいけど、1度も出てこない
  • ドラキュラは町の有識者をぶっ殺しまくる
  • ドラキュラは安いCGでいろんな虫とかにも変身出来るぞ!
  • ミナはドラキュラの若くして死んだ奥さんの生写し
  • ドラキュラはニンニクエキス入り銃弾1発で死亡

こんな感じですかね。この作品は基本的に原作をかるく撫でているくらいでだいぶ原作とは違います。ここまで違うと、私的には感心しまくりになります。

そして、個人的に気に入らなかったここ最近のドラキュラとミナの恋路も、

この作品では「ドラキュラに操られてそうなる」というアルジェント監督のアンサー的な展開になっており、

見終わった時には、こういう方が全然いいわあ〜♪と、なったのでした。

超チャチなCG

この作品の批判される点に、びっくりするくらいチャチなCGがあげられます。

主にドラキュラの変身時に使用されるのですが、まあ〜、これが…素晴らしくチャチで、そりゃみんな幻滅するわ(笑)と、納得の出来です。

冒頭のフクロウで観ていた観客を「ここから先、大丈夫か?この映画?」とドキドキさせてくれます。カマキリに至っては大爆笑♪♪

何かお色気シーンが多い

この作品、オリジナルキャラのタニアがまあ脱ぐ脱ぐ(笑)。脱ぎまくりです(笑)。

しかも何故かルーシーも意味不明なシーンでスッポンポンです(笑)。ルーシー役のアーシア・アルジェントは監督の娘なのに。

ど変態(笑)。

しかし見終わった後、あのお色気シーンは必要だったのか?と、考えさせてくれます。

やっぱり残虐シーンが多い

監督がホラーの巨匠ダリオ・アルジェントなので、当然人体破壊シーンは普通のドラキュラ映画より多い印象

しかも話にそんなに関係なくね?って人の死ぬシーンとかあって、まあ、ファンサービスなのかな?って思っています。

でもあんなに1発で頭を吹っ飛ばしてたドラキュラがラストでものヘルシングとの戦いでは普通に殴るだけ・・・(笑)。

評価

IMDb3.6/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…20%
視聴者スコア…14%
映画データベース-allcinema4.0/10
Filmarks2.8/5
Amazon4.2/5

こんな感じ♪まあ~低いですわなっっ。コメントも当然ボロカスでして(笑)、「CGがヒドい」「脚本がヒドい」「画面が明るすぎる」「アルジェント作品とは思えない」などっっ。やはり巨匠の全盛期すぎた作品あるあるで「パワーダウンした」という意見もよく見受けられましたねっっ。

ただコメントの中の指摘で(言われてみればそうかも)というのがありまして、「ハマー作品に影響をうけている」というもの。それと「ルトガー・ハウアーだけは良かった」という方も♪

でもホントに少数ながら「これ好き~♪」という人もいました(笑)♪♪

役者さんはみんないいと思うんです

ドラキュラ役のトーマス・クレッチマンはリーアム・ニーソンを整えたような二枚目さんで、ドラキュラを静かに演じていて、とても私的にはよかったです♪まあ、人を襲う時の口あんぐりが気になりましたけど・・・。

ミナ役のマルタ・ガスティーニは美人さんでしたし、

ハーカー役のウナクス・ウガルデさんもいい感じでしたし、

ヴァン・ヘルシング役のルトガー・ハウアーは言わずと知れた名優ですが、だいぶおじいちゃんになったなあ~、な~んて思っちゃいました♪

個人的な感想

大好き(笑)なんですが、こうしてほしかったな・・って展開もいくつかあって、

序盤にハーカーがメインで話が進むのに、まあまあアッサリ死んでしまったり、

せっかくタニアというオリジナルキャラを出したのに、あんまり活躍していない印象があるのは、もうちょっと何とか出来なかったのかなあ~・・・

な~んて思ったりします。まあ、それ以前にそのCGも~ちょい何とかせいや!とかありますけど♪

と、いう訳で間違っても人におススメ出来ない『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』について書いてみました。

んじゃまた~♪♪

【以降2026年2月追記】

久しぶりに鑑賞しなおしました。

やっぱり好き♪

そして上記とあまり変わらない感想ですね。ただもう少し突っ込んで書かせてもらいますと、

画質がよく言えば色鮮やかなんですが、悪く言うと、なんか安い画像に見えちゃうんですよね。

セットとか衣装とかせっかくのロケ地とか、すべてにお金がかかっているハズなのに、な~~~~んか安く見えちゃうっっ。しかも先にも書きましたが序盤の安いCGが安さを助長してまして、

B級感がめっちゃ高まっちゃってますっっ。

ホントにこれがもったいないっっ。

そして脚本も全体的には好きなんですが、やはりオリジナルキャラのタニアやジョナサン・ハーカーを、もっと活かせていたら面白く観れたと思うんですよね~っっ。上映時間を10分くらい長くしてもいいからそうしてほしかったです~~っっ。

それとネタバレで書きますが、

ドラキュラとヘルシング博士がすでに知り合いという構図になっているのはいいとしても、説明が雑過ぎる気が……というか、ヴァン・ヘルシングというキャラクターの説明が雑だった気がする~……

そういったいろんな雑さがあるせいか、ラストは積み上げた気持ちが一発の銃弾に込められているいいシーンなハズなのに、イマイチ盛り上がっていなかった気がしちゃったんですよねっっ。

まあでもそういう雑さや安い画面も含めても、私は今作が大好きなのでした♪

だってミナの美しさは素晴らしいし、普段のドラキュラ伯爵の紳士っぷり、ヘルシング博士のいい感じのおじいちゃんぷりなど、見どころは充分ありますし、

やはりホントにラストのミナのセリフはめっちゃ好き♪あれが今作のすべてを語ってますね♪

出来たらコッポラ版『ドラキュラ』を観た人に見比べていただきたいと思います(笑)♪♪良くも悪くも印象に残りますから♪♪

という訳で『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の感想の追記を終わります♪♪

んじゃまた~♪♪

※参考文献
ウィキペディア……ダリオ・アルジェントのドラキュラ
IMDb……Dracula 3D
Rotten Tomatoes……Argento’s Dracula
映画データベース-allcinema……ダリオ・アルジェントのドラキュラ
Filmarks……ダリオ・アルジェントのドラキュラ

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