『狂血鬼ドラキュラ(1973)』ってこんな作品です。

こんにちは、ヒッチです。

今回は、TV映画として制作された作品、

『狂血鬼ドラキュラ(1973)』について書こうと思います。

毎度おなじみ、ネタバレしまくりますので見たい方は読まないでくださいませ~♪♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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狂血鬼ドラキュラ DRACULA

監督:ダン・カーティス

ドラキュラ伯爵:ジャック・パランス

アーサー:サイモン・ウォード

ヴァン・ヘルシング博士:ナイジェル・ダヴェンポート

ウェステンラ夫人:パメラ・ブラウン

ルーシー:フィオナ・ルイス

ミナ・ペネロープ・ホーナー

1973年/イギリス映画/98分

概要

TV映画として英国で制作されたドラキュラです。この作品、原作に沿いつつ、独自解釈が加わり、けっこう大暴れするドラキュラが見れます。自分が知るかぎり、『ドラキュラ』という作品にロマンス要素を入れたのはこれがお初じゃないですかねえ。でも当時のTV映画ってこんなもんなのかな?って実は思わないでもないぐらいの作品でした。

ストーリー

トランシルバニアのドラキュラ伯爵にロンドンの屋敷の交渉に来たジョナサン・ハーカー。その交渉の時にドラキュラ伯爵はジョナサンの持ってきた写真を見て、ルーシーが自分のかつての妻とうり2つと気づき、サッサとジョナサンを片付けてロンドンへ向かう。城に残ったジョナサンはドラキュラの3人の妻に襲われ死亡。

ロンドンのホイットビーの家で夢遊病で休んでいるルーシーをミナが心配で会いに来る。治療にヴァン・ヘルシング博士が付き、婚約者のアーサーと治療するが、夢遊病の原因はドラキュラで、2人でルーシーを見張って頑張ったけどドラキュラのあの手この手でしっかりルーシーは血を吸われ死亡。そしてお葬式の夜にアーサーの血を吸いにルーシー現れてヘルシング博士に十字架で追っ払われ、杭でとどめを刺され成仏。そんな事は知らないドラキュラは次の日の夜にルーシーを迎えに来ると成仏されたルーシーを見て激怒。かつての妻の死を思い出し、ブチギレたドラキュラは腹いせに傷心旅行に出たミナとウェステンラ夫人を追い、ホテルで大暴れ♪その間にヘルシング博士とアーサーはドラキュラの仕業と断定。ミナはドラキュラの血を飲んでしまい、ドラキュラの奴隷に。なんだかんだでトランシルバニアに戻ったドラキュラをヘルシング博士とアーサー、ミナで追い、城まで行くと3人の妻と吸血鬼化したジョナサンを退治し、ドラキュラも朝日を浴びつつ槍を刺され完!

原作との主な違いはこちら♪

  • ジョナサン早々に退場。ラストに吸血鬼化しちゃってる。
  • ルーシーがドラキュラの生前の頃の奥さんとそっくり♪
  • ルーシーの婚約者としてアーサーがいるが、他の2人はいない。
  • 吸血鬼化したルーシーは子供を襲わず婚約者のアーサーのところへ来た。
  • ルーシーを殺されてブチギレドラキュラ、ホテルで大暴れ♪
  • ミナは最後、ドラキュラ城までは行かない。
  • ドラキュラは最後に城の中の自分の部屋で格闘してやられる。
  • レンフィールドがいない。

ざっとこんな感じですかね。

個人的にコッポラの『ドラキュラ』を見た時に、

「何でミナが奥さんの生まれ変わりなのに、最初にルーシーを襲う?」

と、いう単純な疑問をこの作品では納得させてくれます。そのせいかもしれませんが、原作では主役であろうミナとジョナサンの扱いがちょっと雑(笑)。まあミナは後半のメインにはなるっちゃ~なっているんですが、ジョナサンはねえ。って感じです。その代わり、ルーシーの婚約者のアーサーがほぼほぼ主役になってます。これもちょっと珍しいパターンかな?ヴァン・ヘルシング博士も当然アーサーとともにいますし、ドラキュラにとどめを刺すのもヘルシング博士です。でもこの役者さんが、お偉いさんの顔すぎちゃって思ったより印象に残っていませんでした(笑)。

キャストなど

そんなオセンチなドラキュラを演じたのがジャック・パランスです。私の中では『バットマン』のジョーカーのボスのイメージ。『シェーン』で敵役をやっていたらしい。そのジャック・パランスのドラキュラですが、最初見た瞬間、「なんかイメージと違う~。」なんですが、見ていくとそのうち慣れます。ただ、この人の口のしまりの悪さは何とかならんのか?と、気になって仕方がなかったです(笑)。

ヴァン・ヘルシング博士役のナイジェル・ダヴェンポートは先ほどのちろっと書きましたが、超お偉いさん顔で、いろんな映画やドラマでお偉いさんを演じています。だからやたら貫禄があって笑ってしまいます。

そしてほぼ主役のアーサーを演じたサイモン・ウォードも若い頃からTVや映画で活躍されている役者さんのようで、このアーサー役はなんか坊ちゃんにしか見えんかった♪

で、肝心のこの映画が面白かったかなんですけど、

ん~・・・まあ~・・・嫌いじゃない。くらいです。前回の『吸血のデアボリカ』もそうだったんですけど、夜のシーンとか、この頃の映画にありがちなんですが、ホントに暗くて何やってるかよく分からん(笑)。後、正直テンポが悪い気がします。後若干よく分からんシーンもあるし・・・でも内容は好きなので、コッポラの『ドラキュラ』が好きな方はこれを見るとちょっと面白いかもです。

と、いう訳で今回は『狂血鬼ドラキュラ(1973)』について書いてみました。

ではまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、

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