ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督の昔のドラマの映画化『ダーク・シャドウ』ってこんな作品でした。

こんにちは、ヒッチです。

今回は2012年の作品『ダーク・シャドウ』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もネタバレなしの予定です。

ちなみにTVドラマの『ダーク・シャドウズ』の当時の映画化作品『血の唇』のザックリ説明はこちら♪

そちらでTVドラマの説明もしてますのでよかったらご参考にして下さいませ。

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ダーク・シャドウ Dark Shadows

監督:ティム・バートン

脚本:セス・グレアム=スミス

音楽:ダニー・エルフマン

出演:バーナバス・コリンズ/ジョニー・デップ

アンジェリーク・ブシャール/エヴァ・グリーン

ヴィクトリア・ウィンターズ、ジョゼット・デュプレ/ベラ・ヒースコート

   エリザベス・コリンズ・ストッダード/ミシェル・ファイファー

   ジュリア・ホフマン博士/ヘレナ・ボナム=カーター

   キャロリン・ストッダード/クロエ・グレース・モレッツ

1012年/アメリカ映画/114分

概要

1966年から1971年まで放送されたゴシック昼メロTVドラマ『ダーク・シャドウズ』の映画化。そもそもこのドラマ、吸血鬼やら幽霊やらタイムトラベルやら何でもありなハチャメチャドラマだったらしいです。そんなTVドラマを監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップといういつものスタイルで制作されました。ちなみにこのタッグ、8回目だったらしいですよ。そして共演にドラマの大ファンだったというミシェル・ファイファー、ティム・バートンの当時奥さんだったヘレナ・ボナム=カーター、これがティム・バートン作品お初のエヴァ・グリーンなど、めっちゃ豪華なキャスティングです。しかしできた作品はTVドラマの昼メロシリアス調からコメディに変わっていたため、TVドラマのファンからも賛否が分かれたらしいですよ〜。後、なぜかアリス・クーパーが出演しています♪

序盤のあらすじ

子供の頃に両親と共にアメリカに渡ったバーナバス・コリンズは、両親が15年かけて建てた豪邸、コリンウッドに住み、会社も上手く行っていた。そんなバーナバスは使用人のアンジェリークと肉体関係になるが、愛情を注ぐ事は出来ず、恨みを買う。しかしアンジェリークは魔女で逆恨みとして両親を魔術で殺す。そしてバーナバスの恋人になったジョゼットも崖から自殺させる。追いかけたバーナバスは後を追うように崖に落ちるがバーナバスは死ぬ事が出来ず、アンジェリークの呪いで吸血鬼に変わってしまう。そして棺桶ごと地面に埋められてしまう。そして200年後の1972年、道路工事の最中にその棺桶が発見されて……

キャストなど

監督のティム・バートンと言えば、独特の世界観の映画を作って毎度話題になる方ですが、ざzつと代表作をあげると、『ビートル・ジュース』『バットマン』『シザーハンズ』『エド・ウッド』『チャーリーとチョコレート工場』など。最近ですと『ダンボ』の実写化がありました。そもそもディズニーでアニメーターを始めて、その後短編を2本制作した後、『ピーウィーの大冒険』で監督デビュー。その後はすぐにヒットメーカーになり、若手の頃は“第2のスピルバーグ”なんて書かれてた時期もありましたが、もっと違う次元に行っちゃいましたね(笑)。

この作品はティム・バートンもTVドラマのファンだったそうで、どうやら子供だった頃はこの番組を観て笑っていたらしく、今回のコメディ路線にしたらしいです。

主演でバーナバス・コリンズ演じたのはジョニー・デップ。元々ミュージシャンだったんですが、ニコラス・ケイジのすすめで俳優に転じたそうです。『エルム街の悪夢』でスクリーンデビューし、しがらくは脇役が続いたそうですが、『クライ・ベイビー』で主演を果たすとその後はスター街道まっしぐらで、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで、人気を決定づけた印象があります。最近は離婚騒動でゴタついてますが、水俣病の現状を描いた『MINAMATA-ミナマタ-』が話題になりました。このバーナバス・コリンズもいつもの感じのどきついメイクの変人キャラとして演じてます。

魔女アンジェリーク・ブシャールを演じたのはエヴァ・グリーン。2001年にクレジットなしで映画出演を果たし、2003年ちゃんと映画デビューし、007『カジノ・ロワイヤル』のヴェスパー役を演じてブレイクしスターの仲間入りした後にはいろんな映画に主演しています。このアンジェリーク役、まさに悪女〜って感じを楽しそうに怪演されてます♪♪

コリンズ家の家庭教師、ヴィクトリア・ウィンターズとバーナバス・コリンズの恋人、ジョゼット・デュプレの2役を演じたのはベラ・ヒースコート。オーストラリアの女優さんだそうで、2008年デビュー後は、映画にTVドラマにと出演されていますね。最近はTVドラマの方が多いっぽいです。このヴィクトリア役を素敵に演じていますが、正直もうちょっと出番がほしかった気がする〜……

コリンズ家の女家長、エリザベス・コリンズ・ストッダードを演じたのはミシェル・ファイファー。1978年にTVドラマデビューし、映画『グリース2』で初主演を果たし、その後は大スター街道まっしぐらです。ティム・バートンとは『バットマン・リターンズ』キャットウーマン役以来だそうですが、『ダーク・シャドウ』の映画化権を獲得した話を聞いたミシェル・ファイファーが「私でる!」と、直談判したらしいですよ〜。

ジュリア・ホフマン博士を演じたのはティム・バートンの当時奥さんだったヘレナ・ボナム=カーター。この方、ティム・バートン作品の常連でしたが、結婚する前は、『ハムレット』とかのお堅い映画によく出ていて、そのイメージの強い方でした。でも本人はそういう感じの人ではなかったようで、ハリーポッターシリーズとかにも出て怪演している印象が強いです♪今回の博士をけだる〜く演じています。

エリザベスの娘、キャロリンを演じたのは、クロエ・グレース・モレッツ。2004年にTVドラマデビュー。有名になったのは『キック・アス』のヒット・ガールでしょう。その後は『モールス』で少女の吸血鬼を演じたり、『キャリー』では超能力少女を演じたりと、この方キワモノをほぼすべて演じたんじゃないですかねえ(笑)。このキャロリン役は、常に機嫌の悪い10代の女の子をいい感じにツンケンと演じています。

公開当時のパンフレットです♪

個人的な感想

この作品、公開当時に劇場で鑑賞した時は、何1つ面白く観れなくて、それまでティム・バートン信者だった私はこの作品以降、映画館で鑑賞する事をやめたのでした。

で、今回『血の唇』を観てTVドラマの『ダーク・シャドウ』を調べてからあらためて鑑賞。

すると、思ったより面白く観れました。

が、それは『血の唇』のキャラが今回の作品ではこうなんだ〜。とか、見比べの楽しさな気がしました。それと初見の時は“吸血鬼映画”と思って観ていたのでイラついたシーンも多かったのですが、

元のTVドラマの『ダーク・シャドウズ』が何でもありという事も分かったので、

こういうものなんだ。

と、脳みその切り替えも上手く作用したんだと思います。

往年の吸血鬼のオマージュシーンもあったり、ドラキュラ俳優のクリストファー・リーが出演していたり,なぜかアリス・クーパーが出演していたりとちょっとニヤっとするシーンもあるんですけど、

でもやっぱり自分は笑えるシーンが少なかったですねえ。

それとこれはTVドラマの映画化だから仕方もない事なのかもしれないですが、登場人物が多くてお話がまとまりきれてない気がすんごくしました。と、いうか無理矢理まとめたというか……2時間ある映画なのに時間が少なかったんじゃないかな〜って思います。

特にヒロインのヴィクトリアとの関係がなんだか急にしか見えなくて……

それが当時も好きになれなかった理由かも、と思いました。

そういう訳でこの作品、あまり深く考えないで観た方が楽しいかと思います。

あ。後ラストも個人的にちょっと……

と、いう訳で今回は『ダーク・シャドウ』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、

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