
こんにちは、ヒッチです。
今回は1994年の大ヒット映画、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみようと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア
監督:ニール・ジョーダン
脚本/原作:アン・ライス
出演:レスタト/トム・クルーズ
ルイ/ブラッド・ピット
クローディア/キルスティン・ダンスト
アーマンド/アントニオ・バンデラス
ダニエル/クリスチャン・スレーター
1994年/アメリカ映画/123分
概要
1976年発表のアン・ライスの小説『夜明けのヴァンパイア』を1994年に『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督が映画化、原作のアン・ライス本人が脚本を書いた作品。主人公のヴァンパイア、ルイ役に当時人気急上昇中だったブラッド・ピット、彼のお師匠のヴァンパイア、レスタトにトム・クルーズ、インタヴュアーにクリスチャン・スレーター、他にもアントニオ・バンデラス、まだ子役だったキルスティン・ダンストなど、今観ると豪華すぎるキャストを起用し、当時世界的にも大ヒットし、数々の賞も受賞している傑作です。
序盤のあらすじ
インタヴュアーのダニエルは、とある長髪の男性に何かネタになる物を持っていると近づき、その男性にインタヴューをし始めます。するとその男性は自分はヴァンパイアだと言い、彼の今までの生涯を淡々と話し始めたのでした。

キャストなど
主人公のヴァンパイア、ルイ役は大大大スターのブラッド・ピット。1987年デビューで、この作品の前辺りから注目をされ始めたそうで、ウィキペディアを読むと、この作品がターニングポイントだったらしいです。知らんかったなあ。この後は当然ヒット作に数々出演し、プロデューサーとしても活躍されて、少し前にはタランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー助演男優賞を受賞しましたね。ものすごく演技が上手ば方でホントに別人のようになるんですけど、この作品のルイを、ナイーブに演じていました。この人だったからこの映画は面白かったと、私は思っています。
主人公ルイのお師匠ヴァンパイア、レスタトの演じたのはこれも大大大スターで、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったトム・クルーズ。そのせいかもしれませんが、この作品のパッケージもキャストの1番目もトム・クルーズです。でも主役じゃないんですけどねえ。1981年デビュー。その後は若手スターとして青春映画にいろいろ出演し、『トップガン』で大スターの仲間入りし、その後はヒット作に多数出演。書かれた文字をちゃんと読めない障害(ディスレクシア)を持っている事もあってか、若い頃は演技派を目指してたように見えてんですが、『ミッション・インポッシブル』シリーズ以降はジャッキー・チェンの後継者と言われるようになりました。この作品のトムはまだ演技派の頃もあって、この作品を見た時は、こんな役もできるんだ〜!と、感動したのを覚えています。カッコよくって憎たらしいレスタトと、優雅に演じていました。
途中から出てくるお子様が、当時12歳だったキルスティン・ダンスト。この方もこの作品で注目された方ですが、デビューは1989年、まだ7歳の頃だそうです。18歳の頃の『チアーズ!』が当たり、その後は『スパイダーマン』3部作のヒロインを演じたので、知っている人も多いかと思います。この作品のクローディア役を、監督の上手さもあるのでしょうが、とても切ない表情で演じてまして、当時(老け顔の女の子だなあ)と思ってたら、大人になっても、まあまあ老け顔の女優さんになってて(ああ……)って思った記憶があります。ごめんなさいっっ。
作品後半に出てくるヴァンパイア、アーマンド役にアントニオ・バンデラス。この方も大大大スターですね。1982年デビューで、いろんな作品に出演されていますが、この作品ではそれほどの注目は集めていません。しかし、翌年の『デスペラード』で世界的に大ブレイクし、その後はヒット作連発でございます。この作品のアーマンドという役、何気に難しいキャラだと思うんですけど、やっぱりナイーブに演じてたと思います。
インタヴュアーのダニエルを演じたのは、当時若手スターから本格的な俳優に脱皮しようとしていた時期のクリスチャン・スレーター。この方、1980年にTVドラマデビュー。その後、人気若手俳優の一角に成り上がり、『ヘザーズ』や『モブスターズ』『ヤング・ガン2』などに出演。その後も『ブロークン・アロー』などに出演してますが、どうやら問題児だそうで(知らんかったなあ)よく逮捕されてるせいか、あんまりパっとしなくなっちゃいましたね。個人的にはこの人のクセの強い狐顔は好きだったので、残念。この作品のダニエルは、言わば観客と同じ立場のキャラなので、至ってまともな青年でした。それをサラっと演じておりますよ♪どうやらこのキャスト、最初はリヴァー・フェニックスだったんですが、死去したため、代役でクリスチャン・スレーターが務めたんだそうです。知らんかったなあ。
この作品の監督はニール・ジョーダン。アイルランドの監督さんなんですね。知らんかったです。1982年に監督デビューして、先にも書いた『クライング・ゲーム』で有名になった印象でしたけど、『狼の血族』や『俺たちは天使じゃない』など、めっちゃヒット作をすでに出してましたわっっ。この作品後には『マイケル・コリンズ』や『ブッチャー・ボーイ』などで賞も獲ってるそうな。2010年以降はTVドラマの製作総指揮などもしてるらしいですね。
原作:『夜明けのヴァンパイア』
私は原作を読んでいないので感想は書けないんですけど、ウィキペディアとかで調べると、どうやらこの作品。著者のアン・ライスさんのデビュー作で、1969年に書いた短編小説を1973年に娘さんが亡くなった悲しみから長編小説に書き直したものなのだそうですよ。しかし完成した作品を出版してくれる会社はなかなか見つからなくて、本人も強迫性障害を患ってしまったそうです。
幸い、1976年に出版され、その後見事に大ヒットし、続編の『ヴァンパイア・クロニクルズ』というシリーズに発展したそうです。
さらに映画化、コミック化、続編の映画化、2021年にはアメリカのTV局AMCがTVドラマの製作を発表したそうな。実現するといいですねえ~♪
個人的な感想
このブログのタイトルが示す通り、私はこの作品が大好きです。1番というのは、人に勧められるという意味もこもっているので、正確に1番ではない(笑)ですが、かなり好きな作品です。
最初のしもぶくれ(失礼!)なブラッド・ピットが語る、人から吸血鬼になるくだりからもう引き込められちゃうんですが、トム・クルーズ扮するレスタトや、それぞれのキャラの感情がとても丁寧にそして美しく描かれていると思います。いわゆる耽美映画ってヤツですね。トム・クルーズもブラピも他の出演者も美しく、そしてカッコええんですわ!
なので淡々と進む映画で123分と、そこそこ長い作品なのですが、全く飽きませんでした。
ちゃんとしたドラマとして観れますからね♪
まあただ、文句を1つ書くとしたら、エンディングのガンズ・アンド・ローゼズは何か作品に合ってない気がしたんですけど……それは私だけですかねえ?
と、いう訳で今回は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた~♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、
コメント