
こんにちは、ヒッチです。
今回は私の好きな吸血鬼映画、『フライトナイト』について書いていこうと思います。
『フライトナイト』1985年/アメリカ映画/106分
監督/脚本:トム・ホランド
出演
ジェリー・ダンドリッジ:クリス・サランドン
チャーリー・ブリュースター:ウイリアム・ラグズデール
エイミー・ピーターソン:アマンダ・ビアーズ
ピーター・ヴィンセント:ロディ・マクドウォール
エド・トンプソン:スティーヴン・ジェフリーズ
概要
1985年に公開されたホラー・コメディで、笑えるシーンも多いんですが、しっかり吸血鬼の恐い部分も描いており、恐面白いとして当時大ヒットしました。この映画以降、ホラー・コメディのジャンルが根付いていった印象が私はありますが、実際はどうだったかな?今見ると面白さが、時代を越えられていない気もしますが、ストーリーはよく作られているなあ。と、今見ても思えますよ♪
ストーリー
高校生のチャーリーには、夜、自宅で恋人のエイミーといい事をしようと思っていた時に隣に誰か引っ越してくるのを見かける。そのお隣さん宅を後日見ると、お隣さんがまさに人間の血を吸うところを見てしまう。どうしようと困ったチャーリーはテレビのホラー映画番組『フライトナイト』のホスト、ピーター・ヴィンセントに協力を求めようとしますが…
と、いうものです。今回ネタバレはしないように書きますのでここまで。
吸血鬼は隣に引っ越して来るものです
だいたい大ヒットした吸血鬼映画の鉄則として、
・主人公の隣に引っ越してくる
と、いうパターンがあるんですが、まさにこの映画もそのパターンに当てはまります。そりゃお隣さんが吸血鬼だって知ったら、だいたい恐いですわな。
更にこの映画の面白いところは、吸血鬼をみんなちゃんとテレビや映画でよく知っている。と、いう点ではないでしょうか。この作品も、毎週放送しているテレビホラー番組『フライトナイト』で、その知識は主人公はじめ、友達もよく分かった上での行動をしていきます。
この『フライトナイト』という番組も、元々アメリカのテレビ番組ではよくあるホラー映画紹介番組のパロディで、実際にそういう番組からヴァンパイラやエルヴァイラなどの人気ホストが誕生しています。
ホストのピーター・ヴィンセントという名前も、イギリスのハマー制作の『フランケンシュタインの逆襲』や、『吸血鬼ドラキュラ』で有名などで人気になったピーター・カッシングと、『地球最後の男』や、『蠅男の恐怖』などで有名なヴィンセント・プライスの2名の名前をくっつけた物ですし、
ピーター・ヴィンセント役を演じたロディ・マクドウォールさんも『猿の惑星』シリーズや、『ヘルハウス』など、ホラー系にもよく出ている(つーか調べたらめっちゃ沢山の映画に出演されている)役者さんで、あの気弱なピーター訳を熱演されてました。

吸血鬼役のクリス・サランドンさんは、これまた垂れ目のかっちょいい俳優さんで、この後、同じトム・ホランド監督の『チャイルド・プレイ』で、ヒロインを助ける刑事を演じてましたね。それ以外にも、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のジャックの声をされていたり、結構売れっ子です。この映画の吸血鬼もこのひとだったからヒットした気がしてならないほど、怖さと優雅さを兼ね備えた大人の素晴らしい演技をされています。
しかし気になっているのが、主人公のチャーリーを演じたウィリアム・ラグズデールさん。この『フライトナイト』の後、続編の『フライトナイト2』と、『マネキン2』で主役を演じていましたが、その後パッタリと姿を見なくなりました。なので今回チョロっと検索して見たところ、アメリカのTVではいろいろ出演されているみたいですね。ちょっとホっとしましたわ。なかなかチャーリー役がハマっていたのでこの役者さん、気になっていたんですよね。
同じく今作でヒロインを演じていたアマンダ・ビアーズさんも、これ以外知らない。つーか『2』で全く出てこなかったのが個人的にはかなりガッカリしました。この方もTVで今でも活躍されているみたいです。ホ。
J・ガイルズ・バンドの主題歌もなかなか素敵なのです
この頃(1980年代)といえば、MTVが始まって、PVが数多く作られ、映画の本編にも主題歌や挿入歌がガンガン入るようになった時代です。この『フライトナイト』も、そういった時代の波にしっかり乗りまして、サントラは当時のアーティストが担当したアルバムが発売となっておりました。そしてその中でも日本ではちょくちょく流れていたのがJ・ガイルズ・バンドの担当した主題歌『フライトナイト』です。私はこの主題歌が当時大好きで、TVで流れるたびに小躍りして喜んでいたのを覚えています。
J・ガイルズ・バンドの担当した主題歌『フライトナイト』はこちらで見れますが、画質悪し(泣)
しかし、この主題歌を担当したJ・ガイルズ・バンド、自分の知っている大ヒット曲、『堕ちた天使』とヴォーカルが違うなあ、と、思っていたら、その頃のヴォーカルが脱退した後のシングルでしかもこの『フライトナイト』を最後に解散してました。なんか悲しい・・・日本ではちょくちょく聴いた曲も本国アメリカではそうでもなかったらしいです。残念。
続編もあります
この映画の大ヒットで当然のように続編の『フライトナイト2』が公開になりました。が、当時観た私の感想は、
「面白くない気がする~・・・」
でした。内容として、1作目の吸血鬼の妹が今回の適役として登場するんですけど、先程も書きましたが、ヒロインが全然知らんお姉ちゃんになってるし、なんか展開もそれほど面白くなかったと記憶しています。ただ、これも30年前に記憶なので、今観たら・・・あんまり変わんないかな(笑)。
リメイクもあるんです
この作品、2011年に『フライトナイト/恐怖の夜』として、リメイクもされました。こちらの吸血鬼役はコリン・ファレル。正直、そんな眉のぶっとい人にあの吸血鬼を演じてほしくない(笑)。という理由で観ていません。でもあまり評判もかんばしくなかったようですので、まあ、そうなんでしょうねえ。そして今回このブログを書いてて知ったんですが、2度目のリメイク作品として、2013年に『フライトナイト2』というのがあるらしいです。当然観ていません。
※追記:この2本、観ました!と、いう事で私のザックリ説明にリンクはりますね~♪
と、いう訳で今回は『フライトナイト』についてネタバレしないように書いたつもりです。また他の吸血鬼映画につても書いていこうと思っていますので、よかったらまた見に来てもらえると嬉しいです♪
んじゃまた~♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、
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